慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】東日本インカレ覇者相手に痛い黒星 明大戦

無念の敗戦を喫した

無念の敗戦を喫した

強豪相手の連戦にも挫けることなく、1敗を守りきり3位につける慶大。だが前の試合の学芸大戦では、予想外の苦戦を強いられ反省の多く残る結果となった。今回の相手は、東日本インカレを優勝し、秋季リーグでも全勝と波に乗る明大だ。セットの中盤では明大に食らいつき差のないバレーを展開するも、終盤では明大持ち前の粘りが台頭し、優勝が遠ざかる痛い敗戦を喫してしまった。

10月6日(日)秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ第7戦 慶大×明大 @日吉記念館

得点
 
慶大
セット
明大
23

25
26

24
19

25
21

25
チームの目標、リーグ優勝を目指すにはここはどうしても落とすことができない。まさに慶大の大一番となった王者・明大戦の火蓋は、エース柳田(環3)の強烈なサーブによって切って落とされた。あまりの威力に観客が沸き返る中、ここはもう一人のエース、岡田(商4)が落ち着いて決め大事な先取点を取る。しかしすぐに明大が逆転すると、その後はリードを保たれる状況に。それでもセット後半、慶大得点の大半を奪った柳田のスパイクは冴えわたり、最少得点差に留まらせていた。21-21の同点で迎えた場面、宗雲監督はピンチサーバーの吉田(環2)を送り出し、これが星谷(理4)のブロックを生み出し見事逆転に成功。慶大に流れが傾いたかと思われたが、日体大戦の第5セットを14-12からひっくり返した明大が黙ってはいなかった。日体大戦と同じ、サービスエースで同点とされると、慶大が流れを取り戻す隙を与えられず第1セットを23-25で奪取されてしまった。明大のここ一番の集中力が勝ったセットとなった。

第2セットは慶大が取った

第2セットは慶大が取った

第1セットを取られても、そこから立て直し第2セットから波に乗るのが今季の慶大の特長だ。第2セットは反対にリードを守る展開になった。終盤一気に点差を詰められたが、最後は岡田のブロックで26-24とし、セットカウント1-1と明大を勢いづかせない。

ここから一気に連取したいところではあったが、「ラリーでも向こうのレシーブにやられてこっちがつなげられなかった」(岡田主将)というように、明大の粘り強いバレーになかなか対応できなかった。何度もリードを奪う場面はあったものの、安定したレシーブから打たれる杉本のスパイクに阻まれた。第3セット、第4セット共に終盤に連続得点を許し、それぞれ25-19、21-25で競り負け、明大の全勝を崩すことはできなかった。

好レシーブを連発した野瀬⑯

好レシーブを連発した野瀬⑯

慶大は特にリベロ・野瀬(環2)を中心とした「今までで一番良かった」(宗雲監督)レシーブや、打つたびに会場がどよめく柳田のスパイクなど、力を出し切る試合運びができた。しかしそれ以上に明大のミスをせず、繋ぎ、攻撃するチャンスをうかがうバレーは慶大のそれを上回るものであった。全勝できているチームらしく流れを引き寄せる力もあり、慶大には流れをなかなか掴むことはできなかった。これで2敗目となり優勝戦線から1歩退くこととなってしまったが、まだまだ優勝圏内でありまだまだ大事な試合が残っている。選手たちの間にも「切り替えて頑張っていきたい」(丸谷・環3)、「また新しく一歩を踏み出していこう」(岡田主将)と暗い雰囲気はない。この敗戦を生かし、後々の全日本インカレを見据えたうえでこれからどういったようにリーグ戦を戦い抜くか、ということが慶大にとって大事なカギとなるだろう。

(記事 中田健太)

監督・選手コメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)うちの現状の力は出たのですが、それ以上に明治さんが固かったですね。守備が固いのと繋ぎがすごくいいので、本当にミスが少なかったです。そういう意味では強かったです。(明大について意識されたところは)明治大学というよりも全勝できているチームなので、これに勝てばうちも1敗の三つ巴で並べるということで、とてもモチベーションは高かったです。(今日はレシーブで善戦していましたが)サーブレシーブは途中から崩壊しかけたのですが、今までで一番良かったです。会場の皆さんも沸いてくれるケースが多かったので、それはすごく頑張っていたなと思います。(優勝という面で厳しい状況となりましたが)それは仕方ないですね。慶大もこれから筑波戦や東海戦などの大事な試合を残しているのですが、ただこれからどこのチームも上位チームとあたるので、これからは星勘定とか優勝とかを考えないで、とにかく1戦1戦しっかりと戦って、もうこれ以上負けないで残り全勝したいと思います。

 

岡田拓巳 主将

(今日の試合を振り返って)準備期間もかなり空いたので、データを使ったりとかそういうプレーを意識して普段のプレーをやったりとかということをやってきたんですけど、それを徹底できなかったというのがこの負けにつながったと思いますし、あとは地力の差だと思います。レシーブが向こうの方がつながりましたし、ラリーで勝つというのが今回の目的でしたけど、ラリーでも向こうのレシーブにやられてこっちがつなげられなかったボールが多かったので、地力の差でも負けてしまったと思います。(ホームでの試合だったが)台風で中止になって偶然その転換で1試合やるということになって、もちろんこの試合に勝てば優勝がぐっと近づいてきましたし運命的な試合だなと思ったので、いっぱい人も来てもらえたので、絶対勝つぞという風に思っていたんですけど、こういう風に期待に沿えない結果になってしまって本当に申し訳ないなと感じています。(自身のプレーについて)前回の学芸大戦でつかまって自分がチームに迷惑をかけてしまったので、今日はそういう風にならないようにしようと思ったんですけど、向こうがかなり自分のことを研究してきていて序盤はつかまってしまったので、チームのスタートの出鼻を自分がくじいてしまったというのが後悔というか、今日のプレーでは心残りだなと感じています。(次戦に向けて)もう2敗になってしまったので、いずれにしても自分たちが上の順位で終われるか、もしかしたら優勝もまだまだあるかもしれないですし、ここで負けてしまったことで落ちてしまわないで、残りの4戦、特に次の筑波は絶対に勝たなければならない相手なので、良い意味でこの2週間を切り替えの時間に使ってまた新しく一歩を踏み出していこうかなと思っています。

 

稲田聡典

(今日の試合を振り返って)全体的に相手に流れをとられて負けてしまいました。(今日のチームの雰囲気はどうでしたか)明治に勝たないと優勝はなかったため相性的もいいので、倒す気でいたがうまく戦えなかった。(明治戦に向けて何か対策をしましたか)データ班のほうで明治の特徴だとか個々の選手の特徴、それからこっちの作戦は一応たてたりしました。(ご自身のプレーを振り返って)あまり自分の仕事はできたとは言えなかった試合でした。(筑波戦に向けて)順位はどうなるかわからないですが今後1試合もおとせない状況なのでしっかりと切り替えて勝っていきたいと思います。

 

丸谷将大

(今日の試合を振り返って)自分たちで明治に対してどういう対策をするかは前々からやっていて、それが出来た部分もあったんですけど出来なかった部分の方が多くて、こっちの攻撃もレシーブのうまい相手に繋がれてしまって。もう少し何か出来たのかなと試合が終わって思います。(個人の出来はどうだったか)サーブで自分が狙うべき場面でもうちょっと強めのサーブが打てれば崩せたのかなと思いました。あとブロックでもう少し相手の選手の攻撃をこっちがレシーブしやすいようにブロック出来なかったのが反省点です。(次の筑波大戦に向けて)もう負けられないので、切り替えて頑張っていきたいと思います。



サイド
柳田将洋(環3・東洋高)
セッター
野口剛志郎(環3・東福岡高)
センター
星谷健太朗(理4・渋谷幕張高)
サイド
岡田拓巳(商4・熊谷高)
サイド
丸谷将大(環3・東筑高)
センター
稲田聡典(環3・日向学院高)
リベロ
野瀬将平(環2・東福岡高)
途中出場
吉田純(環2・東亜学園高)
 
上野素希(文1・甲陽学院高)

 

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