4年ぶりの王座進出への負けられない戦い。順位決定予選をBプール4位の駿河台大と戦った。序盤から一進一退の攻防を繰り広げた両チームだったが、前半31分に永野裕太(政3)のゴールで慶大が先制。さらに後半12分には大橋俊介(政3)が得点を挙げ、リードを広げた。終盤1点を返されるも守りきって2−1で勝利を掴み、王座をかけて20日の5-6位決定戦の早慶戦に望むこととなった。
平成29年関東学生ホッケー春季リーグ 順位決定予選
5/7(日) 11:15試合開始 @慶応義塾大学日吉ホッケー場
| 前半 | 後半 | 合計 |
慶大 | 1 | 1 | 2 |
駿河台大 | 0 | 1 | 1 |
得点者
前半31分 永野裕太(政3)
後半12分 大橋俊介(政3)
スタメン
GK相原宗之(商4)
DF吉國光裕(政4)、渡邉陸(法4)、米山大樹(政4)、河本倫太郎(法3)MF福谷亮太(政4)、金田翼(政3)、吉川大地(政2)
FW永野裕太(政3)、大久保遼(政3)、大橋俊介(政3)
関東5位までが出場できる全日本ホッケー王座決定戦の出場をかけ戦う慶大。順位決定予選の対戦相手はBプール4位の駿河台大だ。勝てば王座へ前進、逆に負ければ入替戦も見えてくる7-8位決定戦と厳しい試合であった。
開始早々の1分に慶大は早くもPCを与えた。だが、ここは慶大守護神相原宗之(商4)が防いで得点を与えない。11分に今度は慶大がPCを得るも、渡邉陸(法4)のシュートはゴール左に外れる。23分には金田翼(政3)がDFを3人抜き、パスを受けた大橋俊介(政3)がシュートを放つも枠の外に。両者一進一退の攻防となるが、均衡が31分に破れる。金田の打ち込みに永野裕太(政3)が合わせ慶大が先制。学習院大戦でも先制点を決めた二人のコンビネーションで慶大が欲しかった先制点を入れ、前半を1−0で終える。
後半の慶大は主将の福谷亮太(政4)を起点に攻撃のリズムを作っていった。7分に福谷からパスをつなぎ、坂田大樹(法4)がシュートを放つも決まらず。迎えた12分、米山大樹(政4)がサークル内にボールを入れると、一度はDFにクリアされたが、そのこぼれ球を大橋がゴールに押し込み待望の追加点を挙げる。2点リードした慶大だが、その後は駿河台大に攻め込まれる展開が続くと、28分にPCからのこぼれ球を決められてしまい、1点差に。さらに慶大はイエローカードから1人数的不利な状況となったが、なんとか最後まで守りきり、2−1で勝利。5-6位決定戦進出を決めた。
勝利を挙げたが、試合後福谷主将からは「もっと楽に勝てた」という課題も出た。ただ、2012年以来勝利のなかった駿河台大からの勝利で王座進出まであと一つとなった。対戦相手は宿敵早大となる。「本当に気持ちの勝負」(福谷主将)。早慶戦に絶対に勝利し、4年ぶりの王座への切符を掴む。
(記事:森田悠資、写真:田中壱規)
次戦
5月20日(土)順位決定戦
vs早稲田大学 11:15 試合開始 @明治大学八幡山グラウンド
以下、選手コメント
福谷亮太(政4)
(今日の試合を振り返って)結果的に勝てたことはすごく良かったです。ただ、もっと点差もつけられた試合ですし、後半にしんどくなってしまったので、もう少し楽に自分たちのペースで進められたと思うので、そこは反省です。 (前半戦は)前半から積極的に前に行こうと話していて、最初にうちが点を取ろうと話していたので、その中で点が取れたのはすごく良かったです。積極的にサークルの中にボールを運ぼうという話をしていたので、それができて良かったです。(後半終了間際に1点差に迫られ、慶大の選手も一人退場してしまいましたが)リードをしている展開の中で駿河台に追いつかれて負けるという試合が続いていたので、本当にそこは厳しい試合になってしまったんですけど、自分たちが攻めの姿勢を崩さずに、前に前に行くっていうところを徹底していってたからこそ、1点は取られましたが、最後まで勝ち切れたのかなと思います。(福谷選手が最後まで率先して走っている姿が印象的でした)自分がとにかく前でプレーして、相手に攻撃させないっていう風に思っていたので、前に行く姿勢が見せられて良かったです。(入部したばかりの1年の出場もありましたが)結構人数も多く入ってくれたので、練習の幅も広がっていますし、下からの刺激もすごくあって自分もうかうかしてられないなと思っています。(次戦は王座をかけた早慶戦ですが)本当に気持ちの勝負だと思います。しっかり対策を立てますが、気持ちで勝ちたいと思います。