【ラグビー】大量得点で関東学院大を圧倒 セカンドフェーズ進出決定! Jr.選手権

突破を図る明本とフォローの走る仲宗根(右)
 Jr.チームはここまで1勝1敗1分。セカンドフェーズ進出のために勝利の欲しいJr.選手権第4戦はホーム下田グラウンドに関東学大を迎えての一戦となった。慶大は自分たちの「走り勝つ」(LO上田ゲームキャプテン・経4ほか)ラグビーで関東学院大を圧倒。終始リードを奪いながらゲームを進め、合計8個のトライを奪い52-10で勝利した。セカンドフェーズ進出も決め、今後に向け大きな期待を感じさせる文字通りの完勝であった。 

 

関東大学Jr.選手権2010/11/7 13:00 K.O VS関東学院大 @下田グラウンド

得点        
慶大   チーム 関東学院大
前半 後半 VS 前半 後半
PG
DG
12 40 小計
52   合計 10  
  

【得点】慶大のみ 

T=明本、仲宗根、金本2、原田2、熊倉、猪狩 

G=小林5、宮川

慶大選手        
ポジション 名前(学部学年 交代選手  
1.PR 小田 基貴(商2)    
2.HO 渡辺 祐吉(経2) →16濱野 大(経4)
3.PR 平野 裕馬(環2) →17清水 直樹(理4)
4.LO 上田 元樹(経4) →18伊藤 悠(商3)
5.LO 熊倉 悠太(政3)    
6.FL 高橋 立寛(環4)    
7.FL 佐藤 大朗(総2) →19安部 雄太郎(経2)
8.NO8 明本 大樹(総3)    
9.SH 小斉平 聖人(商4) →20猪狩 有智(経1)
10.SO 宮川 尚之(環1)    
11.WTB 金本 智弘(理4)    
12.CTB 仲宗根 健太(総3) →21瀧口 晃太郎(文2)
13.CTB 岩淵 功太郎(法3)    
14.WTB 原田 大輔(総4)    
15.FB 小林 俊雄(経4) →22新甫 拓(経2)
           
  

自ら仕掛ける小斉平

 前半慶大のキックオフで試合は始まった。最初に流れをつかんだのは慶大。開始6分、ハーフウェイライン付近右で得たラインアウトからモールとなり、外に出たボールをSH小斉平(商4)がハイパント。このボールをNO8明本(総3)が追いかけ、相手との競り合いに勝ちキャッチすると、そのまま追いすがる相手を振り切りトライ。幸先良く先制に成功する。さらに勢いに乗りたい慶大は11分、インゴール前でのラックからパスをつなぎ最後はCTB仲宗根(総3)が持ち込みトライを決める。ディフェンス面でも持ち前の「低いタックル」で関東学院大に決定機を与えない。このまま攻守ともに圧倒するかと思われたがここで攻撃面の歯車が狂い始める。「ブレイクダウンで前に入れなかった」(金沢コーチ)と言うようにターンオーバーされる場面や反則の場面が目立つようになり、ゴールライン近くに持ち込んでも最後の詰めの部分でノットリリースザボールなどの反則を犯し得点を決めることが出来ない。28分には仲宗根の蹴ったボールに対し、関東学院大が集中を欠くプレーを犯し、ラッキーな形でゴール前5メートル付近でスクラムを得るもここでも得点を奪うことが出来ない。こう着状態となった試合が再び動いたのは36分。自陣右からの関東学大のラインアウトからモールで押され、ラックになった後に押し込まれ得点を許してしまう。その後得点は動かず前半は12-5で終了。早い時間帯での2つのトライで流れをつかんだように見えたが、中盤以降は「ブレイクダウンでのペナルティが多かった」(PR小田・商2)と言うように攻めながらも得点を奪えない「もどかしい試合展開」(FL佐藤・総2)となってしまった。 

快速で流れを生んだ金本

 前半の課題である「ペナルティが多い」(上田)「ブレイクダウンでしっかりと越えられない」(小斉平)という点を意識して後半に臨んだ慶大。前半序盤の流れを取り戻したいところで力をみせたのがWTB金本(理4)。後半3分グラウンド中央でできたラック出たボールを上田がつなぎ、左サイドの金本へ。ここで金本が華麗なステップで相手を一人かわしそのまま加速。左サイドを独走し、最後は中央へトライを決める。さらに続く5分、中央でパスをつなぐとボールは再び金本にわたり、またしても左サイドを独走しトライ。「持ち味のランを生かしたトライが久々に出来た」(金本)というプレーで慶大は後半もいいリズムでスタートする。11分に関東学院大にトライを奪われ、前半の展開が頭をよぎるが同じ失敗は繰り返さない。後半18分のWTB原田(総4)のトライを皮切りに突き放すと、慶大の持ち味であるフィットネスで関東学院大を圧倒。課題となっていたスクラム、ラインアウトなどのセットプレーも大柄な相手に対して終始安定し、ターンオーバーするシーンも見られた。21分にはキックチャージからLO熊倉(政3)、28分には再び原田がトライを決め大量リードを奪う。ディフェンス面も集中を切らさず相手にチャンスらしいチャンスすら与えない万全のゲーム運びを後半の中ごろからみせる。その後リザーブの選手が全員交代で出場し、終了間際には怪我から復帰したSH猪狩(経1)のトライ、そして同じく怪我明けのSO宮川(環1)のゴールで相手を突き放し、52-10でノーサイドの笛が吹かれた。 

完勝でセカンドフェーズ進出を決め、満足のいく結果となった今回の試合。Bksの選手のトライが目立ったが、それ以上に光ったのが「Fwdが勝っているおかげで外にトライができた」(仲宗根)というように終始安定したセットプレーをみせたFwd陣。FwdとBksがうまくかみ合い、まさに全員の力でつかんだ勝利であった。次の試合の相手はここまでJr.選手権全勝の明大。Aチームが敗れてしまった相手だけに「借りを返す」(CTB岩淵・法3)という気持ちも強いはずだ。また選手たちにとっては11月23日に控える対抗戦の早慶戦に向けての最後のアピールの場ともなる試合。今日のようなプレーをみせて明大にリベンジを果たし、宿敵との決戦に臨んでほしい。 

By Hiroki Nakajima 

コーチ・選手のコメント 

  

金沢コーチ 

(セカンドフェーズ進出を決めた感想)率直に嬉しいです。明大戦はまだ残っていますが、もう1回チャレンジ出来るというのが良いな、と思います。(今日の試合のメンバー選考について)対抗戦との兼ね合いやチーム状況によってメンバーは替わっていきます。今回はAチームのリザーブを全員使おう、ということでやっていきました。いつもは(Aチームのリザーブは)キープしているので、少し違ったとは思います。(今日のゲームフォーカスは)アタックはどんどん順目に走って、ディフェンスは いつもと同様前にしっかりプレッシャーをかけるように、そして低いタックルをする、ということをやっていきました。またブレイクダウンの時は、ボールを越えて、どんどん前に入っていこうということにも注意していました。出来具合に関しては、ブレイクダウンのところは前半、前に入れずに苦労しました。受けてしまってターンオーバーされたり、反則がすごく多くなってしまいました。それが攻めていたのに、なかなかトライがとれなかった1つの要因だと思います。あと、前半はタックルも少し良くなかったです。前にはよくプレッシャーをかけられていました。でも入るところがソフトになっていました。その点はもう少し修正していかなければ、と思います。(前半と異なり、後半は慶大本来の力が発揮できていたようだったが)前半は当然相手もまだ元気でした。それでもどんどん順メに走ることで、大きな相手を疲れさせよう、といういつもの慶大のラグビーをしていきました。それが後半だんだん功を奏してきたと思います。少しブレイクダウンも良くなりました。そのためボールを継続できるようになったという点が、後半良くなった理由だと思います。(ゴール前のディフェンスについて)あまり良くなかったと思います。最後の全員のミーティングでも少し話が出ていました。モールトライとラックから相手が1人ずつ持ち出してくるところでゲインされてしまうのは、良くなかったです。もっと低く入って相手を倒さなければいけなかったと思いました。(オフェンス面は)明本選手、仲宗根選手あたりを中心に、よく前に出られていたと思います。すごく良かったです。当然ボールを動かすのですが、もともと話していたように、まず縦に動かしてそれから横に、というのが良く出来た、という印象です。(セットプレーが安定していたが)スクラムもラインアウトも良かったです。何か特別にやった訳ではありませんが、継続してやっている練習の成果がよく出せていたとは思います。(大きい相手に対してスクラムがしっかり組めたが)普段から相手が小さいことはあまりないのですが、慶大は小さいなりにFwd8人でしっかりまとまって組めていたと思います。特に前3人はよく頑張ってくれていました。(次戦に向けて)明大は現在4勝で、勝ち点では一番上を行っています。当然また大きい相手ですから良いチャレンジになると思います。だからもっともっと慶大らしさを突き詰めて、良いラグビーをしたいです。 

上田ゲームキャプテン 

(今日の試合を振り返って)いつも通りの「走り勝つ」ラグビーをすれば良い結果はついて来ると思っていたので、特別な意識はなくラグビーをしました。(前節からスタメンに変更があったが)メンバーに変更はあったが普段通り慶應のラグビーが出来ました。(前半はあまり点差を開くことが出来なかったが)良い形でボールを持ててはいましたが、最後のところで細かいミスがあり、(トライを)取りきれないで詰めが甘くなってしまいました。ただ攻めていたのでミスが出ても気にしていませんでした。(後半に向けて修正した点は)前半にペナルティが多かったので、それをなくしていこうということがありましたが、それ以外は特に修正した点はありませんでした。(次の明大戦に向けて)Jr.選手権の決勝トーナメント進出は決まりましたが、次勝てば良い順位でトーナメントを戦えるということと、何より対抗戦の早慶戦に出なくてはならないのでそれに向けた最後のアピールという2つを目標にやっていきたいです。 

小田 

(今日フォーカスした点は)とにかく「走り勝つ」こと、ブレイクダウンを一歩踏み込むことに気をつけていました。ただブレイクダウンでは自分のアタックのペナルティが多かったです。それで少し自分たちのペースを崩してしまいました。(試合を振り返って)チームとしてはよく走ってよく(ボールを)回せていたと思います。ですが、決め所でミスがあったりつながらなかったりする場面もありました。これだと相手が明大などになるときつくなると思います。だからその点はもっと煮詰めていきたいです。(Fwd戦で圧倒できた要因は)8人全員でスクラムを組めたことです。(相手のスクラムは)もとが大きいのでものすごく重かったです。慶大はそれに対して小さいですが、低く速く組むことが出来て結果的に押せたので良かったです。(ラインアウトは)マイボールは100%とれて、アタックも良くできたと思います。でも相手ラインアウトモールから2本トライをとられてしまいました。やはり大きい相手になると、慶大に対してああいった戦いをしてくるので、もっとしっかりディフェンスをしていきたいです。(後半大量得点を挙げたが)特に変えたことはありません。今まで通り走っていく、ということを確認したくらいです。相手が勝手に疲れて、慶大が走り勝った感じでした。春からたくさん走ってきたのが生きたと思います。(今後の抱負)今日、Jr.選手権の決勝リーグ進出が決まりました。まだ明大戦が残っているので、最後も勝って、気持ちよく決勝リーグに進みたいです。 

渡辺 

(試合を振り返って)今日はセット(プレー)でプレッシャーかけられたのでよかったです。(スクラムに関して)練習してきたことが出せたのでよかったです。(終始慶大ペースで試合が運んだ要因は)やっぱりセットで勝っていたことだと思います。(ラインアウトに関して)ラインアウトも練習してきたことが自分で出せた。自分の課題がセットプレーだったのでこの試合は結果を出せてよかったです。(個人のタックルのプレーに関しては)いつも通りでした。(次の試合に向けて)次は明大戦で重い相手なので、セットプレーの安定からチームの流れを作れるように頑張ります 

平野 

(試合を振り返って)セットプレーが安定していたのが良かったと思います。(ゲームフォーカスは)セットプレーの安定と自分たちのやってきたことをそのままやれば勝てるということでそのままシンプルに慶應のラグビーをやりました。(復帰戦だったが個人としてフォーカスした点は)スクラムを安定させなければいけないというのが今の課題なのでそこをフォーカスしてやりました。(Fwd戦を振り返って)ブレイクダウンで少し負けていたと思うんですけど、あとモールも少しやられてしまいました。スクラムは良かったと思います。(前半に攻めあぐねていたが、後半へ向けての修正は)1人目が倒れるのが早くてボールを取られてしまったり、ペナルティが多かったので1人目が立っていようというのを心掛けていました。(チームとしての課題は)ラインアウトからのモールで取られてしまったのとペナルティが多くて取り切れていなかったことですね。(次戦に向けて)スクラムをフォーカスして全部ターンオーバーするつもりで臨みたいと思います。 

熊倉 

(今日の試合を振り返って)自分たちのサポート速く、順メに走る、というラグビーをしようとしていました。そこは出来ていたと思います。(自身のチャージからのトライについて)相手がキックのモーションに入るまでが長かったので、チャージできるかな、と思いました。そして攻めていきました。上手くいって良かったです。(Fwd戦は)スクラムは圧倒出来ていたと思います。ですが、ブレイクダウンで相手が速く絡んできた際、ノットリリースをとられることがありました。だから前半は流れをつかめませんでした。次の明大戦などこれからの試合に向けて、修正していきたいです。(ラインアウトは)マイボールはきっちりとれていて、相手のディフェンスにもしっかりプレッシャーをかけることが出来ていたと思います。ただラインアウトモールで2トライあげられていて、その点は直していかないといけないと感じました。(後半慶大がペースをつかんだ要因は)ハーフタイム中に、ブレイクダウンが上手くいっていないから直そうという話をしました。後半はその点を少し変えました。あとは後半序盤の10分で流れをつかむことを決めて臨みました。(今後の抱負)これからAチームは早慶戦、帝京戦などかなりビッグゲームがあるので、そこに絡めるようにしたいです。まずはJr.選手権で(力を)みせていって、頑張っていきたいと思います。 

髙橋立 

(試合を振り返って)正直、アピールすることができなくて余り納得がいっていない状態です。(試合前にフォーカスした点)しっかりディフェンスで貢献できるように、ということを意識して試合に臨みました。(その点での評価は)全く満足のいく結果にはならなかったです。久し振りの試合で、自分のできることとできないことというのがしっかり見えたということは、収穫だったかなと思います。(Fwd戦を振り返って)モールで2トライ取られてしまったんですけど、接点で蹴ることなく前に出る意識があったので、その辺は凄く良かったかなと思います。(スクラムで圧倒しているように見えたが相手の印象は)思ったよりも相手の出が遅くて、優勢に組むことができました。なので、対抗戦も含めてスクラムの優位性というものは実感した試合でした。(ハーフタイムに修正した点は)前半は(慶大の)ペナルティとかが多くて悲観的になるイメージがあったのですが、ここから走っていこうという意識をみんなで統一しました。今日の結果は、みんなが積極的に走ることが出来た結果だと思います。(次戦に向けて)明治は凄く強いチームなので、Fwd戦で負けないように、自分自身もしっかりとアピールできるようにしていきたいと思っています。 

佐藤(試合を振り返って)とりあえず勝てたのでそこは本当に良かったです。(試合展開は)やりたいことはできたと思うんですけど、ミスと反則が多くてもっといけるのにいけない感じがして試合中もどかしかったです。(もっとトライも奪えたと思うか)そうですね。みんないけるものだから浮き足立って、いらない反則でチャンスを逸してる感じがありました。(ゲームフォーカスは)特別なことはなくて、今まで言われてきた慶應のラグビーをやろうということと、テンポで走り勝つということ。あと、セットプレーを安定させて、しっかり敵陣にいこうと特別なことではなく、いつも通り練習でやっていることをやろうということでした。(自身の出来は)7番が初めてだったので、自分的には良くなかったんですけど、オフェンスとかでちょいちょい絡めたのでそこは良かったと思います。ディフェンスが良くなかったので、そこは次のJr.明治戦でしっかり修正していきたいと思います。(LO、FLの様々なポジションでの出場が続いているが)試合に出られればどんなポジションでもいいので、逆にいろんなポジション毎の楽しみがあるので試合毎にいろいろ経験できていいのかなと思います。(去年はNo.8で出ていたが)もちろん機会があればNo.8もやりたいですね。(チームの課題は)ペナルティですね。今シーズン始まってからずっとペナルティをなくそうとフォーカスしてきたんですけど、今日の試合は反則が多くて良くなかったので、次の試合で修正していきたいと思います。あとは、細かいミスが多かったので練習中からコミュニケーションをとって、試合でミスがないようにやっていきたいと思います。(次戦に向けて)今のところ明治は波に乗っていて、Aチームも負けていて、まずはJr.でしっかりリベンジしたいと思っているので勝ちたいと思います。低く刺さって、相手は大きいですけど下に刺されば絶対勝てると思うので、みんなでフォーカスしてやっていきたいと思います。 

明本 

(今日の試合を振り返って)自分たちのやりたいラグビーが、外に展開するラグビーだったので、それができたので自分としては満足しています。(試合前にフォーカスした点は)外に展開して点を取ろうというのがあったので、その展開するラグビーが前々からチームプランでした。できて良かったです。(自身のトライを振り返って)あれはもう、たまたまでした。たまたまでも点を取れて良かったです。(Fwd戦を振り返って)モールなどでも、やられていたところがあったので、そこは修正点だと思います。(スクラムでは押していたが)そうですね、スクラムはやりたいことが出来たと思います。相手は、あまり前に来るスクラムではなかったので、自分たちのやりたいスクラムが組めたと思います。(ハーフタイムに修正した点)ブレイクダウンのところでもっとファイトして、しっかり前に出るディフェンスを後半はやっていこうと、みんなで話していました。(その評価は)そうですね、ある程度はできたと思います。(今後に向けて)毎回言っているんですけど、僕は黒黄を着てAチームの試合に出場するというのが第一目標なので、しっかりそれができるようにしっかり次もアピールしてAチームの早慶戦に出たいので、それに向けて頑張りたいと思います。 

小斉平 

(今日の試合を振り返って)負ければ入れ替え戦の可能性もあり、またAチームが明大に負けたあとだったので、絶対に良い勝ち方をしたいと思っていました。(ゲームプランは)いつも通りのアタックを積極的にやるということ。そして順メアタックを徹底してFwdにしっかりと走ってもらうようにしました。(前半は点差があまりつかなかったが)アタックのブレイクダウンの場面でしっかりと超えられず、球出しが遅れてしまいました。そしてオフェンス時もディフェンス時もペナルティを犯してしまい勢いに乗れませんでした。(モールからのハイパントの場面が今日は多かったが)チームの戦術の一つです。自陣から抜け出す時に、ただ長いボールを蹴るのではなく、相手と競るようなボールを蹴って少しでも自分達のボールで試合を進めていくための戦術でした。(今日の試合で出た課題は)チーム全体ではペナルティの数が多かったのでそこを減らしたいです。個人としてはタックルが良くなかったのでそこを修正したいです。(次戦の明大戦、そして対抗戦の早慶戦に向けて)自分の最高のプレーをすることがチームにとってプラスになると思うので、自分のパフォーマンスを上げるために日々頑張ります。 

宮川 

(試合を振り返って)個人的には久し振りの試合ということがあったので緊張してしまって、良くなかったですね。(個人として注意したことは)テンポをコントロールするということと、ゲームメークをしっかりしていこうとしました。(ゲームメークで注意した点は)準メに攻めるということと、運動量で勝つということを意識しました。(前半にトライを奪い切れなかった原因は)攻めあぐねていたというのがやっていてあったので、僕がもう少し裏に蹴って陣地を取って攻撃できれば体力もあまり消耗せずに楽に取れたかなというのはあります。(個人としての出来は)全然ダメですね。外に回せばいいところで自分で行ってしまったり、タッチキックでも最後にノータッチを蹴ってしまったのでその辺りがダメでした。(チーム全体としての課題は)前半に攻めていた割りには(トライを)取り切れていなかったというのがあったので、しっかりシェイプをもって運動量を増やして最後に取りきることだと思います。(今後の目標は)来週に明治戦があるのでそこを全力で勝ちにいきたいと思います。(早慶戦のメンバー入りに向けては)できれば入りたいです。 

金本 

(試合を振り返って)まずは勝って、早稲田の試合の結果もあってセカンドフェーズに進めたという点では良かったと思います。(トライシーンについて)持ち味のランを生かしたトライが久々にできたので、その点では良かったと思います。(前半に攻めていた中でトライを決め切れていなかった原因は)前半だけでなく試合を通してなんですけど、ペナルティを犯して自分たちで流れを手放してしまった場面がありました。それは以前から気を付けなければならない点だったのですが、今回も出てしまったので真剣に直していかないとまずいと思います。(チームのゲームフォーカスは)慶應らしく戦おうということで、タックルだったり順メで攻めることだったり走り勝つことだったり、自分たちらしいラグビーをすれば結果はついてくると思ってどんな状況でも慶應らしいラグビーをすることにフォーカスしていました。(Bks陣が1対1で勝っていたがBks陣全体としては)1対1で勝っていた部分はあったんですが、今日はFwdがセットプレーだったりで体の大きい相手に勝ってくれたのでその分1対1もやりやすかったので、その部分が大きかったと思います。(チームとしての課題は)まずはペナルティですね。ウチはFwdが大きくないのでゴール前にペナルティで相手にボールを持ってこられてしまうと、モールやラックサイドで攻められてしまうのでそういうことを含めてペナルティが多いことは問題だと思います。(今後の抱負は)まずは来週の明治戦。Jr.明治戦にフォーカスを置いて、その後にある対抗戦の早慶戦に出たいですね。 

仲宗根 

(試合を振り返って)明大戦に出れなかった悔しさをぶつけられたんでよかったと思います。(フォーカスしていた点は)人に強く(当たり)、自分のプレーをしようなかと。(達成度は)まあよかったんじゃないかなと。(Fwd戦について)明大戦からFwdが強いのでBksとしても助かりますし、Bksもすごく回しやすいです。Fwdが勝っているおかげで外にトライが出来た部分も大きかったのでよかったです。(自身のプレーに関して)すごくいいモチベーションで臨めたので、それがプレーに出たかなと思います。(タックルの出来は)あまりタックルする機会がなくて、もう1歩前に出てタックルすればもっとよかったかなと思います。(次の試合に向けて)この代も残り少ないので1日1日を大切にして、また練習に取り組んで成長していきたいと思っています 

岩淵 

(試合を振り返って)勝てたので、取り敢えず良かったなと思います。(試合前にフォーカスした点は)Aチームでもそうなんですが、慶應のラグビーをして3トライを取って、というのがまず目標なので、それを意識しました。(Bks陣の評価は)前半に余ったりして、チャンスはたくさんあったのに決め切れなくて、もっと取り切りたかったと思います。後半は、関東学院が結構変えてきて前でできたので、上手く修正できたかなと思います。連携は取れていたと思います。(具体的には)結構前でプレーできたので、もっと深く入って無理してボールを回さずにするという修正です。もっと早くできたら良かったなと思います。でも結果的に修正できたので良かったです。(次戦に向けて)とにかく、明治は今とても強いですし、Aチームは負けてしまったので、借りを返す気持ちで頑張りたいです。 

原田 

2トライを挙げた原田

(試合を振り返って)入替戦に行くかどうかということがあったので勝ててよかったです。(フォーカスしていた点)夏合宿で関東学大とやっていて順メにあまり走ってこないチームという印象があった。走り勝つという点においてフォーカスしていました。(慶大ペースになった要因)それはやはりみんなが走って相手より勝っていたということがあると思います。(両チーム反則が多くなったが)そこは今日の反省点だと思います。これから練習して改善していきたいなと思います。(自身のプレーの出来は)ブレイクダウンのところで接点の強さというのがあらわになってしまった。結果的にそれが反則に繋がってしまったことが反省点です。(アタックについて)アタックに関してはブレイクダウンでペナルティ(が多く)、自分もノットリリースをして良くなかった。でも自分たちがやりたい、走って勝とうとするプレーはできたのなと思っています。(Bks陣の連携について)良かったですね。後はブレイクダウンを改善すればもっともっといいテンポで勝負できるかなと思っています。(自身のトライについて)WTBとして常に勝負しろと言われているので、その結果がトライに繋がったと思います。(次の試合に向けて)結果が全てなので、貪欲に行き自分のプレーが勝利に繋がればいいかなと思います。 

小林 

復帰戦となった小林

(試合を振り返って)個人的に久しぶりの試合だったので、自分のプレーがどれだけできるかチャレンジした。できた部分もあればできなかった部分もあり、自分の課題が見えたのでそこはよかったのかなと思います。チームとしてはブレイクダウンの部分が良くなかった。もっと強いチームだと止まらなくなってしまうと思うので改善していかなければいかないと思います。(自身の課題とは)抜けて行っても最後パスミスをしてしまうなどの細かいところは復帰してから調子が上がっていない。(そのあたりのスキルを)上げていきたいなと。(慶大ペースで試合が進んだ要因は)ハイパンのチェイスなど、みんなが前に出て積極的にアタックしようという気持ちがあったのはよかったのかなと思います。やはり敵陣でプレーしていれば怖くないし、逆に自陣に来られた時は簡単にトライを取られてしまったので、敵陣で積極的にプレーしたのが良かった。(エリアマネージメントに関しても声で引っ張る部分が見られたが)自分はやっぱり後ろからみんなを動かしてチームを前に出すというのが役割だと思っている。Aチームにアピールしていく中で大事な部分だと思うので意識してやりました。(両チーム反則が多かったが)特にブレイクダウンのところで後手に回ると他のプレッシャーを受けてペナルティになってしまう。そこを1歩踏み込んでいくとか前に出る、取り切るという部分が足りなかったかなと思います。(自身のキックについては)ゴールキックを2本外してしまった。Aチームにアピールしていく材料として練習していきたいと思います。(角度がついたコンバージョンキックも決められたが)でも全部決めないとアピールできないので、外したところは練習していきたいと思います(次の試合に向けて)やることはいつも同じで、常に僕らはアピールしなければならない立場にいる。Aチームで出るためにアピールしていきたいです

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