【端艇】序盤抜けるも追いつけず 3連覇ならず/第93回早慶レガッタ 対校エイト

端艇

空一面に雲が覆い、雨の予感がする中行われた早慶レガッタ・対校エイト。第二エイトでの勝利に沸き、連覇に向けて早大に挑んだ慶大は桜橋手前で追い上げを見せるも、早大に一歩及ばず。1秒の差で惜敗した。

 

2024年4月21日(日)第93回早慶レガッタ@隅田川

 

〈メンバー〉

シート位置

選手名

学年・出身高校

C

中島祥貴

経4・慶應

S

朝倉慶明

経4・慶應

竹峰颯健

経4・慶應志木

阿部優貴

商3・慶應

扇原優

医1・慶應

伊藤遼太

法4・慶應志木

峯岸玲雄

経3・慶應志木

神代泰生

法4・慶應

B

深川大地

法4・慶應

〈タイム〉

1着 早大:11分28秒46 

2着 慶大:11分29秒43

〈艇差〉

1/4艇身

 

今年はアウトコースを漕ぐ慶大。スタートは早大よりも10m前だが初めの両国橋付近で大きなカーブがあるため、そこで追いつかれるかが最初の勝負の鍵となった。スタートダッシュに成功した慶大は、開始から700m地点の両国橋までまだ競り勝っていたがそれを過ぎた頃、アウトコースでのカーブ差がなくなったところで早くも早大に抜かれることとなった。

両国橋まで競り勝っていた

1450mの蔵前橋付近では早大との差は1/2艇身まで広がった慶大。なんとか追い上げようと必死に食らいつくも、隅田川を前にオールが捉えられずそのまま徐々に差が広がり1艇身までリードされた状態で2550mの吾妻橋を通過することになった。

必死に食らいつく慶大エイト

変わらず1艇身の差をつけられている慶大は東武線鉄橋の2850mを超えたあたりでスパートをかけ始める、残り900mで追いつきたい慶大はここから少しづつ早大に迫り始める。息のあったピッチで急接近し始めると、早大も負けじとピッチをあげ始める。どんどんと追い上げていく慶大だったが1/4艇身まで追いついたところで早大がゴールラインをくぐり、慶大は2連覇とはならなかった。

追い上げる慶大エイト

1艇身の差をつけられるも、最後は慶大エイトの強みである怒涛の追い上げでどちらが勝つか最後までわからない試合だった今大会。悔しさは残る結果ではあったが、今後のインカレ、全日本に向けて大きな収穫になったと言えるだろう。この悔しさを胸に日本一まで進み続けるであろう慶大端艇部の活躍には期待が掛かる。

悔しさが残った

 

(記事:岡澤侑祐、写真:ウジョンハ、五関優太)

 

選手インタビュー記事は後日公開します。

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