慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】関東学院大に敗戦、3位でセカンドフェーズへ Jr.選手権

試合は大雨の中行われた

 強風と豪雨に見舞われた釜利谷グラウンドで、ジュニア選手権ファーストフェーズ最終戦の関東学院大学戦が行われた。前戦の早大戦で既にセカンドフェーズ進出を決めている慶大は、未だ勝ち星のない関東学院大に勝って弾みをつけたいところだったが、Fwd戦で劣勢にまわり12-17でまさかの敗戦となった。

 関東大学Jr.選手権カテゴリー1

2011/11/19(土)VS関東学院大@釜利谷グラウンド

得点
慶大 チーム 関東学院大
前半 後半 VS 前半 後半
0 2 T 3 0
0 1 G 1 0
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
0 12 小計 17 0
12 合計 17
得点者(慶大のみ)

T=後5分甲斐、後10分川原

G=柴田浩

出場選手
ポジション 名前(学部学年) 交代選手
1.PR 小田 基貴(商3)  
2.HO 神谷 哲平(総1)  
3.PR 山田 亮介(環3)  
4.LO 南 善晴(環4)  
5.LO 遠藤 洋介(環3)  
6.FL 茂木 俊和(理3)  
7.FL 安部 雄太郎(経3)  
8.NO8 木原 健裕(総1) →前40分19.石田 悠貴(経3)
9.SH 宮澤 尚人(法1) →後0分20.星 卓磨(政1)
10.SO 柴田 浩平(政2)  
11.WTB 服部 祐一郎(総1)  
12.CTB 中村 圭介(総4) →後0分21.柴田 クマール サンディープ(総4)
13.CTB 甲斐 鑑(理3)  
14.WTB 川原 健太郎(環1)  
15.FB 武藤 拓也(総2)  
 

スクラムでは関東学院大の激しいプレッシャーに苦しんだ

 試合が動いたのは、前半5分だった。風下に立った慶大は、キック処理のミスから呆気なくトライを奪われ、関東学院大に先制される。まずは追いつき落ち着きたい慶大だったが、悪天候の影響で両者ミスが目立つ展開に。しかし、風上に立ち、Fwd戦で圧倒する関東学院大が次第にペースを握り始める。前半18分、再び慶大のキック処理のミスから関東学院大にボールを回され、トライを奪われる。追いすがりたい慶大は、キックにより陣地の回復を図るが、強風に煽られて思うようにエリアを取ることができない。このままの点差で耐え抜きたい慶大だったが、前半35分に自陣深い位置でのラインアウトからモールを組まれると、そのまま押され再度トライを許す。慶大は思うようなアタックができず、無得点のまま0-17で前半を折り返した。

後半から入って高パフォーマンスを見せた柴田ク

 後半、風上に立った慶大は巻き返しを図る。風をうまく使い敵陣へ侵入していくと後半5分、SO柴田浩(政2)が敵陣でキックパス。それをCTB甲斐(理工3)がインゴール中央でグラウンディングしてトライ。柴田浩のキックも決まり、7-17とする。さらに攻め立てる慶大は後半10分にも、敵陣で柴田浩が大外にキックパス。それを受けたWTB川原(環1)が相手のタックルをかいくぐって右端にトライを決めた。12-17と差は縮まり、この調子で逆転を狙いたい慶大は、風上という地の利を活かし、キックを有効に利用し敵陣でのアタックを続ける。しかし、「考えられないほどのバッドコンディション」(川原)のせいで、ハンドリングエラーを連発。決定機を迎えようとしても思うようにスコアできずに試合は刻々と進んでいく。終盤には敵陣で猛攻をしかけるも、敵陣でのスクラムでプレッシャーを受けてチャンスをものにすることができない。関東学院大の前に出てくるFwdに総力戦のラックを形成され得点にはならず、結局12-17で無念のノーサイドとなった。

 ここまでジュニア選手権勝ち点0の相手にまさかの敗北だった。嵐のような天候のせいで、「相手に走り勝つ」(川原)という慶大らしいゲームが組み立てられなかった。また、Fwdでは予想外に苦戦。風の利を上手く活かした関東学院大に押し切られる形になってしまった。慶大はジュニア選手権でセカンドフェーズ進出を決めている。今回、関東学院大に負けたため、ファーストフェーズでの戦績は、3勝2敗となった。セカンドフェーズ1戦目の対戦相手は、以前大敗を喫した明大。リベンジを果たすためにも、次へ進むためにも絶対に負けられない戦いとなる。今回の敗戦をどう受け止めるのか。その答えは1週間後、11月27日のジュニア選手権準決勝の明大戦に勝つことで示すはずだ。

 

1対1での強さが光る甲斐

【ケイスポ的MOM】1対1で強さを見せるCTB甲斐

大雨の影響でハンドリングエラーが連発するこの試合で、果敢なランニングが光ったのはCTB甲斐。積極的なアタックで、攻めあぐねるチームに活路を見いだした。後半にはトライもあげている。

 競争の激しい慶大のCTBとして、甲斐はこれまでジュニア選手権2試合、対抗戦1試合でスタメンに名を連ねている。持ち味であるランニングと、慶大らしいタックルに更に磨きをかけた甲斐がAチームに定着する日もそう遠くはないだろう。

by Nao Hara

コメント

LO遠藤

(試合を振り返って)相手にFwdで前に出られてしまったことが残念でした。(0-17で前半を折り返したが)思いの外取られてしまいました。Fwd のモールのところに課題が残りました。(セットプレーを振り返って)ラインアウトは前半安定しなかったんですが、後半修正できました。スクラムは後半に敵取りたいところで取れませんでした。(スクラムのプレッシャーについて)相手の3番が強かったですね。(風が強い中、ラインアウトのコールで注意したことは)あまりムーブとかは使わずに前の方で取ろうと思っていました。関東学院さんが前の方に張ってきて、取られてしまうこともあって課題になりました。(フィールドプレーで意識してことは)タックルとブレイクダウンで受けないことを意識しました。(後半は取りきれないシーンも多かったが)ブレイクダウンでプレッシャー受けたり、SHが(球出しの時に)捕まったりしてしまって継続してアタックできませんでした。球をクリーンに出して速いテンポでやりたかったです。(来週の明大戦に向けて)明治には大敗したので、チャレンジャーの気持ちで臨みたいです。

FL茂木

(今日の試合を振り返って)言われてたことはできてなくて、接戦でのファイトとか敵陣勝負。野沢さんも最初すごい怒ってましたけど、そういう部分もあって風下だったのに回しすぎたとかで前半だめで。後半風上になって集中してトライはラッキーな部分があったけど良い感じのゲームだったと思います。(雨風の影響はあったか)ボールがつるつるでラインアウトもまっすぐ行かない状態。なによりキックがうまく行かなかったです。(スクラムが安定していなかったが)後ろまでボールが出ていなかった面があったりとか、スクラム強い相手にはボールを最低限出さなければいけないので、それができなかったのが最後にトライできなかった原因です。(ブレイクダウンについて)前半押されてて、後半はわりかし行けたんじゃないかと思います。反則ぎりぎりなので修正しなければと思います。(課題は)今日できなかったことを修正するのもそうなんですけど次の明治戦にむけてもすべき事があるので。セットプレーに関しては今日は特殊だったんですけど修正すべきだと思います。(次の試合にむけて)負けたらシーズンが終わるので必勝で。

CTB甲斐

 (試合を振り返って)前半の風下のときに上手くゲームが作れず、後手後手になって得点を重ねられてしまって、結局それを取り返せなかったです。(雨風の影響は大きかったか)そうですね。ボールも滑りますし、キックの落下地点も分かりづらいので(自身のプレーを振り返って)アタックに関しては前に出れたので良かったと思うんですけど、前半に1つトライにつながるタックルミスをしてしまったのでそこは反省しないといけないと思います。(トライのシーンを振り返って)あそこは相手のBksが前に上がっていて裏に誰もいなかったので、裏に蹴って全員で追おうということでした。たまたま僕の前に落ちただけなのであそこはBks全員で取ったトライだと思います。(今日得た収穫は)Fwdが内で頑張っている中で、外からBksが声とかでどれだけ助けられるかという点は今日は良かったと思います。(次の試合に向けて強化したい点は)タックルが反省点といて挙がったので、慶應はタックルのチームだと思いますしそこをしっかりやっていきたいです。

WTB川原

(今日の試合を振り返って)考えられないほどのバッドコンディションの中で、自分たちがいつもやっているラグビーが全然できませんでした。相手のFwdが結構強かったので、そこで劣勢になって負けてしまいました。(悪天候の中での戦い)今日はこんな雨なので、とりあえず敵陣でボールを蹴って、相手のミスを誘って得点につなげようと考えていました。敵陣にいても自陣にいても、とにかくキックということを意識していました。(後半風上での意識)先程も言ったように、とにかく敵陣で戦おうと考えていました。そこから相手のミスも誘おうと思ったのですが、最後の最後までキックが効果的に使えなくて、Fwdで劣勢になってしまいました。(自身のトライについて)あれは本当にたまたまです。もう来たボールを取るだけでした。(予想していた戦い方との違い)基本的に慶應は、順目に走って、相手に走り勝つチームだと思うんですけど、こういうコンディションの中でそういう戦い方ができませんでした。そこで、こういった雨の中でもしっかり戦えるような戦略を考えたらいいのかなと思います。(相手の印象)荒かったです。ブレイクダウンでもファイトしてきましたし、荒かったとは思うのですがそれが相手の特色だったので、僕らがそれに勝てなかったのかなと思います。(課題は)やっぱりFwdの負けている部分と、僕はWTBとしてキック処理がまだまだの部分もあったので、BK3としてそこをしっかりやっていきたいと思います。あと、こういうコンディションなので状況判断とか、そういうのをできたら良いと思います。(次戦に向けて)次の明治にはこの前負けているので、絶対負けられない戦いになると思います。気合を入れて、今シーズン一番のゲームをしたいと思っています。

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