慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】秋季リーグ開幕!ミスは目立つもストレートで快勝 VS山梨大

闘争心あふれる主将の上野

 闘争心あふれる主将の上野

春の悔しい敗戦からおよそ3か月。それぞれが自身の課題と向き合う夏を越え、いよいよ秋季リーグが開幕した。12校のうち上位2校しか入れ替え戦の切符をつかめないという中で、約2か月にわたる長い戦いにも1部復帰にかける思いは変わることはない。そんな今季リーグ開幕戦の相手は春季リーグ戦で1セットを落としてしまった山梨大。内容こそ納得できるものではなかったが、危なげない試合運びでセットを落とすことなく開幕戦を勝利で飾った。

 

 

9月3日(土)秋季関東大学男子2部バレーボール第1戦 慶大×山梨大@駒澤大学玉川キャンパス体育館

 

 

得点

 

 

慶大

セット

山梨大

25

13

25

15

25

20

 

 

今後の活躍が期待される1年生コンビ

 今後の活躍が期待される1年生コンビ

第1セット。初戦ということもありお互い硬さが見えるなか、着実に点差を広げていく慶大。相手を全く寄せ付けず「1セット目今日はすごく入りが良かった」という富澤太凱(経1)の強烈なクロスのスパイクなどで、20-10と早くも20点台に乗せると、尾木将(政3)のツーアタックも決まり攻撃の幅を見せつける。最後は上野素希(文4)のクイックで25-13とし、このセットを危なげなくものにする。

 

この夏強化してきたブロック

  この夏強化してきたブロック

第2セット。序盤のネット際の攻防にも富澤が落ち着いて対処し幸先良いスタートを切る。しかしそこから「おそるおそるやってミスしたらダメだという気持ちがあってミスに繋がっていく」と上野が語るようにぽろぽろとミスが出始める。その後も相手のタイムアウト直後には得点を与えてしまうものの、しかしすぐに切り替えこの夏「ブロックの意識が変わった」(宗雲監督)ということを示すように鮮やかなブロックポイントが決まる。第1セット同様最後は上野が締め25-15と2セットを連取する。

 

続く第3セット。「慶大は1,2セット目を取ると、3セット目に力が抜けてしまう癖が出る」(上野)、「ネット際のボールをぽろぽろ落としていた」(宗雲監督)というように2セット目に出たミスが引き続き、第3セットでより目立ち始める。長いラリーをものにできず、自分たちで連携ミスをするなど流れが思うようにつかめない。そんななかやはり慶大に勢いをつけたのはこの夏強化してきたブロックだっだ。黒田彪斗(環3)などのブロックポイントで流れを引き寄せると、ピンチサーバーとして出場した池田裕哉(環4)がその役割をしっかりと果たすサービスエースを決め、「私自身はそんなに焦ってなかった」(宗雲監督)と、このセット25-20で取り、セットカウント3-0のストレートで勝利を収めた。

 

 

「初戦はガチガチでいいところ、褒めるようなところは何もなかった」と宗雲監督が言うように少しミスの目立つ試合となった。夏に強化してきたブロックも「あまり止まっていたという印象はなかった」(富澤)とまだまだ試合では活かしきれていない様子。

この日秋季リーグは開幕したばかり。「自分に自信を持って取り組めばミスは防ぐことができる」という上野主将の言葉を胸に、リーグ戦を通し実践での経験から選手ひとりひとりが自信を持ってプレーできるようになれば、この先の戦いに期待が持てることは間違いない。1部昇格へ向け熱く長い戦いが始まった。

 

           (記事:太田彩恵、写真:後藤理央)

 

 

 

宗雲監督

 

(今日の試合を振り返って)ある意味いつも通り。初戦はガチガチでまあいいところ、褒めるようなところは何もなかったです。

 

(少しミスも多かったように見えたが)そうですね。まあ自分たちが勝手にミスたくさんしていたので、だいぶ夏はまとまってきたんですけど、やっぱり試合になるとみんな優しいのか、体や手が縮こまってやっていますね。

 

(今日のスタメンについては)布川選手は途中で守備固めに入ったように、守備力とか総合力ではまだマルキ選手よりは上だと思うんですけど、とにかくマルキを育てて彼が一人前になってくれないと、とても入れ替え戦の切符を取れないので、とにかく我慢して、まあその分布川選手とかは苦しいと思うんですけど、出たときに4年生の意地を見せてくれればいいなと、そういうふうに伝えています。

 

(この夏やってきたこと、チームの変化は)ブロックを8月の頭にしょうへいコーチに来ていただいて、ブロックの話を指摘されて、かなりブロックの意識変わったりしたんですけどね。合宿のときはいい感じになって、とにかくミスを減らすんだということを大阪合宿も名古屋も同じことを言って、それが随分納得できた感じになったんですけど、それが試合になるとやっぱりだめですね。だからそういう意味では今日は全然だめでした。

 

(3セット目すこし詰められていたが戦術などは)詰められていたというよりはネット際のボールをぽろぽろ落としていたので、アタックライン付近のボール、合わないクイックとか、せっかくブロックついたのにちょろちょろ何度も落とされる、あれだけちゃんと取りなさいという指示と、まあ守備固めだけちゃんとすれば大丈夫かなと考えていましたので私自身はそんなに焦ってなかったですね。たぶん選手たちのほうが焦っていたんじゃないかな。

 

最後ピンチサーバーとして池田選手良い活躍があったが)そうですね。池田選手信用していますからね。本当はというとあれですけど、最後1年生の五味渕くんを使いたかったんですけどちょっと点差が詰まっていたので、五味渕くんジャンプサーブなのでもしだめだったときに心に傷が残るのでちょっと楽なところで出してあげようと思っていたら終わってしまいました。まあ池田のことは信用してます。

 

(試合後のミーティングで選手たちに何を話したか)攻撃自体はもう今日は全然だめなので、その原因は最初のボールを触る人すなわちサーブレシーブ、パスを入れる人が怖がってネットにくっつけられなかったんです全然。全部離れてしまって、だからクイックを使えなかったんですよね、クイックを使えないということは速い平行も活きないし、富澤も活きないし、だから今日は全然だめなので、明日はサーブレシーブやパスをネット際につけるように、自分たちの今までやってきたことをちゃんと表現しなさいということを伝えました。

 

(今日から秋季リーグが開幕したが今後のリーグ戦にむけて)長いですね。自分が倒れないように、自分がぶれないように、選手に言うことがぶれないように頑張ります。

 

 

 

上野素希主将(文4)

 

(チーム状況はどうですか)夏合宿の途中までは良かったのですが、終盤から調子が悪くなってしまいました。合宿の後、練習試合でもチーム全体の調子が良くなかったのでチームみんなが不安の中で試合を迎えたと思います。実際試合が始まって、不安が残った状態でおそるおそるプレーをしていた部分はありました。今日の勝利をきっかけにして明日の試合ではそういった不安を消せるようにできたらと思います。

 

(3セット目は苦戦を強いられましたが)慶大は1.2セット目を取ると、3セット目に力が抜けてしまう癖が出るのでそれが出てしまいました。序盤リードされたり、中盤まで競った展開になると、焦ってしまうのでそういった悪い部分が出てしまったと思います。

 

(4年生でスタメンでコートに立っていたのはご自身だけでしたが、お気持ちは)4年生の出たいと思っている他の同期の思いも背負って自分が一生懸命頑張ろうと思います。

 

(ミスが今日も多かったように思いますが、改善するには)やはり気持ちが大事だと思います。おそるおそるやってミスしたらダメだという気持ちがあってミスに繋がっていきます。チームの状態がいい時はミスが少なくていいバレーができています。僕は自分に自信を持って取り組めばミスは防ぐことができると思います。

 

(明日の試合に向けて)明日も今日のようにつまづかずにセットを落とさず、ストレートで勝ちたいと思います。

 

 

 

マルキ ナシム(環1)

 

(今日の試合を振り返って)今日は1セット目は自分の苦手なサーブカットがうまくいっていたが2・3セット目が少しずつ乱れていったのでそこを修正していきたいです。

 

(秋リーグ初戦、どのような心持で試合に臨んだか)夏の練習から、スタメンに入ることは決まっていたので、少し緊張もありましたが夏の厳しい練習の成果を発揮できたと思います。

 

(夏の間特に強化した点は)サーブカットが苦手なので、練習後にはサーブカットを重点的に練習してきました。サーブの練習もしました。

 

(明日の試合に向けて意気込み)自分は1年生なので、のびのびとプレーしてガツンと勝ちに行きたいです。

 

 

 

富澤太凱(経1)

 

(今日の試合を振り返って)秋リーグの初戦ということもあって、絶対1部との入れ替え戦に進出してやろうという気持ちで入りました。それがうまくいって1セット目今日はすごく入りが良くて、先輩方がすごい決めてくださったので自分はもういるだけで大丈夫でした。

 

(夏休みの練習や合宿で特に心がけていたところは)春はレフトの選手から自分のブロックに対してブロックで出されるということが多かったので、この夏は特にブロックを意識して練習しました。でも今日はそれでもあまり止まってたという印象はなかったので、しっかり次に向けて練習していきたいと思います。

 

(開幕戦の手応えは)春はあんまり入りが良くなかったんですけど、秋は決して良くはないですけど良い感じに入れたので明日もしっかり勝っていきたいと思います。

 

(明日の試合に向けて)もっと目立てるように頑張ります。

 

 

 

 

サイド

マルキ ナシム(環1・川越東高)

セッター

尾木 将(法3・修道高)

センター

増田 拓人(環3・習志野高)

オポジット

富澤 太凱(経1・慶應高)

サイド

黒田 彪斗(環3・富山第一高)

センター

上野 素希(文4・甲陽学院高)

リベロ

松岡 海(文3・慶應高)

 

長澤 翔吾(環3・盛岡第一高)

途中出場

立木 智大(法3・慶應志木高)

 

布川 智規(商4・桐朋高)

 

池田 裕哉(環4・北嵯峨高)

 

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