【バレーボール】“ALL IN”のプレーで今季2勝目をあげる/春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦 第4戦vs学芸大

2022年度 バレーボール

得点を決め喜ぶ選手たち

現在1勝2敗で臨む今日の学芸大戦。1部残留をするためにも負けられない山場となる試合。第1セットも第2セットも途中相手にリードを許すも、慌てることなく自分たちのやってきたことをやるだけ、と落ち着いて自分たちのペースで試合を展開。2セット先取して迎えた第3セットは中盤までリードしていたものの惜しくも落としてしまう。決め切りたい第4セットは、終始大きく差が開いたまま優位な試合運びをし、セットカウント3-1で今季2勝目を手にした。控え選手も活躍し、今年のチームスローガンである“ALL IN”がまさしく体現された試合となった。

 

 

 

2022年5月7日(土)

春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦

第4戦 慶大×学芸大

得点

慶大

セット

学芸大

25

21

25

20

22

25

25

20

 

 

出場選手(サーブ順)

ポジション

背番号

名前(学部学年・出身校)

   
   

OH

島田航希(経3・慶應)

MB

芳賀祐介(環2・札幌北)

OP

松本喜輝(環3・九州産業)

OH

渡邊大昭(商2・慶應)

MB

降小雨(商4・慶應)

S

高倉真古都(商4・慶應)

L

山元康生(法1・慶應)

途中出場

 

 

OH

18

安達龍一(環4・洲本)

OH

12

内田克弥(環2・松江工業)

OH

11

入来晃徳(環1・佐世保南)

 

 

松本のスパイクが相手コートに突き刺さる

注目の第1セット。最初の得点をあげたのはオポジット・松本喜輝(環3・九州産業)のエンドラインぎりぎりを攻める豪快なアタックだった。順調な滑り出しを見せる慶大は、高倉真古都(商4・慶應)のツーアタックで8-5と点差を広げ、自分たちのペースをつくっていく。しかし、徐々に調子をあげてきた学芸大に6連続得点を奪われ、9-13とリードを許してしまう。「我慢、我慢。まずは1点。」と選手同士が声を掛け合い、流れを持っていかれないように集中し直す場面も。タイムアウト明けの大事な1本をエース松本が決め切り、嫌な流れを断ち切ることに成功。芳賀祐介(環2・札幌北)と渡邊大昭(商2・慶應)の2年生コンビがブロックで相手スパイカーを仕留め、松本の力強いスパイクで得点を重ねていく。そして、降小雨(商4・慶應)のクイック攻撃が決まり、17-16と逆転。流れをつかんだ慶大が先に20点台に乗せ、その勢いのまま最後は渡邊が相手スパイカーの指先を狙う器用なアタックでブロックアウトをとり、25-21でこのセットをものにする。

 

 

 

ベンチも一体となってチームを盛り上げる

第2セット。サーブレシーブでのお見合いで2-5とひとつ抜けた点差をつけられ、序盤から追いかける展開に。高倉と降によるブロックポイントで4-5、島田航希(経3・慶應)の空いているスペースを狙ったスパイクで7-9と着実に差を詰めていく。長いラリーも集中力を切らさず丁寧にボールをつなぎ、松本がなんとか拾った難しいタイミングのボールを芳賀が冷静に合わせ10-10。ここで同点に追いつき、流れは慶大に。島田のサーブで崩し、直接返ってきたボールを渡邊がダイレクトで決め11-10。そして、芳賀が一人で相手スパイカーを封じ12-10。怒涛の連続得点で、チームの盛り上がりは最高潮に。タイムアウト明けも島田のサービスエースが決まり、14-10と点差を広げ、相手にプレッシャーを与える。しかし、ここから学芸大の猛追が始まる。ブロックアウトをとられ、サービスエースを決められるなど、こちらのミスも重なり14-15と逆転を許してしまう。拮抗した状況でも、ブロックが良く機能し、高倉と降の二枚ブロックでこのセットも慶大が先に20点台に到達。サーブで崩してブロックで仕留めるという慶大らしいプレーが炸裂し、最後は5連続得点を決め、25-20でこのセットも奪取する。

 

 

 

安達と芳賀の2枚ブロック

勝ち切りたい第3セット、1点目を奪ったのは慶大だった。序盤から競った展開が続くも、渡邊と降によるブロックポイントで13-10とし、リードを保ちながらこのセットは折り返しに。このセットも降や芳賀がブロックにおいて活躍を見せ、また渡邊や松本がキレのあるスパイクで得点を重ねるもなかなか点差をつけることができず、学芸大に先に20点台に乗せられてしまう。そこで島田に代わり、安達龍一(環4・洲本)が投入され、芳賀とともに2枚ブロックでポイントを奪い19-20と差を詰めていく。松本のスパイクで20-20と同点に追いつくも、最後は相手サーブがネットインとなり取れず、続くサーブもレシーバーの腕を弾きエースを決められ、22-25で惜しくもこのセットを落としてしまう。

 

 

 

内田のフェイントでチームに勝利をもたらす

何としてでも取りたい第4セットは島田のサービスエースで幕を開けた。勢いづいた慶大は11-4と大きく差を広げたまま、相手にタイムアウトを取らせることに成功。降のクイック攻撃が効果的に決まり、18-9と学芸大を大きく突き放し、相手のサーブミスにより先に20点台に乗せた慶大の勢いはさらに加速。降のサーブで崩し、相手に満足な攻撃をさせず返ってきたボールを松本がバックアタックで打ち切り21-12。内田克弥(環2・松江工業)に2枚ブロックがついたところを冷静な判断によるフェイントで得点し、24-15とマッチポイントを握る。このまま勝ち切るかと思ったが、学芸大が執念の追い上げを見せ、24-20となる。悪い流れを断ち切りたい慶大は、もう一度気持ちを切り替えて臨むも、最後は相手のスパイクがアウトになり救われた形で25-20と勝利を手にした。

 

 

 

 

 

(記事・写真:田中瑠莉佳)

 

 

 

 

以下、コメント

 

 

 

星谷健太朗監督

 

――今日の試合を振り返って

いつも言う通りなんですけど、まずは試合ができることが有難いですし、その中で自分たちがすべきことをやり通せたのがよかったです。

 

――勝因は

前回の試合から成長したところが勝利につながったのではないかと思います。

 

――全体的にサーブが良い印象を受けました

そうですね。戦い方の基本として良いサーブを、というのをベースにやっているので、それが今日も継続してできたというのは勝利の要因のひとつかなと思います。

 

――課題は

途中ペースが乱れたときに、自分たちのやるべきことが出来なくなってしまうことがあるのでそれが課題ですかね。どんな時でも同じようにやるべきことをやれるようにするのが大事だと思います。

 

――明日に向けて

相手は関係なく、今日より更にいいプレーを、自分たちが成長した姿を見せられるようにして欲しいです。今日は何故あのプレーが出来なかったのかというのをひとりひとりが反省して改善できるようにすることと、今日できたことに関しては引き続き明日もできるようにやって欲しいと思います。何より自分たちが試合をさせてもらっているんだ、という感謝の気持ちを忘れず、1プレー1プレー最大限のパフォーマンスを発揮してもらいたいと思います。

 

 

 

高倉真古都主将(商4・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

まず勝てたのは大きいかなと思います。3セット目も取れたかな、というのが正直なところです。

 

――競った展開でも優位に進められていました

そうですね。特に相手のライト側に対してブロックをしっかり出せていたので、そこに関しては練習の成果がでたのかなと思います。あと連続失点に関してみんなが引きずらずに切り替えて、流れをセットできたので今後も継続していきたいと思います。

 

――ネット際のボールの対応がさすがだなと感じました

ほんとですか?身長はあまりないほうなんですけど、ジャンプ力には自信があるので、相手の判断を遅らせるためにもネット越えるなと思ったボールは触りにいっています。それがセッターの仕事だと思うので、その辺は意識していますかね。ネット際って高さのゴリ押ししかないからあまり自信なかったんですけど、今言われて少し自信になりました。

 

――明日に向けて

朝の一試合目ということで入りを大事にしたいなと思います。全試合そうなんですけど、朝イチに体が動かないとそのまま試合が終わっちゃうと思うので、チームの雰囲気を良い方向に持っていけるようにキャプテンとしてやっていきたいと思います。今日勝ったからといって油断するとダメな部分が出てきてしまうと思うので、目の前のことに集中してやるだけかなと思います。

 

 

 

降小雨副将(商4・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

2勝目をあげることができて率直に嬉しいです。

 

――ブロックやクイックでたくさん活躍されていました

リーグ戦を戦っていくうえで今日明日が山場の試合になると思っていたので、そこに向けて良い準備をチーム全員でしてきました。その準備が試合で発揮できたというのは一連のプロセスの流れとしてはすごくよかったのかなと思っています。

 

――優位に試合を進められた要因は

1部の試合というのは簡単に勝てないと分かっているので、競った場面でも大丈夫、自分たちがやってきたことをしっかり発揮すれば、流れは取り返せるというのを意識してチームに声掛けをしていたので、そのへんの考え方が浸透していたのかなと思います。

 

――明日に向けて

欲を言うと勝ちたいというのはあるんですけど、結果にとらわれず、全員で良い準備をして試合で良いパフォーマンスを発揮できるようにしたいです。

 

 

 

島田航希(経3・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

2連敗していて、1部残留するためには今日は負けられない試合だったので、みんな序盤から気合入っていて、いつもの自分たちのバレーができたなと思います。

 

――サーブの調子の良さを感じました

自分にとってはこの体育館はサーブが打ちやすかったです。あとサーブのトスがいつもより安定していたので良かったかなと思います。

 

――明日に向けて

自分は朝苦手なんですけど、明日は1試合目ということで朝早いのでしっかり起きて頑張りたいと思います。

 

 

 

芳賀祐介(環2・札幌北)

 

――今日の試合を振り返って

今自分たちが1勝2敗で、相手がまだ勝っていない状況で、1週間前からこの試合が入替戦とか自動降格とかに関わる大事な試合になると思っていたので、そこを勝ち切ることができてホッとしています。

 

――ダイレクトやブロックで活躍されていました

自分がやるべきことをやれば結果はついてくるよ、っていうのを降さんからよく言われています。途中うまくやれていて、やれること以上にやってやろうという気持ちもあったんですけど、序盤も中盤も終盤も通して集中できていたかなと思います。今後も継続していきたいです。

 

――コート内外での積極的な声掛けが印象的でした

そうですね。自分は実力で貢献するというよりは雰囲気とかつくっていかないと試合に出ている意味がないなと思うので、もちろん実力でも勝負はしたいですけど、それ以上に自分ができることをやろうと思って声は掛けているつもりです。

 

――明日に向けて

明治が今日フルセットでやって勝ったということで、向こうも自分たちと一緒で疲れているけど勝った勢いにのっている状況で明日も負けられない試合だなと思います。今日の良かった部分は明日もできるように、反省すべきところは改め直してやっていきたいなと思います。

 

 

 

山元康生(法1・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

1年生は普通こんな1部のすごい舞台に出させていただける機会はないので、色々迷惑を掛けてしまったかもしれないんですけど、自分のできることを最低限やろうと思ってやりました。それができたかどうかは分からないですけどチームが勝てて良かったです。

 

――初めて通して試合に出て、緊張やプレッシャーは感じましたか?

緊張するほどではなかったんですけど、自分のプレーができるかとかは考えました。序盤サーブカットが返っていたので流れに乗ることができたと思います。耐えきりました。

 

――レセプションやディグの安定感を感じました

4年生がもともとスタメンで入っていたところに自分は入れさせてもらっていて、安定したサーブレシーブというのを買っていただいていると思うので、そこの役割を果たさなくてはいけないと思っています。明日も引き続き最低限その役割を全うして、そこにプラスしてディグあげたりとか、細かいつなぎのプレーでチームに貢献できるように頑張りたいと思います。

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