【バレーボール】伝統の試合は力及ばず3位に 第68回全早慶明定期戦

DSC_5072今年で68回を数える全早慶明バレーボール定期戦。この大会は各校のOBも出場し、3校が競い合いつつまた懇親を深める伝統ある大会だ。3年連続で単独優勝を果たしていた慶大だったが、関東大学1部で屈指の実力を誇る早大、明大に及ばず、5年ぶりの3位となった。

11月8日(日)第68回全早慶明バレーボール定期戦@明大和泉体育館

 

早大戦

第1セット、相手は今年の東日本インカレで優勝するなど、1部で常に好成績を収めている早大。しかし、簡単に引いてしまう慶大ではなかった。序盤から攻めの姿勢を崩さず、多様な攻撃を展開し一進一退の攻防を繰り広げる。14-13とリードを奪い返した中盤。畳み掛けたい慶大だったが早大がここで力を見せてきた。クイックを一閃されると、2連続でのサービスエース。タイムアウトで流れを引き寄せたい慶大だが、能動的に得点のできない苦しい状況が続く。ここでピンチサーバーとして登場したのは、キャプテンとして慶大をインカレ準優勝に導いた間宮(H25卒)。力強いジャンプサーブを放つなど、現役時代をほうふつとさせるプレーを披露した間宮。続いて、吉田純(環4)。だが、中盤の差を詰め切ることが出来ず、このセットを落とした。

 

第2セット、序盤は早大のミスに助けられ、点数としては互角に試合を進めていく。だが、すぐに均衡は破られた。2連続スパイクからの5連続失点と一気に差を広げられる。しかし、簡単に試合は決まらない。盛り返したい慶大はサイドアウトから得点を奪うと、熾烈なラリーを制しリードを奪い返す。後半はピンチサーバーを次々と投入。付け入るスキを探り続ける。デュースにまでもつれ込んだ試合は早大の連続スパイクによって終止符が打たれた。25-27となり、セットカウント0-2で敗れた。

 

明大戦

現役時代と変わらぬプレーをみせた間宮

現役時代と変わらぬプレーをみせた間宮

早大戦に続けて行われた明大戦。この試合からリベロには野瀬(環4)に代わって松岡(文2)が入った。第1セット、サイドアウトを取り合う展開も、サーブで崩され徐々に点差を広げられていく。14-19の場面でピンチサーバーとして出場したのは早大戦にも出場した間宮。サーブで相手を崩していくが流れは変わらず。試合は終盤3連続失点を喫するなど、力なく18-25でこのセットを落とした。 

 

第2セットは序盤の接戦から抜け出した明大が6連続得点を挙げ、11-17と慶大を大きく引き離す。この嫌な流れを断ち切ったのはピンチサーバーの吉田(環4)だった。交代直後のサーブでサービスエースを奪いチームに流れを呼び込む。吉田のサーブで相手のサーブレシーブを乱し、佐藤(環2)や岩本(商1)のスパイクで決める。このパターンがはまり17-19と点差を一気に縮めた。勢いに乗った慶大は上田(総4)のブロックで追いつき、23-23。一時セットポイントを握られたものの、慶大の粘りのバレーの前に相手がミスを連発。結果27-25とセットを奪い返す。 

 

第2セットはブロックで見せ場を作った

第2セットはブロックで見せ場を作った

1-1とタイにして迎えた第3セット。いきなりの4連続得点で出ばなをくじかれる。すぐにタイムアウトを要求し、チームの立て直しを図りたいところであったが流れは好転せず、15-25と見せ場なくこのセットを落とし、セットカウント1-2で敗れた。 

 

2試合の結果慶大は3位となり、定期戦4連覇とはならなかった。今大会は12月に控える全日本インカレに向け、早大・明大といった1部の大学と試合ができる絶好の機会でもあった。その中で「今の力関係を表している」(宗雲監督)、「点数以上に実力差を感じた」(野瀬)と振り返るような厳しい結果となってしまった。インカレ初戦となる12月1日まで、残された時間はあとわずか。試合を通して見えた課題をしっかりクリアし、「センターコートでプレーする」(野瀬)目標に向け、今年一年の集大成を見せる。 

(記事:岩本 弘之)

 

得点

慶大

セット

早大

23

25

25

27

 

得点

慶大

セット

明大

18

25

27

25

15

25

【順位】
優勝   全早稲田大学
準優勝  全明治大学
第3位  全慶應義塾大学

 

 

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)

うちのほうがミスがたくさんあって、今の力関係を表している、そんな感じですね。

(この2試合で得たもの、手応え)

たぶん見ている皆さんも同じだと思うんですけど、岩本選手がよく活躍してくれたので、それはすごい収穫でした。

(OBで出場された間宮さんについて)

やっぱりさすがだなと。練習はほとんどしてないんだろうけど、彼の持っている負けず嫌いというのが、ほんと顔に出ていて、部員にもいい刺激になったんじゃないかなと思いました。

(インカレまでにできること、つめたいこと)

状況判断でサーブが打てるように。それはこの前から言っていて、相手がミスしてくれているのに、こちらもまたサーブミスをするようなことがあるので、とにかく状況判断がちゃんとわかるように言っていますので、それがちゃんとできるようにしていきたいと思います。

(インカレの目標)

難しいですね。とにかく持ってるものは出し尽くしたいと思います。上のチームを一つでも食えればいいですね。

 

 

野瀬主将(環4)

(今日の試合を振り返って)

早稲田、明治両方1部で、僕ら2部なんですけど、まあ惜しい試合ってたぶんみなさん思ってると思うんですけど実力差ははっきりしていて、まあ春とあんま変わってないというか点数以上に実力差を感じたというか要所で取りきれない部分が出て、やはり課題はまだ変わってないというか残ったままだなというのが正直な印象です。

(全早慶明定期戦の雰囲気は)

よその大学も、うちも間宮さんが久々に来てくれて、すごく楽しくはやれたんですけど、まあ良かったんじゃないですか。

(1部の相手だったが戦略などはあったか)

戦略というよりはこの期間やってきたこと、リーグが終わってまた新たに取り組んでいることを、それを試合のなかでいかにできるか、またインカレの目標をベスト4というセンターコートで試合をするということにしたので、そうなると早稲田、明治ぐらいのチームは絶対倒さなきゃいけないので、そこは自分らの力試しということで今回挑みました。

(代わって入ったリベロの松岡選手はいかがだったか)

プレーはすごくいいですし、僕よりも練習中なんか光るプレーもいっぱいあって、あとは試合慣れというか、ゲームをコントロール、ゲームメークをできるリベロになっていけば、来年は本当に強いんじゃないですかね。

(途中から外から試合を見る形になったが全体を見て)

試合で自分がやっているとき以上にああこうやって人が動いてるんだなとか、こういう過程があるからああこういうふうにミスに繋がるんだなというのがすごく分かったので、本当に試合に出ていないのすごく久々なので新鮮でした。

(インカレの目標は)

ベスト4っていうセンターコートでまずプレーをするというのを目標にして、まあ最終的には日本一取りたいんですけど、2部のチームがいきなり日本一って言っても口だけってなっちゃうので、まずベスト4、ベスト8の壁をしっかり打ち破って、1部のチームをしっかり倒して、センターコートでプレーするっていうのが目標です。

 

上田選手(総4)

(試合を振り返って)
1部のチームと戦える良い機会ということもあって、勝負するからには勝ちたかったんですけど、結果的に負けてしまって素直に悔しいです。
(1部のチームと戦うにあたって)
サイドアウトをしっかりと取るという、リーグ戦からチームで意識してきたことをしっかりとやった上で、しっかりブレイクを取るということが上手くかみ合えば、1部相手でも勝負することができると考えていたので、そういったところを意識していました。
(雰囲気は)
普段と違ってOBも参加するということで、そういった盛り上がりもあって凄い面白い定期戦でした。
(自身の調子)
終盤で相手のブロックに掴まったこともあり、大事なところでブロックも出せなかったので、そういった部分でまだまだだなと思います。
(インカレに向けて)
とにかく、一波乱起こしたいと思っているので、しっかりと一戦一戦を戦っていきたいと思います。

 

 

 

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