【バスケ】若手主体で臨むもまさかの敗戦、トーナメントを16位で終える vs 駒澤大戦

筑波大、白鴎大、国士舘大に敗れ、悪い流れをなんとかストップしたい慶大の次の相手は駒澤大学。15位決定戦でのこのカードは2年連続となった。主力を温存しながらも層の厚さを見せつけたいところであったが、試合は駒澤大ペースで進んでいった。最終盤まで接戦が続いたがあと一歩及ばず惜敗。今季のトーナメントは16位という結果に沈んだ。
2015/05/08(水)@代々木第二体育館
第64回関東大学バスケットボール選手権大会 vs駒澤大
1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 17 15 16 55
駒澤大 19 11 25 60
◆慶大スターティングメンバー◆
PG 中島一樹(環4・高崎高)
SG 鳥羽陽介(環1・福大大濠高)
SF 桑原竜馬(経4・厚木東高)
PF 清家智(経4・慶応義塾高)
C 山崎哲(環4・秋田高)
 

中島はPGとしてチームをまとめた

中島はPGとしてチームをまとめた

これまでとスタメンをがらりと変え、試合に臨んだ慶大。ここまで苦しんでいた試合の入りでリードを奪いたいところだったが、今回もオフェンスは振るわず、5分間でわずか6得点しか奪えない。しかしここから中島のドライブや澤近(環1・高知学芸高)のミドルシュートなのでなんとか盛り返し、2点ビハインドで1Qを終えた。 2Q、オフェンスでの不調はさらに深刻になってしまう。打つシュートはことごとくリングに嫌われ、ターンオーバーも多く見られた慶大このピリオドでわずかに7得点。ベンチメンバーにおいても決定力不足が浮き彫りとなった10分間であった。しかしディフェンス面では奮闘。相手の得点を11点に抑え後半へと向かった。 後半からは1、2年生メンバーのみで試合に臨んだ慶大。しかし第3ピリオドは駒澤大に怒涛のオフェンスを許してしまう。#14川嵜を中心に中外問わずに攻めたてれた慶大はこのピリオドで25失点。高橋(政2・慶應義塾高)も3ポイント2本を含む8得点と一人気を吐いたがチーム全体のオフェンスはいまだリズムにのれないまま、16点ビハインドで最終Qへ。

攻守にわたり活躍を見せた鳥羽

攻守にわたり活躍を見せた鳥羽

 

ここから慶大の反撃が始まった。「オフェンスで自分たちのリズムを作れない中で頑張らなきゃいけないのはディフェンスだと思っていた」と語る鳥羽が前線からスティールを奪いそれを自ら得点につなげると、堂本(商2・慶應義塾高)の3ポイントや、木村(環2・東山高)のゴール下も決まりだし、16点あった点差は5分間でわずか6点に。その後鳥羽の3ポイントも決まりついには3点差にまで追い詰めた。しかしあと1本のシュートが遠かった慶大。最終的には55-60で駒澤大に敗れた。   けが人を抱えながら臨んだ今回のトーナメント。結果はまさかの16位と早慶戦での勝利につなげることが何よりも重要である。15位に沈んだ昨季も早慶戦では勝利し、充実した結果を秋に残すことができた。今季も積み重なった課題を克服し、今後への糧としていくことを願いたい。  (記事:岩田亮)    

 

  阪口HC (試合を振り返って)まあまだまだ慣れないな。澤近が代々木でやるのは初めてだから筑波戦からちょっとづつ使ってるんだよね。走れるし飛べるけど、これから修業が必要だな。来年からの苦悩を考えるとね、あのメンバーに西戸とか後藤とかサワしかいないんだよ、やっぱそういう意味で経験を積ませないとね。問題はやっぱり深刻なんだよ、とにかく1部に残ることを考えていかないとね。 (鳥羽の評価は)鳥羽はやっぱり舞台を踏んできたから。ただやっぱ1部でやるには小さいから、これからあいつ中心のチームを作ることになるんだろうけど、色々考えていかないとね。 (トーナメント全体を振り返って)まあ全然だったからね、また心を入れ替え て早慶戦に向けて頑張っていきたいです。今回は早慶戦に向けての安全策で使っていない選手もいるからね。これからみっちり準備していきます。

福元直人(環4・福大大濠高) (トーナメント全体を振り返って)全然だめで、詳しくいうとリバウンドの部分だったりとか、頑張らなきゃいけない部分で5人が全く頑張れていなくて、先輩が積み上げてきてくれたものを全く体現できていないので、そこを追及していかなきゃいけないですね。 (けが人の影響もあったか)けが人が多いのは事実で大会前からそれはわかっていたので、それを言い訳にしない強さっていうのを求めなきゃいけないと思います。早慶戦も何があるかわからないので、そこを言い訳せずプレーできる力を つけていきたいと思います。 (収穫はあったか)ハーフコートのディフェンスに関しては悪くないと思うので、止めれた部分もあったから、そのあとのリバウンドを取りきるところまで詰めていかないとですね。今は守りっぱなしでそのあとの処理ができていないので、ただ最初の部分のディフェンスは収穫だったと思います。 (2年生以下のプレーを見た感想は)後半から新人戦メンバーでいくっていうのは決まっていたんですけど、前半上級生が出る場面がある中で、点差をつけてバトンパスをしなきゃいけないのに、逆にビハインドを追ってバトンパスしてしまったというのは、すごい責任を感じていますし、そこで4年生の誰が出ても、点差を付けた状態で後輩に試合を託すというのが本来あるべき姿だったと思います。 (今日の試合も入りが課題だったか)確かに出だしがすごい悪いしそこでロースコアのゲームになってしまっていて、本来ロースコアのゲームは望んでいないので、そこのゲームの入りの部分を、僕も試合をしながら考えていたんですけど、なかなか解決の糸口が見つからなかったので、これから入りとあと3ピリの中だるみを解消しなきゃなと感じています。 (早慶戦への意気込み)なんとしても勝ちたいし、勝つために何をしなきゃいけないというのはわかっているつもりなので、そこをどれだけ早く完成させて、今見えていないやらなきゃいけない部分を見えてくるようなチーム作りをしていかなきゃなと思っています。

鳥羽陽介(環1・福大大濠高) (試合を振り返って)特に後半のところで新人チームで試合をすることになって、まだ練習をしてないというのもあるんですけど、流れをつくることができなかったというのはすごく大きな反省点だと思います。 (スタメン出場の際に心掛けたことは)そうですね、1Qは先輩方もいたので、本当に思い切って自分のプレーをやろうと思ってコートに入りました。 (このトーナメントでトップクラスの選手とマッチアップした感想は)やっぱりシュートチェックにいっても上から打たれますし、詰めればドライブされるんで、本当にそういう選手に対してはボールを持たせないようにするのが一番大事かなと思いました。高校はシュートチェックいけたら落ちることが多いんですけど、大 学はもう自分のシュートを打たせてしまったらチェックにいっても関係ないという感じでした。 (今日はスティールも目立っていたが)オフェンスで自分たちのリズムを作れない中で頑張らなきゃいけないのはディフェンスだと思っていたので、自分はガードにつくのでそこの1線で頑張ることで全体にも浸透するかなと思ったので、そこを頑張りました。 (白鴎戦や国士大戦のオールコートも自身の判断か)そうですね、せっかくベンチからでたので、何かインパクトを与えたいと思っていたので、ディフェンスで貢献して頑張ろうと思ってやっていました。 (早慶戦への意気込み)やっぱりトーナメントやリーグとは違う雰囲気が早慶戦にはあると思うので、まずは雰囲気を楽しめるよう に、これから一生懸命練習していい結果を得られるようにしていきたいと思います。

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