【バレーボール】インカレ直前特集②野口×野瀬 東福岡高 先輩・後輩インタビュー!

 

「倍返しだ!」

「倍返しだ!」

 

インカレ直前インタビュー第2弾は、セッターの野口剛志郎(環3)とリベロの野瀬将平(環2)。東福岡高校の先輩・後輩でもあるお二人に今回はお話を伺った。慶大の要となるお二人の、インカレへ向けリーグ戦の倍返しを誓う力強い言葉も聞くことができた。

―今年1年を振り返って

野口 春リーグはセット率で負けたにしろ9位というすごく悔しい結果になって、夏の合宿、企業合宿といろいろな定期戦なども踏まえて、秋リーグは4位というところまでだいぶ上がって、あとは全日本インカレでどれだけ自分たちのバレーができるかが今年1年を決める慶應バレーのあり方かなと思います。

野瀬 僕も一緒で、春が9位という残念な結果となって、夏はみんなで頑張ろうと言っていたんですけど僕は抜けてしまって、帰ってきてどうなっているのかなと思っていたらみんな団結していて、すごくレベルが上がっていたので、僕も負けられないなと思って練習して、秋は優勝がかかっていたんですけど優勝できなくて4位で、こうなったら最後優勝するしかないので、優勝できる力は持っていると思うので、あとはこれから2週間の練習と気持ちだと思います。勝ちたいです。

 

―印象に残っている試合

野口 勝った試合よりも負けた試合のほうが印象に残っていて、秋リーグの最後の東海大戦とか、早慶戦(早慶定期戦)とかもそうなんですけど、自分たちがやるべきことができなくて勝ちを逃してきたことが多かったと思うので、勝った試合よりも負けた試合の方が印象に残っている気がします。

野瀬 個人的にジャンプサーブが苦手な部分があって、秋は早大戦と東海大戦でそれが出てしまったので、その2試合は勝った試合よりも印象に残っています。

 

「自分のバレーの視野は広がった」(野瀬)

「自分のバレーの視野は広がった」(野瀬)

―野瀬選手はジュニア日本代表に選ばれたが、海外での生活はどうだったか

野瀬 日本が結構水準が高いので、水が飲めないとか、シャワーに気を遣ったりとか、ストレスを感じる部分はあったんですけど、逆に日本を出てみて、日本とは違うバレーをしたりバレーだけをやる生活を送ったので、自分のバレーの視野は広がったと思います。

 

―慶大を選んだ理由

野口 大学でもバレーをやるということは決めていたのでやるならトップレベルの大学でやりたいと思っていて、高校の先生と相談した時に、僕は学校の中では成績が良い方だったので慶應を受けてみないかと勧められて、全然受かるとは思っていなかったんですけど受かったのも何かの縁だと思うので、今はありがたいと思っています。先生が勧めてくれなかったら慶應には絶対来ていなかったので、高校の先生にも感謝しているし、指導してくださったOBの方々にも感謝しています。

野瀬 僕は正直関東に来る気はなくて、九州で楽しくやろうかなと思っていたんですけど、まさか関東一部に呼ばれるとは思っていなくて、高校の先生から慶應から声がかかっているということを聞いて、野口先輩もいるので受けてみようと思って、僕は成績がそれほど良くなかったので落ちるかなと思っていたんですけど、会長さんやOBの方々の指導もあって合格することができました。大学に入ってから思うんですけど、このチームは本当に良いチームだと思うので、来てよかったなと思っています。

 

「自信を持ってやれている」(野口)

「3年目で、最初よりは自信を持ってやれている」(野口)

―大学入学時から成長したと感じる点は

野口 関東一部の大学でセッターをやっていることでいろいろなチームの上手なセッターをたくさん見てきたし、合宿に行かせてもらった企業のセッターも見て、セッターのスキルに関する多くのことを吸収させてもらっているなと思います。高校の時まではトスに全然自信を持てなかったんですけど、今3年目で、最初よりは自信を持ってやれているなと思います。

野瀬 あまり自分のプレーを見ないので自分では良く分からないんですけど、高校の先生などにはスパイクレシーブが良くなったと言われました。あとはこの舞台で緊張せずにやれているというのが自分では一番驚いています。関東一部でプレーするとは思っていなかったのに、昨年もインカレの決勝という舞台で自分が(緊張せずに)プレーできているというのが成長かなと思います。

 

―さらに成長したいと感じる点は

野口 セッターのスキルもまだまだ足りないのでそこを残り1年で伸ばしていきたいのと、慶應という組織がいつでも強くありたいと思うので、組織力も高められたらいいなと思います。

野瀬 レシーブが全体的に未熟なのでそこを伸ばしていくのは当然なんですけど、縁の下の力持ちというかチームの精神的柱となって、チームにこいつがいないとだめだという存在になりたいです。

 

―来年からはチームを引っ張る立場となるが

野口 僕たちが4年になったときに後輩たちが気を使ってくれるようなチームにはなりたくないと思っています。組織力という意味でも、慕ってくれると言うと上から目線で嫌なんですけど、そういう集団になっていきたいと思います。

 

「どこと当たろうが勝つ!」

「どこと当たろうが勝つ!」

 

―インカレの組み合わせが決まったが

野口 どこと当たろうが優勝するには勝つことが大前提になるので、最初の方から関西の強いチームと当たると思うんですけど、どのチームとやるときも自分たちらしいバレーができれば結果はついてくると思うので、相手どうこうというよりも自分たちのバレーができるかどうかというのが大事かなと思います。

野瀬 僕も一緒で、優勝するにはどこのチームにも勝たないといけないので、あそこには勝てないというチームはないので、優勝できると思うし、1年間の総決算というか自分が1年間やってきたことを出す場でもあるので、去年出来なかったことをやって、今年俺は成長したんだということを周りに見せられるような大会にしたいです。

 

―インカレまで残り少ないが、伸ばしていきたい点は

野口 秋リーグが終わってから早慶明定期戦まで、リーグ戦で見えた課題をしっかり詰めてやってきて、早慶明はそれらの課題を克服したと言えるほどのバレーができたので、そこをもっと残り2週間つめて、攻撃という持ち味はあるのでディフェンス面で他のチームに劣らないバレーをすれば、優勝は必ずできると思います。

野瀬 ディフェンス面と、精神的なムラがチームにあるので、そういう部分を出していると何試合もあるインカレでは勝てないので、心のムラがないチームを作っていかないと短期決戦では勝てないので、そういった面でも後ろからバックアップして、一番年下ですけど声をかけたりして、細かいところで頑張っていきたいです。

野口×野瀬2

 ―インカレへの意気込み

野口 1年間の集大成として優勝1つしか目指していないので、去年の倍返しです。

野瀬  東日本インカレで明治が優勝して、秋リーグで早稲田が優勝して、早明がいいところにいるので、倍返しじゃなくて、十倍返しで!

 

―――お忙しい中ありがとうございました!

(取材 杉本理沙)

 

 

【第66回秩父宮賜杯全日本大学男子選手権大会 全日本インカレ2013】

慶大の試合予定

<12月5日(木)>
▼2回戦 @墨田区総合体育館
【Eコート第1試合】10:00〜
vs<グループ29の1位 対 グループ4の2位の勝者>
▼3回戦 @墨田区総合体育館
【Eコート第3試合】12:00頃〜
vs<グループ34の2位 対 グループ10の1位の勝者>

<12月6日(金)>

▼4回戦 @大田区総合体育館
【Bコート第3試合】13:30頃〜
vs<甲南大学を含む山の勝者>
▼準々決勝 @大田区総合体育館
【Bコート第4試合】15:30頃〜
vs<筑波大学、早稲田大学を含む山の勝者>

<12月7日(土)>

▼準決勝 @大田区総合体育館
【特設コート第2試合】13:00頃〜
vs<明治大学、龍谷大学、東海大学、専修大学を含む山の勝者>

<12月8日(日)>

▼3位決定戦 @大田区総合体育館
【特設コート第1試合】11:00〜
▼決勝戦 @大田区総合体育館
【特設コート第2試合】13:00頃〜

 

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