「アミノバイタル®」カップ2025 9位~10位決定戦・2日目で、前年王者・明大を下し、見事全国大会「総理大臣杯」への切符を手にした慶大ソッカー部。本記事では9位決定戦・駒大戦で活躍を残した村井亮友(商4・桐生/ザスパクサツ群馬U−18)、岡田朋希(商4・國學院久我山)、洪潤紀(政2・國學院久我山)の3選手に試合後インタビューを行った。
◇村井亮友(商4・桐生/ザスパクサツ群馬U−18)
――どういう経緯でキャプテンとして試合に出たのか
今日は大臣杯が決まって、総理大臣杯決まったあと最初の試合ってことでメンバーを変えるってことはもともと言われていて、その中で自分が多分一番試合に出ている歴でいえば長いので、その中で監督からも「お前が行け」ってことで信頼してもらってやらしていただいてるって感じですね。
――キャプテンとして試合に出た感想は
正直あんまり普段と変わらないかなというのが感想ですけど、ただ普段よりもよりチームのこと見たり、試合の展開をよんでどういった声掛けをしたりするかってところは意識していて、声掛けのところだけはいつもよりちょっと違ったかなという感じですね。
――今日の試合全体を振り返って一言
今日はお互いにターンオーバーって形で、お互いにとっても底上げっていう意味でもすごい大事な試合だったと思うなかで、慶應として自分たちのサッカーっていうのを前半から通してやれたってところは、すごく収穫のある試合だったかなと思ってます。
――アミノバイタルカップ全体の感想は
チームとして2年連続出場ってところも掲げてこの大会に挑んできて、流経(流通経済大学)の延長で負けてしまいましたが、そこから落ちることなくチームの雰囲気良くやってこれたからこそ三連勝できたかなと思っているので、この流れを早慶戦や総理大臣杯につなげていきたいと思っています。
――村井選手自身にこれから求められる役割とは何だと思うか
自分は今シーズンあんま試合に出てなくて、去年と比べるとあんまり納得のいく結果に出来ていないなかで、やっぱり後期っていうのはどのチームも洗練されてきてよりサッカーの質の重要性が高くなってくるので、そういったとこでスタメンや途中出場ってところで、個人でチームとしても違いを見せられるプレーってものをウィングとして求められてくるかなと思うので、この7,8月の後期リーグ戦開幕までにそういったところを重点的に取り組んでいきたいなと思ってます。
――今後の試合への意気込み
まずは早慶戦、自分たちは入学してから一度も勝てていないので、早慶戦の舞台ではなにがなんでも勝つことをチームで掲げてやっていきたいと思ってますし、そこからチームの目標でもある全国優勝ってところに向かうためにも総理大臣杯、そしてインカレに出るための後期ってところも全部つながっていると思うので、一試合も落とすことなく全員で戦っていきたいなと思ってます。
◇岡田朋希(商4・國學院久我山)
――スタメン出場ですが、今日の試合の意気込みは
そうですね。自分としてはすごく久しぶりの公式戦の出場だったので、4年生という事もあり、残り慶應ソッカー部でプレーする時間が限られている中で、このチャンスにかける思いは強いものがありました。
――その中で2得点を決め切った感想は
結果的に2-1で自分のゴールが直接的にチームの勝利に繋がったという意味では、チームの勝利に貢献できた所に自分自身も嬉しかったですし、喜んでくれるチームメイトや応援してくれる選手たちの姿を見た時はとても嬉しかったです。
――アミノバイタルカップ全体を振り返って
全国制覇という目標を掲げている中で、まず全国大会出場という切符を掴めた所は良かったと思います。これが総理大臣杯に繋がっていくという中で、チームとしても個人としてもより一層レベルアップして総理大臣杯に臨みたいなと思います。
――今日の活躍を糧に今後の活動への意気込みは
今後は個人としてはまず出場機会を増やしていけるように準備し、実際に今日のようにチャンスを貰えた時にそれを掴めるための準備をする事を目標としています。チームとしては、総理大臣杯、インカレと試合が続いていくので、チーム一丸となって勝てるように準備していきたいと思います。
◇洪潤紀(政2・國學院久我山)
ーーまずは、今日の試合に向けた意気込み
ターンオーバーをしてメンバーも大きく変わりましたが、自分がスタメンで出場した流通経済大学との試合は勝てませんでしたし、明治大学に勝利して全国出場を決めた試合も出場できず、とても悔しい気持ちがありました。なので、今日は絶対に自分がチームを勝たせようという気持ちで試合に臨みました。
ーー試合を振り返ってみて
立ち上がりに2点を決めることができたのは良かったのですが、その後1失点した中でも我慢強く戦い、他にも何度もチャンスを作ることができました。1試合を通して良い内容だったのではないかと思います。
ーーターンオーバーした中で、普段あまり出場機会のない選手も多く出ていたかと思うが、連携面などでの感覚は
いつも一緒に練習しているメンバーなので、特に問題ありませんでした。2年生は新人戦で共に戦っているメンバーでもありますし、スタメンに5、6人出ていたので、やりにくさのようなものは特にありませんでした。
ーー流通経済大学に敗れてから3連勝でアミノバイタル杯を終えたが、大会全体を振り返って
全部が全部、順調で良い流れというわけではありませんでした。流通経済大学戦も試合内容としてはかなり圧倒された試合でしたし、その中でも立教大学、明治大学、そして今日の駒澤大学戦とリバウンドメンタリティを見せて勝ち続けられたことは、チームの総力戦という意味でも、これからプラスになっていくと思います。チームがここからさらに上に進んでいくために、必要な期間だったのではないかと感じています。
ーーこれからオフを挟み、早慶戦や後期のリーグ戦が始まるが、そこへ向けた意気込み
早慶戦については、個人的に高校時代、早稲田実業に負けているので、早稲田と慶應の因縁というよりも、高校時代の借りを返したいという気持ちがあります。後期のリーグ戦に向けては、前期は途中出場が主で、正直チームに何も貢献できず、自分の無力さを実感した期間でもありました。なので、後期は絶対に自分がチームを勝たせられる存在になりたいと思います。
(記事:田中耀介、佐々木瞬、伊勢日奈乃 取材:塩田隆貴、首頭千紘)