【アイスホッケー】昨年王者を苦しめながらも惜敗 平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦第4節vs明治大

秋リーグ初勝利のため気合十分で慶大が挑んだのは、昨年王者明大。慶大は第1ピリオドにキルプレーで失点するも、その後のイーブンの状態では互角の戦いを繰り広げた。第3ピリオドに再びキルプレーで決められ、勝利のため6人攻撃で明大を追うもエンプティネットゴールを献上、王者を苦しめながらも陥落させるには至らなかった。

 

2018年9月22日(土)12:15F.O. @ダイドードリンコアイスアリーナ

 

Period

Score

慶應義塾大学

0(5)

0(6)

0(6)

0(17)

明治大学

1(13)

0(10)

2(7)

3(30)

※()内はシュート数

 

第1ピリオド、慶大は足を動かして積極的に仕掛ける。ところが4分、気持ちの入ったプレーが反則をとられ、3-5の数的不利でスキルの高い明大に早くも先制を許してしまう。しかしそう簡単に慶大は崩れず、選手一人一人がマークを徹底し詰めを早くすることで明大を勢いに乗らせない。そこから第2ピリオド終了にかけては、パックの支配権が激しく入れ替わる展開に。FWスーリック(総4・駒大苫小牧)とFW長谷川真之介(政3・慶應)の慶大ホットラインが機能し相手ゴールに迫るシーンや、DF在家秀虎(環4・埼玉栄)が強烈なバッティングを放つ場面など、得点機を多く作るも決めきれない。一方でシュートブロックなどの守備や、FW大島浩輔(商3・慶應志木)のチェックをはじめとした明大に激しく当たるプレーを徹底、明大にも得点を与えなかった。

 

明大をマークするDF小嶋遼亮(経1・慶應)

 

第3ピリオド開始時のスコアは0-1、慶大の勝利パターン、ロースコアゲームである。勝利へまずは1点、慶大の攻撃は止まらない。FWスー、FW長谷川、FW滝智弥(政4・慶應)など慶大スコアラーが明大ゴールに襲い掛かるも、1点が遠い。明大のシュートをGK小池丈二(経3・浦和)のグラブキャッチなどで繰り返し凌いでいたが、14分明大に追加点を許した。18分に勝利を掴むため6人攻撃で捨て身の反撃を試みるも、19分にエンプティネットゴールを献上、0-3で王者への挑戦を終えた。

 

FW立島栞大(政1・慶應)など1年生もゴールを狙った

 

60分間選手各々が役割を全うし最後まで粘り強く戦ったものの、王者の壁は高かった。しかしリーグ戦2巡目にリベンジのチャンスは残されている。そしてリーグ戦1巡目も後半戦に突入、昨年度1つ下の1部Bリーグに所属していた東海大や2勝0敗の法政大、1勝1敗の日体大などとの負けられない戦いを控えており、慶大に下を向いている暇はない。昨年度の5位を超えるためには6位以下だった東海大、日体大、法大にほぼ全勝した上で、4位以上の明大、中大、東洋大、早大との戦いで勝ち点を奪うことが必要になると予想される。決して平坦な道程ではない。それでも慶大は、秋リーグ4位というまだ見ぬ景色を見るために戦い続ける。

 

 (記事:鈴木啓仁)

 

以下選手コメント

主将/FW滝智弥(政4・慶應)

 

体を入れながらシュートを放つFW滝

 

――悔しい試合となりました

全員が非常に高い意識をもって、それぞれの責任をしっかりと果たしてプレーできました。しかしスコアできるところを逃してしまうと勝つことはできないので、良い勝負で終わってしまったと感じています。

 

――今日の敗因は

イーブンでは0-0の同点なのでしっかり戦えてはいましたが、技術力の差が出るキルプレーで明大に決められたところと、慶大がパワープレーやチャンスを決めきれず、0点で終わってしまったところの差かなと思います。

 

――中大戦からの修正点は

3連敗したので初心に帰って繋ぐホッケーを目指してきたのですが、慶大は格下であることには変わりないので、チャレンジャー精神をもって勇敢に戦うことを徹底しました。今日はそれができていたように感じます。

 

――次戦に向けて一言

相手がどこであれ、自分たちが強い気持ちをもって戦い続けないと1部Aというレベルの高いリーグで勝つことはできないので、リーグ戦でまずは1勝を挙げられるように次の試合も全力で臨みたいです。

 

 

次戦予定

平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦第5節vs東海大学

2018年9月24日(月)10:00 F.O. @ダイドードリンコアイスアリーナ

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