【野球】「若き血」の躍動で今大会初勝利 1回3三塁打など打線が好結果を残す オータムフレッシュ静岡市立高戦 @西ケ谷野球場

野球戦評

慶大は3回に4点を先制すると、6回には3本の三塁打などで一挙8得点を奪うなど着実に加点。投手陣は3人の継投で1失点に抑え、大会規定により14ー1で7回コールド勝利となった。

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静岡市立高00000011
慶大004028X14

◆慶大出場選手

打順守備位置選手名
1[5]→6杉山勇征(商3・清水東)
2[6]寳田裕椰(経1・三重)
上江洲礼記(商2・小山台)
5今津慶介(総1・旭川東)
3[4]小山春(政2・鎌倉学園)
4[9]常松広太郎(政2・慶應湘南藤沢)
5[7]佐貫碧生(商2・慶應)
6[指]内田瑛介(経2・ウェスト・トーランス)
有馬孝太(政2・鎌倉学園)
7[3]谷口航大(経1・慶應)
8[8]橋本浩平(総2・日本大学)
9[2]池亮達(経2・土佐)
小堀政泰(商2・慶應)
2山口瑛士(商1・奈良県立郡山)
西本省太(経1・慶應志木)
内海優太郎(政1・鎌倉学園)
鳥越裕貴(商2・慶應湘南藤沢)

慶大バッテリー:西本、○内海、鳥越ー池、山口瑛

静岡市立高バッテリー:●小林、市川、小澤一、望月、渡邉ー水口

慶大本塁打:なし

静岡市立高本塁打:なし

明治神宮大会で優勝し、有終の美を飾って4年生が引退。次は連覇を狙う来季に向け、息つく間もなく1、2年生主体の試合が始まった。24日の中京大戦では、最終回に同点に追いつくもサヨナラ負け。本試合は選手一人一人のアピールとともに、チームの今大会初勝利を目指し試合が始まった。

両投手が順調の立ち上がりを見せたが、先制したのは慶大。3回裏、地元静岡出身の1番・杉山勇征(商3・清水東)が1死から二塁打を放つ。続く2番・寳田裕椰(経1・三重)の打球も二塁打となり、1点を先制した。その後も4番・常松広太郎(政2・慶應湘南藤沢)、7番・谷口航大(経1・慶應)に適時打が飛び出し、この回一挙4得点となった。

攻撃の起点となった杉山

5回裏には1死満塁のチャンスを作ると、押し出し四球と投ゴロで2点を追加。6ー0とした。

6回の裏はエンドランが決まり、1死一、三塁のチャンスをつくる。ここで4番・常松がこの日2本目の適時打を放つと、 満塁から8番・橋本浩平(総2・日本大学)の走者一掃の三塁打と代打・小堀政泰(商2・慶應)の2点三塁打、3番・小山春(政2・鎌倉学園)の2点三塁打などでこの回8点を追加。14ー0とした。

2本の適時打を放った常松

投手陣は、先発の西本省太(経1・慶應志木)が4回無失点の好投。5回から登板の内海優太郎(政1・鎌倉学園)も2回を0点に抑えると、最終回を鳥越裕貴(商2・慶應湘南藤沢)が1失点に抑えゲームセット。大会規定により7回コールドとなり、慶大が14ー1で快勝した。

4回無失点の好投・西本

昨日の試合とは異なり、終始優位な展開で試合を進めた慶大。高校生相手とはいえ、投打ともに納得のいく結果となっただろう。明日は東京六大学のライバル、法大との試合も控える。最終日も、収穫の残る好試合を期待したい。

◆選手コメント

西本省太(経1・慶應志木)

ーーどのようなテーマを持ってこの試合に望みましたか
高校生相手というのもあったので、きちんとストライクゾーンで、ストレートでまずは勝負していこうかなという感じでマウンドに上がりました。

ーーそのテーマは達成できましたか
序盤、少しコントロールが乱れた部分もありましたけれど、無失点に抑えられてよかったです。

ーーご自身の強み、アピールポイントは
ストレートをコーナーにしっかり投げられることが強みだと思います。

(記事:工藤佑太、写真:長掛、大泉)

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