2月18日に開幕する全日本学生スキー選手権大会(インカレ)。今回は2025年冬季ワールドユニバーシティーゲームズにおいて日本代表に選出され、世界の舞台を経験した切久保絆(総2・白馬)にインタビューを行い、初の海外レースを振り返ってもらった。
~2025年冬季ワールドユニバーシティーゲームズ 大会結果~
切久保絆(総2・白馬)
〈個人〉
回転:35位(85人出場)
大回転:26位(81人出場)
スーパーG:14位(35人出場)
アルペンコンバインド:途中棄権
〈団体〉
4位入賞
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遠征先の韓国からインタビューに応じる切久保
――代表に選出された際の心境
切久保:自分自身は出たい大会だったので、選ばれて嬉しかったというのが正直なところです。選ばれるといいなと思っていました。コーチには2年後の同大会への期待も含めて選んだと言われました。
――世界のレベルは
切久保:みんな速くて。初の海外のレースで、試合前は日本と変わらないかなと思っていたのですが、無意識に雰囲気にのまれたのかなと思っています。現実を見ました。
――結果には納得しているか
切久保:反省点が多くて、メンタル面で負けてしまったというか、経験が必要なんだなと思ったのと、海外の選手の滑りを見ると、自分にはもっとやることがたくさんあることに気づかされました。
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反省点が多かった
――個人の結果について
切久保:大回転は私自身けっこう得意だと思っていて、もっと行けると思っていたんですが、うまく滑ることができなくて後悔が残りました。
――今後の改善点は
切久保:メンタル面で負けないようにするということと、滑る前の準備段階でイメージをもっと強く持たないといけないと感じました。初めて滑るコースで、雪質も全然違ったので。
――団体の結果について
切久保:もう少しで表彰台に行けたんですけど、そこで負けてしまったのが悔しいです。ただ団体種目の面白さも知れて、けっこう楽しかったです。
――海外での生活が多いが、言葉の壁はどうか
切久保:全然分からなくて(笑)。でも頑張って、簡単な英語でもいいから話しています。
――今後の目標は
切久保:悪い癖を直すことと、攻め切ることが目標です。2月の終わりにファーイーストカップ(W杯の権利をかけた、アジア1位を決めるレース)があるので、大回転で優勝することが目標です。インカレは両種目優勝を目指します。
2月18日に開幕するインカレにも出場する切久保。さらなる飛躍に期待だ。
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阿寒スキー場(北海道)で行われた大会の様子
(写真提供:慶大スキー部 取材・記事:工藤佑太)