【テニス】堤・大川組 タイブレークの末に敗戦も関東準優勝!/関東学生テニストーナメント 決勝

庭球女子

逆転勝利で決勝に進んだ堤華蓮(環4・四日市商業)・大川美佐(環4・法政二)組は準決勝で早大ペアを破った東京国際大ペアと対戦。第1セットを接戦で落とすが第2セットは圧倒。運命のタイブレーク、終盤に突き放され敗れたが、関東準優勝に輝いた。

 

2023年関東学生テニストーナメント 本戦7日目
5月7日(日)@早大東伏見キャンパス室内テニスコート

 

♢女子ダブルス 試合結果♢

●堤華蓮(環4・四日市商業)・大川美佐(環4・法政二)

1{5―7、6-1、6-10}2

〇大坪花・星野桃花 (東国大) 

雨天により、早大室内コートに会場を変更して15時30分から行われた決勝戦。昨日までとは気候もコートも異なる難しい環境の中、決勝戦に臨んだ。

作戦を練る2人

第1ゲームはキープされるも第2ゲームは大川のボレーと堤のサーブを中心に圧倒しキープする。第4ゲーム、リターンエースを決められるなど押される展開となり、デュースから粘りきれずにブレークを許す。しかし続くゲームでブレークし返し、両者譲らない接戦を繰り広げる。その後2-5と差を付けられるが、第8、第9ゲームを取ると、第10ゲームも大川が甘くなったボールを確実に決めて取り、5-5と追いつく。11ゲーム目はキープされて迎えた12ゲーム目。サーブを打つ大川も積極的に前に出て攻撃し、堤がボレーを決めると「カモン」と叫び鼓舞する。しかし、相手が放ったコート深くに刺さるストロークに負け、このゲームをキープできず。第1セットを5-7で落とした。

堤の安定感のあるストローク

第2セットは一転、終始慶大ペースで試合が進んだ。第1ゲームは落とすも、第2ゲームには前に出てくる相手2人に対して力強いショットを放ち押し切る。第4ゲームには大川が2連続でサーブで点を取ると堤のボレーも決まった。勢いに乗った慶大は、相手を圧倒し、第2ゲームから6連続ゲームを奪ってこのセットを取る。

大川のサーブから得点

決着は昨日同様タイブレークへ。1点目を堤のサーブで崩し大川がボレーを決めるという得意の形で奪うと、続くポイントを堤の深いロブで取り2-0とする。しかしここからラリー戦で押されて4連続失点を喫する。コートチェンジ後、粘って大川が決めると、リターンエースや長いラリー戦を制して6-6と同点に追いつく。しかし、続くポイントでは相手のライン際へのショットがインの判定で失点すると、一気に流れは相手へ。4連続で奪われて6-10でタイブレークを落とし、セットカウント1-2で敗れた。

終始熱いプレーを見せた

決勝ではあと一歩届かなかったが、関東準優勝に輝いた2人。強豪相手に自分たちの形で点を取り、逆転勝利を収めた試合もあった。しかし目標としていた優勝には届かず。この経験をバネにまずは13日、14日の早慶戦で悔しさを晴らす。

(記事・写真:長沢美伸)

 

♢選手コメント♢

堤華蓮選手

目指していたところが優勝だったので準優勝という結果ですごく悔しさが残る大会にはなってしまったのですが、思い返せば1回戦から均衡した場面でも2人で一生懸命、一球一球頑張った結果ここまでつなげられたので、この結果を自信にして悔しさを忘れずに来週の早慶戦に向けて頑張っていきたいと思います。

 

大川美佐選手

シングルスは1回戦負けという悔しい結果になってしまったので、ダブルスで何とかやってやろうという気持ちで全部挑みました。その中で初戦から相手が強く苦しい展開が多かったのですが、結果的に決勝の舞台まで来られてすごい良かったなと思います。ただ、狙っていたのは優勝だったので、この負けた悔しさをインカレや来週の早慶戦に向けていけたらいいと思います。

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