【ソッカー(女子)】大学リーグ第9節 最終節を勝利で飾れず、未勝利のまま終焉 山梨学院大学戦

ソッカー女子

第34回関東大学女子サッカーリーグ 第9節 vs山梨学院大学

 

2020/11/08(日)13:00KO

 

インカレの可能性は消滅したものの、慶大はリーグ戦初勝利をかけ山梨学院大との試合に臨んだ。9分、ブラフ フェイ(文2・・スフィーダ世田谷FCユース)が先制点をあげるも、直後の連続失点で逆転を許す。巻き返したい慶大であったが、悪い流れを止められず失点を重ね大敗。最終節を勝利で飾れず大学リーグは幕を閉じた。

 

【スコア】

慶應義塾大学1-4山梨学院大学

 

【得点者】

 1-0 9分 ブラフ フェイ (慶応義塾大学)

1-1 16分 井上歩香 (山梨学院大学)

1-2 19分 浜田芽来 (山梨学院大学)

1-3    65分 浜田芽来 (山梨学院大学)

1-4 82分 上田莉帆 (山梨学院大学)

 

 ◇慶大出場選手

GK 野田明日香(総1・十文字)

DF 佐藤幸恵(総4・十文字)

DF 熊谷明奈(総4・十文字)

DF 福岡愛実(環1・横須賀シーガルズ)

DF 足立智佳(環4・大阪桐蔭)©

MF 秦野くるみ(総2・藤枝順心)→72分 内藤孝穂(総4・常盤木学園)

MF 山本華乃(理4・横須賀シーガルズ)

MF 中井里衣子(総3・作陽)

MF高月彩香(環3・村田女子)

MF及川莉子(総1・常盤木学園)→90+2分 佐藤真智(政1・都立三田)

FW  ブラフ フェイ(文2・・スフィーダ世田谷FCユース)

勝ってリーグ戦を終えたい

長きにわたる死闘もいよいよ最終章を迎えた大学リーグ。今年は特別規定により降格や入れ替え戦はないものの、リーグ戦未勝利のままピッチを去るわけにはいかない。初勝利を目指し山梨学院大と対戦した。

 

先制点直後、喜び合う選手たち

立ち上がりから果敢にゴールを狙う慶大に待望の先制点が生まれたのは9分。左サイドへの展開からオーバーラップした佐藤幸恵(総4・十文字)のクロスをブラフが頭で合わせ、狙い通りの形で先制。追加点をあげたい慶大であったが、ここでアクシデントが発生する。及川莉子(総1・常盤木学園)が負傷退場し、数的不利の状況に。序盤は慶大の勢いに押されぎみだったものの、山梨学院大がリズムを作りながら攻勢に転じる。16分、サイドから中央への連続攻撃でポスト役に渡ったボールをヘディングでGKとDFの間に落とされると、詰めていた相手FWにダイレクトで押し込こまれ同点。続けて19分、PA内でブラフが相手選手を倒しこれがPKの判定。野田明日香(総1・十文字)が触れるものの、ボールは惜しくもゴール右隅に吸い込まれあっさりと逆転を許してしまう。慶大は中盤でボールロストするシーンが目立ち攻撃のリズムを作り出せない。点差を詰められないまま、前半の終了のホイッスルが鳴った。

高月のシュートシーン

後半開始早々、同点へのビックチャンスが訪れる。54分、高月彩香(環3・村田女子)が相手GKにハイプレスを仕掛けボール奪取。高月が放ったシュートは相手GKのビックセーブにあいゴールネットを揺らすことはできなかった。65分、右サイドの攻撃から流れてきたボールを、クリアミスから左サイドの相手FWにキープされそのまま中央にセンタリング。右サイドから詰めてきた相手に頭で合わされ痛恨の追加点を許す。82分、野田からボールを受けた福岡愛実(環1・横須賀シーガルズ)がビルドアップアップしようとパスコースを探している中、相手FWに詰められミドルシュートを打たれると、野田が戻り切れず決定的な4点目。今季安定したプレーを見せていた最終ラインに綻びが生じ、勝利の二文字が遠ざかる。リーグ戦初となる先制点を挙げたものの、イージーミスもあり今季最多タイの4失点。最終節を勝利で飾れず、大学リーグは幕を閉じた。

関東リーグで巻き返しを

慶大は5敗4分の勝ち点4で大学リーグをフィニッシュ。今季目標であるインカレ出場どころか、勝ち点3を獲得することもできなかった。突きつけられた厳しい現実をどのように受け止め、行動に移していくのか。来週から始まる関東リーグではその覚悟が問われる。

(記事:小林由和 写真:柴田航太郎)

 

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以下、試合後のコメント(伊藤監督)

 

伊藤洋平監督

ーー大学リーグ未勝利に終わりました

今日の試合についてはインカレも降格もない中での試合だったのですが、4年生にとっては最後の大学リーグだったので勝利をということで。モチベーションも高く臨んでいたのですが、色んなアクシデントもあってああいう形で逆転されてしまいました。ただ、先制点を取ったのは初めてだったと思いますし、すごく成長を感じた試合だったかなと思います。

ーー大学リーグを終えて、反省点と改善点は

難しいですが、やはり勝ちへの情熱であったりミスを恐れないでチャレンジするといったハングリー精神ですね。我々はやはりスポーツ推薦のある強豪チームではないので、そこのベースに戦術を乗っけていかなくてはいけないのかなという風にこのリーグ戦を通して思うところがあります。

ーー今年は降格も入れ替え戦もありません

今年は降格はないので、色々なことにチャレンジしました。チャレンジした結果はついてこなかったですが、チャレンジする姿勢などから学生が何かを学んでくれればいいかなと思っています。

ーー関東リーグでの巻き返しが期待されます

今シーズンは色々な試合が中止になっているなかで、こうやって大学リーグができたのは本当に保護者の方々や運営の方々のおかげなので、本当に感謝しなければならないですし、取れるタイトルは一つでも多く目指していきたいなと思います。

 

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