慶應スポーツ新聞会

【テニス(女子)】全員テニスで魅せるも、悔しい敗戦 関東学生テニスリーグ 筑波大戦

全力で試合を盛り上げる応援の選手・監督

初戦から2連勝を挙げた慶大、3戦目の相手は昨年王座出場の筑波大だ。ダブルスは実力ある相手の勢いを止められず2−0で落としたが、シングルスでは押野紗穂(環3・つくば国際大学東風高)が格上の相手を破るなど慶大が底力を見せる。3−3で並んだ最後の試合、城間安実(総2・九州文化学園高)が激闘を繰り広げるも無念の敗北。3−4で筑波大に敗戦した。

 

関東学生テニスリーグ 亜大戦

2017年9月11日@早大東伏見キャンパステニスコート

 

慶大

 

筑波大

●D1村瀬・押野

1{4-6,6-4,2-6}2

米原・森崎

●D2江代・山藤

0{3-6,1-6}2

並木・牛島

○S1押野紗穂

2{6-1,7-5}0

牛島

●S2西田奈生

0{4-6,1-6}2

森崎

○S3江代純菜

2{7-5,5-6(6)}0

岩井

○S4向井マリア

2{6-2,3-6,6-2}1

千村

●S5城間安実

1{1-6,7-6(5),4-6}2

米原

 

 

D1の押野・村瀬早香(環4・京都外大西高)組の対戦相手はインカレの決勝で対戦した米原・森崎組であった。ファーストセット、2ゲームを連取し、幸先の良いスタートを切った。しかし、相手のストロークとサーブに力が増すにつれ、苦しい試合展開に。第6ゲームでブレークを許してしまい、3-3と追いつかれてしまう。次のゲームでブレークバックし、4-3と再びリードするが、第8ゲームから連続で3つのゲームを落とし、4-6でこのセットを落としてしまう。セカンドセット、押野・村瀬組はボレーを中心にポイントを重ね、4-0とする。相手に力強いストロークとサーブに加えボレーも決められ、4-3と追い上げられるが、6-4でセカンドセットを奪う。最終セットは6-2で落してしまい、押野・村瀬組は再び同じ相手に悔しい負けを喫した。

 

D2の江代純菜(総4・九州文化学園高)・山藤真帆(環1・野田学園高)組は互いにサービスゲームをキープする展開のなか迎えた第3ゲーム、果敢にボレーに出るもミスが出てしまい相手ブレークを許してしまう。その後は再び一進一退のゲームが続く。第9ゲーム、相手に前衛山藤のサイドを抜く強烈なショットを打ち込まれると、先攻を奪われた江代・山藤ペアはそのままこのゲームを落とし、第1セットを奪われた。第2セットでは1ポイント目からエースを決められ、相手に主導権を握られる展開に。4年と1年という学年差がありながらもポイント間にしっかりコミュニケーションを取っていた江代・山藤であったが、相手の流れに押され、そのまま1-6で試合終了。無念のストレート負けに終わった。

 

ダブルスを0−2で落とし、少しでも多くの勝ちをつかみ取りたいシングルス。

 

S4向井マリア(環2・城南学園高)の試合は相手のサーブから始まった。第1ゲームを粘り強いラリーで向井がブレーク。そこからラリーと力強いショットを武器に次々とゲームを獲得し、6−2でセットをものにする。セカンドセットもその勢いで序盤は向井の優勢。2−1とリードする。しかし第4ゲームをブレークされると、すぐにブレークバックしたものの再びブレークを許し、試合の流れを相手に渡してしまう。勢いづいた相手に4ゲームを連取され、3−6でセットを落とした。迎えたファイナルセット。第1ゲームをキープし、再びラリーの勢いを取り戻した向井。ラリーと鋭いショットで攻め、一気に5ゲームを獲得する。その後デュースで相手に粘られ2ゲームを落としたものの、最後はラリーの強さを見せ6−2で勝利を収めた。

 

S3の江代は数々の厳しいラリー戦をものにし、苦しみながらも勝利をもぎ取った。ファーストセット、4-2と江代が優位に運んでいたが、相手のフォアハンドを中心に左右に打ち分ける攻撃に苦しめられ、4-5と逆転される。相手のミスなどで第10ゲームを奪い5-5とした江代はフォアハンドとバックハンドで厳しいコースを突き第11ゲームを獲ると、その勢いで、次のゲームをブレークし、ファーストセットを7-5で奪取する。セカンドセット、5-5と迎えた第11ゲームを奪われ、5-6となる。しかし、江代は粘り強くラリーを続け、6-6と追いつく。タイブレークでは、江代か岩井のどちらに試合の流れが転んでもおかしくない展開であったが、どんな劣勢な場面でも跳ねのけてきた江代が8-6で制した。

 

S2の西田奈生(総3・済美高)は序盤から互いに攻めのラリーが続く。一歩も譲らない展開のなか、相手が積極的にネットに詰めだし、西田が打ち負け始める。なんとか食らいついていくも4-6で惜しくも第1セットを落としてしまう。第2セットでは第1ゲームから熾烈なデュース戦が展開。2度もアドバンテージを取るが、決めきれずになかなかゲームがとれない。最後はバックハンドのミスが続いて、第1サービスゲームを落としてしまう。ここで流れを掴んだ相手選手に、第3ゲームでは怒涛の4連続エースを決められてしまう。それでも強気なストロークで何とか巻き返しを図ろうとする西田であったが、相手の調子が崩れることはなく、1-6で第2セットを終え、敗北を喫した。

 

S1の押野(環3・つくば国際大学東風高)はフォアハンドを軸に果敢に攻め、6-1でファーストセットを獲る。セカンドセットに入ると、バックハンドの威力が増す。相手に粘られ5-5となったものの、押野はフォアハンドとバックハンドでラリー戦の主導権を握る。7-5でこのセットも奪い、ストレート勝ちを収めた。

 

最後に残ったのは、S5城間の試合。ファーストセットは第4ゲームでブレークを許すと、相手のペースで動かされ1−6でセットを落とす。セカンドセットは第3ゲームでブレークされたのち互いにキープが続き4−5に。第10ゲーム、慶大側の応援も白熱し奮い立った城間が粘りを見せる。ラリーで相手のミスを誘うプレーでブレークを奪い、流れは慶大へ。その後のタイブレークも強気の姿勢で臨み、7−5でセットを獲得した。ファイナルセットに入り、第1ゲームからブレークし勢いに乗る城間。そのまま3ゲームを連取し3−0までリードを広げる。しかし、そこから相手が徐々に調子を上げて反撃を開始し、4−5と逆転を許してしまう。長時間に渡る試合で体力が限界に近づく中元気を出して第10ゲームに臨むも、最後は惜しくも力尽き4−6で敗戦してしまった。

 

 

敗戦はしたものの、慶大の精神的な強さを見たこの試合。何度も自らを奮い立たせて相手に立ち向かっていく選手たち、声を張り上げ一体となって試合を盛り上げる応援の姿が非常に印象的であった。「全員テニスを体現できている」(坂井監督)というように、チームワークは抜群。チーム全体で作る強さで、今後の試合では勝利をもぎ取ることだろう。

 

記事 堀口綾乃 萬代理人 鈴木優子

 

坂井利彰監督

(今日の試合を振り返って)負けてしまったことは残念ですが、チームがすごく成長した日だったと思います。押野が今まで勝ったことのない牛島さんに勝ったというのが大きかったですし、江代と向井も本当に踏ん張ったし、0−2がついてからのチームのたくましさを感じました。最後は城間がもう痙攣して体がついていかなかったのが残念だったんですけど、チームとしての成長が見えました。負けてしまったんですけど、次の早大戦と明大戦に向けて収穫が大きかったので、このチームがまた成長してやれるということが楽しみです。(応援にすごく熱がこもっていて全員で戦っているというのが伝わってきましたが)今シーズンは全員テニスというのを掲げていて、一人一人がテニス選手としての試合の中の駆け引きとか試合の流れを読みながら応援したりサポートしたりプレーしたりするというのを、メンバー、メンバーじゃないと分けるのではなくて、全員でやっていこうということを話しているので、それがチームとして体現できているのはすごくいい流れだと思っています。(次戦の早大戦に向けて)ダブルスが0−2になってしまったので、最低でも1−1にしていくというのが大事だと思います。今日すごく手応えを感じたので、次はやってくれると思います。体のコンディショニングもしっかりしていけばダブルスもいい形で入れると思うので、次の早大戦のダブルスをとても楽しみにしています。

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