慶應スポーツ新聞会

【バスケ】入れ替え戦回避へ望みをつなぐ貴重な一勝!駒大戦

この日37得点と、圧倒的な存在感を誇った伊藤

2012/10/21(日)@東洋大学総合スポーツセンター

関東大学バスケットボールリーグ2部 駒澤大戦

昨日の国士大戦で惜しくも敗れてしまった慶大。現在7位である神大が勝ち星を挙げたため、3部との入れ替え戦に王手がかかってしまったという、まさに崖っぷちに立たされている。今日の対戦校は駒澤大。序盤から駒大に怒涛の攻撃を仕掛け相手を圧倒するも、ディフェンス面で集中力を欠いた慶大。大量得点という成果が見られると共に、大量失点という課題もまた浮き彫りになった。  

201210/21(日)@東洋大学総合スポーツセンター
第88回関東大学バスケットボールリーグ戦 vs駒澤大
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 32 22 27 35 116
駒大 21 25 17 36 99
◆慶大スターティングメンバー
  選手名(学部・学年・出身校)
PG 伊藤良太(環2・洛南高)
SG 大元孝文(環1・洛南高)
SF 蛯名涼(法3・洛南高)
PF 権田隆人(政2・慶應高)
本橋祐典(環3・佼成学園高)
◆主要選手スタッツ(背番号・選手名・スタッツ)
#16伊藤良太・37得点8アシスト、#8蛯名涼・21得点4アシスト3スティール、#18大元孝文21得点3スティール、#14権田隆人・13得点、#7本橋祐典・10得点10リバウンド、


蛯名は安定したプレーで21得点。チームに勢いを与えた

 

ミドルシュートで駒大に先制されて試合が始まるも、すぐさま大元が連続でミドルシュートを沈める。シュートがなかなか決まらない駒大に対し、慶大は高確率でシュートを決め、点差を離していく。駒大が1Qで早々に二つのタイムアウトを要求し、流れを変えようとするも、慶大は蛯名の連続スリーポイントや伊藤のミドルシュートで大量得点。32―21と11点差をつけて1Qを終える。2Q、駒大のエース#7馬場が慶大に牙を向く。立て続けにポストプレーやミドルシュートで得点を許し、じりじりと点差を縮められる。その苦しい展開の中、伊藤、桂竜馬主将(政4・国立高)がなんとかミドルシュートを沈め、必死に得点を奪いにいく。そして残り十秒のラストプレー、慶大は伊藤の1on1を選択。ドライブからお得意のフローターショットを沈め、54―46と8点差で後半へ。

 

 

大元も21得点。洛南高出身の3人で合わせて79点をマークしている

3Q、伊藤、大元が躍動。「ディフェンスから速攻っていうのを意識して、徹底してやれた」という伊藤がチームに早い展開をもたらし、大元がタフショット、スリーポイントを決める。そしてディフェンス面でも権田が徐々に「動きながらのディフェンス」(佐々木HC)で駒大の#7馬場を抑え、思うように仕事をさせない。途中、駒大がディフェンスをゾーンに切り替え、苦しい時間帯が続くも、伊藤、大元の連続スリーポイントが炸裂。終始慶大ペースのまま試合が進み、81―63で最終Qへ。4Q、18点のリードを背負う慶大だが、攻撃の手を緩めない。伊藤がバックコートから一人で持っていき、そのまま得点すると、伊藤を起点とした本橋、権田のミドルシュートでテンポよく得点を重ねる。だが、ここで慶大のディフェンスの集中力が途切れてしまう。「常に手が届く所に詰めなさいと言っているんだけど、離してしまう」(佐々木HC)との言葉通り、相手に厳しくシュートチェックに行かず、その結果駒大にスリーポイントを簡単に放たれ、それが決まり始める。慶大も伊藤、蛯名がフロントコートから一人でシュートまで持っていき、取られたらすぐさま取り返すも、駒大のシュートを止まらない。結果、116-99と差をつけて勝利したものの後味の悪い試合となった。

前回77-90で敗北を喫した相手だっただけに、この一勝は選手たちにとって貴重な結果となったに違いない。特に「ディフェンスから速攻」(伊藤良太・洛南高)という慶大の目指すバスケットをしっかり体現できた試合であり、その結果として116得点というハイスコアなバスケットを展開できたのであろう。だが99失点という課題も看過できない。しっかりとディフェンスを調整してから次の試合に臨みたいところだ。 長かったリーグ戦も次週が最終週。現在2部リーグ8位の慶大にとって、来週2連勝することは入れ替え戦を回避するための絶対条件となる。対戦校は白鴎大と中央大という2部リーグ1、2位を争っている強豪だ。だが、慶大は決してあきらめていない。リーグ戦一週目においては負けてしまったものの、ここ4試合で自信を取り戻した慶大はその頃の慶大とは一味違うはずだ。持てる力をすべて振り絞って、最後まで戦い抜いてほしい。

(記事・水島涼太)

◆試合後コメント

佐々木三男HC

ずっとそうなんですが、ディフェンスが出来ませんね。勝ったのは良かったんですが、手放しでは喜べません。(99失点となったが)常に手が届く所に詰めなさいと言っているんだけど、離してしまうんですよね。前半はバックスクリーンの所でやられたけど、後半は予告なしの外のシュートにやられているわけだから、それはまずいですよ。(今日良かった点は)前半にディフェンスで55と7にプレッシャーをかけるというのが少し上手くいったのと、自分達のシュートが入ったこと、それならガードのドライブがよかったかなと思います。(相手の7番に対してのディフェンスは)もしもう少しやられたら蛯名とか2年の中村につかせようかなと思っていたんですけど、権田が動きながらディフェンスを頑張っていたので、7番も結構イライラしながらやっていたんじゃないかなと思います。だから、あれでも抑えた方だと思います。(蛯名選手が復帰したことがチームにいい影響を与えているか)今までだと一発で取られていたリバウンドとかを、簡単に取らせなかったり、もぎ取ってくるので、それがやっぱり大きいですよ。こういうプレーをやらないと我々のチームは勝てないんだよ、ということで、蛯名が出来てるんだからそれをチーム全体でやろうということを言っているんだけど、それがチームに浸透する所までは言っていませんね。ただ、本橋の所のリバウンドが少し空中で取れるようになったので、それは蛯名の影響があるんじゃないかと思います。自分のシリンダーしか取れなかったのが、少し手を開いた所まで取りに行くという姿勢が見えます。それはまさに蛯名が、相手に取られてると思っても取りにいくし、空中で当たりながらもボールにいっています。そういうプレーは目に見えないんだけど、我々はそういうプレーを全員が出来ないといけないですよね。そういう意味で言ったら蛯名の復帰は大きかったかなと思いますね。(次週に向けて)まだ入れ替え戦を回避できる可能性が残っているので、来週の2試合も勝ちに行きます。もし入れ替え戦に行くにしても、その2試合を捨てるなんてことはありえないので。結局、相当の気持ちで向かっていけば、二部はそんなに力の差があるわけじゃないので、十分にやれると思うんです。なので、来週も2つ取りにいきます。

蛯名涼(法3・洛南高)

昨日とりきれなかったリバウンドであったり、ディフェンスがよくて、点差を離して保てたのが良かったかなと思います。(勝ちきれるようになった理由、フロアリーダーとしての役割について)伊藤がプレー面で引っ張ってくれるので、精神的な泥臭い部分で力強いプレーを心掛けて、そういうプレーをすれば、言葉で言うよりもついてきてくれると思うので、心掛けてプレーしています。(ファールをとられなくなったことについて)無理なところは無理だと考えて、意識しています。様々な方から助言をいただいて、取り組みました。(来週に向けて)サイズが違うのですが、勝てないわけではない相手だと思うので、要点を押さえて、かつ思い切りプレーして、相手に対応できるように、役目をそれぞれが担って、次につながるようにリーグ戦を締めくくりたいと思います。 伊藤良太(環2・洛南高) 自分達のやって来たバスケットである、ディフェンスから速攻っていうのを意識して徹底してやれたことが本当に良かったです。前半いつも通り勝てて折り返して、後半いつもそこで逆転されてしまった部分が多かったんですけど。でも今日は気を引き締め直してディフェンスを頑張って一気に離せたことが、一番成長したことだと思います。(攻撃面について)インサイド陣がしっかりリバウンドを取ってくれたことが一番の要因だと思っていて、リバウンドを取れたことで皆が走れたんで、点数が多く取れたんだと思います。(タフショットが良く決まっていたか)前半は外のシュートが良く入ったんで、その分後半しっかりドライブが出来たことが僕の調子が良かった要因でした。ディフェンスが寄って来た時にしっかり捌けたことも、今日一つ成長した部分ですし、しっかり周りを見てプレー出来たんで良かったと思います。(ディフェンスについて)相手のキープレイヤーである(駒大#7)馬場選手に31点今日やられてしまったんで、相手のキーマンをしっかり守れなかったことが自分達の一番の反省です。それと、セカンドチャンスで多くやられてしまった場面が多かったんで、そういったところをもう一度徹底していかなければと思います。(点差には満足しているか)勝てたことに関しては本当に嬉しいんですけども、全然離せるポイントはあったと思いますし、ディフェンスで99点やられてしまったので、これからもっとディフェンスを頑張らなければいけないと思います。自分達はまだ下の入れ替え戦が決まってしまった訳ではないんで、前を向いて、残りの2試合を戦って勝つことが目標ですし、一週間しっかり練習して、来週の白鴎戦と中央戦に絶対勝って行きたいと思います。(来週に向けて)今日も白鴎が中央に勝っていますし、土曜日の白鴎戦が一番大事になると思います。白鴎はインサイド陣もアウトサイド陣も上手いんで、もう一度一人一人が充実感を持ってプレーすることが大事だと思いますし、一週間気を引き締めてやって行きたいと思います。

本橋佑典(環3・佼成学園高)

全部リードを奪って終えられたのはすごいよくて、前半は昨日と同じくらい勝っていて、いつもは一気に逆転されるパターンが多かったんですけど、今日はしっかり離せたのが大きくて、収穫があったなと思います。(勝因について)要所でディフェンスがしっかり機能できて、フォローがしっかりできたのも、自分達のペースになったと思います。(個人的によかった部分)ディフェンスのヘルプにしっかりでることができて、リバウンドに多く絡めていたかなと思います。上級生が出ているときに、流れがよかったのがチームとしてもよかったと思います。(ここ4試合で3勝していることについて)前半戦ででたら良かったんですけど、あと2試合は絶対勝たなくちゃいけなくて、あと2試合勝てば入れ替え戦を回避できるので、チームは上を向いていると思いますし、練習の雰囲気もよくなっています。(終盤の集中力が切れたことについて)僕が出ていなくてベンチから見ている時間帯で、相手のディフェンスに引っ掛かってしまって、上級生があまりコートにいない時間帯だったと思うんですけど、そういうところでいかに落ち着けるかが大事だと思います。ですが僕ら上級生かはいったときに、落ち着けられれば今日みたいに勝てると思うので、そういうところは課題として新しく浮かび上がったかなと思います。(来週に向けて)上位2チームですが、どうしても勝たなければならないと思うので、入れ替え戦を回避するためにもしっかり勝って相手の抑えどころを先週、今週のように、徹底して、ディフェンスから足を動かして、頑張っていきたいと思います。

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