【アメフト】50-0で大勝!早慶戦二年連続Vへ好発進。

専大につけ入る隙を与えなかった慶大ディフェンス

2011年度初戦、昨年度の秋季リーグ戦でも圧勝している専大相手に50-0と大差をつけて、快勝。いくつかのミス、課題が残ったものの、翌週に迫る早大戦に向け、幸先のよいスタートとなった。

4月17日(日) 慶大―専大 @川崎球場


得点
慶大 専大
14 1Q 0
14 2Q 0
14 3Q 0
8 4Q 0
50 合計 0

ボールを運ぶ須藤

試合は慶大のキックオフでスタート。専大の攻撃シリーズのあと、慶大の攻撃がスタート。RB上保(経3)やRB小平(商4)のランでゲインするも、昨年度からの慶大オフェンスの課題であるスロースタートを克服できず、ゴール前での4thダウンギャンブルにチャレンジし失敗。しかし直後に専大がファンブル、これを慶大がリカバーし、その後の慶大のオフェンスシリーズでRB上保が持ち込みTD。先制する。DL唐神(経2)のロスタックルなどで直後の専大オフェンスを1シリーズで終わらせ、そのパントリターンでDB松崎(経3)が圧倒的なスピードで56yを走りきりリターンTD、点差を14-0とする。続く2Q開始早々、時計の機械トラブルなどもあり、試合が中断する一幕もあったが、特に影響も感じさせず、QB徳島(政4)が自らドローしTD、点差は21-0となる。ディフェンス陣が奮起する。主将のDB末富(経4)が自らインターセプトでチャンスを演出するもやはりオフェンス陣がせっかくのチャンスを生かせず、ファンブル、再び攻撃権は専大に移る。しかしさすがは頼れるディフェンス、DL安田(経4)がQBサックで再び攻撃権を慶大に取り戻す。その後は、QB須藤(経4)から期待のWR吉田幸(法2)へのロングパスが通り、最後はWR中澤(法3)へのパスでTD。点差を28-0と広げ、前半を終える。

インターセプトから流れを引き寄せた平野

 

3Qは再びQB徳島でスタート。色々なパスターゲットを試し、最後はWR亀谷(商4)への9yのパス成功でTD。点差を35-0と広げる。専大の攻撃シリーズはすぐに終了し、直後の慶大オフェンス、QB須藤からWR吉田幸へのホットラインが機能し、4thダウンギャンブルにも成功。フィニッシュも30yのパスが吉田幸へと通りTD。42-0で大差とする。4Qに入ってもディフェンスに頼る構造は変わらない。専大の攻撃シリーズで、DB平野(経3)が敵陣3y地点でインターセプト。このまま慶大オフェンスがTDの流れかと思ったが再びファンブル、専大がリカバーし専大の攻撃となる。しかし、ここからが圧巻であった。敵陣2y地点でディフェンスプレスをかけ、セーフティ、2点を追加し44-0。さらに慶大の攻撃権は続く。試合終了間際、敵に阻まれながらRB久保(商4)が9yを走り、TD。ダメ押しの追加点とするも、ボーナスキックをはずしてしまい6点のみとなったが点差を50-0として試合終了。今季初戦を勝利した。

 スコアだけ見れば大勝であるが、「ボールのターンオーバーバトルで上まわったものの、せっかくディフェンスで作った流れをオフェンスで取りきれなかったところに勝負弱さが出たかなと思う」(末富)という言葉が象徴するように、ファンブルは多く、オフェンスのミスをディフェンスが取り返すというシーンがよく見受けられた。まさに「荒削りな試合」(徳島)であり、翌週の早大相手にこのような試合は通用しない。しかし、悪い事ばかりではない。この試合の中で、新チームとしての課題を見つけることができたのは収穫であり、またWRユニットなどに徳島の言う期待の下級生がいることも大きい。徳島自らのランと合わせれば、オフェンスの起爆剤となるだろう。さらに、早慶戦にはディフェンスリーダーのLB大橋(経4)が怪我から復帰する可能性が高く、今よりパワーアップした慶大ディフェンスが見られるのは非常に楽しみだ。2年連続の早慶戦勝利へ大いに期待したい。 

By Masanosuke Kondo 

末富主将
(今日の試合を振り返って)勝った試合ですが、ボールのターンオーバーバトルで上まわったものの、せっかくディフェンスで作った流れをオフェンスで取りきれなかったところに勝負弱さが出たかなと思う。詰めなければいけないところがわかった試合でした。(インターセプトもあったが自身のプレーを振り返って)ボールは常に狙っているので、日ごろの成果が出たかな、と思います。(今シーズン初戦、オフはどのように過ごしたか)オフは割と走りました。うちみたいな小粒なチームは走ってスピードで勝たなければならないので。(次週の早慶戦に向けて今日の試合の中で意識したこと、試したこと)特に今日はそういうのはなくて、自分達の持っているアメフトをいかに体現していけるか、それで戦っていこうということでプレーをしました。(QBの起用について、今後の方針など)いろんなタイプのQBがいて、それぞれにいい面があるので、試したのではないか、と思います。コーチもどうやって起用していくか見たかったのだと思います。 

徳島
(試合を振り返って)結論から言うと荒削りな試合になってしまって、良いところもあれば悪いところも出た試合で、初戦なのでそれはある程度予想されたことだったが、これがもし早稲田相手だったら致命的なミスになってしまったプレーもたくさんあったので、課題が見つかったとポジティブに考えていきたい。(良いプレーというのはどういったプレーだったか)タッチダウンにつながったプレーなど、単純に得点がたくさん入ったので、それは良いことだと思うが、ターンオーバーが2,3回あって、ターンオーバーは絶対されちゃいけないプレーなので、その点は次の試合に向けて一番注意しなければいけないプレーですね。(代が変わる中で行ったことは)今年は地震の影響もあってなかなか思うように(練習が)できないこともあったが、なんとか集まって練習時間も短い中効率良くやるためにミーティングを増やしたりして練習量を違うことで補うようにしてきた。(今のチームの状態は)今は若い選手が出ていて、新4年生で初めてスタメンになった選手もいるし、新2年3年も活躍していて、特にレシーバーは2年の吉田幸祐(法2)だったり、3年生松井(商3)だったり若い選手が出てきていて、元気なチームかなと思う。(次戦、早慶戦に向けて)絶対勝つので皆さん時間があったらぜひ見に来てください。徳島が活躍します!! 

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