慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】王者の圧力に屈し完敗/Jr.選手権 帝京大戦

ボールをインゴールへ持ち込むCTB田畑

ボールをインゴールへ持ち込むCTB田畑

Jr.選手権ここまで1勝1敗の慶大は、この大会2連覇中の帝京大と対戦した。フィジカルの強さを武器とする相手に序盤から突き放され、慶大は反撃のチャンスを見出すことができない。後半のトライで一矢報いるものの、劣勢の状況を打開できないまま8-51で完敗した。

 

関東大学Jr.選手権 vs帝京大

2014/10/26(日)13:00K.O.@帝京大百草園G

 

得点
慶大
 
帝京大
前半
後半
 
前半
後半


T




G




PG




DG




小計
23
28

合計
51
 

得点者(慶大のみ)

T=田畑

PG=中村敬

 

慶大出場メンバー
ポジション
 
 
1.PR
眞鍋泰明(経4・慶應)
→16堀切厚輝(環2・國學院久我山)
2.HO
佐藤耀(総3・本郷)
→17山田康介(法3・流経大柏)
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大塚健太(環3・國學院久我山)
→18出口桂(商3・明善)
4.LO
佐藤大樹(総1・桐蔭学園)
 
5.LO
野田一宇(商4・修猷館)
→19西出翼(経3・慶應NY)
6.FL
古岡是道(法4・慶應)
→21鈴木達哉(環2・茗渓学園)
7.FL
岩本龍人(政3・國學院久我山)
 
8.No8
徳永将(商3・慶應)
 
9.SH
星卓磨(政4・慶應志木)
→20南篤志(総3・清真学園)
10.SO
今泉宏健(総1・清真学園)
→23金澤徹(商1・慶應)
11.WTB
中村敬介(経3・慶應)
 
12.CTB
名頭薗泰輝(商4・慶應)
→22染原健人(理2・修猷館)
13.CTB
田畑万併(環3・桐蔭学園)
14.WTB
吉迫雅俊(商2・慶應志木)
15.FB
下川桂嗣(商4・修猷館)
 
 

試合は序盤から帝京大のペース。開始直後、慶大のペナルティが重なりゴール直前まで進まれると、ラインアウトからモールで押し込まれトライを許す。その後しばらくは帝京大にもペナルティやミスが見られるが、王者の圧力の前に慶大はなかなかチャンスをつくれない。すると23分、相手WTBにディフェンスを突破され追加点を許すと、さらに29分までに2トライを追加される。35分、敵陣で相手のペナルティを誘いWTB中村敬のPG成功で3点を返すも、前半終了間際には反対にPGを決められてしまい、3-23で試合を折り返した。

 

FL鈴木の力強いプレーがチャンスを生んだ

FL鈴木の力強いプレーがチャンスを生んだ

大きく点差をつけられてしまった慶大は「積極的にアタックしていこう」(FL古岡)と後半に臨む。しかし相手の優位は変わらず、8分には微妙な判定から慶大のペナルティをとられトライに結び付けられてしまう。相手の流れを断ち切れない中あきらめず好機を狙う慶大はついに11分、一瞬のチャンスをものにする。途中出場のFL鈴木が必死のゲインを見せると、ここから右に展開しCTB田畑がインゴールに向けボールを蹴り転がす。そのまま走り込んだ田畑が相手と交錯しながらもなんとかボールを確保し、グラウンディング。5点を追加し、8-30となる。だがここからは再び帝京大の時間。ほとんど自陣から出られないまま、さらに3トライ3ゴールを決められ8-51でノーサイドを迎えた。

 

「帝京のやりたいことをやらせてしまった」(HO佐藤耀)というように、終始相手ペースで試合は進んだ。試合後選手らが「ペナルティの多さ」を課題に挙げたとおり、相手の圧力の前にペナルティを重ねてしまい、苦しい状況に陥るという展開が続いた。フィジカルで勝る相手にどう対抗するのか、今後に向けて修正が必要となるだろう。他の試合の結果から4位以上で決勝トーナメントに進めることは確定したが、「次の東海戦に勝てば負けてしまった明治へのリベンジマッチができる」(中村敬)と、選手らは気を抜くことなく先を見据える。この敗戦を糧に次はしっかりと勝利を収めてもらいたい。

 

けがから復帰し調子は上向きだ

けがから復帰し調子は上向きだ

【ケイスポ的MOM】見る者を引きつけるプレーが持ち味 WTB・SO中村敬介

苦しい試合展開の中、随所に光るプレーを見せたのが中村だ。ボールを持てば独特のステップとスピードで相手を翻弄。得点に結びつけることはできなかったが、途中からはSOも務めるなど自らのラグビーセンスを発揮した。春シーズンは主にAチームで試合に出場していたものの、秋はけがで出遅れ「目標は対抗戦でスタメンの番号を着ること」。今後は対抗戦の舞台でも彼の活躍が期待される。

(記事 吉山祐未)

 

コメント

古岡是道ゲームキャプテン

(今日の試合を振り返って)前半の最初の入りでペナルティが多くて、相手にやりたいことをやられてしまったので、モールのところのペナルティが今日の試合の流れを決めてしまったのかなと思います。(後半は自陣で守る時間が長かったが)後半は23-3という点差で迎えたので積極的にアタックしていこうと思っていたんですけど、ブレイクダウンのところでペナルティが多いのを後半になっても修正できなかったのでそれでまた点差が開いてしまったかなという感じです。FWの出来は)リアクションが良かったですし、悪くなかったんですけど、相手の力やフィジカルに負けてしまったところでゲインをくらってしまってBKに迷惑をかけてしまったので次の東海大戦までに修正していけたらなと思います。(次戦に向けて)今までずっとディフェンスセットとブレイクダウンをこの1年かけてやってきたので、やることは変わらずもっと精度を上げていきたいなと思います。

 

佐藤耀

(今日の試合を振り返って)前半から受けてしまうところが多くて、慶應のやりたいことが出来ずに、帝京のやりたいことをやらせてしまった、という感じです。(ご自身のプレーについて)今日はほんとに、ディフェンスもオフェンスも全然だめで、セットプレーでも見せることが出来なかったので、悔しかったです。(スクラムの出来については)スクラムは、全体で低くささることをフォーカスしていて、それは出来たんですけど、やっぱり、相手の大きくて強い選手に上にあげられてしまってやられてしまったという感じです。(点差が開いてしまったと思うが、その中でも何か手ごたえを感じたところは)ゴール前で止められたところは、慶應の持ち味だと思うので、そこを生かせたのと、前半のほうで、フルオフェンスが出来たので、そのときは結構有効にアタック出来たのかなと思います。(次の試合に向けて意気込みをお願いします)次は東海戦で、そこに勝ったらまた明治大学にリベンジ出来ると思うので、そこを目指して頑張りたいと思います。

 

佐藤大樹

(今日を振り返って)帝京のタックルや攻めに当たり負けないようにしようという話をしていたのですが、キックやアタックからも点を取られてしまうことが多かったです。序盤から入りがよくなく、流れをつかまれてしまったなという印象です。(自身のプレーについて)ディフェンスで相手を返せるようなタックルをしたいと思って臨んだのですが、受けてしまうことが多く、あまり良い出来ではなかったです。(自身の強みは)身長が比較的高いので、ラインアウトなどのセットプレーの安定だったり、キックのキャッチがしやすいところが強みなのかなと思います。(前回から成長したところ)明治大も帝京大と同じようにディフェンスが強いチームだったので、その経験を生かそうと思ったのですが、あまりうまく生かせませんでした。(次回に向けて)もしまたメンバーに入ることができたら、全力で頑張ります。

 

中村敬介

(今日の試合を振り返って)この一週間、良い精度の練習ができて気持ちの面でも充実した状態で臨めた試合ではありました。結果として大敗ではあったんですけど、次につながる負けになったんじゃないかなと思います。(収穫や課題は)収穫としては前半の中の後半20分は敵陣に入って攻め続けられたことで相手のFWも疲労してきて良い時間帯はあったんですけど、ペナルティが多くてそこは課題かなと思いました。(ペナルティが多くなった原因は)前半の最後から後半の最後までレフェリーの方のレフェリングに順応できなくて、そこが一番の原因かなと思います。(ご自身の出来は)後半途中に10番に入るまではボールを動かして外でもらって前に出られればなと思っていたんですけど、ブレイクダウンでプレッシャーをかけられてしまってチャンスにつながるボールが来なかったので、もっと自分から内側に寄っていくなど工夫をしてチャンスを自分で作らなければいけないと思いました。(今後に向けて)個人としての目標は対抗戦でスタメンの番号を着ることなので来週の明治戦に懸ける思いが強くて、まずはAチームに上がらなければいけないと思っています。Jr.選手権としては、次の東海戦に勝てば負けてしまった明治へのリベンジマッチができるのでそこで勝って、また今日帝京に負けてしまった分やり返せればなと思います。

 

田畑万併

(今日の試合を振り返って)前半は1人1人のところで前に行かれすぎていて、タックルで止めることができずペナルティが多くなってしまい、自分たちで自分たちの首を締めてしまいました。後半は力の差が出ました。(前半ペナルティが多くなってしまった要因とは)気合いが入りすぎてプレーが先走りしすぎてしまったことと、ルールの際どい所をつかれました。(自身のプレーを振り返って)アタックの部分で何度かチャンスを作れてはいましたが、ディフェンスでまだまだ足りないところがありました。(具体的な課題とは)WTBとの連携が取れてなくて、抜かれてしまいました。(自身がAチームに入るために必要なこと)もっとワークレートを上げるというか、自分がAチームに入るとしたらリザーブの可能性が高いので、アタックの場面で積極的にボールを貰いにいったり、さっき言った課題を修正していきたいです。(今後に向けて)出ることができたら、アタックでチャンスを作っていきたいです。

 

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