慶應スポーツ新聞会

【アメフト】第60回早慶戦直前特集① ディフェンス対談

その目からは早慶戦への熱い思いが感じられた

4月29日(日)13時より駒沢陸上競技場で行われる第60回早慶アメリカンフットボール対校戦。直前特集として、2年ぶりの勝利を狙う慶大UNICORNSの注目選手を全3回に渡ってご紹介します!第1弾は山本真士(理4・慶應高)×松崎傑(経4・慶應高)ディフェンス対談です。

――まず自己紹介をお願いします

 山本 理工学部4年の山本真士です。ポジションはラインバッカー(LB)をやっています。アメフト歴は今年で7年目です。

 松崎 経済学部4年の松崎傑です。ポジションはディフェンスバック(DB)をやっています。アメフト歴は7年です。

 ―理工学部での体育会は少ないと思いますが

 山本 そうですね。内部からは一人二人いるかという感じです。外部から推薦で入った人はいますけど、やはり珍しいですね。

 ―野球部の福谷選手など活躍されている人もいますが刺激になりますか

 山本 福谷とは同じクラスで、それで仲良くさせてもらっています。彼は勉強も出来るので、比較されるとつらい時もありますが、いい目標でもあります。

 ―それぞれのポジションの解説をお願いします

 山本 ラインバッカーは一般的にはディフェンスの中心的なポジションだと思います。相手を前線で止めたり、後ろで守ったりもするので。

 松崎 ディフェンスバックはディフェンスの一番後ろにいるので、大きなパスであるとか、抜けてきたランプレーを止める仕事をします。ディフェンスバックが堅実なプレーをしないとラインバッカーやディフェンスライン(DL)が思いきったプレーができないので、他のポジションのためにも大事なポジションだと思います。

 ―ポジションの魅力は

 山本  ラインバッカーは前線での激しいタックルや、クォーターバック(QB)へ激しくプレッシャーをかけるクォーターバックサックであるとかビッグプレーを出せるポジションだと思います。

 松崎  ディフェンスバックは堅実な守備が求められるので、普通の守りのときは緊張感を持って試合に臨んでいるんですけど、ここぞという場面ではパスのインターセプトからターンオーバーして試合の流れを変えられるところが魅力だと思います。

 ―そのポジションを選んだ理由は

 山本 僕は去年まではディフェンスラインというポジションをやっていて、人数が少ないことからコーチから任されて今年からやっています。

 松崎 高校のときに始めました。そのときはアメフトのルールも知らなかったので、コーチが適性を見て決めてもらいました。自分はディフェンスバックに振り分けられて今もやっています。

山本はQBサックを果敢に狙う

―ポジションをやっていて責任を感じることはありますか

 山本 ディフェンスの中心ということでラインバッカーが崩されてしまうと、ディフェンス全体が崩れてしまうので、そこは責任を感じます。

 松崎 ディフェンスバックはタックルをミスしてしまうと即タッチダウンに繋がってしまうので、そこはプレッシャーを感じます。あとは一昨年の早慶戦のように残り時間1秒まで分からないような試合が続いているような中で、ディフェンスバックがミスをしてしまうとすぐに逆転されてしまうので、そのあたりは責任を感じます。

―厳しい結果となった昨季を振り返っての感想は

山本 僕たちの中でも反省したのですが、準備を怠ってしまっていたと感じました。アメリカンフットボールはとても戦術的なスポーツなので、準備を怠るとこういう結果になってしまうということを強く感じました。今年は対戦校に対する準備をしっかりやりたいと思います。

松崎 準備もあると思いますし、ディフェンスはボールを持っている相手のオフェンスに対してすぐに集まらないといけないのですが、そういうアメフトの基本が出来ていなくて、戦術とかに目を向けてしまっていたので、今年はみんなが情熱を持って集まれるディフェンスにしたいと思います。

―具体的にどのあたりに課題がありましたか

 山本 さっき言った集まることも大事なんですけど、タックルについて一人で確実に相手を仕留める正確性が課題になっています。

松崎 タックルは本当に慶應は弱いですね。他大と違って推薦で入っている選手はいないですし、体の大きい選手も少ないので、どうしても当たり負けてしまうことが多いです。それなので今年のディフェンスのスローガンである「当たり勝つ、走り勝つ」の中でも当たり勝つということはしっかりやりたいと思います。

―新チームが始動してここまでどういう取り組みをしていますか

山本 走り勝つという面では、一つのボールに対する集まりを日ごろの練習で常に意識させるようにしています。当たり勝つという面では、タックルはフォームの修正というか基礎的な部分から見直すようにしています。

―オープン戦を一試合やって手応えは感じましたか

 山本 僕たちのディフェンスは攻撃的なディフェンスと言われているのですが、昨年はそれが見られなかったんです。ですが、前回の試合はクォーターバックサックだったり、ターンオーバーも多く見られたので、慶應らしいプレーができていると感じました。

松崎 僕もそう思います。この前はサックやインターセプトが多かったのでよかったです。昨年はそれができていなくて、今年はそれをすごく意識していたので、それが出来たので次の早慶戦もボールを奪っていきたいと思います。

―ご自身の調子は

山本 僕は新しいポジションになったばっかりなので、一試合一試合経験を積んで飛躍したいと思います。

松崎 好調ですね。普段通りにできているので、このまま早慶戦も戦いたいと思います。

――ディフェンス陣の注目選手は
松崎 まずは高木(理4)という選手です。彼は怪我で1,2,3年生と棒にふってきたんですけど、

この前初めて試合に出たときにとても良いプレーをしていたので早慶戦でもそれを発揮してほしいと思います。

山本 若い人材でいうなら三津谷(経2)という選手がいます。アンダー19の日本代表の選考にも進んでいて、

ビッグプレーで目立てる選手なのですごく注目できる選手だと思います。あとはディフェンスラインの本間(経4)ですね。

彼もあまり出場経験がなくて、4年生になって試合に出る機会が増えてきていて非常にポテンシャルを秘めている選手で

素早くフットワークに長けている選手なので早慶戦で大暴れしてほしいです。

―選手については昨年から主力が抜けましたが

松崎はここ一番にターンオーバーで魅せられるか

山本 そうですね。抜けて不安なところもあったんですけど、若い選手や4年になって初めて試合出て活躍している選手もいます。

やはり試合に出れていなかったことでハングリー精神のある選手が多く、出れる喜びを持って奮起する選手がいるので、もう不安はないです。

――早慶戦ということで、早大の印象はどうですか
山本 僕も松崎も高校からずっとやっていて知っている顔もいるんですが、練習量も多くて地道な努力をしているチームだと思います。

松崎 早大学院で試合を高校のときからやって来た人たちが大学にも入っていて知っている人もいるので、そういう人たちには負けたくないという気持ちで1つ1つのプレーをして行きたいです。

――特にどの選手がライバルとかはありますか
山本 同じポジションに長尾(篤)という選手がいるんですが、同じポジションということで尊敬もしていますし、目標として負けたくないという気持ちもあります。

松崎 レシーバーの清水(隆博)くんとかは大学でもプレーしたことがあるので負けたくないです。

あとは早大学院のときからやっている小林(勇気)くんとか坂本(悠太郎)くんには負けたくないと思っています。

――早慶戦には特別な思いがありますか
山本 やはり慶應に入ったからには早稲田(と戦うの)は1つの使命だと思います。やはり1つの大きな試合としてあるので特別ですね。

松崎 早慶戦は大きな目標です。秋リーグという大きな目標とは別に早慶戦は1つの試合として絶対に勝ちたいと思います。

勝つと嬉しいことは一昨年体験して分かっていて、負けて悔しいことも分かっているので、練習試合とは違う試合として楽しみにしています。

――観客も多く来られますが
山本 そうですね1つのイベントとして応援に来てくださるのはすごく嬉しいです。試合会場も大きいのでそれも1つのモチベーションとしてやらせてもらっています。

松崎 観客というのは非常にいいですね。たくさんのお客さんに見られるというのはとてもワクワクするので、慶應の学生さん全員に来てほしいですね。

――慶應が早稲田に勝つために必要なことは
山本 やはり正確なタックルと最後の笛が鳴るまで集まりきるといった根本的なことだと思います。

松崎 ディフェンスはタックルや集まりを貪欲にあと1週間準備していきたいです。慶應としては上保キャプテンの下で本当に厳しく取り組んでいるので、練習のように試合でも実力を出すためにもこれからが大事になると思います。

――慶大のアメフトの魅力は
山本 スポーツ推薦がいないので各々の自主性が大事になっていて、自由であるということです。

自由というのは良い面もあれば悪い面もあるので、自由をいかに生かせるかを各々の自主性で求めていけるのが魅力ですね。

松崎 早稲田もいいチームだと思いますが、慶應も似たチームだと思います。早稲田はスポーツ推薦がそこまで多くなくて、慶應は0なんですけど、だからこそ自主性が大事になっていると思います。似たチームだからというのもあって勝ちたいです。

――自分のどのプレーに注目してほしいですか
山本 僕としてはクォーターバックへプレッシャーをかけるという意味でパスラッシュを見てほしいですね。

松崎 これといった得意プレーはないんですけど、一試合に1回はビッグプレーを起こしてみせるので、それをやりたいです。

―最後に意気込みをお願いします

山本 昨年は負けてしまって、一昨年勝ったときは嬉しい思いをしました。

昨年の悔しさを晴らすことと最後の早慶戦になると思うので勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします。

松崎 早慶戦は男として勝ちたいので、しっかりと準備して、盛り上がって、楽しんでいいプレーをしたいです。

(取材・中島 裕幾)

 
♠山本 真士(=写真左) 慶大副将、ポジションはLB。慶應高卒。「使命」である打倒・早稲田に闘志を燃やす

♠松崎 傑(=写真右)ポジションはDB。慶應高卒。「早慶戦には男として勝ちたい」

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