慶應スポーツ新聞会

【競走】トラックシーズン到来!男子走幅跳で副将三上が初優勝 第50回東京六大学対校陸上競技大会

 シーズン最初の公式戦となる東京六大学対校陸上競技大会が8日、慶應義塾大学日吉陸上競技場で行われた。今大会はシーズン開幕戦でありながら、5月の関東学生対校選手権大会(関カレ)、9月の全カレの戦いを占う上で重要な一戦だ。慶大は総合で105.5点を獲得し、3位に入った。

 

2017/4/8(土)第50回東京六大学対校陸上競技大会

@慶應義塾大学日吉陸上競技場

 

男子走幅跳で初優勝を果たした三上

 

 

 

 

 

 

 

 

女子100mで優勝した竹内

惜しくも優勝を逃した男子100mの永田(左)と小池(中央)

 

 

 

 

 

男子110mHに出場した中島(左)と上野(右)

 

 

 

 

 

 

 

バトンパスを行う慶大マイルチーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 各種目のトップ選手を数多く擁する法大・早大の強豪校2校に、慶大がどれだけ迫ることができるのかが注目された今大会。終始小雨のぱらつくあいにくのコンディションだったものの、各種目で好記録が飛び出した。なかでも会心のパフォーマンスを見せたのが対校男子走幅跳に出場した副将の三上良英(環4・筑紫)。持ち記録で上回る他校の有力選手たちが思うように記録を伸ばすことができないなか、4本目でパーソナルベストを1センチ上回る7メートル64をマークし、見事優勝を果たした。大会記録まであと4センチに迫る好記録だったこともあり、閉会式ではフィールド部門の最優秀選手として表彰を受けた。次なるターゲットは日本選手権参加標準記録Bの7メートル65、そして昨季から視野に入れていた7メートル72の塾記録の更新になる。「記録を出すことが一番説得力があるとは思うが、日々の行いなども頑張って、みんながついてきてくれれば」と語った三上。チームを名実ともに引っ張る副将の活躍に今後も期待がかかる。

 また今大会から女子5種目がオープンから対校種目に昇格し、例年以上の盛り上がりを見せた。対校女子100mには女子主将の竹内爽香(総4・浦和一女)が出場し、12秒22で優勝した。「冬の期間に割とけがもなく練習を積めていたので、もうちょっと出したかった」と自身は満足のいかない様子だったものの、シーズン最初の公式戦でしっかりと結果を残した。

 男子100mには小池祐貴主将(総4・立命館慶祥)と永田駿斗(総3・諫早)が出場した。まず予選1組で永田が予選をトップ通過し、幸先の良いスタートを切ると、2組の小池も順当に1着でゴールし、決勝に駒を進める。迎えた決勝は小池・永田、予選で永田の2着だった早大・徳山の三つ巴の対決になった。三者まったく譲らぬ激しい競り合いを制したのは徳山。小池が10秒61(0.0)で2位、永田が10秒62で3位に入った。開幕戦の優勝を逃した小池は「今回はけが明けでコンディショニングをしっかりやっていこうということで、けがのないようにしっかり調整したが、ちょっと力が入りにくいぐらい身体を弛めてしまった」と反省。それでも「来月の関東インカレの100m・200mでは自己ベストを出して、しっかり点数を取っていこうと思う」と前を向いた。

 この他では男子400mで3位に入った小林児太朗(理3・熊谷)、男子400mH4位の水野敬介(理4・一宮)の健闘が目立った。男子110mHでは上野佑太(環4:慶應義塾)が結果こそ4位にとどまったものの、予選で14秒20をマークしてパーソナルベストを更新するなど、好調をアピールした。

ただチーム全体として見ると、対校種目の優勝選手が2人しか出なかったのは少々寂しいところ。目標とする関カレ総合入賞に向けて、残り一か月、チーム全体がもう一段、二段とギアを上げていきたいところだ。

(記事:江島健生 写真:太田彩恵、重川航太朗)

 

戦評の掲載が遅れたことをお詫び申し上げます。

 

 

総合成績

慶應義塾大学 3位 105.5点

結果(※対抗種目出場選手のみ)

種目

順位

選手名

タイム

風速

男子100m

予選1組

1着

永田駿斗(総3・諫早)

10”52

(+0.5)

2組

1着

小池祐貴(総4・立命館慶祥)

10”50

(+2.1)

決勝

2位

小池

10”61

(0.0)

 

3位

永田

10”62

 

400m予選1組

4着

塩津和輝

49”06

 

2組

2着

小林児太朗(理3・熊谷)

48”99

 

決勝

3位

小林

48”55

 

 

7位

塩津

50”26

 

800m決勝

4位

中谷浩崇(理3・藤嶺藤澤

1’51”53

 

 

7位

田島直人(総3・八千代松陰)

1’53”50

 

1500m決勝

9位

岩船佑希(政3・成蹊)

3’57”16

 

 

10位

川村知樹(政2・希望ヶ丘)

3’58”92

 

5000m決勝

10位

根岸祐太(経3・慶應志木)

15’46”53

 

 

11位

永野裕也(文3・土佐)

16’02”54

 

110mH予選1組

3着

中島瑞樹(理3・飯田)

14”86

(+1.3)

2組

3着

上野佑太(環4・西南学院)

14”20

(+0.8)

決勝

4位

上野

14”27

(+0.5)

 

6位

中島

14”86

 

400mH

予選1組

3着

水野敬介(理4・一宮)

53”48

 

予選2組

1着

前山陽軌(3・成田)

54”43

 

決勝

4位

水野

52”10

 

 

5位

前山

52”86

(-0.5)

3000mSC決勝

8位

藤井一樹(法4・慶應湘南藤沢)

9’51”14

(0.0)

 

12位

小杉岬生(環4・立教池袋)

10’32”56

 

4×100mR決勝

2位

小倉-永田-山田穂高(薬4・稲毛)-小池

40”11

 

4×400mR決勝

3位

千葉亮(環3・国際基督大学)-前山-小林-塩津

3’13”06

 

走高跳決勝

4位

石川遼(総2・桐朋)

1m95

 

 

6位

森慶太(政4・慶應)

1m85

 

棒高跳決勝

4位

奥平拓海(環2・桐朋)

4m50

 

 

6位

川端一輝(経2・共愛学園)

3m80

 

走幅跳決勝

1位

三上良英(環4・筑紫)

7m64

(-0.9)

 

5位

鈴木喜成(商4・湘南)

7m36

(-0.9)

三段跳決勝

4位

鈴木

14m49

(-0.2)

 

9位

水口拓(経3・帝京大)

13m58

(-0.8)

砲丸投決勝

6位

奥平

10m35

 

 

9位

加賀見康晴(法4・慶應義塾)

9m59

 

円盤投決勝

4位

内藤健太(経3・慶應義塾)

32m58

 

 

9位

佐藤孝紀(政2・慶應義塾)

22m95

 

やり投決勝

4位

掛川将寛(商3・薬園台)

52m83

 

 

5位

安倍広太郎(商2・芝)

50m86

 

女子100m決勝

1位

竹内爽香(総4・浦和一女)

12”22

(+1.0)

400m決勝

2位

清水友紀(総4・千葉東)

57”66

 

800m決勝

2位

木村友香(文2・共立女子)

2’18”15

 

100mH決勝

4位

カラザーズ圭菜ヴィヴィアン(総3・川崎市立橘)

15”10

(-0.1)

400mH決勝

3位

カラザーズ

1’04”45

 

走幅跳決勝

2位

今井瑛子(環2・敦賀)

5m69

(+0,1)

 

以下、コメント

 

小池祐貴(総4・立命館慶祥)

 

———まずは部全体の結果について総括を

 

得点予想を各公式戦で出しているのですが、その点数よりは10点ぐらい低くて、というのは去年の自己ベストで計算しているので、ちょっと他の大学が予想以上に伸びた人がいたり、新入生が入ってきたりなど予想外のことが多かったという風には思います。ただ(三上)副将がフィールドのMVPに選ばれたり、逆に下剋上するような凄く強い選手を相手に勝つというような場面がちょくちょく見られましたし、そういった面では部全体としてはみんな喜びがあった試合でしたね。逆に僕とかはちょっと取りこぼしがあったので、そこはミスも少し目立ったかなとも思うのですが。

 

—————自身の100m2位、42位という結果については

今回はけが明けでコンディショニングをしっかりやっていこうということで、けがのないようにしっかり調整したのですが、ちょっと力が入りにくいぐらい身体を弛めてしまったという感想ですね。まあどの道結果は出さなければ意味がないとも思いますし、主将という立場でもあるので、改めて結果は大事だなと思いました。

 

———まだ調子は上がりきっていないと

そうですね。僕は毎年狙った試合でしか気持ちというか、身体の調子が乗らないところがあって、幅が激しいので、今年は来月の関東インカレの100m・200mで自己ベストを出して、しっかり点数を取っていこうと思っています。そう考えると(今回は)足りなかったなと思うところもありますね。

 

———冬季練習はどういった問題意識を持って取り組んできたか

去年大きいけがを左足にしたので、そこの左右差を無くすのが大きな課題でしたね。あとは体幹回りが内側の筋肉というか表面に見えるような筋肉ではなくて、インナーマッスルを鍛え方と使い方を体幹トレーニングやドリルを中心に毎日やってから動いて、走っているときに使えるように繋げる練習が多かったですね。

 

———その手ごたえはあるか

そうですね。良い動きはできていると思います。

 

———関カレまで一か月少々に迫ったわけですが、現在のチームの状態と雰囲気は

もうちょっと方向性をまとめられるんじゃないかというところも見られるので、普段の集合などで、僕ら幹部たちが雰囲気作りをしっかりやっていきたいと思います

 

———最後に関東インカレに向けて意気込みを

今回は去年の27点を超えようと思います。

 

 

竹内爽香(総4・浦和一女

 

———今年度から六大学対抗戦において女子の種目が増えたが

毎年オープンで出ようというのはあったのですけど、それがやっと対校になって点数なども絡んできたので、私的にはとても良かったと思います。(今日の100メートルと4×100リレーのレースを振り返って)私は冬の期間に割とけがもなく練習を積めていたので、もうちょっと出したかったんですけど、100メートルはあまりうまくいかなくて、4継もバトンがうまくいかずに失速してしまいました。改善点しかないですがまだシーズンの始まりでもあるので、今後改善していきたいです。

 

———リレーではなにか作戦などあったか

初めてのメンバーだったので、安全にバトンを繋いで、あまり攻めるとかではなくて走力で勝負しようと思っていました。

 

———優勝という結果には満足しているか

走る前はみんなで46秒5は切ろうと言っていたので、結果は47秒3で満足はしていません。(この冬はどのように過ごしたか)今までなかったウェイトトレーニングを入れたり、あまり長い距離は好きではないけど走り込んだりと、冬にしかできないことをしました。

 

———その成果は

まだ出てないです。これから成果が出ればと思います。

 

———関カレまであと1か月に迫った

出るのは今年が最後なので、全種目表彰台に上るつもりでうまく調整していきます。

 

———今年度から女子主将に就いた

女子がまとまって練習をするようになって、いい雰囲気でいいチームになってきていると思うので、この雰囲気のまま一人一人が結果を残せればいいと思います。

 

———ラストシーズンとなる今年の目標は

4年ぶりに全種目で自己ベストを更新して、インカレの表彰台に上ることです。

 

 

三上良英(環4・筑紫)

 

———最優秀選手に選ばれたが

本当に嬉しいです。大学に入って初のタイトルで、まさか自分が選ばれるとは思っていませんでした。自分の頑張りというのが、専門種目じゃない人からも認められたというのは本当に嬉しいことだと思います。今回はもしかしたらたまたま勝てたのかもしれないし、実力で勝ったのかも分からないし、長いシーズンで自分より実力を持ってる選手がたまたま調子が悪かっただけという可能性もあるので、いつどんな状況でも勝てるように自分をブラッシュアップできたらなと思います。

 

———自己ベストをマークした今日の跳躍を振り返って

自己ベストを出せたというのは、とても嬉しいです。ですが、日本選手権の標準まであと1センチだったので、ちょっと煮えきらない部分もあるし、コーチの方もまだいけると言ってくださるので、現状に甘んじることなくもっと頑張っていきたいと思います。

 

———今後は塾記録の更新が目標になると思うが

入部した時から、7メートル72という塾記録に対して、絶対に塗り替えてやろう、慶應義塾大学に名前を残せたら、と思っていたので、手が届きそうなところにも来ているし、絶対に更新したいと思います。

 

———今年度は副将という役職に就いているがチームをどうしていきたいか

前99代の副将の方たちは実績もあって、マネージメントもすごくうまくて、100代目という節目の時に任されたということと、前の代の副将の存在が大きかったというのがあって、最初は不安でした。ですが、役職に就いて時間が経ってから、こうしていけばいいのかなというのが見えてきたので、うまくチームを関東インカレ、全日本インカレ、早慶戦に持っていけたらと思います。記録を出すことが一番説得力があるとは思いますが、記録もそうですけど日々の行いなども頑張って、みんながついてきてくれればと思います。

 

———今後の意気込みを

中学で辞めると思って高校で続け、高校で辞めると思って大学でも競技を続けてきたので、最後に気持ち良く競技人生を終えられたらなと思います。

Comments are closed.