【バレーボール】強豪相手に善戦するも、あと一歩及ばず敗北を喫す/春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦 第3戦vs中大

2022年度 バレーボール

ハイタッチを交わす高倉と渡邊

開幕3戦目、先週行われた駒澤大学との戦いで苦杯を喫した慶大は、現在2勝0敗と着実に勝利を重ねる中央大学との戦いに挑んだ。序盤、慶大がリードする場面が多く見られたが、相手の粘り強いプレーにより、接戦の末に第1、第2セットを落としてしまう。3セット目も流れを変えることができないまま相手に連続ブレイクを許してしまい、セットカウント0―3で敗れた。

 

 

2022年4月29日(金・祝)

春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦

第3戦 慶大×中大

 

得点

慶大

セット

駒澤大

24

26

22

25

12

25

 

 

出場選手(サーブ順)

ポジション

背番号

名前(学部学年・出身校)

   
   

OH

島田航希(経3・慶應)

MB

芳賀祐介(環2・札幌北)

OP

松本喜輝(環3・九州産業)

OH

渡邊大昭(商2・慶應)

MB

降小雨(商4・慶應)

S

高倉真古都(商4・慶應)

L

25

樋口太樹(経4・慶應)

途中出場

 

 

OH

18

安達龍一(環4・洲本)

OH

12

内田克弥(環2・松江工業)

L

山元康生(法1・慶應)

 

 

力強い松本のスパイク

第1セット、先制点を奪ったのは慶大だった。相手のスパイクを松本喜輝(環3・九州産業)と芳賀祐介(環2・札幌北)の2枚ブロックで完全に封じ、チームは序盤から盛り上がりを見せる。その後も、松本や渡邊大昭(商2・慶應)らがAパスからの攻撃を確実に決め切り得点を重ねるも、相手も簡単には流れを渡してくれず一進一退の攻防が続く。終盤、こちらのレシーブが乱れたのを逃さず、そのままブロックで仕留めた中大が先に20点台にのせ、そのまま20-23と持っていかれてしまう。しかし相手の連携ミスをきっかけに、松本のサービスエースや降小雨(商4・慶應)と渡邊のシャットアウトで連続ブレイクを奪い、24-24と手に汗握る展開に。勝ち切りたい慶大だったが、最後は相手のピンチサーバーにサービスエースを決められ、24―26で惜しくもこのセットを落としてしまう。

 

 

全身で喜びを表し、士気を高める

2セット目も慶大は好発進だった。相手の鋭いスパイクを粘り強く拾い続け、相手のミスを誘い、またも先制点を挙げた慶大。その後も、芳賀のクイック攻撃や降、松本の2枚ブロックで得点を稼ぎ、松本の強弱のある多彩なサーブで相手を翻弄し6-2と相手を大きく引き離した。しかし、相手のフェイント攻撃に対応できず徐々に点差を縮められ、12-12に。だが、ここでも松本の連続スパイクポイントとその後の高倉真古都(商4・慶應)のブロックポイントで連続ブレイクを果たし、17-13と再び点差をつけた慶大。途中両チームが粘り強くボールを拾いあい長いラリーになったが、島田航希(経3・慶應)からの2段トスで松本がスパイクを決めると、チームの盛り上がりは最高潮に達し、3年生コンビがチームを救ってみせた。ここで流れに乗りたい慶大だったが、強打と軟打を絶妙に使い分ける相手の攻撃に苦しみ、19-20と相手にリードを許してしまう。そのまま流れを自分たちのものにできず、21-24と相手に王手をかけられ、最後はネット際で相手に押し込まれ22-25でこのセットも取ることができなかった。

 

 

もう一度集中力を高める選手たち

後がない3セット目。先の2セットともあと一歩のところで落としてしまったので、リベンジを果たしたい慶大。序盤、渡邊や松本のパワーのあるスパイクで得点を重ねるも、こちらのミスが続き3-7に。さらに相手のサーブがネットインになり3-8と点差をつけられると、慶大はたまらずタイムアウトを要求。その後は相手の安定したつなぎと攻撃でなかなか点差を縮められず11-20とさらにリードを広げられてしまう。終盤、松本や渡邊の攻撃がなかなか決まらず、勢いに乗った相手に連続ブレイクを許してしまい、最終的に12-25でこのセットを落とし、セットカウント0-3で敗北を喫した。

 

(記事・写真:岩切晴菜、田中瑠莉佳)

 

 

 

以下、コメント

 

 

 

星谷健太朗監督

 

――試合を振り返って

先週から初戦やらせてもらって、今週もまた、リーグ戦本来は毎週できるものだけどなかなかそういうタイミングじゃない中で、ちゃんとやらせてもらえたことは本当にありがたいなと思います。

 

――先週課題として挙げられていた、選手のコンディションについては

今日(試合に)出ていた人は練習を少なめにする、とかいうことを工夫しながら、まずは体調をそれぞれが万全に整えられるようにやってきました。

 

――競り合う展開の中でセットを取り切れなかった原因は

最後取り切れなかったというよりは、25点をどう積み重ねていくかということなんだと思うんですけど、どうやって失点しているかというと、レシーブの技術の差かなと。25点の間でボロが出なければいい感じで行けるんだけれども、ボロが出るタイミングがどうしても多くて、勝負所で23―23になったときも、どこかでうちが爆発してサービスエース取るとかいうことができればまだチャンスがあるんですけど、普通に戦っていると総合力は相手の方があるので、たまに来るチャンスを確実に取れるような体制を整える必要があるかなと思います。

 

――次戦に向けて

リーグ戦が続く中で、結果にとらわれずに、こういう1部の舞台でやらせてもらっているという貴重な経験をさせてもらっている中で、一人一人がこれまでの自分より成長できるように、そして成長する過程の中で勝利数を増やしていけるようにできたらいいなと思っています。その姿っていうのがチームのメンバーもそうですし、見ている人にとっても価値があることだと思うので、結果だけではないところで頑張っていけたらなと思います。

 

 

高倉真古都主将(商4・慶應)

 

――試合を振り返って

緩いボールがとれなかったというのが試合を通しての印象ですね。

 

――特に第1、2セットはあと一歩というところでした

さっき言ったように緩いボールが取れなかったのと、こっち側のミスとか得失点ではないんですけど、相手が取りやすいボールを返してしまったり、相手にきれいなキャッチ取られたりとか…。主にその二つ(が敗因)ですね。

 

――先週の課題であったコンディションに関しては

今週の初めの練習はみんな連戦の影響で疲れていたんですけど、昨日の練習ではコンディションは整っていたと思います。

 

――次戦への意気込み

今日みたいな試合を勝ち切れるかどうか、これから戦っていく相手ともこういうシチュエーションは起こり得ると思うので、そこを詰めていく練習、緩いボールが落ちたのであればそこを詰める練習、あとは2,3点差で落としているゲームをどう取り切るかっていう練習をやっていけたらなって思います。

 

 

降小雨副将(商4・慶應)

 

――試合を振り返って

惜しいゲームだったのかなと思っています。中央大学さんも良いバレーをしていたんですけれども、戦えましたし、細かいつなぎが相手の方が2枚も3枚も上手だったのかなと思います。

 

――ご自身のプレーについて

サーブとかブロックも要所で良い場面もあったんですけど、まだまだ相手の高さだったりとかネット際の上手さには対応できなくて、もったいない失点が何本かあったので悔いが残るかなと思っています。

 

――次の試合に向けてどう調整していきますか

技術的なところで言うと、サイドアウトができなかったというよりは、つなぎとかが上手くいかなくて取れるボールを落としてしまってブレイクができないという感じだったので、今後としてはつなぎの部分を強化するのと、長いリーグ戦をどういった気持ちで戦い抜くかということを副将として考えていけたらなと思います。

 

 

松本喜輝(環3・九州産業)

 

――試合を振り返って

先週の駒澤大戦の反省が修正しきれていないなっていうのがあるので、今週一週間は詰めてやりたいなって思います。

 

――今日も力強いスパイクが見られました

自分は結構Aパスもそうなんですけど、厳しいところだったり、二段トスだったりっていうところを集められるポジションなので、Aパスはもちろんなんですけど、それ以上にチームの苦しいボールをもっと決め切れるようになりたいです。

 

――サービスエースでチームを助ける場面がありました

サーブはまあ今日は調子が良かったので、この調子でこの感覚を忘れずに来週につなげていきたいなと思います。

 

――次戦への意気込みをお願いします

ここ2試合連続で負けているという結果の中で、結果にとらわれることなく、次に自分たちがどうするのかということをしっかり見直してやっていきたいと思います。

 

 

島田航希(経3・慶應)

――試合を振り返って

意外と自分が思っていたよりは第1・第2セット戦えていたなと思います。序盤、リードをしていたところもあったので勝てるかなと思ったんですけど、終盤追いつかれてしまって、1部で勝つことの難しさを実感した試合でした。

 

――勝つことの難しさとは具体的には

前回の試合(駒澤大戦)もそうでしたけど、ラリーになると自分たちが得点できないことが多いので、拾い負けないようにしたりとか、ブロック綺麗に出すとか、粘り強さというのが課題かなと思います。

 

――ご自身の手応えについて

うーん、手応えはあまりないです。自分は全然まだまだだなと思います。

 

――次の試合に向けて

2連敗してしまったので、次負けるとどんどん悪い方向に向かってしまって勝てなくなる気がするので、ここで連敗をストップして、良い流れにしていきたいと思います。

 

 

芳賀祐介(環2・札幌北)

――試合を振り返って

自分は先週腰を痛めてしまって試合に出られなくて、今日は出たんですけど、1部の雰囲気だったり、相手の覇気みたいなのに押されちゃって、本来の自分のやるべきことができなくて、不甲斐なかったなというのが印象ですね。序盤は声を出したりいろいろやってみようかなと思ったんですけど、なかなか自分の力が及ばずという感じで、それが結果に出たのかなと思います。

 

――チームの課題は

今日はすごい1部らしい強烈なスパイクを打たれたわけではなくて、どちらかというとフェイントだったりワンタッチで届かなかったり、あと一歩みたいなところで落として。相手と競ってサーブも攻めきれず、相手にブロックを決められたりしたので、2部でもチャンスボールはAパスでやろうっていうことは意識していたんですけど、それが今日はあまりできなくて負けたんだと思います。

 

――次の試合への意気込み

去年4年生がやっと1部に昇格して、今自分が1部でやっているのは当たり前じゃないし、卒業生とかいろんな人の思いを背負っているので、こういう不甲斐ない結果で終わらせるわけにはいかないのでしっかり自分がやりたいことをやっていきたいなと思います。

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