慶應スポーツ新聞会

【フィギュアスケート】全員でつかんだ団体三連覇! 第52回四大学フィギュアスケート定期戦

第52回四大学フィギュアスケート定期戦が新横浜スケートセンターで5月7日に開催された。今大会は慶應義塾、立教、同志社、関西学院の4大学の間で行われたもので、慶大からは14名が出場。慶大生として初めて演技を披露した3名のルーキーの活躍など、全部員が一丸となり、チーム慶應は団体で見事三連覇を達成した。

 

 

 

5月7日 第52回四大学フィギュアスケート定期戦

@新横浜スケートセンター

 

クラス

選手名

順位

Dクラス女子

中村聖菜

優勝

Cクラス女子

棟尾観月

優勝

 

中村理沙

8位

 

中村優里

5位

 

岡安萌

7位

 

蓮田柚香

4位

Cクラス男子

竹居峻治

優勝

Bクラス男子

橋本將太

優勝

Bクラス女子

土屋有葵

3位

 

花城桜子

5位

 

佐々木花音

6位

Aクラス女子

庄司理紗

9位

 

鈴木美桜

3位

 

鈴木星佳

4位

 

小堀瑛美

8位

女子団体

 

優勝

男子団体

 

2位

総合団体

 

優勝

 

 

まず、中村聖菜(商2)がDクラス女子に出場。3つのジャンプを全て決め、美しいスピンも見せた。Dクラス女子の出場者は15名と混戦だったが、その中で優勝を飾る。上の級で試合に出場する日もそう遠くはないだろう。

 

 

慶大からCクラス女子には5名が出場した。それぞれが着実にレベルアップしている姿を見せたが、その中でも異彩を放っていたのは棟尾観月(文4)。冒頭のコンビネーションジャンプを決めると、勢いに乗った。今まで試合でなかなか成功させることのできなかったダブルフリップやダブルルッツを上手く着氷させ、持ち味の美しいスパイラルやスピンも存分に発揮する。目標としていた5種類のダブルジャンプを決めるまでには一歩届かなかったが、達成は目前だ。

 

 

 

4大学からCクラス男子に出場したのは慶大の竹居峻治(政3)のみ。「We Will Rock You」を初めて披露した。ジャンプにはミスが出たが、ジャッジ前の振り付けで盛り上がりを見せる。伸びしろのあるプログラムで今後ますます飛躍してほしい。

 

 

 

Bクラス女子には佐々木花音(文2)と大学デビュー戦となった土屋有葵(経1)、花城桜子(法1)が出場した。まずは3番滑走で土屋が演技を披露。冒頭のコンビネーションジャンプを決めると、美しい音色に合わせた優美なスケーティングを見せる。その後も3連続ジャンプを成功させ、ミスなくフィニッシュ。結果は一年生ながら、堂々の3位と今後の活躍に期待がかかる。続いて登場したのは花城。パンツスタイルの衣装で演技を披露する。ジャンプで少しミスもあったが、テンポの良い曲に合わせて笑顔で滑り切り、観客を魅了した。最終滑走の佐々木は「Les Miserable」を披露。冒頭には両足着氷となってしまったが、ダブルアクセルに挑戦。また、入り方の工夫されたダブルループを決め、昨シーズンに比べて成長した姿を見せた。

 

橋本將太(政3)はBクラス男子の唯一の出場者として演技を披露した。プログラムは昨シーズンも使用していた「斬鉄剣」。着氷の乱れや転倒もあり、ジャンプが振るわなかったが、成功したジャンプには高さがあった。次戦では、自身の力を最大限に発揮してほしい。

 

 

Aクラス女子には4名が出場。1番滑走でまず庄司理紗(総3)が登場した。庄司が高校一年の時に使っていたお気に入りのプログラム、「The Notebook」を披露。万全の状態ではなかったというが、冒頭のダブルアクセルを決め、トリプルトウループも手をつきながらも何とか着氷させる。しかし、後半のスピンでまさかの転倒。結果は9位だったが、映画のストーリーに合わせた振り付けでは見る者を惹きつけた。庄司と同じグループの3番滑走で登場したのは鈴木美桜主将(法4)。最初のアクセルジャンプの回転が抜けてしまうと、続く二つのトリプルジャンプでもミスが出てしまい、「気持ちの部分で負けてしまったことがどんどん響いてしまった」と自身で演技を振り返った。ただ、シーズンの本番は秋。これから徐々に調子を上げて、プログラムの完成度を高めていってくれるだろう。

次に鈴木星佳(総2)が「カルメン」を披露した。後に滑る小堀瑛美(環1)に「良い形でつなげたい」という思いで臨んだという。音楽に合わせた冒頭のジャンプが1回転になってしまったが、トリプルサルコウ―ダブルトウループのコンビネーションジャンプは危なげなく着氷。しかし、演技が進んでいくにつれて少し疲れが見え、納得のいく演技にはならなかった。体力面を克服した時には、力強く生きたカルメンのように最後までスピードに乗った演技を見せてくれることに期待したい。入学前から入部を決めていたというルーキー小堀のプログラムは「グレートギャッツビー」。大学デビュー戦という緊張もあってか、3つのトリプルジャンプは失敗に終わってしまったが、スピンや決まったジャンプでは実力の持ち主であることをうかがわせた。これから2年間使っていくというプログラムで、見所と語った「3つの曲調の踊り分け」を今後どのように見せてくれるのか楽しみだ。

 

(文 西村夏菜 写真 伊藤史織)

 

◇以下、選手コメント

 

庄司理紗(総3)

(前回の試合から期間があったがどのような調整を)予想ではもうちょっとシーズンが長かったので、いつの間にかシーズンが終わっていた状態でした。結構長い間試合に出る緊張感が味わえなかった分、逆に今日は落ち着いて出来たかなと思うので、一つ一つのジャンプに焦点をあてました。(今回のプログラムの選曲は)このプログラムは高校1年生のときに使っていたプログラムで、昨シーズンが始まるときには来年使おうと決めていました。東伏見から新横浜にリンクが移ったり、アメリカに行ったりしてなかなか環境の変化に追いつけないままプログラムが終わってしまい、私の中では一番気に入っているプログラムでもあったので、ちゃんときれいに完成形にして終わらせたいと思い選びました。(振り付けの見所は)これは映画の音楽で、老夫婦の女性の方が記憶をなくしてしまって、男性が自分たちの経験を話すのですが、それでも妻は分からず、ただの物語として聞いていて切ない物語です。若かった頃に戻ったときの楽しさ、最後に思い出してくれて切ないけれど嬉しい気持ちを子どもっぽくではないですが、はじける感じで、大人っぽさと融合してあるところが見所です。(演技を振り返って)コンディションとしては本当に良くない状態で、自分に何が出来るのか分からないまま本番に臨んで、今日の2本目のジャンプは特にやるつもりではなかったジャンプだったのですが、自分の出来ることが限られている中でちゃんと気持ちが切り替えられたので、そこは成長かなと思います。(今後に向けての改善点は)まずトリプルジャンプの種類を増やしていくことと、後半で難しいジャンプを入れられる体力をつけることだと思います。

 

鈴木美桜(法4)

(演技を振り返って)自分の内容的にはダメダメという感じで、悔いの残る部分もあるし、もっともっとできたなというのが正直な感想です。(チーム慶應として戦う大会だったが、主将としてどのような気持ちで臨んだか)自分の演技が全然上手くいかなくて、みんなを演技で引っ張れたかと言われると全然引っ張れていなかったと思います。でも体制が変わってから4か月目になるのですが、部員それぞれが力を出せていたかなと思いましたし、それぞれ失敗や悔いはあるかもしれないのですが、私から見たらすごくみんな成長していて、嬉しかったです。(リリーカップ後はどのような調整を)リリーカップでの反省を生かしたいと思って今回試合に臨んだのですが、それ以下という感じの出来でした。調整しきれていたかと言われるとまだまだ課題が残るかなと思います。ただシーズンは秋からが本番なので、来月また試合がありますが、もう一度見直して調整していければなと思います。(ジャンプの調子は)ジャンプの調子は全然悪くはないのですが、やっぱり今日の1発目のアクセルの前とかは気持ちの部分で負けてしまったことがどんどん響いてしまったのかなと反省しています。(今後に向けて)まずは6月の頭に関カレがあるので、私含め全員そこに向けてもう1度立て直したいと思います。7級はショートプログラムになるのですが、そこで新しいショートプログラムを皆さんにお見せできるように頑張りたいなと思います。

 

鈴木星佳(総2)

(リリーカップ後はどのような調整を)リンクが休みだったので、その間はできるだけ毎日氷に乗るようにしました。この3日間は合宿にも行きました。(団体では3連覇がかかっていたが、いつもと気持ちの面で違うところはあったか)初めて2年生として、先輩も後輩もいる状態で戦うので自分に自信を持って、弱気にならないで自分のできることをやろうと思いました。私の次に後輩が滑るので良い形でつなげたいなと思いましたが、結局は自分のできることをやるしかないと思って臨みました。(演技を振り返って)一つ一つしか上手くいかないなと思いました。リリーカップでは最初のアクセルが上手くいって、あとが上手くいかなかったのですが、今回は一個目のトリプルが上手くいって、あとはダメでという感じでした。一個ずつできることは増えてきているので良かったところもありましたが、悪かったところも見つかったので次に生かしたいと思います。(改善したい点は)まず、ジャンプの成功率が低いというのと、リリーでも課題だったのですが、最後の方は体力不足でできることもできなくなってしまっていたので、最後まで滑りきる体力をつけて表現力に磨きをかけたいです。

 

小堀瑛美(環1)

(慶大フィギュア部門に入ったきっかけは)もともとスケートをやっていたのですが、部活に入ったらインカレとかに出るチャンスがあって、そういうのはすごく楽しそうだなと思っていたので、もし慶應に入れたら絶対にスケート部に入ろうと思っていました。(慶大に入ってから初めての試合となったが、どのような気持ちで臨んだか)リンクサイドに先輩や友達が立って応援してくれているのがすごく心強かったです。でもそれと一緒に優勝したいという気持ちもあって、ちょっとプレッシャーみたいなのも感じてすごく緊張してしまって、ちゃんと演技できなかったのがすごく悔しいです。(演技を振り返って)今までの試合の中で1番緊張して、トリプルジャンプが3つ入っていたのですが、全部失敗してしまいました。もう少ししっかり練習していれば緊張することもないと思ったので、ちゃんとたくさん練習して自信を持って演技に臨めるようにしたいなと思いました。(フリープログラムの曲名と見どころは)「グレートギャッツビー」という曲です。曲調が3つあって、まだちゃんとできていないのですが、その3つの曲調を踊り分けるのが頑張っているところです。2年滑るので、頑張っていきたいと思います。(次の試合に向けて)今は2種類のトリプルジャンプが3個入っているのですが、良ければもう1個種類を増やしたり数を増やしたりしたいです。あとは、もう少し人の目を引き付けられるようなきれいな演技ができるようになればいいなと思います。

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