【アイスホッケー】危なげなく初戦突破 関東大学選手権大会vs大東大

例年になく多くの新入部員を迎えた慶大は、新主将・滝智弥(政4)率いる初めての公式戦に臨んだ。本大会は予選トーナメントで2勝を収めたチームのみが決勝リーグへと駒を進めることができる。昨年度、秋のリーグ戦をディビジョン1-Aにおいて5位という好成績で終えた慶大は、ディビジョン1-Bにおいて2位の力を持つ大東大を前に、初戦突破となったのだろうか。

試合に臨む両校

秩父宮杯第66回関東大学アイスホッケー選手権予選トーナメント1回戦

201847()1445F.O. @DyDoドリンコアイスアリーナ vs大東文化大学

慶應義塾大学41大東文化大学

 

 Period

1

2

3

Score

慶大

2(12)

0(12)

2(11)

4(35)

大東文化大

0(8)

1(9)

0(9)

1(26)

()内はシュート数

 

まずは第1ピリオド。慶大は試合開始のブザーから果敢に足を動かし、ものの21秒で相手の反則を誘った。1分、早くも得たチャンスを慶大FW陣は逃さなかった。FW十文字開紀(商3)からゴール前でパックを受けとったFW振津直弥(政1)は相手キーパーの背中側で待ち構えていたFWスーリック(総4)にパスをつなげた。スーは1年生から受け取ったパスをしっかりと沈め、まずは1点。さらにその次のシフトでも慶大は相手を圧倒、FW長谷川真之介(政3)がチームに追加点をもたらし、2-0と相手を突き放した。その後も慶大は1年生を積極的に起用し、慶大のペースのまま試合は進んだ。

 

続く第2ピリオド。8分の乱闘を皮切りに両校ともにペナルティボックスに入る選手の数が多くなり、厳しい時間帯が続いた。GK小池丈二(経3)を中心にゴールをここまで無失点で守り続けてきた慶大であったが、10分に相手スコアラーに得点を許してしまう。スコアは2-1と少しも油断できない。追加点が待たれる中、試合は第3ピリオドへ。

 

このまま逃げきりたい慶大であったが、3分に反則をしてキルプレーを迎えてしまう。相手スコアラーのシュートが慶大ゴールポストを直撃するなど肝を冷やす時間が続いたが、慶大はそんなピンチをチャンスに変えた。4分、クリアしたパックを相手陣内で奪った長谷川は、粘り強いプレーを続けていたFW富田康太(政4)にパックを託した。富田の放ったシュートは相手ゴールに吸い込まれ、チーム待望の3点目となる。慶大はリードを死守すべく、1年生ながら堂々としたプレーでゴールを守るDF小嶋遼亮(経1)や、至近距離の強烈なシュートを危険を顧みず防いだDF在家秀虎(環4)をはじめとしたチーム全員でゴールを守った。慶大の守りは相手の一か八かの6人攻撃においても崩れず、19分にDF福盛太郎(政2)のロングシュートが相手のがら空きのゴールネットを揺らし、4-1で勝負は決した。

 

慶大は試合開始から常にスコアの上で優位に立ち、堅い守りと鋭い攻撃力をのぞかせた。大学デビュー戦で早くも牙をむき始めている頼もしい1年生を加えた新スケート部ホッケー部門は、次戦までにどこまで完成度を高めてくるのだろうか。主将の目は既に次戦の早大戦に向いていた。次戦で必ず好敵手を倒し、目標のベスト4入りを果たしてもらいたい。

 (記事: 鈴木 啓仁)

 

(以下コメント)

主将FW滝智弥(政4・慶應義塾高)

(今日の試合を振り返って)自分たちが目指していた内容とは程遠かったが、トーナメント初戦の独特の緊張感などがあった中で、こういったゲームで勝ち切れたっていうのは内容は別として結果だけ見ればよかったかなと思います。(因縁の相手との試合でしたが)そこまで意識はしていなかったのですが、決めるべきところで決められず結果として1点を返されて苦しいゲームになってしまったので、相手に合わせることなく決めるべきところで決めていればよかったなという試合でした。(新1年生を迎え短い時間でどのような練習をしてきたか)1年生がたくさん入部してくれて、試合に出ている選手もいるので、システムの確認には重点を置いてきました。上級生の確認を含め、1年生に教えていくことを重視しました。(次戦への意気込みをお願いします)ターゲットにしてきたのは次戦の早稲田大との試合です。次の試合に勝って、目標であるベスト4になれるように、高いベスト4の壁を乗り越えて歴史を変えていけるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。

 

次戦予定

秩父宮杯第66回関東大学アイスホッケーリーグ戦予選トーナメント2回戦

2018414()1715F.O. @DyDoドリンコアイスアリーナ vs早稲田大学

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