慶應スポーツ新聞会

【男子バレーボール】強豪退け、土つかずの3連勝!専大戦

専大戦

早大をフルセットの末下し、慶大は開幕から無敗の2連勝で勢いに乗る。3連勝をかけた相手は春季リーグ2位の専大。タイトル奪取を狙うには負けられない戦いだったが、前戦に続くフルセットで見事勝利を飾った。

9月14日(土)秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ 第3戦 慶大×専大 @早大戸山キャンパス記念体育館

得点
慶大 セット 専大
20 25
25 19
27 29
25 20
15 11
14日は春季リーグ2位の専大、15日は春季リーグ1位の日体大、16日は東日本インカレ優勝の明大と、この3日間は秋季リーグ優勝を狙う慶大にとって最大の山場ともなりうる。まずは開幕以来の3連勝に向けて迎え撃つは強豪・専大。リードを奪って流れを掴みたいところではあったが、第1セットは専大のブロックに阻まれ試合の主導権を握られてしまう。中盤には岡田(商4)のスパイクや星谷(理4)のブロックがうまく決まり、最大6点差を1点差まで詰め寄った。しかし粘り切ることはできず、終盤離され20-25でセットを終える。

スパイクを打つ岡田

スパイクを打つ岡田

第2セットは開始直後から連続で3失点し、流れを止められないかと思われたが、好調・丸谷(環3)や岡田の「コースを狙えた」(岡田)スパイクを軸に立て直し、4連続得点で逆転に成功。ピンチブロッカーで1年生の上野(文1)を投入するなど変化を作りながら粘り切り、25-19で専大に追いついた。第3セットでリードし、専大のリズムを崩したかったが序盤5連続失点を許すなど、専大の速攻に対応しきることができない。それでも星谷の活躍で専大のペースに乗らせず、デュースに持ち込む。それでも最後には力尽き27-29でこのセットを落とし、勝利には後が無くなってしまう。

何としても取らなくてはならない第4セット。開始から丸谷のスパイクが冴えわたり、引き離そうとする専大に食らいついていく。「あんなに強気なサーブを打つ岡田選手はあまり見たことがなかった」(宗雲監督)というように、強気なサーブで攻める岡田が「チームを鼓舞」(宗雲監督)し逆転に成功する。そのまま粘り切り25-20でこのセットを奪い、早大戦に続き再び試合はフルセットにまでもつれ込んだ。

試合を決めた柳田

試合を決めた柳田

運命の第5セットは点の取り合いになりながら、どちらもリードを守りきることができない展開に。その中で一際輝いたのは、これまで調子のあまり良くなかった柳田(環3)だった。8-6で慶大リードの中、「決める気は満々だった」(柳田)と語るにふさわしい、まるで弾丸のようなサーブを放ちサービスエースを取る。これで主導権を握った慶大は、その後も柳田を中心とした攻めに徹し、15-11で逃げ切り快勝。開幕からの無敗の3連勝を飾り、同じく3連勝中の日体大との戦いに挑むこととなった。

今回の勝因は何と言ってもその崩れない精神力を生かせたことであった。「後半になってからは自分たちのバレーができた」(岡田)というように、今季2回目のフルセットを迎えてもミスで自滅したりせず、自分たちのバレーの形に持ち込んで勝負できることは、今後何度も正念場を迎えるであろう慶大にとって、何よりの強みになろうことは間違いない。どのような強敵にあたっても、努力を続けてきた選手たちが自分たちのバレーで挑み、悔いの無いような試合ができるように願いたい。

(記事 中田健太)

 

監督・選手コメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)非常にタフな試合だったと思います。本当によく追いつめられても気持ちが切れないチームになりました。ナイスゲームでした。(早大戦と続いてフルセットでの決着となりましたが)泉水コーチとも話していたのですが、春だと崩れて、早大戦も今日もやられていたところを、そこから持ち直してフルセットに持ち込める。また持ち込んでから、5セット目の気持ちの持ち方がすごく良くなったと思います。(上野選手をピンチブロッカーとして使われていたのは)本来は控えの上田選手がいて合宿中も活躍していたのですが、今は肩を故障しているので、上野選手を代わりに入れているというのが正直なところです。ただ夏の関西学院との定期戦にも、最後同じようなブロックを1枚で止められましたのでそこは彼のことを信頼しています。(今日一番目立っていた選手は)みんな活躍しているのですが、今日は4セット目に岡田主将がすごく強気なサーブを打っていたので、あんなに強気なサーブを打つ岡田選手はあまり見たことがなかったので、もし勝つならこの子の強気なサーブで勝つんだろうな、このセットの強気なプレーがチームを鼓舞するのだろうなとは思っていました。岡田選手は良かったですね。(明日の日体大戦に向けて)強いですけど、一応作戦はある程度立てているので、また明日実際に組み合ってみてゲームの中で見ながら、選手とアナリストで修正しながらなんとか3セット先に取りたいと思います。

岡田拓巳 主将

(今日の試合を振り返って)専修は春リーグ負けた相手ということで、向こう(専大)の独特の雰囲気に最初は飲まれてしまったんですけど、後半になってからは自分たちのバレーができたので、こういう結果になったのだと思いました。(自身のプレーを振り返って)春は向こうの12番の選手に全部スパイクをブロックされてしまって、それが原因となってチームも負けたので、今回は自分が相手のブロックを下げて相手に嫌な思いをさせようと、軽い気持ちでスパイクを打ってコースを狙えたので、それで向こうのブロックしたいところに打たなかったので、自分としては良いプレーができたと思います。(チームの好調の理由は)最初の2連勝はもちろんスタメンもそうですけど、今までデータバレーをやってデータを集めてはいたんですけど、それをしっかり活用できる術がなかったので、秋リーグでは少し視点を変えてデータの選手に対する見せ方というのも考えてもらって、最初に相手がしてくることを全て整理してから臨んでいるので、選手たちも頭で整理してから臨んでいるので自分のプレーにも専念できて、フルセットでも相手に打ち勝つという好調の要因ができているのかなと思います。(日体大戦への対策は)向こう(日体大)も本当にシステマティックにブロックとレシーブを打って拾うチームなので、とにかく自分たちもうまく自分たちがやってきたブロックレシーブを武器にしているので、負けないように、打ち勝つように、攻撃力では圧倒できると思うので、まずレシーブで負けないようにというのを目標にして頑張ります。

稲田聡典

(今日の試合を振り返って)今日は全体的に最後まで粘って、粘って、粘り勝ちできました。(春に負けた相手でしたが)そうですね、この3連戦で3勝すれば単独1位になれるので、絶対に落とさないぞという気持ちで、みんなで頑張りました。(ご自身の調子は)僕はそんなに調子が良くはなかったんですけど、周りに助けられた感じです。(最終セットではクイックも決まっていました)それまでけっこうサイド中心で来ていたので、僕のところのブロックが甘くなって打たせてもらったという感じです。(チームの雰囲気は)3連勝しているということでもちろん雰囲気は良いですし、その3勝した相手が今まで勝っていなかった順天、早稲田、専修ということも良かったです。今後の日体、明治戦でも連勝できるよう頑張りたいです。(ご自身の今季の課題は)ブロックが全然出ていないので、やっぱりそこを頑張って、一本でも多くブロックが出せるようにしたいです。

柳田将洋

(今日の試合を振り返って)春に負けた大学のひとつだったので今回は勝ちたいと思っていましたし、勝てないことはないと思っていたのでとにかく強い気持ちでやりました。(最終セットでサービスエースを決めたときのお気持ちは)決める気は満々だったので決まって良かったです。(自身のプレーを振り返って)勝てたのは良かったんですけど中盤に自分が崩れてしまったので、そういうところを反省点として明日明後日に活かしていきたいです。(次の日体大戦に向けて)むこうはどちらかというと守備のチームだと思うので拾い負けないようにプレーし、且つ僕達の攻撃的なプレーもたくさんだせるように頑張っていきたいです。

上野素希

(今日の試合を振り返って)まず勝てて良かったです。ブロックすることもできましたし、チームにちょっとでも貢献できてうれしいです。(途中出場した際に心掛けたことは)止めることばかり考えていたら集中できないので、その点は注意してプレーしました。(3セット目終盤でブロックを決めた時の気持ちは)12番の人は高校のとき一度試合をやっていて、そのときやられてしまっていたのでリベンジするつもりで飛んだら決まったので、やったぞといった感じでした。(明日の日体戦に向けて)明日も最低二本止めます!そして勝ちます!

 

サイド 柳田将洋(環3・東洋高)
セッター 野口剛志郎(環3・東福岡高)
センター 星谷健太朗(理4・渋谷幕張高)
サイド 岡田拓巳(商4・熊谷高)
サイド 丸谷将大(環3・東筑高)
センター 稲田聡典(環3・日向学院高)
リベロ 野瀬将平(環2・東福岡高)
途中出場 佐藤凜太郎(環2・東北高)
吉田純(環2・東亜学園高)
上野素希(文1・甲陽学院高)

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