慶應スポーツ新聞会

【男子ラクロス】意地見せた“陸の王者” それぞれのDEFEAT

12月21日(日)に行われた全日本ラクロス選手権でまたしてもFALCONSに敗れ、悔し涙を流した男子ラクロス部。しかし力の差を見せつけられながらも、学生王者の意地を見せて確かな足跡を残した。集大成となる試合を終え、彼らは何を思うのか。今回は安藤主将、猪野副将、脇阪オフェンスリーダー、今大会優秀選手に選ばれた木島選手、ケガから復帰後初得点を決めた田浦選手にお話を伺った。(この取材は全日本選手権終了後に行いました。)  

 

慶大最初で最強のG主将

G安藤圭祐主将(慶應義塾高・商4)

チーム史上初のG主将。鉄壁の守備で相手を寄せ付けず、さらに自身もグラウンドへ繰り出していくガッツを見せた。

チーム史上初のG主将。鉄壁の守備で相手を寄せ付けず、さらに自身もグラウンドへ繰り出していくガッツをも持ち合わせる。「守護神・安藤」コールは男子ラクロス応援の名物だった

(試合を振り返って)試合の入りから終始圧倒されたと思っています。(チームの動きは)オフェンス時間が少なくて圧倒的に攻め込まれていましたし、しっかりセットしていない状態でグラウンド全体を使ったオフェンスから簡単に失点してしまったので、とても悪い流れのまま80分が終わってしまったと思っています。(ケガから復帰したAT田浦選手について)田浦はもちろん1年間全部員が頑張ってくれて、日本一という目標は達成できなかったけれども六大学やBリーグで優勝したりと、全員が諦めることなくしっかり取り組んでくれたことを主将として誇りに思います。(4年間を振り返って)楽しかったです。(一緒に頑張ってきた4年生へ)僕は主将として何もしていなくて、色々な人に頼ってばかりだったので、本当に感謝していると伝えたいと思います。  

 

 

 

 

 

 

チーム支えた縁の下の力持ち

MF猪野慎太郎副将(慶應義塾高・経4)

オフィシャルタイムアウトでは冷静にチームに指示を出す姿が見られた

試合での出番は多くなかった猪野。しかし、オフィシャルタイムアウトでは常に冷静にチームに指示を出す姿が見られた

(最後の一戦が終わった今の気持ちは)終わっちゃったかというのと、いろいろな先輩方や親に申し訳ない気持ちでいっぱいです。(格上の相手にも意地を見せられたと思うが)元々今日の試合は技術と実力で勝負しようと思っていて、それが通用しないとなったときに気持ちの部分を強く意識しようとしていたんですけど、その意識がまだまだ足りなかったと思います。(日本一まであと一歩に迫ったという結果をどうとらえているか)そこまでいっても何も残るものはなかったというのが正直な気持ちです。(ラクロス部での4年間で得たものは)何かを成し遂げるためには、とにかくまず自分で考えて行動しないといけないという人生の教訓みたいなものを得たと思いますし、チームメイトたちと一緒に本気で取り組んで目標を目指すことの素晴らしさが分かったと思うので、それらの経験が今後の宝物になると思います。(後輩にメッセージを)僕たちは不甲斐ない形で終わってしまったんですけど、後輩たちにはいろいろなものを残していけたと思うので、それを引き継いで是非日本一を取ってほしいです。  

 

見るものすべてを魅了する天性のプレーヤー

AT脇阪俊輝オフェンスリーダー(慶應義塾高・経4)

ダイナミックなショットから小技まで器用にこなす脇阪。相手のマークに負けない強いフィジカルも武器だ

ダイナミックなショットから小技まで器用にこなす脇阪。下級生の頃から得点を量産し、チームの中心選手であり続けた。相手のマークに負けない強いフィジカルと甘いマスクも大きな魅力だ

(今日の試合振り返って)絶対勝てると思って最後までやって来たんですけど、FALCONSが思った以上に強くて、もう本当にただただ悔しいです。(今日の試合の最大の敗因は)先制点取ったんですけど、オフェンスが攻めきれなかったし、ディフェンスもいつもより浮き足立っていて、どんどん点決められていて、さらに社会人というものに慣れていなくて、そこの部分でやられてしまっていたので、反省しています。(4年間振り返って)AT大西、高橋と高校からずっと一緒にやってこれて良かったと思っています。  

 

 

 

大器晩成の切り込み隊長

MF木島薫(桐蔭学園高・経4)

今季大ブレイクを果たした木島。先陣を切り、相手ゴールに果敢に飛び込む姿が印象的だった

今季大ブレイクを果たした木島。どんな時も先陣を切り、相手ゴールに果敢に飛び込む姿が印象的だった

(今日の試合を振り返って)大敗してしまって本当に悔しいです。(どこに力の差を感じたか)ボールを速いスピードで高い精度で運ぶという基本的なところが高いレベルでできていて、個人の能力の差かなと思います。(今日の試合へどのような気持ちで臨んだか)ラクロス部に入ってからずっと意識していた舞台で、しかも相手が強いところなので最高の準備をして臨んだつもりです。(同期へ伝えたい言葉は)本当にありがとう。ライバルの選手には切磋琢磨してこれたので特に感謝しています。(後輩へメッセージを)目の前でFALCONSの強さであったり自分たちが負けた悔しさを感じたと思うのでそれを糧にして頑張って欲しいと思います。  

 

帰ってきた慶大の元気印

AT田浦貴大(慶應義塾高・経4)

リーグ戦中にケガで離脱したが、全日本選手権決勝戦では途中出場しショットを決めた。田浦に誘われて大学でラクロスを始め、4年間支えられたという選手も多い。

リーグ戦中にケガで離脱したが、全日本選手権決勝戦では途中出場しショットを決めた。田浦に誘われて大学でラクロスを始め、4年間支えられたという選手も多い。

(決勝戦を振り返って)序盤にミスが続いて流れを持ってこれなくて、僕はベンチでどうやって雰囲気を作るかを考えていました。いつでも試合に出られる準備はしていました。(FALCONSとの差は)ミスが続いた時に立て直す力ですね。後はゲームメイクが上手いなと思っていて、序盤はポゼッションが大事な中でそれを重視したラクロスをしてきて、それで流れを持っていかれたと思っています。(一方で手応えを感じたところは)これまで目の前の相手に勝つという意味で“DEFEAT”というスローガンを掲げてやってきたので、1対1の勝負では負けていなかったと思います。(今日で引退となったが、4年間を振り返って)結果が全てだと思うので、準優勝という結果には満足していないですし、周りは良くやったと言うと思うんですけど、結果には満足出来ていないです。(特にこの1ヶ月は大怪我の中苦しい時期だったと思うが)自分は怪我をした時に「もうだめかもしれない」と思ったんですけど、トレーナーやスタッフやマネージャーの支えがあって試合に出られて点も決められたので、苦しかったですけど多くの支えがあったので感謝しています。(4年間共に戦ってきた同期に向けて)本当に素晴らしい同期で、自分は幹部ではなかったので戦術とかを考える立場にはいませんでしたが、大学生活の全てをラクロスに捧げて頑張ってきて、それはCチームやコーチの人たちも同じだったので、誇れる同期です。(今後日本一を目指す後輩に向けて)ここまで来て負けてしまったということは悔しいですけど、後輩にとっては良い経験になったと思うので、僕たちを踏み台にして絶対日本一を獲ってほしいです。(この記事を読んでいる読者へ)今までラクロス部に関心を持って応援してくださってありがとうございますと感謝の気持ちを伝えたいです。

 

(取材 飯田駿斗・太田悠貴・河合美紀・木下彰・高橋廉太朗)

 

これにて2014年男子ラクロスチーム”DEFEAT”の取材はすべて終了となります。安藤主将をはじめお忙しい中でも笑顔で取材に応じてくださった選手、マネージャーの皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。来年度も宜しくお願い致します。

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