慶應スポーツ新聞会

【バレーボール早慶戦】2連覇ならず 男子戦/奮闘見せるも敗戦 女子戦

DSC_8557今年で79回目を迎えた、早慶バレーボール定期戦。昨年は慶大がフルセットの末、劇的な形で勝利した。今年も両校の大応援団が駆けつけ、熱戦が繰り広げられた。リードを奪う場面もあったものの、力の差を見せつけられ、ストレートで敗れた。

 

6月14日(日)第79回 早慶バレーボール定期戦@早大戸山記念会堂

 

男子戦

男子 得点

慶大

セット

早大

22

25

23

25

21

25

 

会場となった早大戸山記念会堂は老朽化により建て替えが決まっており、ここで行われる最後の早慶戦となった。今年も両校の大応援団が駆けつけ、熱戦が繰り広げられた。

 

上野のクイックからリズムが生まれた

上野のクイックからリズムが生まれた

第1セット。序盤は互いにサーブミスを重ね、なかなかリズムを作れない立ち上がりとなる。慶大は上田悠貴(総4・生野高)のブロックや上野素希(文3・甲陽学院高)のクイックなどミドルブロッカー陣が活躍。しかし中盤決めるべき所でスパイクのミスが続き、このセットを22-25で落とす。

第2セット。怪我のためチームの点取り屋、黒田彪斗(環2・富山第一高)が欠場したこの試合。その穴を埋めた佐藤康平(環2・桐蔭学園高)がこのセットの最初の得点を決めると、その後は一進一退の展開が続く。ここでも第1セット同様に終盤スパイクのミス、また相手にサーブで主導権を握られてしまう。結局このセットも23-25で奪われる。

後がない第3セット。慶大の応援席も気合いが入る中、まずは上田のクイックと相手のミスにも助けられ、3点を先制する。しかし、サーブミスから6連続ポイントを相手に献上し。リードを縮めることができず、21-25でストレート負けを喫した。

たくさんの観客がこの一戦を楽しみに駆けつけた

たくさんの観客がこの一戦を楽しみに駆けつけた

リーグ戦準優勝と強敵・早大に敗れたものの、野瀬主将が「チームが劣勢に立たされた時に戦う姿勢がよく出ていた」と語るように自分たちのバレーを貫く姿勢が見られた。これを秋のリーグ戦でも続けることがれば、慶大の1部復帰もすぐ実現することだろう。

(記事 後藤理央)

 

 

 

 

女子戦

男子戦の前に行われた女子戦。現在3部リーグに所属する慶大女子バレーボール部は、春季リーグ戦で1部昇格を決めた早大に対し、1986年以来となる29年ぶりの勝利を目指した。DSC_8305

女子 得点

慶大

セット

早大

14

25

14

25

25



守りでチームをけん引した谷川

守りでチームをけん引した谷川

 

第1セット。序盤から高さのある相手のスパイクに対し、慶大はリベロの谷川すみれ(環4・都立国際高)を中心としたつなぎのバレーを展開していく。5-13とリードされて迎えた中盤。ここから新井麻莉子(経2・慶應女子高)のバックアタックなどもあり5連続得点を奪い、早大にプレッシャーをかける。だがその後は早大の鋭いサーブに苦しめられ思うような攻撃ができず、このセットを14-25で落とす。

スパイクを放つ御手洗

スパイクを放つ御手洗

    第2セット。序盤の連続失点によるタイムアウト後、新井麻友(政3・成蹊高)のブロックやサーブで相手を崩す。その後も春高バレーで全国ベスト8の実績をもつセッター植松彩香(商2・高松商業)の安定したトス回しや、エースの御手洗温子(環3・延岡学園高)のコースを狙ったスパイクで早大を追撃していく。しかし序盤の点差をつめることはできず、14-25でこのセットも落としてしまう。

 

第3セットは序盤から御手洗、佐藤梨那(政3・浦和一女高)のスパイクで得点するが、試合は終始早大ペースに進んでいく。疲れが出てきてしまったのか、第1、2セットで見られたようなプレーを見せることができず、5-25と一方的な展開となってしまった。

 

 

早大の高さ、スパイクの精度に試合を通して苦しめられてしまったが、ボールを簡単には落とさない“つなぎのバレー”を見せていたことは今後の試合にも生きてくるだろう。来週に控える東日本インカレ、9月から始まる秋季リーグでのより一層の躍動を期待したい。

(記事・岩井邦夫、写真・砂川昌輝)

監督・選手コメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)どうしても入れ替え戦の雰囲気をひきずっているので、それ払拭したいというのもあったんですね。選手には向かっていく気持ちだけを今日の評価の一つのポイントにしていたので、それは評価したい。負けはしたけれども評価はしたいと思います。

(選手がいきいきとプレーする姿が多く見られた)下を向かなかったし、全員が向かおうという気持ちをプレーに出していたので、いいリスタートとなったと思います。

(今日欠場した黒田選手と、代わって出場した佐藤選手については)(黒田選手は)脛の方を入れ替え戦の前に故障していて、ちょっと大事を取らないといけないためです。でもそんな深刻になるけがではないので、7月あたりからは普通に動ける予定ですから、その分佐藤選手がよくやってくれたので、いろんな意味で少し希望が持てる試合だったと思います。

(東日本インカレの予選でも早大とあたりますね)早稲田の方も今日も福山君が最初事情があって出ていなくて、彼が出るとチームがしまってくるので、そう簡単ではないと思います。こちらとしては挑戦者なので向かっていって、とにかく秋に向けて手ごたえをつかめる試合になればいいなと思います。

(東日本インカレでの目標は)順位とかは学生にも全く目標を立てていなくて、あくまでも秋のリーグに向けてのチーム作りの通過点となる試合で、その時点でのチームの力をしっかり出せればいいと言っているので、結果はどうなるかはわかりませんけど、そういうスタンスで臨みたいと思います。

野瀬主将

(今日の試合を振り返って)内容的には悪くなかったですが、要所のミスや僕が我慢できなかったのが敗因ですね。悔しいの一言です。

(主将としての最後の早慶定期戦でしたが)やはり負けたくないというのがあって79回という伝統あるものの中で自分が主将で負けるのは悔しいので後輩はこの気持ちを忘れないで持って欲しいですね。

(今日の収穫点は)リーグ戦の時よりもチームが劣勢に立たされた時に力を発揮できた戦う姿勢が後輩がよく出ていた所が主将としてもチームとしても嬉しかった所です。

(秋のリーグ戦に向けて)僕たち4年生の責任として一部に上げて返すということが絶対にやらなきゃいけないことです。

上田選手

(今日を振り返って)正直、周りはたぶん早稲田が勝つだろうみたいな感じで、たぶん周りは思ってたんですよ。ただ僕は、決して今日負けるっていうつもりはなくて、勝ちたいっていう気持ちで臨んで、まあ結果負けてしまったんですけど、やっぱり会場にすごいたくさんの友達が観に来てくれて、そういう中で出来たっていうことがすごい嬉しくて、まあ結果は悔しいんですけど最後は悔しい気持ちと、友達が来てくれた嬉しい気持ちでいっぱいですね。

(早慶戦に向けての思い)本当にとにかく見に来てくれている人に対してやっぱり恥ずかしくないプレーといいますか、自分たちが下を向いてしまうと、見に来てくれている人に申し訳ないので、そこはどんなに苦しくても、どんなに点差が開いても、絶対に最後まで諦めないという姿勢で行くっていうのは、試合前からずっと今日は心がけていました。

(今日の調子は)今日は序盤はクイックも一回決まって、要所でブロックも止まったので、そういう点に関しては、まあ応援の力も借りることが出来て良かったです。ただ、まだまだ見直す点はいっぱいあるので、夏に向けてしっかり取り組んでいけたらいいです。

(秋のリーグ戦に向けて)2部に落ちてしまって、必ず自分たちの代で1部に上げなければいけないっていう強い気持ちを持っているので、絶対2部で優勝して、入れ替え戦では今日みたいに友達も沢山呼んで、良い雰囲気の中で絶対勝ちたいって思ってます。

 

 

女子出場メンバー

サイド 藤原千明(法4・都立西高)
セッター 植松彩香(商2・高松商業)
センター 新井麻友(政3・成蹊高)
サイド 御手洗温子(環3・延岡学園高)
サイド 新井麻莉子(経2・慶應女子高)
センター 椎名美紀(政3・慶應湘南藤沢高)
リベロ 谷川すみれ(環4・都立国際高)
途中出場 佐藤梨那(政3・浦和一女高)
及川緑(政2・慶應女子高)
小林瑞歩(法2・慶應女子高)
男子出場メンバー
サイド 佐藤康平(環2・桐蔭学園高)
セッター 尾木将(政2・修道高)
センター 上田悠貴(総4・生野高)
サイド 池田裕哉(環3・北嵯峨高)
サイド 布川智規(商3・桐朋高)
センター 上野素希(文3・甲陽学院高)
リベロ 野瀬将平(環4・東福岡高)
途中出場 吉田純(環4・東亜学園高)
佐藤凛太郎(環4・東北高)
林智之(商4・高知学芸高)
清水拓朗(環3・弥栄高)
 

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