慶應スポーツ新聞会

【男子ラクロス】自らのミスで自滅 学生王者まさかのグループリーグ敗退 明大戦

日本一になるため何としても負けられない一戦。開幕戦で敗れて以降、順調に勝ち星を重ねてきた慶大は、近年力を伸ばしている明大と対戦した。試合は両者譲らず拮抗した展開に。試合は4Qまでもつれ込む厳しい戦いとなった。

関東学生リーグ第5戦VS明治大戦

2013/9/29(日) 9:40F.O. @駒沢第二球技場



チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

慶大

明治大

11

主将としてチームを鼓舞してきた岡本

主将としてチームを鼓舞してきた岡本

試合は3分明大にいきなり先制点を奪われる展開となる。その後も、明大にボールを保持されるが、安藤圭祐(商3)のゴーリーセーブもありピンチをしのぐ。すると、伊藤広大(法3)が中央から力強くショット。これは外れてしまうが、続く7分木島薫(経3)のパスから、最後は田浦貴大(経3)流し込んで同点に追いつく。一点を追加して迎えた10分にも田浦がカットインシュートを叩き込み慶大が勢いに乗り始める。1Q終了間際には再び明大に主導権を握られるが、守護神安藤や、岡本遼也(経4)が安定した守備を見せ何とかしのぐ。 リードをさらに広げたい2Q、大西の得点でリードを広げることに成功すると、6分、中村大樹(経4)が独走しそのままシュート。これは、相手ゴーリーに阻まれるが得点の匂いを感じさせる。そのまま畳み掛けたい所だったが、相手は強豪日体大を破った明大。徐々にその実力を発揮しだす。8分カウンターから一気に独走され失点を許すと、11分には慶大ディフェンスの厳しいチェックをものともせず強引にショット。15分、17分慶大のシュートがポストに嫌われるという不運もありこのQは明大が終始試合をコントロール。5-7と逆転を許し、前半を終了する。

小さな体で相手守備陣を切り裂いていく脇坂

小さな体で相手守備陣を切り裂いていく脇坂

悪い流れを断ち切りたい慶大だったが、後半最初に得点を奪ったのは明大。その差を3点に広げられてしまう。これ以上リードを広げられたくない展開の中で気を吐くプレーを見せたのが安藤だ。5分、7分とカウンターから絶体絶命のピンチを招くもスーパーセーブ。最後方からプレーでチームを鼓舞する。安藤の活躍に応えたい慶大は、8分、後半最初の得点を奪う。相手陣内で素早いパス回しを見せていくと、クリース裏から中村へとパスが通る。中村がこれを左サイドから落ち着いて決める。しかし、その後は攻撃陣が沈黙。相手陣内での動きが減り、パスミスが相次ぎ、効果的なパス回しが出来ない。結局このQは1得点に終わり、逆転の望みを最終Qへとつなぐこととなる。

敵陣へとボールを運ぶ役割を担う伊藤

敵陣へとボールを運ぶ役割を担う伊藤

負ければその場で敗退が決定。逆転への最後のチャンスとなる20分が始まった。逆転のためにもこれ以上の失点は避けたいところだったが、明大が牙をむく。2分、慶大守備陣をあざ笑うかのような華麗なステップから得点を許すと、4分、8分にも連続失点。リードを5点にまで広げられてしまう。ピッチに嫌な雰囲気が流れる中、逆転のためには着実に一点ずつ返さなければいけない。そんなプレッシャーが選手たちに重くのしかかったのか、慶大はその後信じられないミスを連発。11分ゴーリーとの一対一を外すと、15分にもクリース正面からのシュートをふかしてしまう。グランドボールは拾えず、パスミス、キャッチミス、シュートミス。ミスに次ぐミスで一向に得点を奪うことが出来ない。18分、脇坂俊輝(経3)のカットインシュートで一点を返すが時すでに遅し。自らのミスで自滅した慶大は、7-11で敗戦を喫した。

あまりにも早すぎる敗退だ。打倒FALCONSを掲げたチームにとって残酷すぎる結末となってしまった。慶應に足りない物、それは「勝負ごとに対して必死さ」だと岡本主将は語る。ラクロス界のパイオニアとしてのプライドはある。しかし、明大のような勝利へのがむしゃらさが足りなかった。 今回の敗戦を糧に、来年こそは「真の日本一」を成し遂げて欲しい。(記事 石塚大樹)

以下岡本選手のコメント(取材日は10月8日です)

岡本遼也主将(経4)

―敗戦から10日経ちましたが今のお気持ちはいかがですか。

「気持ちの整理はついてきたという感じですね。ただ、実感はまだないですね。実感は、FINAL4やFINALに自分たちが経っていないというのを目にしたときに感じるものなのかなと思いますね」

―7-11で試合が終わった時の気持ちは覚えていますか。

「試合が終わった時に感じたことは、明治戦に対する後悔ではなく、それまでの積み重ねに対する後悔でした。そうした試合展開になることは予想できていましたし、そうなったとしても覆せるだけの準備をしていかなければいけなかったと」

―後輩たちに対してどういったことを期待したいですか。

「僕らの代は4年が少ない中で、できることは全力を注いでやってきたという自負があって、それでも日本一に届かなかったということで生半可な気持ちでは、無理なんだということを分かって欲しいですね。ラクロスだけでなく、慶應全般に言えることだと思うんですけど、勝負ごとに対して必死さが足りないのかなと思っているんですね。今FINAL4の舞台にいるチームにあって、慶應にない物はそこだと思っています。慶應がここまで成績を残してきたというプライドは持つべきだとは思うんですけど、捨てる覚悟も必要だと思っているのでそこを覚悟して欲しいですね」

―一年を通じて4年生が少ない中で主将を務めるにあたって難しさはありましたか。

「本当に難しかったと思っています。ただ、自分たちが出来ることはやったと思うんですけど、それでもまだできたという風に思ってしまいますね。どんなにやっても後悔は残りますね。」

―FINAL4に慶應が立てないということに対して改めて感じることは何ですか。

「歴代の先輩たちに申し訳ないという気持ちが強いですね。後輩に残ることは、結果とそれに至るまでの過程だと思っているので、その結果を残せなかったは不甲斐ない気持ちですね。後輩たちには、僕らの代を無かったことにして欲しくはないんですけど、僕らを踏み台にして日本一を掴んでほしいです。」

―一緒に戦ってきた同期の4年生に対しては何か伝えたいことはありますか。 「彼らには、勝つため色々な犠牲を強いてきたんですね。4年だから、チームが勝つことに対して一番気持ちがある。だから、どんなことでもやってくれるよね?という想いの下で色々行動してきたんですけど、結果としてリーグ戦敗退という結果になってしまったことは申し訳ないという気持ちがあります。一方では、こんな不甲斐ない主将についてきてくれたことに対する感謝の気持ちがあります」

―主将としてご自身の一年間に点数を付けるとしたらいかがでしょう。

「60点ぐらいですかね。」

―その理由は何ですか。

「良かった点と悪かった点があるんですね。シーズン前半は、自分のやるべきことが出来ていて、早慶戦での引き分けに対しても前向きにとらえていました。でも、そこで歩みを止めてしまったとかなと。開幕戦で早稲田に負けてからは、焦りも生まれてしまって本来ベストの状態でチームに関わっていたのを、自分らしくない形で関わってしました。もう少し、皆に頼れば良かったなと。それが一番の反省なんですけど、自分が何とかしなければいけないという想いを部員一人一人に持たせるようにしていくべきでした。自分でやりすぎたという想いがありますね。」

一年間ラクロス部の皆様には大変お世話になりました。誠にありがとうございました。

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