【ホッケー(女子)】宿敵・早稲田との開幕戦に臨むも、試合序盤の失点響き黒星発進/関東学生ホッケー秋季リーグvs早大

女子ホッケー

昨季5位の慶大は同4位の早大との開幕戦に臨んだ。試合開始直後、早大に左サイドから攻め込まれ2分に失点。その後は立て直し、慶大がボールを多く保持する時間が続きPCからゴールを狙うも得点を奪えない。後半の第3Q以降は、攻守が激しく入れ替わる展開となるも両者ともにゴールは生まれず、慶大は開幕戦黒星スタートとなった。

令和4年関東学生ホッケー秋季リーグ

 

9/10(土) 15:30試合開始 @大井ホッケー場サウスピッチ

 

 

 

第1Q

第2Q

第3Q

第4Q

合計

慶大

0

早大

 

 

スタメン

 

GK 久保田夕雅(経3・慶應湘南藤沢)

 

DF 加藤ひより(環4・学芸大附属)、栗岡満里奈(経4・Plano West Senior High School)、斎藤由希子(経3・慶應女子)、石田紗英(経4・慶應湘南藤沢)

 

MF 丸山菜穂子(理4・学芸大附属)、水本彩巴(経4・国際基督教大高)、楫野彩貴(法3・国際基督教大高)

 

FW 西村未八(政4・慶應NY)、陶山知佳(法4・田園調布雙葉)、峰岸未来(経3・慶應女子)

 

 

2022年秋季リーグ開幕戦を迎えた慶大。開幕戦は早大との早慶戦となり、上位進出のためになんとしても勝利したい一戦となった。

 

第1Q開始直後から試合が動く。2分、早大が左サイドを駆け上がるとペナルティエリア内までボールを運ぶ。この好機を逃さず早大・野中ほなみ(教育1・高鍋)が冷静に流し込み、早大はこの試合のオープニングシュートで先制。慶大は試合開始早々、1点を追いかける展開となった。しかし失点以降は慶大がペースを握り続け、加藤ひより(環4・学芸大附属)を中心に左右のサイドを攻め立てる。9分に慶大はこの試合初のPCを獲得するも得点にはつながらず第1Qは0―1で終える。

早大に先制を許す

加藤を中心に攻め上がる

第2Qも慶大が試合の流れをつかむ。慶大は4分、この試合2本目のPCを獲得。しかし早大DF陣の堅い守りの前に得点を奪いきれない。その後はFWの陶山知佳(法4・田園調布雙葉)や西村未八(政4・慶應NY)がエリア内へボールを果敢に運ぶも早大DF陣に阻まれる。このQで得点は奪えなかったものの、守りでは早大に決定機を作らせない試合展開を見せた。

PCから得点を狙う

西村がサイドを駆け上がる

エンドが変わった後半第3Qは攻守が激しく入れ替わる展開となる。慶大は楫野彩貴(法3・国際基督教大高)の突破などで早大陣内までボールを運ぶものの、シュートでプレーを終えることが出来なかった。

楫野が突破を図る

試合は運命の最終第4Qへ進む。4分、慶大は西村の攻めをきっかけにPCを獲得するも得点を奪えず。中盤は膠着状態となり互いに決定機を作れずにいたが11分、早大がPCを獲得する。このPCからシュートを放たれるもここはGK久保田夕雅(経3・慶應湘南藤沢)がファインセーブを見せ慶大ゴールを割らせない。その後も慶大は最後まで攻撃の手を緩めることなく攻め続けるも、早大ゴールネットを揺らすことは出来ず0―1で開幕戦を落とした。

GK久保田がファインセーブ

試合開始直後の失点が響き敗戦となったが、試合を通して慶大がボールを多く保持し、再々相手陣内までボールを運ぶシーンが見られた。しかし枠を捉える決定的なシュートが少なく、得点力を欠いた。次戦は絶対王者・山梨学院大学との試合となる。厳しい試合展開が予想されるが、上位進出のためにもなんとか食らいついて勝利を目指す。

開幕戦は惜敗

次戦 9/23(金)13:30 VS山梨学院大 @大井ホッケー場ノースピッチ

加藤ひより主将
ーー秋リーグ開幕戦は早慶戦となりました。どんな思いで試合に臨みましたか?
開幕戦でしたが、実質この試合で上位リーグに進めるかが決まる試合だったのでチームの総力をぶつける気持ちで挑みました。

ーー試合開始直後の失点となりましたが、その後は相手の攻撃を完全に抑えていたように見えました。試合全体の守備を振り返っていかがですか?
よく守れていたのではないかと思います。抑えるところは抑えられていたので、失点後は安定していました。

ーー攻撃面での良かった点•反省点など教えてください。
ボールを持っている時間はこちらの方が長かったので、繋ぐことはできていたのではないかと思います。その反面ゴールに向かう動きやサークルからボールを出さないようにすることができなかったので次戦に反省を生かしたいと思います。

ーー次戦に向けての意気込みをお聞かせください
次戦は山梨学院との試合なので攻められることが多いと思いますが、できるだけマイボールの時間を増やして頑張ります。応援よろしくお願い致します。

(記事、撮影:金子拓登)

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