慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】秋リーグ開幕!春の王座相手に大金星! vs東海大

見事な勝利で歓喜に沸く選手陣

2年ぶりに1部リーグに帰ってきた慶大の初戦の相手は春季王座の東海大。全日本代表選出でエースを欠いているとはいえ、相手のペースに飲まれる展開かと思われた。しかし、相手の攻撃にその都度対応し、徐々に調子を上げてきた慶大。第2、4セットを取りフルセットまで持ち込む。勢いそのまま最終セットは一度もリードを許すことなくセットカウント3-2で大接戦を制し、リーグ戦白星発進を飾った。

 

 

9月9日(土)秋季関東大学男子1部バレーボール第1戦 慶大×東海大@船橋アリーナ

得点

慶大

セット

東海大

17

25

25

23

20

25

25

20

15

10

 

大学初スタメンを果たした清水

第1セット序盤、富澤太凱(経2)の強烈なスパイク、マルキナシム(総2)のバックアタックが決まり、慶大は最初から連続得点をあげる。初のスタメン出場を果たした清水柊吾(総1)がクイックを決めるなど、順調な滑り出しに見えたが、3連続失点を許してしまい、4-6と逆転される。その後もスパイクがなかなか1本で決まらない。中盤には、相手のサービスエースや慶大のミスで4連続失点。最後も自分たちのしたい攻撃が組み立てられず、17-25と大差でこのセットを落としてしまう。

 

続く第2セット。慶大は格上相手に粘りを見せ、一進一退のゲーム展開となる。13-13から清水のスパイクで再び勝ち越しに成功すると、ここでその清水に代わり岩本龍之介(商3)がピンチサーバーとして登場。見事なサーブで得点に繋げ、差を広げる。その後再び同点に追いつかれてしまうものの、富澤とマルキの目の覚めるようなスパイクが炸裂し3連続得点を挙げる。そのまま逃げ切った慶大は、25-23の僅差でこのセットをものにする。

 

今季もコートをまとめるゲームキャプテンの黒田

第3セット、富澤の二度のサービスエースや、清水のブロックポイントなどで中盤まで点の取り合いが続く。試合が動いたのはマルキのスパイクがブロックにかかるなど3連続ポイントを許してから。直後にタイムアウトを取り、相手のスパイクミスを誘うも追いつくことができない。さらには大事な場面でネット際のミスやドリブルなども響く。最後はこの試合何度も苦しめられたクイックで20-25とされこのセットを落としてしまう。

 

2セットを取られ後がない慶大は第4セット。序盤から混戦状態が続き、両校とも一歩も引かない戦いを見せたが、東海大の強烈なブロックにも応え慶大が1歩リードする。続く清水のスパイクが2連続で決まり、そこに富澤のサービスエースも重なって13-9とリードをさらに広げる。東海大によるキレのあるスパイクに苦しむが、富澤を起点に慶大も次々と得点を重ね、相手を寄せ付けない。最終的にリードを保ち続けた慶大が25-20でこのセットを制し、勝利にリーチをかける。

 

自分たちのブロックに持ち込んだ

そして最終第5セット。サイドアウトの取り合いから先にリードを奪ったのは慶大だった。相手の攻撃を読んだブロックでミスを誘い、3連続ポイント。東海大はたまらずタイムアウトを取るも、慶大は流れを渡さない。強豪相手に「今日はレシーブを上げていこうという方針でした」(黒田)というように黒田の片手でのレシーブや、マルキの難しいトスからのスパイクなど、自分たちの形に持ち込み点を重ねる。その後、立て続けに相手のブロックアウトを取り11-6と5点のリード。最後までそのリードを守り続け、15-10とこのセットを奪い、セットカウント3-2で勝利を収めた。

 

「チャレンジャーの気持ちで、絶対に東海を倒してやるという気持ちで臨んだ」(富澤)というように強豪ぞろいの1部リーグで全く引けを取らない堂々たるプレーを見せた慶大。この夏、自分たちの最大の強みであるサーブアンドブロックに磨きをかけてきた。その練習が活かせてきてはいるものの、まだまだ成果は完全には出し切れていないようだ。1部復帰戦を見事な勝利で飾り、勢いに乗る慶大がどこまで快進撃を続けるのか。次の大きな一勝に向け、今日春季リーグ6位の日体大との一戦に臨む。

 

                   (記事・太田彩恵、写真・岩本弘之、藤澤薫)

 

 

 

宗雲監督

 

(今日の試合を振り返って)いい試合でしたね。私何もしていないんだけど、学生がしっかり相手の攻撃に守備を変えながら対応してくれたので、ベンチにいてすごくいい試合を見させてもらいました。

(今日の勝利の要因は)調子が悪い人もいたんだけど、当たっていたのは富澤くらいで、センターの佐藤も大事なところでいいBクイックを見せていたんだけど、徐々に徐々にレシーブの位置を黒田とか長澤とかを中心に、ポジショニングを対応できたのがすごく大きかったと思います。それと、うちのサーブとブロックを通せたのが、マルキは最初通らなかったのが攻めなさいということは言って、攻めた、自分たちのスタイルが出せたというのが一番の要因だったのかな。

(そのマルキ選手のサーブは途中からよく入りましたね)そうですね。応援のおかげだと思います。

(今日初スタメンの清水選手について)すごく堂々としていましたね。わりと肝っ玉が据わっているというかたいしたものです。

(東海大の印象は)今日はキャプテンの小野寺くんがいなかったんですけど、やはり大きいですね。高い。上から打たれていたので、高さをすごく感じました。

(その高さに対する対応は)ブロックのタイミングとか、レシーブの立ち位置を、学生がああでもないこうでもないと工夫したのが良かったと思いますね。

(夏に強化した点)サーブアンドブロックはさらに磨きをかけようというのと、それが活きるためにはサーブレシーブから一回で切れば、サーブミスは怖くないので、その点ですね。練習試合でもサーブレシーブは同じところを何回もやられていたので。今日はそこがあんまり出なかったので、良かったですね。

(秋リーグの意気込み)おごらず、いい時も悪い時もあると思うので、彼らの一番いい力が出るように後ろから見守ってあげられればいいかなと思います。

 

 

黒田彪斗(環4)

 

(今日のご自身のプレーを振り返って)身体の調子は今は悪くないので、それ相応のプレーができたと思います。

(春季リーグ1位の東海大に勝利したが)最下位と1位の戦いでしたが、最初から負ける気はしていませんでした。絶対に勝とうとずっと思っていたので、勝てて良かったです。

(秋季リーグの初戦ということで、試合前はチームでどのような話をしていたか)2年間ずっと2部でプレーしていて、やっとの思いで上がれた1部なので、自分たちの悔いのないように全力でプレーしましょう、ということを言っていました。

(この夏に取り組んできたことは)みんな口を揃えて言っているのですが、「サーブアンドブロック」です。やはり今日戦った東海大学さんは上背があったのですが、うちもそれに負けないくらい背の高い選手が揃っていますし、サーブも強いので、サーブで崩してブロックで仕留めるというとてもシンプルなことを強化してきました。

(今日はその練習の成果は出せたか)出せたかどうかで言うと、出せてはいないです。でも今日は、僕らの上から打ってくるようなスパイカーが東海大学さんに揃っていたので、どちらかというと今日はレシーブを上げていこうという方針でした。最後はそれが実りましたし、僕自身もレシーブを上げることができたので、良かったと思います。

(最後に、明日の日本体育大戦を含めた秋季リーグ全体に向けての意気込みは)明日は、今日とはまたスタイルが全然違うチームとの戦いになります。日本体育大学さんはレシーブがとても上手なチームですし、絶対に粘ってくるので、うちもそれに負けないようにブロックやレシーブの面で粘っていくことができたらいいなと思います。また、1勝できて今はとても嬉しいですが、リーグ戦は長いので、最後まで気を抜かずにやっていきたいなと思います。

 

 

富澤太凱(経2)

 

(今日の試合を終えての感想は)春1部に上がって初めての試合だったので、チャレンジャーの気持ちで、絶対に東海を倒してやるという気持ちで臨みました。勝てて嬉しかったです。

(今日のゲームプランは)相手は2メートルを超えた選手が数人いて、上から打たれる選手もいたので、そういう選手に対して、しっかりブロックを引っ掛けて自分たちのスタイルに持っていこうとミーティングで何度も確認しました。

(サイドアウトの攻撃が効いていた印象があるが)チームとしてもサイドアウト1本目を必ず切って、自分たちのブレイクに持っていく形を多く作ろうと意識はしました。

(1位相手に勝ったことは自信になったか)自分たちの力がしっかり出せたので、この勝ちはいい勝ちだと思います。明日以降もこれから続けられればいいと思います。

 

 

吉田祝太郎(政1)

 

(今の率直な気持ち)嬉しいです。それに尽きます。春季に1位のチームですけど、当たったことがなかったので、自分たちとしても夏頑張ってきたけどどんな試合ができるか分からなくて不安だったんですけど、通用して、自信になりました。

(夏に練習したこと)クイックが春は合わなかったので練習しました。けど、今日もあんまり合ってなかったかなという感じです。

(今日の自分を採点すると)60点ですかね。今日はサイドの先輩がスパイクで頑張ってくれたので。

(次戦の日体大戦に向けて)正直タイプが違って、東海はトスが高くてブロックと相性が良かったんですけど、明日の日体大はあまり良くないかなと思うので、対応できるように驕らずに行きたいと思います。

 

 

清水柊吾(総1)

 

(初のスタメン出場だったが)結構跳べていたので、あとはもうちょっとクイックを(セッターと)合わせたりだとか、サーブミスをなくしたりだとかすればよかったかなと思います。

(1部昇格後初のリーグ戦だったが)チームの雰囲気はすごくよくて、1度も雰囲気が暗くなったことがこの試合ではなかったので、すごく良かったと思います。

(緊張は)緊張はあまりなかったです。

(春の王者、東海大に勝利したが)すごく高かったり強かったりしたんですけど、ミーティングとこれまでの夏の練習試合などの成果が出たのかなと思います。

(この夏どんなことに取り組んだか)今のポジションを本格的に練習しだしたのが夏休みに入るくらいの時期からだったので、自分のやることを徹底してやりました。

(今日はどれくらい発揮できたか)6割くらいですかね。

(秋季リーグ全体の目標は)とりあえず今日と明日は出るんですけど、樫村がいるので、その後どうなるのかはまだ分からないんですけど、もし出場できたら、自分のできる、良いプレーをしっかりやっていこうと思います。

 

 

サイド

マルキ ナシム(総2・川越東高)

セッター

吉田祝太郎(政1・慶應義塾高)

センター

佐藤康平(環4・桐蔭学園高)

オポジット

富澤太凱(経2・慶應義塾高)

サイド

黒田彪斗(環4・富山一高)

センター

清水柊吾(総1・広島城北高)

リベロ

長澤翔吾(環4・盛岡一高)

 

谷口聡(環2・韮山高)

途中出場

岩本龍之介(商3・仙台二高)

 

尾木将(政4・修道高)

 

浦部連太朗(総2・高松一高)

 

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