【ホッケー(女子)】序盤から攻め続け完封勝ち!リーグ戦初勝利を収める/関東学生ホッケー秋季リーグ第3戦vs横市大

女子ホッケー

 秋リーグでの初勝利を目指し、慶大が横市大との一戦に挑んだ。序盤から慶大がボールを支配し、相手ゴールを狙うも、横市大の堅い守備に阻まれ、スコアは動かず。しかし第2Qに入ると、久井玲香(商4・Dwight School London)と新井里英(政3・成城学園)が連続ゴールを決め、試合の主導権を握る。後半は数的有利を生かせず追加点を挙げられなかったが、守備陣が奮闘し、試合を3-0で完封勝利に導いた。この勝利により、慶大はAブロック3位となり、次戦へ大きな弾みをつけた。

 

令和6年関東学生ホッケー秋季リーグAブロック

 10/13(日) 13:10試合開始 

駿河台大学ホッケーグラウンド

 

 

第1Q

第2Q

第3Q

第4Q

合計

慶大

0 

2 

0 

1 

横大

0 

0 

0 

 

   

 

 

 

♢スタメン♢

 

GK 斉木はるな(経4・慶應女子

 

DF 山岡怜奈(法4・Dwight School London)笹山美由希(4・桐光)、矢萩奈緒(経3・慶應女子)、金子桃子(法4・田園調布雙葉)

 

MF 倉田光希(商2・慶應女子)、村岡咲音(商4・慶應女子)、 尾関恵真(経3・慶應湘南藤沢)

 

FW 曽我部千紗(法4・Fleetwood Park Secondary school)、久井玲香(商4・Dwight School London)、新井里英(政3・成城学園)

 

第1Q

 定刻に始まった第1Q、慶大がボールを支配し続け、主に敵陣でプレーする攻めた展開を続けるもなかなか得点のチャンスはやってこない。サークル内に入ることもなかなか許されない中、開始9分、横市大ボールでサイドラインからリスタートすると、それが自陣深くまでパスが繋がり一瞬の隙に自陣サークル内まで侵入される。ついに横市大からシュートが放たれるも、金子桃子(法4・田園調布雙葉)が上手くスティックを合わせてゴールは防いだ。その後、GKを除く全員が上がった横市大の徹底した守備は堅く、破ることができないまま両者無得点で第1Qを終えた。

 

好守備が光った金子(3番)

 

第2Q

 開始早々慶大がボール保持に成功すると2分、ゴール前での取り合いを制した久井玲香(商4・Dwight School London)がゴールネット左下に押し込み先制に成功する。するとその2分後、サークル内から新井里英(政3・成城学園)が放ったシュートはネットを揺らし早くも2点をリードする。その後は相手がボールを保持する時間が続くも倉田光希(商2・慶應女子)久井らの好守備を見せ、サークル侵入を許さない。全員守備を見せた慶大はその後も相手に主導権を握らせずここで前半終了。2ー0で試合を折り返す。

左下に押し込んだ久井(7番)

2点目を決めた新井(17番・中央)

 

第3Q

 2点リードした状態で始まった後半、チャンスはすぐに訪れた。第3Q開始1分、両大学含めて今試合初となるPCを慶大が獲得。流れに乗りさらに点差を広げたい慶大だったが、残念ながらシューターのスティックは虚しく空を切る。そして4分には、相手横市大の選手1人が怪我で退場することに。ベンチ入りメンバー11人がフル出場の横市大は交代メンバーを出すことはできず、1人少ない状態でリスタートとなった。しかしその後、慶大は上手くパスを繋げることができず数的有利を生かせないまま追加点無しで第3Qを終えた。

 

このPCは得点には繋がらなかった

 

第4Q

 最後の15分は慶大が序盤からPCを獲得する。その2分後にもPCを獲得するもどちらも枠を捉え切ることはできない。その後は慶大が相手陣地内でパスを回しながら攻撃機会を伺う時間が続く。すると11分、25mライン左サイドからのロングパスを受けた曽我部千紗(法4・Fleetwood Park Secondary school)がゴールに押し込み3ー0に。その後は横市大が全員で攻めにかかると13分、今試合初めてシュートを放たれるもここはG K斉木はるな(経4・慶應女子がセーブし得点を許さない。最後まで堅い守備を敷き3ー0で完封勝利。秋リーグ初勝利を収めた慶大はAブロック3位となった。

 

最後方から声を出し続けた斉木

曽我部のシュートがダメ押しに

 

  今試合の勝利によってブロック3位となった慶大は次戦から5ー8位順位決定戦へと駒を進める。次戦はBブロック4位の立大と戦い、勝つと5位決定戦、負けると7位決定戦へとまわることになる。関東ホッケーリーグ1部は7、8位になると2部の上位2チームとの入れ替え戦を強いられることとなり次戦は1部残留をかけて負けられない大一番となる。春にも立大と戦い、3ー0で勝利を収めている。次戦もチーム一丸となって序盤から積極的に攻め続け勝利を収められるよう期待したい。

 

5位を目指す

 

次戦 秋季リーグ5−8位決定戦

10/19(土)15:00〜 vs立教大(Bブロック4位)

@慶應義塾大学下田グラウンド

 

▽以下、選手コメント

 

FW 主将・笹山美由希(法4・桐光学園)選手

——今日の試合を振り返って

攻める時間は長かったものの、なかなか得点に繋げることができませんでした。もっと得点できる試合だっただけに、満足のいく結果ではありませんでした。

 

——リーグ戦初勝利となりました。率直な感想を教えてください

内容は良くありませんでしたが、絶対に勝たなければならない試合でしっかり勝ち切れたことは良かったと思います。

 

——順位決定戦への意気込みを教えてください!

次の試合まで時間がない中で、連携面などをできる限り詰めて、次こそスコアでも内容でも納得のいく試合にできるよう頑張ります。

 

FW 曽我部千紗(法4・Fleetwood Park Secondary school)選手

——今日の試合を振り返って

勝利できたのはよかったですが、相手チームが人数不利でこちら側に有利な状況があってもそれを活かして点数に繋ぐことができなかったことが悔しかったです。

 

——チーム3得点目を決められました。ご自身のプレーはいかがでしたか?

4年生としてもっと点数を決めるべきでしたし、基礎的な部分でミスをたくさんしてしまいチームの足を引っ張ってしまったと痛感しています。

 

——順位決定戦への意気込みを教えてください!

あと2回の試合、短いスパンの中でありますが悔いが残らないように練習に取り組みたいと思います。

 

MF 岩越美佳(政3・慶應女子)選手

——今日の試合を振り返って

まずは今シーズン初勝利を挙げることができて良かったです。勝たなければいけない相手に確実に勝つ難しさはこの2年で痛いほど感じているので嬉しさもありますが、自分たちのプレーを出し切り試合を支配することはできなかったので残念です。

 

——途中出場ながら何度もドリブルで前に進めました。ご自身のプレーはいかがでしたか?

これ以上チームに迷惑をかけるわけにはいかないと気を引き締めてコートに入りました。与えられた時間は短かったからこそ慶應に流れを引き寄せよう、少しでも学びを得ようという気持ちでいっぱいであまり自分のプレーは覚えていないですが、得点に絡めず悔しいです。

 

——順位決定戦への意気込みを教えてください!

今回の試合よりも自分の存在価値を高められるように、懸命に走ってチームに貢献できるよう自分に厳しく良い準備をしていきたいと思います。一方、こういうプレーをしてみたいなと思うことが練習中に結構多くて、またすぐ試合する機会があることにはとてもワクワクしています!

 

MF 倉田光希(商2・慶應女子)選手

——今日の試合を振り返って

まずチームとして勝たなければいけない試合を勝ちきれて、秋リーグ初勝利をあげられたのは良かったです。自分としても練習してきたことを実践できた試合だったなと思います。

 

—— 今試合唯一の2年生かつリーグ戦初スタメンとなりました。ご自身のプレーはいかがでしたか?

とても嬉しかったし、プレーをするのが楽しかったです。試合開始前は不安と緊張でいっぱいになりそうでしたが、「いつも通りいこう」という周りからの声でほぐれました。

 

——順位決定戦への意気込みを教えてください!

これからは厳しい試合も多くなると思うので、今日の結果に満足することなく、得点力や修正力を上げていくためにはどうすればいいか考えていきたいです。チームに貢献できるような選手になれるよう頑張ります。

 

FW 新井里英(政3・成城学園)選手

——今日の試合を振り返って

勝たなければいけない相手にしっかりと勝てたのは良かったです。ただ、目標は大量得点だったので試合の内容としてはまだまだ改善するところが多いと感じました。特に、攻める時間が多く、サークル内にボールがあっても決めきれなかったところがfwとしても課題かなと感じました。

 

——得点を決められていましたが、ご自身のプレーはいかがでしたか?

攻撃では、ゴール前にいることが多かったのでボールを受けたらすぐにシュートを狙おうと思っていて、実際に決め切ることができたのは嬉しかったです。一方で、守備は相手の攻めに対して試合中に修正できなかったところが課題でした。

 

——順位決定戦への意気込みを教えてください!

次も必ず勝たなければいけない試合なので、今日出た課題をチームで解決しつつ、残りのリーグ戦は試合の内容も満足いく結果で、勝って終われるようにしたいです。

 

(取材・写真:宇田川志乃、岡里佳)



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