【ソッカー(男子)】好調選手にアクシデント多発も藤井漱介2ゴール! 3ー0で初戦完勝/「アミノバイタル®」カップ2回戦VS学習院大学

ソッカー男子

「3部初代王者」となり2部に返り咲くべく逆襲の狼煙を上げたものの、なかなか思うような結果を残せずにいる慶大。7月7日の早慶クラシコ、7月15日の関東リーグの次節に向けて、課題を修正しながら良い流れを作っていきたいところ。13分、1年生で初スタメンの藤井漱介(商1・静岡学園)が待望の先制点をあげる。さらに40分、またも藤井漱介が軽やかなドリブルで相手選手を5枚かわして、そのままゴール。その後は、何度かゴールに迫られるが、山口紘生(商3・國學院久我山)らDF陣とGK・竹内秀太(商4・桐蔭学園)が得点を許さず、前半が終了。後半は、序盤から我慢の時間が続くが、采配が功を奏し、76分に途中出場の大下崚太(商2・慶應 /東京ヴェルディユース)がうまくボールをゴールに押し込み、チームに3点目をもたらす。後半は、好調の立石宗悟(法2・桐蔭学園)とゴールを決めた大下崚太が、アクシデントで立て続けに途中交代となり、さらには学習院大にエリア付近まで迫られる場面も見られたが、得点を許さず、3ー0で試合を終えた。

 

2023/6/18(土)14:00キックオフ@慶應義塾大学下田グラウンド

 

【スコア】

慶應義塾大学3ー0学習院大学

 

【得点者】

13分 藤井漱介(慶大)

40分 藤井漱介(慶大)

76分 大下 崚太(慶大)

 

◇慶大出場選手

GK

1 竹内秀太(商4・桐蔭学園)

 

DF

2 内藤豪(法3・駒澤大)

28 藤井壮(政3・慶應志木)

3 山口紘生(商3・國學院久我山)

 

MF

7 山本献(商4・國學院久我山)

20 田中雄大(商2・成城学園/三菱養和SCユース)

19 小澤星夜(商4・慶應)

11 塩貝亮太(商4・暁星)→76分 15 香山達明(経3・慶應志木)

 

FW

13 山崎健翔(法4・桐蔭学園)→64分 22 大下崚太(商2・慶應/東京ヴェルディユース)→81分 24 村井亮友(商2・ザスパクサツ群馬U-18/桐生)

33 藤井漱介(商1・静岡学園)→46分 15 熊澤維吹(文4・國學院久我山)

9 立石宗悟(法2・桐蔭学園)→76分 27 祖父江圭悟(総4・滝)

 

開始早々から、主将・山本献(商4・國學院久我山)や立石宗悟らを中心に、サイドを使った攻撃で慶大は相手ゴールに迫っていく。学習院大の応援に「あいつ足速すぎ、怪物」と言わせた立石が、右サイドから何度も突破するもゴール前でうまく合わせることができず、もどかしい時間が続く。そして、13分ゴール右横でパスを受けた立石が相手DFからボールをうまくキープしながらパスを出し、ゴール前にいた藤井漱介が回りながら相手をかわしシュート。相手選手に当たったボールは、そのままゴールに吸い込まれて待望の先制点となる。

初ゴールを喜ぶ藤井

ゲームの軸となる主将・山本

サイドで無双した立石

さらに、今度は左サイドから副将・塩貝亮太(商4・暁星)がゴール前の空いたスペースにパスを出すと、山本献がトラップしてシュートするも、これは僅かにゴール左。尚も慶大は、ゴール前での攻防で何度もコーナーキックを獲得するが、うまくボールを収めることができない。中盤では、田中雄大(商2・成城学園/三菱養和SCユース)らが、安定したパス回しでコートを広く使って展開し、相手にボールを渡さない。また、DF内藤豪(法3・駒澤大)が何度も攻撃に参加するなど、最終ラインを高めに設定した「全員攻撃」の場面が多く見られた。28分には、右サイドを駆け上がった山崎健翔(法4・桐蔭学園)のパスを受けた塩貝亮太が、左サイドのエリア外からシュートするも、ボールはゴール上へ。

左サイドを駆け上がる副将・塩貝亮

安定感のあるプレーでチームを支えた田中

その後は、カウンターから守りの時間が続くが、GK・竹内秀太や山口紘生、藤井壮(政3・慶應志木)の守りで相手に得点を許さない。右サイドのMF・山本献を中心に、ゴール前に何度も迫る。36分には、田中雄大の正確なロングキックでサイドチェンジ、ボールを受けた山本がゴール前にパスを出すも、ゴール前へと駆け上がる山崎健翔とタイミングが合わず相手のゴールキックに。攻撃から一変、攻め込まれる展開となるが、ゴール前での混戦を乗り切ると慶大は再び相手ゴールへと迫る。そして迎えた39分、小澤星夜(商4・慶應)から縦につないだボールは、右サイドから再びゴール正面の藤井漱介に。軽やかなドリブルとテクニックで迫り来る相手選手を5枚かわすと、ゴールとの距離を詰めて右サイドから確実にシュート。力強く放たれたボールはゴールキーパーの股を抜き、ゴールの左隅を突き刺した。藤井漱介が相手選手を抜くたびに慶大の応援は盛り上がりを増し、初スタメンとは思えぬ落ち着きとテクニック、圧巻のゴールで一瞬にして会場を魅了した。初スタメンにして2ゴールという大活躍を魅せ、その存在感を大きくアピールしたことは間違いない。藤井漱介は怪我の大事をとって交代するが、そのまま2ー0で前半を終える。

得点を与えなかったGK・竹内

相手と競り合う藤井

相手DFを軽やかにかわす藤井

2点目のゴールの瞬間

慶大の2点リードで迎えた後半戦は、逆転を狙う学習院大に主導権を握られる展開となった。後半開始早々、慶大は右サイドからの突破を図るが、相手にゴールキックを許すと形勢逆転、学習院大の攻撃が続く。自陣ゴール前でひやりとする場面もみられたが、山口紘生、田中雄大が体を張り得点を許さない。さらに学習院大の応援からは、攻守共に活躍を見せる内藤豪について「2番すぐ来る。囲うのはや。」という声さえ聞こえてきた。53分、ロングパスを受けた立石が右サイドを駆け上がる華麗な突破を魅せ、ゴール前で構えていた熊澤維吹(文4・國學院久我山)にパスを上げる。熊澤はオーバーヘッドシュートで得点を狙うが、ボールは上に大きく外れてゴールとはならず。60分、塩貝亮太が左サイドを突破、そのままシュートするもボールはゴールポストを直撃、直後相手が蹴り上げたボールに山本献が頭で合わせるも、ボールはまたもゴール上に逸れてしまう。69分からは、立て続けに3本のコーナーキックを獲得するも、チャンスを活かせず得点には繋げられない。

相手選手を置き去りにする立石

ゴールならず、そのまま天を仰ぐ熊澤

 その後は相手に攻め込まれる我慢の時間が続き、さらにカウンターでゴール前まで一人で駆け上がった立石宗悟が相手選手と接触したはずみに足を負傷するアクシデント。立石はしばらく立ち上がれず、そのまま交代となった。不安が残る中で迎えた76分、慶大は反撃のチャンスを迎える。交代直後にボールを持った祖父江圭悟(総4・滝)が、右サイドを駆け上がる山本献にスルーパス。山本があげたクロスをファーサイドで待っていた大下崚太がシュート、GK左上を抜くゴールを決めて3ー0とする。その見事な繋ぎと、悪い流れを断ち切るという意味で重みのある追加点が、慶大の応援席を沸かせた。しかし、ゴール直後のプレーで大下が足を負傷、大下に代わり村井亮友(商2・ザスパクサツ群馬U-18/桐生)がピッチへ入る。

 

再び守りの時間が訪れるが、DF陣が固い守りを見せ、間一髪で相手に得点を許さない。攻撃の手を緩めない慶大は、86分、左サイドの熊澤維吹からパスを受けた山本がミドルシュートを放つが、これはゴール右上。4点目とはならない。89分、クリアしたボールを村井亮友がキープし、右サイドを駆け上がった祖父江圭悟にパス、裏に抜け出した香山達明(経3・慶應志木)にスルーパスを送る。香山はキーパーとの一対一になるがシュートは僅かに左へ外れてしまう。更なる追加点を生み出すことはできなかったが、慶大の勝利を告げるホイッスルが鳴り、3ー0の完勝で試合を終えた。

果敢にゴールへ迫った香山

関東リーグ第8節に続き、Uー19日本代表としての活動のため、チームの10番である塩貝健人(政2・國學院久我山)が不在の中で迎えたアミノバイタルカップ初戦。第8節、そして今回の試合では、”塩貝健人頼み”とは言わせないプレーを見せた慶大チーム。特に、DF内藤豪やFW立石宗悟は、直近の試合で特に存在感を増しているように感じる。実際、学習院大の応援からは彼らのプレーを称賛する声も聞こえた。さらに、藤井漱介の活躍もチームにとって明るい要素と言えるだろう。しかし、早慶戦まで約2週間しか残されていない中での、立石宗悟、大下崚太ら好調選手のアクシデントには不安が残る。早慶戦で、再び彼らのプレーを見られることを楽しみにしたい。

 

▽以下、選手インタビュー

山本献(商4・國學院久我山)

ーー東京・神奈川リーグのチームとの対戦でしたが

そうですね、まあ別に特に変わった準備というのはなくて、目の前の相手をリスペクトしつつ、自分たちの長所だったり、相手のウィークみたいなところはついて、いつも通りの準備みたいなところは意識してやってきました。

 

ーー好調の選手が怪我で抜ける場面が多くみられましたが

そうですね、まず怪我に関しては、アクシデントとしてしょうがないところはあると思うんですけど、まあその1人少ない状況になることもあったので、その中で落ち着いてポジションの修正だったりポジションの変更っていうか、10人の間をどう戦っていくかみたいなところは意識的に声かけてやってきました。まあ、怪我をしてしまったところに関しては、これからの試合だったりを考えると、選手としてもしょうがないところではあるんですけど、競争という部分でもチャンスになる選手もいれば、チーム全体としてはピンチみたいなところもあると思うので、そこは気を引き締めながらやっていきたいです。

 

ーーご自身のプレーを振り返っていかがですか

総じて言うとあんまり良くなかったかなというふうに思っていて、チームとして相手に引かれた時にどう崩していくかみたいなところは課題でもあったので、まあそこでもっとチャンスを作って、もっとクロスだったりで割って崩しきれたところはもっとあるのかなとは思いつつも、結果として3つ得点に絡むことができたのでそこはよかったのかなと思ってるので、どっちもどっちって感じです。

 

ーー次戦への意気込みをお願いいたします

カップ戦なので、勝てば勝つほど、相手も勝ち進んでいる相手ともできると思うので、本当に良い相手、関東1部、2部の普段できないようなチームとできると思うので、そこは自分たち自身も思う存分力を発揮して、自分たちの実力っていうのもしっかりつけていきたいですし、そこでしっかり証明していきたいなというふうにも思っているので、来週からもまたいい準備してできるように頑張っていきます。

 

藤井漱介(商1・静岡学園)

ーーどのような意気込みで試合に臨まれましたか

今日は初スタメンということで、ゴールとゴールのアシストという形でアピールできればいいなという気持ちで挑みました。

 

ーーゴールシーンを振り返っていかがですか

1点目は、パスが来て、最初ダイレクトで行こうと思ったんですけど、余裕があったのでトラップをして、今度はそのトラップがずれたんですけど2タッチ目で修正して、あとは気持ちで押し込みました。

 

ーー前半で2点決められましたが、前半のご自身のプレーを振り返っていかがですか

2ゴールできたのは、結構良いアピールができたかなと思います。走力であったり、前半の最後交代したということもあって、そこはもっと出場時間を伸ばせるように努力してきたいなと思います。

 

ーー途中交代は怪我などが関係されていますか

(試合を)やれるくらいの痛みだったんですけど、3週間後くらいに早慶戦もあるので1週間くらい控えておこうと自分で判断しました。

 

ーー次戦へのの意気込みをお願いいたします

もっとゴールに絡んで、自分の特徴や強みを出していければいいかなと思います。

       (取材:小椋早莉、上村真子、長掛真依)

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