【ソッカー部(男子)】古川の2発で引き分けに持ち込む 第6節(延期代替)Vs拓大

ソッカー男子

今季初得点を含む2ゴールをマークした

第9節の駒大戦で惜敗し、連勝がストップした慶大。延期されていた第6節、拓大戦に臨んだ。前半は終始慶大ペースで試合が展開されたがゴールは奪えず。迎えた後半、一転して拓大のペースで試合が進み56分に先制を許すと、その直後にも追加点を献上。2点ビハインドの苦しい展開のなか、途中出場の古川紘平(政3・学習院)が68分に1点を返すと、85分にも古川のゴールが生まれ、何とか引き分けに持ち込んだ。

 

2021/06/16(水)17:30ko @会場非公開

 

【スコア】

慶應義塾大学2―2拓殖大学

 

【得点者】

0-1 56分 小川開世(拓殖大学)

0-2 63分 田中幸大(拓殖大学)

1-2 68分 古川紘平(慶應義塾大学)

2-2 85分 古川紘平(慶應義塾大学)

 

◇慶大出場選手

GK 村上健(政1・國學院久我山)

DF 酒井綜一朗(政4・慶應)

DF 谷本竜一(総4・FCトリプレッタユース)

DF 小林誉貴(商4・清水東) 

MF 橋本健人(総4・横浜FCユース)

MF 川野太壱(政3・横浜FCユース)→HT 日川優太(商4・高崎)→64分 山本献(商2・國學院久我山)

MF 山口紘生(商1・國學院久我山)

MF 新津裕也(文4・上田)

MF 小山内慎一郎(総4・青森山田)→57分 田嶋凛太郎(総4・三菱養和SCユース)

MF 齊藤滉(商3・FC町田ゼルビアユース)→82分 山田大敬(総4・京都サンガF.C.U-18)

FW 宮本稜大(商3・國學院久我山)→HT 古川紘平(政3・学習院)

気持ちを切り替え、臨んだ一戦

第9節、駒大に1-2で惜敗し今季初の連勝は2でストップした慶大。延期されていた第6節、拓大戦に臨んだ。拓大は今季から1部の舞台で戦う昇格組。慶大とは試合開始前の時点で勝ち点7と並んでいる。上位進出へ、負けられない相手だ。

空中戦を競り合うDF陣

試合開始直後は互いにロングボールを蹴りあうオープンな展開に。しかし15分を過ぎると徐々に慶大がボールを保持する時間が増える。28分、右サイドからグラウンダーのクロスがペナルティエリア内へ。FWの宮本稜大(商3・國學院久我山)がうまく合わせたが相手キーパーの好セーブにあい、得点とはならない。40分、高い位置でのプレスでボールを奪うと齊藤滉(商3・FC町田ゼルビアユース)が一気に持ち上がり、相手のファウルを誘う。絶好の位置でフリーキックを獲得したがキッカー橋本健人(総4・横浜FCユース)のシュートは惜しくもゴール左に外れてしまう。両サイドを起点に好機をうかがい、特に左サイドの橋本が個人技でゴールに迫るシーンが見られたが得点にはつながらず。慶大が押し気味に試合を進めたものの、前半はスコアレスで折り返した。

前半は好機をものにできなかった

連戦の疲労が心配される後半、古川と日川優太(商4・高崎)を投入し、膠着した展開の打開を図る。51分、その古川がさっそく好機をつくる。中盤でボールを受けると一気に右サイドを駆け上がりシュート。しかしここは戻っていた相手DFのスライディングに跳ね返され、得点とはならない。その後は一転して拓大ペースで試合が進み、立て続けにピンチを招く。56分、慶大DFのクリアボールを拓大・小川開世(商3・東京武蔵野シティFCU-18)に押し込まれ先制を許すと63分、右サイドのクロスから田中幸大(商4・東海大甲府)にヘディングで合わされ2失点目。これまで強度の高いプレスを続けていたDF陣だったが、一瞬のスキを突かれる。0―2と2点のビハインドを追う苦しい展開となった。反撃したい慶大は68分、ルーキーながらスタメン出場を続ける山口紘生(商1・國學院久我山)が前線へスルーパス。そのパスを受けた古川が左足を振りぬきシュート。倒れこみながらのシュートはゴール右隅に突き刺さり1点を返す。75分、こちらも途中出場の山本献(商2・國學院久我山)が相手DFのクリアボールにボレーで合わせるもキーパー正面。相手陣内でのプレーが続き、慶大が相手ゴールに迫るシーンが増えてくる。そして迎えた85分、山本の右サイドからのクロスにまたも古川。今度は頭でうまく合わせ値千金の同点ゴール。2点ビハインドを跳ね返しついに同点に追いつく。その後も慶大は相手ゴールに迫り続けたが逆転とまではいかず、そのまま2-2で試合を終えた。

チームを救った古川

2点を先制される苦しい展開だったものの、古川、山本といった途中出場の選手の活躍で引き分けに持ち込んだ。ハードスケジュールの中でこうした途中出場の選手の活躍はチームにとって大きな意味を持つはずだ。次戦は中3日、今週日曜日の桐蔭横浜大戦。連戦が続く厳しい日程だが、なんとしても勝ち点3をつかみとりたいところだ。

(記事:松田英人 写真提供:慶應義塾大学體育會ソッカー部)

 

※当記事は緊急事態宣言発令を受け、オンライン中継を見て執筆しました。そのため監督および選手へのインタビューは行っておりません。ご了承ください。

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