慶應スポーツ新聞会

【野球】春季開幕前特集 “Bon Voyage!” ⑤柳町達選手

目指す結果はもちろん優勝だ

 

―レギュラーはこういうことをしないと

いけないという姿を見せていきたい―

 

2017年秋、7季ぶりの優勝を果たした慶大野球部。”六の王者”が次に掲げる目標は18年ぶりの日本一だ。頂点へ走り始めた2018年・TEAM河合の注目選手に開幕前特集としてお話を伺った。

 

春季開幕前特集・第5回は、慶大の安打製造機・柳町達選手(商3・慶應)だ。1年春の開幕戦で2安打1本塁打3打点の衝撃デビュー以来常に慶大のスタメンセンターを守り続けてきた。しかし、今年は手薄な内野の層を厚くするためセカンドにコンバート。上級生にもなり、変化の年を迎えた柳町を直撃した。

 

 

――昨シーズンを振り返って

昨シーズンは優勝していい思いをさせてもらいました。しかし、自分自身のプレーを振り返ると、思い通りに行かないことが多く、いろいろ納得のいかない成績でした。

 

――具体的にどういうところが思い通りに行かなかったですか

打率は3割を目指していましたが、実際は3割に届きませんでした。また、守備では取れそうで取れなかった打球があったので、もう少し貢献することができたと思います。

 

――昨シーズンで印象に残っている試合はありますか

印象に残っている試合はやはり秋の立大の第1戦ですね。一時期2-7という5点差の状況でした。そこからみんなで取り返して、逆転して、勝ちました。試合内容は良くなかったです。試合内容はどうもあれ、しっかり勝ち切るという強さが出ました。慶應らしい野球というか最後まで諦めない気持ちがつながった試合だったと思います。

 

――昨シーズンのベストプレーは

明治の初戦で、齊藤投手(大将=H30政経卒・現埼玉西武)から打ったホームランと竹村選手(春樹=H30政経卒・現JR東海)のセンターライナーを取ったプレーですね。

 

―ぼちぼちという感じですね―

 

 

インタビューに答える柳町

――今年のオフシーズンはどういうテーマを持って、練習に取り組みましたか

今年から内野にコンバートするので、内野のコンバートの練習を結構やっています。

 

――コンバートの手応えは

ぼちぼちという感じですね(笑)。まだまだやることが多いのでなんとも言えない感じですね。やはりやらないといけないのは連携プレーとかですね。いろんなところで動くのでそれぞれの動きの確認とかをやっていかないといけないと思います。

 

――セカンドコンバートのきっかけは何ですか

去年は照屋さん(塁=H30環卒・現Honda鈴鹿)などの4年の内野手のレギュラー陣がいたのですが、今年は全員抜けてしまいました。内野手不足というところで内野手にコンバートしたと思います。

 

――セカンドコンバートで意識していることは

やはりセンターラインを守っているので声出しや外野に向けての指示などを大事に取り組んでいます。

 

――セカンドの難しい部分はどこでしょう

やはりボールによく絡むので頭を使ったプレーが多いです。また、不規則なプレーが多いので、臨機応変に対応しないといけません。外野にはそういうプレーは少ないですね。

 

――バッティングでの取り組みは

今年は長打力やスイングスピードを上げるのを意識して練習に取り組んでいます。そのために振り込みや打ち込みなどやっています。

 

――オフシーズンで最も伸びたところは

内野守備を重点的に練習していたので内野守備が最も伸びたところだと思います。守備連携もだいぶうまくなったと思います。

 

――チームのオープン戦の手応えはいかがですか

今年は投手陣が良くて、安定しているので、接戦が多いです。ここ最近では1点差のゲームが多くて、そういう接戦をものにできているのはいいと思います。

 

――ご自身のオープン戦の手応えは

コンバートしてセカンドで良く試合に出ていましたけど、セカンドには慣れてきました。最初はセカンドの守備に慣れてなかったのでバッティングより守備のほうに意識していたのですが、最近は両方とも同じぐらいの意識で試合に入れています。

 

3年ながら現役3位の57安打を積み重ねている

――現在のチームの雰囲気は

結構いい感じだと思います。みんなが結構勝ちに対して意識は高く、明るいです。しかし、もう一段階、二段階レベルアップするために練習をしっかりやっていかないといけないと思います。

 

――今シーズンのチームの強みはどこにありますか

投手陣がしっかりしているところですね。また、接戦やロースコアのゲームをしっかりものにできるのがチームの強みだと思います。

 

――逆にチームの課題はどこでしょう

野手陣の1点に対する集中力や打撃力が課題だと思います。また、去年は岩見さんがいたので長打でいろいろ回っていましたけど、今年は長打を打てる選手が少ないのでつながりを意識していかないといけないと思います。

 

―チームのことをよく考えるようになった―

 

 

――対戦する他大学の印象は

東大以外の大学は慶應とは違って甲子園を経験している選手が多くて、有名な選手が多いです。東大もどうにかして勝とうという意識が高く、いろんなことをやってきますので、侮れません。どの大学も油断はできないと思います。

 

――警戒する相手は

早稲田には絶対に負けられません。また、明治は結構上位に入ってくるので警戒します。

 

――六大学内で意識する選手はいますか

リーグ戦になると早稲田の小島投手(和哉=スポ4・浦和学院)に抑えられる印象があります。小島投手からヒットを打ちたいですね。野手では同じ左バッターで外野手の早稲田の加藤選手(雅樹=社3・早稲田実業)です。スイングが速く、ホームランが打てるのが魅力だと思います。バッティング面で勝ちたいと思います。

 

――学年が上がったことによる変化はありますか

上の学年になるにつれて、自分のことだけでなく、チームのことをよく考えるようになったと思います。

 

――ご自身のチーム内の役割は

昨年のレギュラー陣の中でリーグ戦を経験している選手の一人なのでレギュラーはこういうことをしないといけないという姿を見せていきたいと思います。

 

――大学日本代表候補に選ばれたときの心境を教えてください

そういうところで選ばれて、とても嬉しかったです。光栄なことですけど、やはりもっとレベルアップしていきたいと思います。

 

――代表の強化合宿に参加した感想は

日本全国から優秀な選手が集まってきましたので、周りのレベルが高く、自分のレベルの低さを痛感しました。特にフィジカル面での差を感じました。

 

――合宿で凄いと思った選手はいますか

日体大の船山選手(貴大=体育4・日大三)ですね。その人は動きがとても速かったです。また、明治の逢沢選手(崚介=文4・関西)や法政の向山選手(基生=営4・法政二)は同じ外野手として一段も二段もうまいと感じました。

新ポジションでさらなる進化を目指す

――今シーズンの目標は

個人では打率を3割5分に乗せるように頑張っていきたいです。チームとしてはリーグ連覇です。

 

――ファンの方に向けてメッセージを

六大学野球もファンの応援のおかげで成り立っていると思うので引き続き応援よろしくお願いします。また、慶應にしか連覇する権利がないので、リーグ連覇を達成したいです。

 

――ありがとうございました!

 

このインタビューは3月26日におこないました。

(取材・萬代理人)

 

♠柳町 達(やなぎまち・たつる)

慶應義塾高を経て、商学部3年。外野手。今夏の大学JAPAN候補に初めて選ばれた。広角に打ち分けながら、パンチ力も持ち合わせる打撃が持ち味。今季からセカンドにコンバートされたが、抜群のセンスでこなしてもらいたい。1㍍80、72㌔、右投左打

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