【バスケ】接戦を演じるもあと一歩及ばず・・・ vs日体大戦

前日の拓大戦では敗戦を喫したものの、ベスト8進出を決め確実に成長を見せている1、2年生。この日はさらなる高みを目指すべく、日体大との順位決定戦を迎えた。試合を通して両者が競り合ったが、サワを中心としたオフェンスや、木村のブロックでリズム良いバスケットを展開。しかし、最終Qの要所でのミスが大きく響き、拓大戦に続いて悔しい黒星となった。

 

 

2015/06/13(土)@代々木第二体育館
第55回関東大学バスケットボール新人戦 vs日体大
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 20 13 16 15 64
日体大 21 10 16 23 70
◆慶大スターティングメンバー◆
PG 加藤舜王(法2・慶應義塾志木高)
SG 堂本阿斗ディーン(商2・慶應義塾高)
SF 高橋晃史郎(政2・慶應義塾高)
PF トカチョフサワ(環2・國學院久我山高)
C 木村能生 (環2・東山高)
 

広いシュートレンジに加えドライブも武器とする高橋

広いシュートレンジに加えドライブも武器とする高橋

スタメンに全員2年生を並べた慶大。1Q開始早々、サワ、堂本、高橋が持前の高さを生かし、幸先よく得点を決める。その後も順調に得点を重ねるが、中盤ファウルが重なり相手にフリースローチャンスを与えてしまう。日体大のオフェンスにも勢いがつき、一進一退の攻防となる。残り3分を切り同点となったところで、慶大は3人の1年生、原(環1・近大付属高)、澤近(環1・高知学芸高)、鳥羽(環1・福大大濠高)をコートへ送り出す。原が木村のシュートをアシストすれば、澤近もサワのゴール下を見事にアシスト。しかし終了間際で日体大の3ポイントが決まり、1点のビハインド20-21で1Qを終える。

2Q、このQから小原(政1・慶応義塾志木高)が出場。慶大は序盤から、シュートがことごとくリングに嫌われる。トラベリングやイージーシュートのミスが目立ち、開始4分間ゴールネットを揺らすことができない。一方で、ファウルを取られ苦しい立ち上がりとなる。タイムアウトを取ると、ここから反撃の狼煙をあげる。ルーキーの原、澤近がともにオフェンスで躍動し、4連続得点で逆転に成功。慶大が5ファウルに達し相手にフリースローを決められるも、原の3ポイントでリードを奪い、33-31で前半を終えた。

1年生の澤近は日に日にその活躍の場を広げている

1年生の澤近は日に日にその活躍の場を広げている

 

 

3Q、序盤から堂本の3ポイントが飛び出すが、日体大も3ポイントで応酬。拮抗した展開の中、オフェンスを牽引したのが新人戦で背番号4を背負うサワだ。ゴール下やミドルシュートを着実に得点にする。また、木村は強烈なブロックで会場を沸かせた。2年生の活躍が慶大に良い流れをもたらすが、相手もこのQで3本の3ポイントを決めるなど攻撃の手を緩めない。しかし、相手のファウルから得た勝負所でのフリースローを、サワ、堂本が手堅くものにした慶大。リードを死守し49-47で最終Qを迎える。

4Qが始まると、両者がより一層気迫のプレーでぶつかり合う。日体大のフリースローのミスに救われるも、すぐさま3ポイントを決められ、慶大は追いかける展開に。このQも木村がブロックで気を吐くが、日体大の確度の高いシュートにディフェンスが苦しむ。澤近が速攻を決めるなど何とか食らいつくも、終盤の要所でのイージーシュートのミスやターンオーバーが目立つ。ファウルゲームを仕掛けるが、64-70で惜敗を喫した。

 

一進一退の攻防が続いたが、勝敗を分けたのは精彩を欠いたイージーシュートやターンオーバーだろう。一方、サワの攻守にわたる活躍や、着実にものにしたフリースローなど、好材料も見られた。この試合で浮き彫りとなった課題を克服しつつも、残り一試合の新人戦では、フレッシュで勢いのある慶大バスケットを期待したい。(記事:近藤侑未)

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました