慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】5連勝でさらなる上位へ 筑波大戦

筑波戦ここまで4連勝と、リーグ中盤から勢いに乗り始めた慶大。5連勝をかけて今回戦った相手は、昨年の全日本インカレ決勝で日本一への道を阻まれた筑波大だ。主力メンバーを欠く相手に対し慶大は、会心とまではいかないものの、しっかりと勝利を収め4位へと浮上した。

5月11日(土)春季関東大学1部バレーボールリーグ第8戦 慶大×筑波大 @日本体育大学健志台米本記念体育館

得点
慶大 セット 筑波大
25 22
23 25
25 14
25 14
先日、これまで勝てなかった相手であった中大に対し、念願の勝利を収めた慶大。今回の相手も昨年は勝つことのできなかった難敵・筑波大だ。ここまで首位を走る相手に慶大はどう挑むのかが注目された試合であった。ところが、筑波大のメンバーに異変が。全日本にも選出されているエース出耒田とセッター前田、さらにはここまでブロック決定率1位を誇っていた田城がケガ等のため、ベンチ外となっていたのだ。

想定とは異なる相手メンバーに対し、慶大は「受けて立ってしまった」(宗雲監督)というように、慶大は思うような試合運びができない。第1セット、メンバーの地力では勝るはずの慶大であったが、サーブなどのミスが目立ってしまう。岡田主将(商4)のスパイクや稲田(環3)のクイックなど要所では好プレーがあるものの、どこか波に乗り切れない雰囲気のままずるずるとセット終盤へもつれ込む。相手のミスにも助けられ、結局このセットを慶大は25-21で取るものの、その流れは次のセットに影響してしまった。

「課題が見つかった」と語ったセッター野口

「課題が見つかった」と語ったセッター野口

第2セット、慶大は序盤に相手のミスからいきなり5-1と4点差のリードを奪う。しかし、筑波大はコート上で唯一の4年生である主将・久原がチームをプレーで鼓舞し、セット中盤から慶大を猛追。17-13からミス等で筑波大に5連続得点を許し、一気に試合をひっくり返されてしまった。そこからは久原を中心とする相手にブロックアウトを確実に奪われ、慶大はこのセットを23-25で落としてしまう。

だが、第3セット、ようやく相手の攻撃に慣れた慶大が本領を発揮し始める。星谷(理4)が高さのあるクイック、そしてキルブロックでチームを引っ張ると、セッター野口(環3)のツーアタックも決まり、相手を圧倒。25-14でこのセットを取ると、第4セットも星谷・稲田のセンター陣のブロックがはまり、終盤にはワンポイントブロッカーの上田(総2)のリーグ戦初ブロックも決まるなど、相手に反撃させなかった。

これで5連勝となり、4位に浮上した慶大。しかし、「反省の多い試合だった」(野口)、「普通にこっちがきちんとやれば3-0で勝てた」(野瀬・環2)というように選手たちから出てきたのは反省の言葉ばかりであった。

3枚ブロック

3枚ブロック

確かに、消化不良の試合であったかもしれない。だが、大阪で開催された黒鷲旗への参加といった、7日間で6試合といったハードなスケジュールをケガ人を出さずにこなした上で、勝利という結果がついてきたことは評価されるべきことである。これで順位を一つ上げ、4位となった慶大。次戦の相手は高さを武器とする順大であり、緊迫した好ゲームが期待される。ここで連勝を伸ばせば、さらなる上位進出、そして優勝が見えてくるはずだ。

(記事・古尾谷拓真、写真・中田健太)

 

以下、監督・選手コメント

宗雲監督

(今日の試合はいかがでしたか)苦しかったですね。法政戦と同じくらい選手たちが気持ちと体が1つにならなかったので、本人たちもフラストレーションがすごく溜まるような、難しい試合でしたね。(連戦の影響は)わかんないですね。練習では昨日良かったので。考えられるのは、ずっと出耒田君のスパイク、前田君のトス回し、田城君のセンターの筑波大学を想定して練習をやってきて、今日ふたを開けてみたらメンバーが全然いないということで、受けて立ってしまったと思うんですよ。思いっきりやるというよりも、負けちゃいけないということが思いきりのないプレーに繋がったのかなと思います。(筑波大のメンバーがいらっしゃらなかった理由は)出耒田選手は先日の黒鷲旗のときにブロックで右手の小指を折ってしまい、前田選手は教育実習、田城選手もケガをしたみたいですね。(やはり今日の筑波はインカレ時とは印象が変わりますか)そうですね、高さも全然違いますのでね。出耒田選手は(ブロックの)上から打ってきますが、他の選手はブロックを利用するので。ですから1セット目、2セット目はブロックを利用されてストレートにはじき出されたりとか、技でやられました。守り方が想定とは違いましたね。(2セット目を落としたのがややもったいなかった)もったいなかったですね。それについてはこうした方が良かったとかいろいろありますが、選手自身が気づいていると思うので、私がとやかく言うことはないです。(星谷選手のブロックが目立ちましたね)しつこく跳んでいたと思います。1セット目、2セット目は筑波の選手がストレートにはじき出す、または軟打攻撃を仕掛けてきていて、それをしっかり拾えば相手は打つしかなくなるので、3セット目、4セット目は星谷が活躍できたのだと思います。(上田選手のブロックも決まりました)ようやく決まりましたね。明るいので、もっともっと彼には活躍してほしいです。ワンポイントで難しい役割なのですけどね、明るくて真面目な子で、ぜひ活躍してほしかったので、今日は良かったです。(順大戦にむけ)今日悪かったので、明日また気持ちを切り替えてやってくれると思うのですけど、相手は大きいチームなので、自滅しないように、リバウンドをしっかり取って、できればいろんな所から攻撃して、常に1枚半で攻撃ができるようにすれば勝機は見えると思います。

岡田拓巳 主将

(今日のチームについて)相手が本気でないというところもあったと思うのですが、普通にやれば僕たちのほうが力が上だと思うので、相手に合わせて試合をしてしまったところが悪い点だと思います。(自身のプレーについて)僕達がまずつまらないミスをしなければ、地力では負けていないと思ったので、コースを打ち分けて相手がミスするのを待ったという感じです。(明日の試合に向けて)リーグ戦は一日一日の切り替えができないといけないので、まず気持ちを切り替えるということと、自分たちが何を自信を持ってできるか、自分たちの武器であるブロックをいかに活かすかということを、自分やチーム全体で頭に入れて、明日は勝負できればいいと思います。

星谷健太朗

(今日の試合を振り返って)3-0で勝たなくてはいけないと思っていたのですが、久々のリーグ戦ということもあってみんな動きが良くなかったのでそこを修正したいです。(今日のプレーについて)あまり調子が良くなかったので、また明日上げていきたいと思います。(明日の試合について)明日はみんな背が高いチームなので、思いっきり飛ぶところは飛んでいきたいと思います。

野口剛志郎

(今日の試合を振り返って)相手もベストメンバーじゃなくて、いろいろけがとかあったらしいんですけど、自分たちのやることがあまりできず、反省の多い試合だったとは思うんですけど、調子が悪い中でも勝てたというのは良かったと思います。(個人のプレーを振り返って)今日は自分がチームを崩したと思っているんですけど、調子が良くなくてスパイカーに負担をかけたので、明日以降は残り3試合、しっかり自分自身が修正しないとチームが勝てないと思いました。(見つかった課題は)自分たちの持ち味を全然出せなかったんですけど、出せないのも狙いがなかったので、ブロックが強いのにサーブを簡単にミスしてしまうとか、やるべきことをやれなかったので、全体的にいろいろな課題が見つかりました。(明日の順大戦に向けて)明日はブロックが高くて身長が高いチームなので、向こうもブロックで勝負してくると思うので、自分たちがつなぎの面とか、自分たちのバレーをすれば絶対に勝てると思うので、しっかり今日は今日として、明日に向けてまたやり直したいと思います。

野瀬将平

(今日の試合を振り返って)相手がメンバーを落としていて普通にこっちがきちんとやれば3-0で勝てたのに、1セット取られたのはうちが上にいたときに勝てない理由だとおもうので、そういうところをもう一回見直してまた次に備えていきたいです。(個人のプレーを振り返って)相手のスパイクがそんなに来なかったというのもあるんですけど、ワンタッチボールの処理とかが雑になったりサーブレシーブも崩されたりして、もっと突き詰める部分があったんじゃないかなと思います。(具体的な課題は)サーブレシーブが個人的に良い時と悪い時の差が激しいので、もっと安定したプレーヤーになれるように、試合で常に80%以上をキープできるように頑張りたいです。(明日の順大戦に向けて)高くてブロックが良いチームなので、ブロックもかかると思うので、それに対するフォローをもっと自分中心に声をかけていって、そこで粘り負けしないようにすれば勝てると思うので頑張ります。

サイド 柳田将洋(環3・東洋高)
セッター 野口剛志郎(環3・東福岡高)
センター 星谷健太朗(理4・渋谷幕張高)
サイド 岡田拓巳(商4・熊谷高)
サイド 益田万太郎(政4・慶應高)
センター 稲田聡典(環3・日向学院高)
リベロ 野瀬将平(環2・東福岡高)
途中出場 佐藤凜太郎(環2・東北高)
上田悠貴(総2・生野高)
吉田純(環2・東亜学園高)

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