慶應スポーツ新聞会

【男子バレーボール】早慶戦特集!男子主将対談 柳田将洋×専田和也

早大・専田和也主将(左)、慶大・柳田将洋主将(右)

早大・専田和也主将(左)、慶大・柳田将洋主将(右)

 

とうとう6月15日(日)の開催まで一週間を切った第78回早慶バレーボール定期戦。前回は女子バレーボール部主将対談をお送りしたが、今回は男子バレーボール部主将対談を行った。大学入学以来躍動し続ける不動のスーパーエース、慶大主将・柳田将洋主将(環4)と春季リーグでレシーブ賞も獲得した攻守に万能な活躍を見せる早大主将・専田和也(スポ4)。お互いを強敵と意識するお二人に大学4年間のバレー生活に関することやプライベートなことまでお話を伺った。

 

――春季リーグ戦を振り返って

専田 最初は結構がたがたしてたんですけど、ライトの使いどころとかセンターの動き方とかを固めてきたところでちょっと勝ち星が出てきて、今はだいぶチームがまとまってきたかなという感じです。

柳田 去年身長の高い2人が抜けて平均身長がぐっと下がってしまったので、そういう意味では攻撃的なチームというよりはディフェンスを固めたような守り重視のチームにしようと思っていたので、まだ春リーグではそれが理想通りにはなっていないのですが、これからチームが発展途上な感じかなと思っています。

 

 

――リーグ戦で戦ってお互いのチームはいかがでしたか

専田 今日は柳田君も言っていた通り(慶大は)多分調子が悪かったと思うんですが、僕もあんまり調子が良くなくて、僕と柳田君以外のメンバー、例えばうちのセンターが今日は頑張っていて、センターが頑張っていた差が今日は出たのかなという感じでした。

柳田 早稲田は去年優勝したメンバーが結構チームから抜けたとはいえ、やっぱり戦ってきてチームの質もすごく高いし、比較するわけではないんですが去年よりも全然劣っていないようなチームの力があると思うので、そういった意味では僕らもそれに負けないようにチームのレベルを上げたいなと思いました。

 

 

――早慶定期戦に向けてチームの強化したいところは

専田 慶應とやるときはもう柳田君対策が一番です。慶應が本調子でやってきたらかなり怖いのでそれの対策を柳田君中心にすると思います。

柳田 こちらも同じで、専田君がチームの中心で攻めてくるのはわかっていることなのでもちろんそこを抑えるということと、それに応じて自分たちがどういうブロックのシステムをとるとかレシーブの体系をするのかという自分たちのバレーをもっと突き詰めて、対早稲田でしっかり戦えたらなと思います。

 

 

――定期戦のキーマンは

専田 キーマンはセッターの山口(スポ2)ですかね。やはりライトの使いどころとかそういうところをいい判断していかないと多分ブロックのシステム化が進んでいくとちょっときついので、山口がどれだけふれるのかが課題になると思います。

柳田 僕らは少し多くなるんですが、今日出ていた左利きの成尾(環4)と黒田(環1)。あとその二人に代わる前の丸谷(環4)と佐藤凜太郎(環3)の合わせて4人がキーマンだと思っていて、東海大ともいい試合ができたのは彼ら4人が総合的に能力を出せて、力を出し切れたから勝てたと思っています。僕が力を出すことはもちろん当然のことなのですが、それ以外のサイドの4人がどれだけ力を出せるかでチームの勝敗が決まってくるのかな、と。

 

 

お互いを意識する、両主将

お互いを意識する、両主将

――お互いをプレーヤーとして見ていかがですか

専田 絶対的エースでその点ではかなわないので、僕はもうレシーブ中心で彼とはいいライバルというか、そんな感じでいてくれたらうれしいです(笑)。

柳田 本人が言うようにすごくレシーブが崩れないような選手で、かといってスパイクもマークを甘くできるような選手ではないので、そういう意味では守備がいいスパイカーというイメージがあります。僕らにとってはなかなか崩れないスパイカーはすごく嫌なので、4年間ずっと戦ってきた相手でずっと嫌な思いをさせられています。

 

 

――早慶定期戦とリーグ戦の違いはありますか

柳田 リーグ戦でも早慶戦でも一つの試合に勝つということでは同じだと思うので、なるべく違う気持ちで臨まないように目の前の試合に全力で立ち向かいたいです。ですが早慶戦となると知り合いやOB等の観客数もリーグ戦より多いので、そういうところで早慶戦だな、ということも実感するし意識するところもあります。

 

 

――多くの観客がいらっしゃいますがプレーに影響はありますか

専田 僕はそんなにしないですけど、セッターの山口君とか喜入(スポ1)君はしますね。 

柳田 うちの野瀬(環3)も結構頑張るよ。

専田 どこのチームにも(声を出す選手が)1人はいるよね。

 

――声が出ている選手に元気づけられることはありますか

専田 そうですね。うちで言えば1年生の喜入君なんかは、大阪出身だし元気だし決めたら走り回るしで結構彼がいいムードを作ってくれるというか、僕ら4年生にとってもかなり大きい存在です。

 

 

――三宅(人4)さんも声が出ていますよね

専田 三宅に関して言えば、決めた時はすごく騒ぐんですが、最近頑張っていますよ。

 

 

――慶大で言うと成尾選手でしょうか

柳田 成尾は最近入ってそういうキャラです。野瀬と成尾が一番声を出して走ったりとかムードを作ってくれるという意識が高いので結構助かります。

 

 

――プライベートなお話になりますが、趣味はありますか

専田 僕は寮で昼寝をよくします(笑)

柳田 最近は他のスポーツの試合をよく見ます。バレーだけではなくて、特にバスケットボールのNBAとかを見ています。僕も暇でやることがなくて、バレー以外にバスケが好きなのでバスケの試合を見るか寝るかのどっちかです(笑)

 

 

――慶大バスケットボール部の試合は見ますか

柳田 結構見ます。でも最近は試合がなかったりとか、去年までは2部で今年1部に上がったので日吉でもやると思うので、そういう機会があればぜひ見たいです。

 

 

――バスケットボール部の早慶戦も一週間前にありますが

柳田 そうですね。行きたいです。

 

冗談を言い、場を和ませてくださる専田主将

冗談を言い、場を和ませてくださる専田主将

 

――長いオフ期間は何をしていますか

専田 長いオフ期間は寮のメンバーで64とかやってます。5時くらいまでやってます(笑)。暇なんですよね、学生って(笑)。

柳田 僕らは長いオフ期間がなくて、年末年始に一週間あるくらいなので実家に帰るくらいですね。

 

 

――実家に帰ったら何をされていますか

専田 僕は大体、地元の中高時代の友達に会ってます。

 

後輩の将来も気にかけている柳田主将

後輩の将来も気にかけている柳田主将

 

――バレーボールの話に戻りますが、主将としての悩みはありますか

専田 監督の意向をうまくチームに伝えることですかね。

柳田 他の大学はわからないんですが、慶應は結構監督よりも主将含め4年生が練習を作って進めていっているので、その日の練習が今後どう生きるのか、どういうチームを作るためにどういう練習の組み方をしていったらいいのかなど、僕らの後輩の将来に関わることだと考えているので、それをどうやって作ればいいのか悩んでいます。試合をやってみて結果が出なかったら今までの練習は良かったのかとか結構悩まされたりして、今までで一番考えさせられたかなという感じです。

 

 

――練習の話になりましたが、大学特有の練習はありますか

柳田 うちはバレー歴があまり長くない人が多いので、普通の練習で言ったらレシーブは強打レシーブとかだと思うんですが、僕らはパスにこだわろうという話をしています。パスにこだわるというのは結構見逃しがちで今までも結構適当にやってきたことなので、僕らはそこを追及してワンチャンスを二個三個に増やしていけるような感じでやっています。

 

 

――今年の慶大は守備のチームですが特に守備を重視されていますか

柳田 個人的な技術の向上だけでなくて、僕らはもっとなんで点を取られてしまったのかということをはっきりできるシステムでないといけないので、そこを過去や現在であったりで突き詰めている最中ではあります。

 

 

――早大にも突き詰めているところはありますか

専田 二段トスですかね。早稲田は今サーブレシーブがそんなに良くないんで、二段トスをセンターに集めてリバウンドを取って仕切りなおそうというのがあります。二段トスの精度をあげている発展途上ではあります。

 

 

――今後どのようなキャプテンを目指していますか

柳田 正直僕はリーダーシップがあったり人を惹きつける力があるとはあまり言えないのですが、せめてプレーで周りを引っ張っていけるような選手になりたいなと思います。一番点を取ったりとか、一番動き回ることができるとか、みんなが疲れている中でもしゃべれることができたりとか、自分が持ってないものよりも自分ができることをもっとしようと心掛けています。

専田 いいキャプテン像だと思います。僕もこういうキャプテンを目指しています。

 

 

――これまでの試合でも特に印象に残った試合はありますか

専田 去年の全日本インカレの早稲田筑波戦ですかね。あれが起点で、そこで勝ったから優勝できたと思います。あの時は(筑波大の)出耒田さんのスパイクを頑張って上げたんですけど、それを七里さんが決めてくれました。それで前衛に行ったときにブロックされたんですけどいつもなら落ちるはずのボールが吉村(スポ卒)さんが拾ってくれて繋がって勝ったという内容でした。吉村さんのキャプテン執念がでた試合でしたね。

柳田 僕が2年の時のインカレの決勝でした。その前に早稲田に勝って決勝まで行って、集大成というかいい流れで来ていて、あそこで優勝できなかったから自分の中でやり切っていない、燃え尽きていない気持ちがまだ持てていると思います。もしあそこで優勝したらすごい快挙だったんですけど、何か達成感と共に燃え尽きたものもあったんじゃないかなと。あそこで大差で負けたことによってやっぱりもっとやらなきゃとか、自分に足らないところを見つめなおすことができたきっかけになりました。準優勝が良かったというわけではなくて、負けたことがすごく糧になったかなと思います。

専田 僕にとって糧になったのは、今季の春リーグ前半3戦とかですかね。法政に負けて、チームの方針をガラッと変えたので。それまではライトをよく使っていこうという、みんなが同じような打数になるような方針だったのですが、そこで負けて原因はなんだ、となった時にミスが多すぎるということになって、ミスが少ないところを中心にあげていこうと。結局センターと僕が打つようになって、最近は喜入も入っているんですが、チーム方針を変えたのはその3戦だったので、それが糧になったかなと思います。

 

 

――早慶戦の話になりますが、これまでの早慶戦の印象は

柳田 1、2年生の時は先輩にくっついてただけだったんで、定期戦よりも試合に出たって感じです。3年生の時は上級生になって初めての定期戦で、あんなに人が入った試合だったので、今までとは違った空気で試合をしたかなと思います。

 

――今年は日吉でホームの試合になりますが

柳田 本当にもう頑張らなきゃなと思います。一昨年もホームでやった時はすごい応援が来てくれて、バスケ部とか他の部の方とか、OBの方も一般生の方もたくさん来てくれたのかなという人数だったので今年もそれぐらい入るなら、入らなくても最後は頑張りたいなと思います。

 

 

――定期戦で特に観客に注目してもらいたいプレーは何ですか

専田 うちのセンターが柳田君を止めるところですかね(笑)。冗談はさておき最終学年の4年生が頑張っている姿を見てもらいたいです。

柳田 うちも僕自身4年生として最後だしコートに入っている4年生も結構いるので、4年生が中心になっている慶應バレーを見せることができたらいいなと思います。

 

――最後に早慶戦に向けての意気込みをお願いします

柳田 僕にとって最後の早慶戦なので、もちろん勝つことが一番の皆さんへの伝えられることだと思うんですが、それ以上に自分たちができる最高のバレーボールができて、それを皆さんに見せて感じてもらえればなと思います。力を出し切れるように頑張ります。

専田 早慶戦も最後で、慶應も早稲田もどっちもチームをまとめてくると思うんですけど、やるんであればどっちも全力でぶつかってどっちか強いか決めたいなというのがあるので、どちらか片方が調子が良くて片方が悪いとかそういうのがないようにお互い全力でやって、結果はどうあれ観客の人とかを喜ばせられればなと思います。

 

――お忙しい中、本当にありがとうございました!

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(この取材は5月17日に早稲田スポーツ新聞会と合同で行いました)

 

(取材 慶應スポーツ新聞会 中田健太/早稲田スポーツ新聞会 谷口武)

 

6月15日(日)、慶應義塾大学日吉記念館にて第78回早慶バレーボール定期戦が開催されます!(入場料無料)

激戦が予想される男子戦は15:00開始予定です!皆様是非足をお運びください!

 

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当日は女子戦、男子戦の速報をTwitterで行う予定です。

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