【ソッカー部(男子)】3発快勝で待望の後期初勝利!残り6節死力を尽くす 第17節V立正大

ソッカー男子

3発快勝で後期初勝利を飾った

前節では好機をほとんど作れず完封された慶大は、前期白星を挙げた立正大と対戦した。前半20分に山田大敬(総4・京都サンガF.C.U-18)がCKに合わせ先制すると、40分にも宮本稜大(商3・國學院久我山)にゴールが生まれ2-0で前半を折り返す。76分には谷本竜一(総4・FCトリプレッタユース)に今季初ゴールが生まれ試合を決定づける3点目を挙げた。ディフェンスでは立正大の猛攻に耐え、試合終了間際の1点のみに抑えた慶大が待望の勝ち点3を獲得した。

 

2021/09/25(土)14:00ko @江東区夢の島競技場

 

【スコア】

慶應義塾大学3―1立正大学

 

【得点者】

1-0 20分 山田大敬(慶應義塾大学)

2-0 40分 宮本稜大(慶應義塾大学)

3-0 76分 谷本竜一(慶應義塾大学)

3-1 90分 坂井剛 立正大学

 

◇慶大出場選手

GK 村上健(政1・國學院久我山)

DF 酒井綜一朗(政4・慶應)

DF 谷本竜一(総4・FCトリプレッタユース)

DF 小林誉貴(商4・清水東) 

MF 山口紘生(商1・國學院久我山)→53分 橋本健人(総4・横浜FCユース)

MF 平田賢汰(法4・慶應)

MF 松本雄太(商4・國學院久我山)→90+3分 田嶋凛太郎(総4・三菱養和SCユース)

MF 日川優太(商4・高崎)

MF小山内慎一郎(総4・青森山田)

MF 山田大敬(総4・京都サンガF.C.U-18)→66分 田村祐二朗(環3・藤枝東)

FW 宮本稜大(商3・國學院久我山)→63分 古川紘平(政3・学習院)→90+1分飯塚亮貴(法4・慶應)

有観客の試合となった今節は多くのファンが詰めかけた

後期未勝利の慶大の今節の相手は、前回の対戦で勝利した立正大学だ。この一戦を勝利で飾り、最下位脱出に向けた足がかりとしたい。

平田のプレーは随所に輝きを見せた

試合開始から15分ほどは両者ともに相手陣地深くまで入り込めず膠着した展開に。そんな展開の中で目立ったのがMFの日川優太(商4・高崎)だ。10分、日川が中盤からボールを運びクロスをあげると宮本がヘディングで合わせる。しかしこのシュートは大きくゴール左に外れ、得点とはならない。その後も日川は多彩なクロスで好機を演出した。攻めこむもののなかなか得点につながらない中20分、ついに試合が動く。左サイドからのCKを得ると、松本雄太(商4・國學院久我山)のボールに合わせたのは山田。混戦のなかうまく頭で合わせ先制に成功する。待望の先制点を挙げた慶大だったが、30分台に入ると一転して苦しい時間帯が訪れる。相手に押し込まれ、度重なるCKのピンチ。しかし、ここはGK村上健(政1・國學院久我山)を中心とした堅い守りで得点を許さない。そんな粘り強い守りが攻撃にリズムを生む。40分、左サイドからのクロスに日川がボレーで合わせシュート。そのシュートを宮本が右足でそらし追加点。点差を2点に広げ、いい形で前半を折り返した。

橋本の出場は攻撃を活性化させた

前半のゴールラッシュが立正大の火をつけたのか、後半は立正大が敵陣深くまで攻め込む状態が続いた。序盤からエリア内にボールを入れられたものの、一つ一つのボールにしっかり対応しシュートを打たせなかった。徐々に中盤で立正大のボールを奪うシーンが増える中、67分には相手GKのロングパスをインターセプトした松本からボールを受けた橋本健人(総4・横浜FCユース)が競り合いながら強烈なミドルシュート。相手GKの好セーブに合い追加点とはならなかったものの、連動した動きは攻撃のリズムを生んだ。その後も立正大の攻撃に耐えながら迎えた75分、バックパスのミスを見逃さなかった橋本がそのままシュートを放ちCKを獲得。日川の折り返しに谷本が合わせ、試合を決定づける3点目を挙げた。試合終了間際にロングボールの折り返しをワンタッチで詰められ1点を失ったものの、左サイドから追加点の好機を伺うなど最後まで攻めの姿勢を貫いた慶大が待望の後期初勝利を手にした。

最後の最後まで戦い抜く

今季は先制点を奪っても逆転されるケースが多く、受け身にならず「2点目・3点目をチームの姿勢として取りにいけた」(山田)ことが結果に結びついたことは大きい。次節以降も我慢の時間帯が続く中で、ワンチャンスをものにできるか否かはチームの順位にも直結するだろう。順調に試合を消化すれば残り1ヶ月とシーズンもいよいよ佳境に入る。苦しい状況であることに変わりはないが、「この舞台を何としても後輩たちに残す」(日川)という強い意志の下、チーム一丸となりラストスパートを駆け抜けて欲しい。

(記事:松田英人、小林由和 写真提供;慶應義塾體育會ソッカー部男子)

※共同取材のため、一部抜粋をしております

 

淺見友峰監督

ーー試合を振り返って

立正さんが連戦だったのでかなりコンディションに差があり、運が大きかったというのはあります。

ーーセットプレーから2得点を挙げました

対戦相手さんは当然橋本が蹴ると思って準備されている中で、利き足も変わりましたし。そういった相手が準備できていないところで、ただ持ち玉がそこまであるわけではないので後の試合でそれをどう活かせるかですね。

ーーシーズンも残り1ヶ月です

僕らができることを全力でやって、何とか残留であったりリーグに残るということを信じてやるしかないので、学生と一緒に良い結果を信じてやり続けたいなと思います。

 

山田大敬(総4・京都サンガF.C.U-18)

ーー後期初勝利です

後期リーグ勝てていなかったですし、自分自身も今季初スタメンだったので自分が出てチームを勝たせるんだという強い気持ちを持って戦っていました。それが先制点につながり、チームとしても勝利に貢献できたので非常に嬉しく思います。

ーー得点シーンを振り返って

自分は相手のキーパーの前で相手キーパーを抑える係だったのですが、自分のところにボールがこぼれてきたら絶対先に触ってやろうという準備はしていたので、たまたまそこにボールが来たのであとはボールに合わせるだけでした。

ーー複数得点も久しぶりです

今シーズンは1点取っても逆転される試合が多かったので、1点で満足せずに1点を取っても2点目・3点目を絶対取ろうとチーム内で話していたので。最初は自分が点を決めたのですが、全く満足していなくて。2点目・3点目をチームの姿勢として取りにいけていたので、それが結果につながって良かったです。

ーーシーズンも残り1ヶ月です

今慶應は最下位で非常に苦しくシーズンを送っているのですが、慶應は絶対に1部にいなくてはいけないチームだと思っているので、まずは自分が試合に出てチームを勝たせる、そしてチームを1部残留に導くという気持ちで戦って行きます。

 

 日川優太(商4・高崎)

 ――この試合への意気込みは

前期が終わってからチームとして走り込みを徹底して行って、そこが自分たちの自信につながってきていました。ここまで勝利という結果にはつながっていなかったですが自分たちはできると信じて今日の一戦も戦いました。

 ――多彩なクロス、パフォーマンスを振り返って

自分の打ったシュートがアシストにつながったり自分の武器であるヘディングというところからアシストにつながったところはよかったですが、まだまだ自分のところでボールを奪われてしまったり、守備でも多く改善点があったのでそこを改善して次節に臨めるようにしていきたいです

 ――残りのシーズンに向けて

個人としては今シーズンケガでチームに迷惑をかけてしまったというところがあるのでこれからあと6試合全力で戦いたいなと思っています。チームとしても、長い伝統を引き継いだなかで今関東1部リーグという舞台で戦わせてもらっているのでこの舞台を何としても後輩たちに残すという高い志をもって残りを戦っていければと思います

 

 

 

 

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