【バレーボール】〈コラム〉「新星」の2年目――清水柊吾は進化する

バレー企画

クイックを決めて喜ぶ清水

 

春季関東大学バレーボールリーグ戦まで残り2週間余りとなった。昨秋は、1部リーグ昇格直後で苦戦を強いられながら、なんとか強豪に食らいついた慶大。そんな中で「新星」として活躍した清水柊吾(総1・広島城北)は、2年目に向けて何を思うのだろうか。

 

 

 

 大学公式戦デビューは、慶大が2年ぶりに復帰して初めて迎える1部リーグの舞台、17年秋季リーグ初戦の東海大との試合だった。同年春季リーグではベンチ外、それまでのプロフィール欄には「サイド」と書かれていた清水が、「センター」としてスタメン出場を果たしたのだ。春季リーグ覇者からフルセットで勝利をもぎ取ったその試合で、清水は鮮烈なデビューを飾った。

 

大学公式戦デビューの試合にて

 

 大学入学前にも様々なポジションを経験し、入学当初はサイドでやっていこうと思っていたという清水。ではなぜ、センターに転向したのか。実は昨夏、同学年のセンター樫村大仁(環1・茨城高専)がU-19日本代表に選ばれ、長期間チームを離れた。このことが、清水に大きな転機をもたらした。当時オポジットとして練習していた清水だったが、監督や伊藤祥樹(総3・清風)現主将と話し合い、今後のことも考えてセンターへの転向を決めた。

 

 樫村がU-19日本代表の活動を終えて慶大チームに合流してから、清水はベンチスタートになることが増えた。途中交代で出場することも多かったが、そのときの清水の笑顔が印象的だった。「だいたい僕が代わるときって、誰かの調子が悪いときに雰囲気を変えるために『じゃあ清水行ってこい』という感じだったので、去年の秋は自分の仕事はできてたのかな、と思う」。――

 

笑顔でコートインする清水

 

 慶大の持ち味はその攻撃力だ。オポジット以外にも、サイドやセンター、そしてセッターも高い攻撃力を持っている。それぞれの攻撃を生かすためには、まずは崩されないこと。慶大はチーム全体でディフェンス力をつけてきた。レシーブが安定すれば、清水たちセンターのクイック攻撃の比重も当然大きくなる。「僕たちって今のチームスタイルを体現する一番重要なポジションじゃないですか。だから、しっかりその仕事をこなせるようになりたい」。持ち前のジャンプ力と滞空力を生かし、「幅を使った攻撃」が自分の武器だと語る。

 

 大事にしている言葉を聞くと、数分間悩んだ末に「ブレない」と答えた。「プレーで言うと、調子のムラがないように。去年の秋季リーグではちょっと調子が崩れたけど、基本的に安定していると思っている」。――残り1回の合宿を残し、メンバーはまだ完全には固定されていない。「どのチームでも対応できるようにやっていけたら」。対応力や柔軟性に富んでいると自負する清水は、きっと2018年度も安定感あるプレーでチームに貢献するだろう。「新星」の2年目の輝きが楽しみだ。

 

 

(記事:藤澤薫)

 

 

◇連載企画◇ リレーインタビュー

先月取材した、富澤太凱(経2・慶應)選手からの質問です。

 

――今まで買ったアイドルグッズで一番高価なものは何ですか?

1万円のパーカーとかライブDVDですね。それほど高いものは買っていないです。躊躇なく買いましたが、物によっては買ったことを後悔しているグッズもあります。

 

 

◇プロフィール◇

清水柊吾(しみず・しゅうご)

1998年12月12日生まれ/総合政策学部1年/広島城北高/187cm/センター

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