慶應スポーツ新聞会

【競走】慶大競走部始動‐新たな戦いの幕開け‐ 第48回東京六大学対校陸上競技大会

 

 2015年度の慶大競走部の戦いが始まった。昨年は山縣亮太主将のもと、関東1部復帰を果たし早慶戦でも勝利を掴み取った。今年のチームはどのような戦いを見せるのか。2015年度慶大競走部の試金石をとなる戦いが今回の東京六大学対校戦だ。100mでは小池祐貴(総2)が10”34(+2.0)で優勝、去年の関東インカレでも好記録を出した村上昴輝(総3)、松本岳大(総3)も上々の滑り出しを見せた。結果は総合3位であったが、チーム力では他の追随を許さない慶大競走部の姿が今年も見受けられた。

 

 

 

セイコーのユニフォームを身にまとい山縣(写真左)は疾走する

セイコーのユニフォームを身にまとい山縣(写真左)は疾走する

4月初め、どんよりとした曇り空の中、今年は慶大のホームである日吉陸上競技場で東京六大学対校陸上競技大会が行われた。 大会序盤に行われた100mのオープンレースには今年3月に慶大を卒業した山縣亮太(セイコー)が出場。山縣の姿を一目見ようと多くの観客が日吉陸上競技場に駆けつけた。山縣は10”49(+2.0)でゴール。今年の夏の世界陸上に向けての調整を進めている。

 

 

 

 

 

 

 

最後まで粘り強い走りを見せる松本(写真中央)

最後まで粘り強い走りを見せる松本(写真中央)

400mH決勝には松本が登場。予選は危なげなく通過し、決勝の舞台に立った。前半、松本は自分のペースでレースを進める。前半を抑えて後半上げるという自分の目標通りの走りだった。前半を抑えていた松本に対して、前半から果敢に攻めるランナーもいた。松本は自分のペースを守り続け、8台目のハードル付近までトップに迫る走りを見せる。しかし10台目で歩幅に乱れが生じる。昨年に比べて後半の伸びが出てきた松本にとっては大きな誤算だった。結果、53”27、4着でのゴールとなった。

 

 

 

早稲田の選手と接戦を繰り広げる村上

早稲田の選手と接戦を繰り広げる村上

800mには村上、中谷浩崇(理2)の2名が出場した。中谷は1500m出場後のレースだったが、終始粘り強い走りを見せた。一方、村上は「とにかく引っ張ることを意識していた」とレース後語ってくれたように、序盤からトップに立ち積極的にレースを動かしていく。堂々とした1周目の走り、2周目はここからどれだけ粘れるかであった。しかし村上の走りに陰りが見え始める。そこを見逃さなかったのが早稲田の2選手であった。最後の最後で村上は早稲田の2選手にかわされ、3着でレースを終える。「最後負けちゃったので、そこは本当に自分が弱かった」と自分のレースを振り返った村上。次のレースでは他の追随を許さない圧倒的な走りを期待したい。

 

 

小池は素晴らしい加速を見せた

小池は素晴らしい加速を見せた

100m決勝には小池が登場。予選は余裕を持ってレースを進め、決勝へと駒を進める。決勝ではいいスタートを切った小池。得意の後半にうまくつなげていく。加速がついてきた後半、小池はここからさらにペースを上げていく。しかし周りの選手も小池に負けじと後半追い上げを見せる。接戦となったが、小池は10”34と好タイム、見事1着でゴールした。 関東インカレでも小池の活躍から目が離せない。さらに同級生である桐生祥秀(東洋大)との戦いも楽しみだ。

 

 

 

慶大は89点を獲得し、総合3位となった。また小池が昨年に引き続き、トラックMVPを獲得した。しかし1位法政139.5点、2位早稲田123点と比べると、少し差をつけられた形であることが分かる。 主将の頼駿智(経4)は今年のチームの目標として、関東インカレ男女総合入賞と早慶戦の連覇を挙げた。昨年チームを引っ張った4年生が抜けた穴を埋めるのはなかなか難しい。しかしチーム力は去年にも増して強くなってきているように思えた。まずはチームの士気を高めていくことが個人の好記録にもつながっていくのではないだろうか。 これからの2015年度慶大競走部の更なる飛躍を期待したい。

                                    (記事 河合佳祐)

     

 

 

 

頼駿智(経4・慶應義塾高)

(今年のチームの目標) 今年のチームの目標は関東インカレ男女総合入賞と早慶戦の連覇です。

(山縣前主将の代が卒業したことについて) 僕の1個上の選手たちはいわゆるスター級の選手、主力、まさに競技力のあり結果で引っ張る先輩だったと思います。その先輩たちが抜けた穴は競技面では大きいなと認識している部分はあります。でも僕たちは先輩たちが抜けたから戦えないとはまったく思っていなくて、僕たちは僕たちなりのリーダーシップでチームを作っていきたいと思っています。

(関カレに向けてのチームの目標) 1部の慶應としてふさわしい強い慶應っていうのを1つスローガンに掲げてやっているんですが、やはり関東インカレで男女総合入賞するっていうのは並大抵の努力では難しいことだと認識しているんですが、ひとりひとりが競技をしたときに100%力を出し切る、納得のいく競技ができたら正直すごい結果が出るんじゃないかと思っていて、慶應にはまだまだ潜在能力が眠っているというか、今日の六大学でも3番でしたが、まだまだこんなもんじゃないと確信があって、それぞれ選手が自分の力を出し切れば、それはすごい結果になると信じているので、自分と向き合うということを意識してほしいなと思っています。

(関カレに向けての個人の目標) 僕はずっと100mをやってきたんですけど、2年生のときに関東インカレのリレーで4番で僕は1走を走って、日本インカレという全国大会でも1走を走って3番だったんですね。関東インカレのリレーで1走を走って勝ちたいというのが僕の目標です。

 

 

小池祐貴(総2・立命館慶祥高)

(今日の試合振り返って) 結果的に優勝出来て良かったと思います。

(レースプランは) いつも出遅れるので、そこで焦らないで顔上げ後の二次加速の区間でしっかり前に出て、僕は一番ラスト20mに強いので慌てることなくレースを運べれば勝てると思ってレースにのぞみました。

(冬の練習は) 基礎作りが主な練習だったが、アップを1番の動きづくりの練習だと思って今までの倍以上の時間をかけてひたすら基礎の動きをやってました。

(山縣さんについては?) 同じレースの決勝でしっかり対決出来るレベルで戦いたいなと思います。

(次のレースに向けて) 織田記念という大きなレースがあるので日本人トップスリーにはいれるように、表彰台に上れるように頑張りたいと思います。

 

 

松本岳大(総3・加古川高)

(今日のレースを振り返って) この大会に関しては準備不足感がすごくしていたので、今の自分の体調に合わせた作戦を考えていて、7割くらいはしっかり出来たと思うんですけど、後の3割は調整不足がもろに出てしまったなと感じてます。

(今日のレースプランについて) 体調があまり良くなかったので後半に少し不安があって、前半抑えて、後半上げていこうというのが自分の中で今回のテーマで、昨シーズンまであまり後半上げることは出来なかったんですけど、今日は前半抑えた分、中盤から後半にかけて1回切り替えて上げられたのが良かったです。

(冬の練習について) 一応継続した練習は出来たかなと思うんですけど、所々足にケガがあって冬季入る前に思ってたほどはあまり(練習を)積めなかったと思うんですけど、今のところ上手くシーズンには入れてきているので、ここから調子を上げていこうと思います。

(関東インカレに向けて) 関カレの自分の役割は優勝して勝ち点を取って、チームの1部残留、チームの目標である総合入賞に貢献することだと考えているので、優勝しかないです。

 

 

村上昴輝(総3・須磨学園)

(今日のレースを振り返って) 1年前に5番になってから、来年は自分が引っ張って、全部トップで走り切れたらいいなと思っていたのでそういった意味で描いてる通りのレースは出来たんですけど、最後負けちゃったので、そこは本当に自分が弱かったかなと思います。

(本日のレースプランは) とにかく引っ張ることを意識していて、まあ誰かが出たらそれはそれでいいかなと思っていたのですが誰も出なかったので、自分が行って、っていうのは考えたんですけど。それは予想通りだったのですが自分が焦る部分もあったので、もう少し綿密に練れば良かったかなと思いました。

(冬の練習はどうだったか) 冬は今日1500mに出場した中谷と主にやってきて、とにかく800mのスタミナをつけていけたらなと思っていて。それが今日、400mから600mにかけてタイムが落ちなかったので、その成果は出たのかなと思うんですけどやっぱり最後差されたのが…。もう少し冬季やってきたことが何かあったんじゃないかなと思います。

(関東インカレに向けて) 全カレが大阪で開催されるということもあって、それにつながるようなレースをしたいと考えているので、とにかく優勝だけを目指してやっていきたいです。

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