慶應スポーツ新聞会

【野球】 対戦校インタビュー “Be Ready!” ⑤早稲田大学

日本一を目標に掲げる慶大野球部。そんな陸の王者の前に立ちはだかるのが、東京六大学野球連盟の5大学だ。彼らは慶大の連覇を阻むべく、その爪を研いできた。今回、慶大の敵となる他大学の監督・主将・投打の主力に新チームの手応えや、慶大への対策を伺った。

 
対戦校特集の第5回は早稲田大学を取り上げる。昨季は僅差のゲームをものにできず、東大と並んで70年ぶりの最下位と屈辱的なシーズンを送った今年も前半は投打がかみ合わず、早々に優勝争いから脱落してしまったが、東大戦、法大戦と勝ち点を連続で獲得し、早慶戦を前にして波に乗りつつある。そんな早稲田大学の髙橋広監督と小島和哉主将(スポ4・浦和学院)、4番を務める加藤雅樹選手(社3・早稲田実業)、今季から背番号1を背負う内野の要・檜村篤史選手(スポ3・木更津総合)に迫った。
 

髙橋広監督

インタビューに答える髙橋監督

――昨年のシーズンを振り返って

春は4位でしたが、優勝戦線は第7週まで混戦だったので、紙一重だったなという感じでしたが、秋は5位で1勝するので大変なシーズンでした。

 

――その原因は1点差での敗戦でした

1点勝負を勝てば優勝の可能性もあって、負ければ最下位という状態でした。六大学は力が拮抗してきていることもあると思います。ワンプレーが1点に繋がって、1敗、1勝につながっていくということです。普段から言っていましたが、なかなか実戦では実行できなかったという感じです。

 

――守りの部分でやはりミスが多かったということですか

ほとんどバッテリーのミスですよね。抑えられると思って勝負に行く球が甘くなったりと、塁を埋めて石橋を叩いてでも1点を守る姿勢が足りないですね。バッテリーでそこが徹底できなかった1点が多かったと思います。

 

――髙橋監督就任4年目になりましたが

ずっと見守ってきたということで、理解はしてくれているとは思いますが、なかなか選手層が厚みを増すという状況が少ないです。これからですけど、新入生にいい戦力が入学してきて、少し厚みが出てきたかなと思います。

 

――新チームの印象は

最上級生で試合に出る可能性がある人が少なく、下級生がメインなので、怖さ知らずと言えば怖さ知らずで、相手もデータ不足だと思います。でも、学生野球は最上級生が出てるチームが強いので、そういう点では厳しい戦いになるかなとは思っています。

 

――小島選手はエースで主将と大きな役割を背負います

彼は経験も豊富ですし、彼本人に対しては不満はないです。本人も自覚しているので、結果を残してくれるとは思いますが、それに追随する同級生が試合に出る可能性が薄いので、下の学年の選手がいかにフォローできるかでしょうね。

 

早慶戦では負けられない

――新チームではOBの方が助監督やコーチに付くことになりました

道方(康友)コーチは投手出身で、投手を見てくださいます。佐藤(孝治)助監督は全てにわたって手助けしてくれています。1人で見ていたのが、有能なコーチが2人ついてくれたので、監督としては非常に助かります。

 

――オープン戦の状態は

難しいですね。社会人に勝つこともありますが、大学に負けることもあります。力がある時は大学相手にはほとんど落とさないんですが。打てなくて落としていますね。

 

――加藤選手はここまでいかがですか

いいときはいいですが、まだ安定性に欠けていますね。昨年ずっと4番で打っていたことを考えると、もっと打ってくれないといけないですね。現状だとまだ物足りないです。

 

――新戦力はいかがですか

新入生で大阪桐蔭のバッテリー(徳山壮磨=スポ1、岩本久重=スポ1)や内野手で広陵の丸山(壮史=スポ1)が内野であればどこでもという形でやってくれています。そういう意味で選手層は上がったという感じはします。

 

――スローガンは「捲土重来」ですが、これに対してどうお考えですか

当然、結果からそういうことになりますよね。そういうスローガンを掲げて、選手も危機感は持ってくれているので、それがプレッシャーにならずにいい結果になってくれればと思います。

 

――慶大というチームへの印象は

我々の最大のライバルです。就任したころに比べたら、チーム力は上がっていると思いますね。大久保監督のもとチームの雰囲気も変わってきて、戦う集団に変貌してきてるなと感じています。

 

――慶大が優勝した要因をどう考えていますか

昨年は岩見選手(雅紀=H30総卒・現東北楽天)が打撃で引っ張っていました。チームのムードを持っていって、チーム一丸になって粘り強くなった結果と、終盤要所要所は1年の投手がワセダは特に抑えられてしまいました。監督のもとチーム一丸になって、レベルアップして戦う集団になって、我々は敵わなかったなと思います。

 

――やはり早慶戦ということで負けられない戦いになります

昨年は慶應が優勝したにもかかわらず、我々はふがいない成績だったので、早慶戦も今一つ盛り上がらない状態でした。最後早慶戦に勝った方が優勝というような形にできるように、追いつき追い越せという形で臨めるようにもっていきたいですね。

 

――なかなか全早慶戦含めてワセダはほとんど勝てない1年でした

昨年1勝しかできていないので、やはり慶大の方が全ての面で勝っていたのかなと思います。この春は選手の状況も変わりますし、お互い切磋琢磨して頑張りたいと思います。

 

――今シーズンへの意気込みを

「捲土重来」で優勝するしかないので、それを目指して頑張りたいと思います。

 

小島和哉主将

インタビューに答える小島

――昨年のシーズンを振り返って

春、秋含めて順位的には下の方で1点差で負ける試合も多かったです。その1点をどうやって縮めるかっていうのをテーマにして新チームが始まりました。やはり悔しい思い出しかないです。

 

――昨年は一昨年に比べて防御率が良くありませんでしたが

もともと打って勝つというチームではないので、1点をどうやって抑えるかというのに慎重になりすぎて、自分で厳しいところ、厳しいところ、という風に自分を追い詰めてたというのがあったのが原因かと思います。もう少し開き直って投げられていればもう少し良い結果だったのではないかと今になって思います。

 

――主将に就任された経緯を教えてください

自分が1年生の時から試合に出させてもらっていて、三冠をとりましたが、2、3年と悔しいシーズンになって、そうなった時に自分の成績よりもチームを勝たせたいというか、優勝されたいという思いがすごい強くて、その気持ちからです。

 

――エースと主将という二足の草鞋を履くに当たって迷いはありましたか

先輩である石井一成(H29スポ卒・現北海道日本ハム)さんとかに相談をして、「ピッチャーでキャプテンは大変だぞ」という意見もあったのですが、出来ない理由を探すよりもまずやってみないと始まらないと思って決めました。

 

――実際に就任してみてどのように感じていますか

1番感じている事ははピッチャーとバッターでメニューが分かれているので、1から10まで周りを見渡すというのが難しいということです。その分岸本(朋也=スポ4・関大北陽)と黒岩(駿=スポ4・長野日大)という副主将の2人が野手の方を引っ張ってくれているので、そういう意味では「3人がみんな主将」という気持ちで意思疎通ははかれていると思うので、最初は心配だったのですが、途中からは話とかも上手く出来るようになって上手く進められているのではないかなと思います。

 

――主将として心がけていることはありますか

自分の意見を押し付けたくないといいますか、まとめるところはまとめるのが必要だと思うのですが、出来るだけ周りの選手の意見を尊重といいますか、聞き入れるようにはしています。

 

――昨年のチームと比べて相違点は

下級生から何かを発信するのが、上下関係がいろいろありつつ、下から意見を言うのが難しかったです。でも、自分らの代になってメインで出るのが2、3年が多くて、そうなった時に責任を押し付けるわけではないのですが、出来るだけレギュラーとして出ている覚悟を持ってもらって、意見とか発言をちゃんとして、思っていることをチームのために言って欲しいということは伝えていて、去年に比べてはチームのなかでの話し合いら多いです。

 

――プライベートでの下級生との交流は

上級生も下級生を誘って食事に行ったりとか、試合終わった後のミーティングも今までの倍以上の時間をかけて、話とかはしてます。

 

――チームワークは良くなっているということですね

そうですね。

 

――新チームのカラーはどのようなものですか

一人一人の能力が特別高いわけではないので、チームワークといいますか、全員で束になって戦うチームだと思います。

 

――投手面に関して新しいコーチが就任しました。どのような変化がありますか?

4年の投手コーチがいるのですが、学生だとコミュニケーションが取りづらいとかがあったので、新しい投手コーチが来られて、選手全員と意見交換する場を作っていただいたり、学生だけでは回りづらいところは手伝っていただいています。

 

――大竹耕太郎選手(H30スポ卒・現福岡ソフトバンク)と柳澤一輝選手(H30スポ卒)が抜けましたが、投手陣はどのように変わりますか

1試合投げる力がなくても1回であったり3回であったりとか、もっと言えばバッター1人のためのピッチャーだったりというような役割分担、自分がどういう仕事をするべきなのかというのをいろいろ投手コーチの方が話をしてくれているので、継投とかが多くなると思います。そういうところでも、1人で完投するよりはみんなで勝ちにいくという方が強いです。

 

――そんな中でワセダのエースとしての自覚は

周りのことばかりをみて自分の結果が出なくなるのが一番ダメなので、そこは自分をメインに置きつつ、自分に与えられた試合をしっかり勝つためにやることだけを考えてやっているので、投手コーチの人に「お前が勝たなかったら優勝争いも出来ないぞ」と言われているので、そのことは練習中に常に自分に言い聞かせています。

 

法大戦では完投勝利を2度挙げ、復調の気配を見せている

――期待しているチームメイトはいますか

ピッチャーでいったら早川隆久(スポ2・木更津総合)が去年早慶戦でも打たれて成績的にもあまり良くないシーズンだったと思うので、それに対しての悔しさは自分と一緒に味わっています。練習も一生懸命やっているので、今シーズンは結果を発揮してくれると期待してます。

 

――他に期待する選手は。

吉澤一翔(スポ2・大阪桐蔭)はスイングとかも思い切りが良いので、積極的な姿勢は下級生であっても尊敬しますし、自分も真似をしないとと思います。

 

――憧れの野球選手はいますか

小さい頃は杉内俊哉投手(現読売)を見本に真似たりしていて、今は尊敬するのは和田毅投手(H15人卒・現福岡ソフトバンク)です。現役時代も凄かったですし、今も野球をやられていて、本当にすごいなと思います。今、和田投手のトレーナーを務めている人が練習の方にもいたりするのですが、その人も大学時代からマンツーマンでやっていた方で、そういう人の話を聞いても、練習量がとてつもなく多かったり、そういうところは凄いなと思います。

 

――慶大の印象は

良い思いはないですね。2年くらいずっと勝っていないので。

 

――早慶戦の思い出としてはどのようなものがありますか

最近ずっと負けているので、悪い思い出しかないですね。

 

――早慶戦では大人数が球場に足を運びます。普段と変わることはありますか

特に観客の数とかは気にしませんが、1球フライ上がっただけで、歓声が起きたりとか、背中を押してくれる分には投げやすいですが、勢いが向こうに行ってしまうと戻すのは難しいなと1年生の時からずっと投げてて感じます。流れを相手に持ってかれないように注意して投げなければとは特に早慶戦の時は思います。

 

――ワセダのエースという視点から昨年の慶大優勝の理由は何だと思いますか

2ストライクでバントのサインが出ていて、そこからヒッティングに、変えた時にヒットを打つよりはセカンドランナーをサードに進めるというような食らいついてでも逆方向に打つという姿勢を凄く感じで、そのバッティングをして、一塁ベースを駆け抜けた後にガッツポーズをしている姿を見て、本当にチームが一つになって繋がってるなというのを凄く感じました。そこはワセダにはないなと思って、学ばなくてはいけない点です。勝つというのはそういうところから1点をもぎ取るということに繋がると思っていて、コツコツ繋げる姿勢は凄いと感じました。

 

――慶大対策としてはどのようなものがありますか

インパクトが強いのはバッティングなので、出来るだけランナーをためない事は気をつけて投げたいなと思います。

 

――今年はドラフトもありますが

プロに行くことは自分の夢ではありますけど、その前に主将としてワセダが勝つために必死に投げた結果がそれに繋がると思うので、まずはリーグ戦の目の前の試合に勝つことを一番重視してやりたいと思います。

 

――今年の目標を教えてください

チームとしては打つ方は1点でも多く取る、守る方としては1点でも少なくをテーマに1点差の試合を勝ち切るというのが、チームの目標であり、それが積み重なって、日本一になると思います。個人としては相手に先制をさせずに、味方が点を取れなかったらピッチャーが粘らなければいけませんし、味方が1点を取ったら点を許してはいけないという気持ちで投げていけば自ずと勝ちには繋がってくると思うので、防御率も大事ですが、勝てる投手になりたいと思います。

 

――最後に意気込みを

昨年70年ぶりに最下位というとこで、慶應とも差を離されてしまっているので、今年は『捲土重来』をテーマに掲げて、下克上じゃないですけど、必ず見返してやろうという思いが選手全員強いので、結果として出せるように頑張りたいと思います。

 

加藤雅樹選手

インタビューを受ける加藤

――まずは昨年の春季リーグを振り返っていかがですか

初めてレギュラーで出るリーグ戦ということもあって、チームを引っ張っていこうというよりは、足を引っ張らないようにという感じで試合に臨んで、結果もいいものを残せました。けど、立教戦と早慶戦で勝てなくて、そこで勝てていたら優勝できていたので、優勝できなかったのはすごく悔しかったなと思います。

 

――個人としては首位打者を獲得し、本塁打も4本放ちましたが、好調を維持できた要因は

フォーム的にも固まっていましたし、気持ち的にも「やってやろう」というところが大きかったです。必死だったのもありますけど、フレッシュさと後ろに体重が残っていることだったりという技術的な部分が、うまく重なっていたのかなと思います。

 

――フォームが固まっていたというのは、何かオフに取り組んでいたことがあったのですか

オープン戦で結果が出なくて、自分の中でこれだけは守ろうと言うものを見つけて、それをやるだけでした。

 

――気持ち的な余裕ができた要因は

最初のうちは余裕はそこまで無かったですけど、試合を重ねてヒットがどんどん出ていくうちに、気持ちの部分で楽にはなりました。

 

――続いて、秋季リーグを振り返っていかがですか

春とは違っていろいろなものを背負って、打線の核であるということを自分でも自覚しながら臨んだシーズンでした。春よりも「やらなきゃいけない」というプレッシャーがあって、個人的にも最少の方はヒットが全然出なくて、相手と戦うよりも前に自分と戦っているような状況でした。チームもそれで勝てなくて、チームとしても個人としても本当に悔しいシーズンだったと思います。

 

――春季に比べて、打撃で苦しんだシーズンだったと思いますが、その原因などは自らでどのように分析していますか

結果が出なかったことにいちいち一喜一憂していたというか、結果が出ないことに悩んでいたことがまず一つです。それ以前に、結果にたどり着くまでにやるべきことをやっていたかというとそうではなくて、それに気づけたのが中盤以降かなと思います。

 

――精神的な部分が大きかったということでしょうか

技術的な部分の方が大きいんですけど、崩れていたとか、打てないコースがあるとか。それで、そこから精神的にも自分を追い込んでしまったところがあったと思います。

 

――相手投手などからのマークなどは感じていましたか

守備位置だったり、配球だったりは、春とは全く違ったかなと思います。

 

――その部分への対応はいかがでしたか

最初の方はやっぱりボール球を追いかけていましたし、難しい球を無理に飛ばそうともしていましたし、そういった部分で精神的な未熟さが出たかなと思います。

 

――昨年は全試合4番レフトでの出場でしたが、4番という打順にこだわりなどはありますか

小学校からずっと4番を打たせてもらっているので、4番は練習態度から何からチームの鏡でなければいけないと思っていて、そういう立場に選んでいただいたことはすごく誇りに思いますし、せっかくいただいたポジションなので絶対手放したくないなと思っています。

 

――大学で4番を打つことで得たものはありますか

自分は去年、春に首位打者を獲って、秋は打率は下から数えた方が早かったので、そういった意味では天と地を味わった1年だったと思います。そこで、4番に限らないことかもしれないですけど、自分を結果だけで評価してはいけないんだなと思いました。結果が出ない時って努力を疑ったりとか、「こんな練習してるから打てないのかな」とか思ったりしてしまうんですけど、それは成功に目を向けすぎていて、自分の成長のための練習というのに目を向けながらできるようになっていって、考え方が大人になったのかなと思います。

 

――精神的な変化が大きかったということでしょうか

そうですね。結果、結果というよりは、結果は後からついてくるという考え方になっていったと思います。

 

――昨年と比べて今年のチームの印象は

今年はみんなで声を掛け合って、チーム力を上げていこうということでやっています。技術的な部分だと去年から抜けた先輩も多いですけど、4年生を中心に一致団結してやれていると思います。

 

――何かチームとして取り組んでいることはありますか

準備とか全力疾走とか、カバーリングだとか、やれることを一生懸命やろうというのが、チームの目標としてやっています。

 

――昨年と比べ、八木健太郎選手(H30スポ卒・現トヨタ自動車)や宇都口滉選手(H30人卒・現三菱自動車岡崎)が抜けて、野手陣が大きく入れ替わりましたが

入れ替わりましたけど、みんな一生懸命やっていますし、悔しさみたいなものはしっかりと受け継がれているので、すごいいいチームになってきているんじゃないかと思います。

 

――今年のチームの攻撃スタイルはどういったものでしょうか

1点ずつというのがスタイルかなと思います。大量得点もなくはないと思うんですけど、取れるときに1点ずつしっかりと取っていくのが自分たちのスタイルかなと思います。

 

――その中で、自分に求められる役割はどう考えていますか

自分にチャンスで回ってきたら、ワンチャンスでしっかりと返す。後ろにつなぐ意識の延長なんですけど、ランナーをしっかりと返すようなバッティングがたくさんできればいいと思います。

 

――ここまでオープン戦などでの調子はご自身でいかがですか

調子自体はすごく良くて、バットも良く振れている感じはあります。

 

――このオフに新たに取り組んだことはありますか

脱力とシンプルです。バッティングを、シンプルにしてうまく脱力することは意識しています。

 

――チームスローガンが「捲土重来」ですが、どのように捉えていますか

今の早稲田大学にぴったりの言葉だと思います。絶対にやり返さなければいけないので、そこに向けていいスローガンだと思います。

 

――チーム内でも浸透していますか

そうですね。全員に浸透していると思います。

 

――今年期待している選手やルーキーは

早川と吉澤ですね。二人とも高校時代に素晴らしい実績を残した選手ですけど、去年は本人たちも「こんなもんじゃない」と思っているはずなので、今年はチームの中心選手として本領を発揮してくれると思います。ルーキーだと、徳山(壮磨=スポ1・大阪桐蔭)もそうですけど、自分的には広陵からきた丸山(壮史=スポ1)です。すごいいいバットコントールを持っていて、おそらく出場機会もあるのではないかと思うので、楽しみです。

早大の外野手は2桁の背番号を背負う慣例があるが、加藤は7を背負う

――加藤選手にとって憧れの選手は

選手として尊敬しているのは、松井秀喜選手、高橋由伸選手、最近の選手でいうと筒香選手(嘉智=現横浜DeNA)や吉田正尚選手(現オリックス)とか、左のスラッガーと呼ばれる選手たちは、昔から動画を見たりしています。

 

――自分のスタイルで参考にしていることもありますか

そうですね。足を高く上げるので、高橋由伸選手はよく見ていました。最近は吉田正尚選手をよく見ますね。足を上げて打つのは球が速いピッチャーだと難しいんですけど、その方が球を遠くで見れるというのもあって、そういうメリットとデメリットをどうやって改善しているのかとかを気にしていました。

 

――今年の慶大の印象は

ピッチャー陣がごっそり残っているのがまずあります。春はまあまあ打てたんですけど、秋は完璧に抑えられた印象があります。野手も岩見さんとかが抜けたんですけど、今年も警戒しなければいけないと思います。慶應には負けまくっているので、本当に今年こそはという気持ちでいます。

 

――昨季慶大が優勝できた要因はどのように捉えていますか

岩見さんの本塁打でどんどん勢いづいていったという感じが大きかったです。ピッチャー陣も継投で全然点も取られなくて、特に後半戦は安定した戦いができていて、打線と投手陣のかみ合わせがすごくうまくいっていて、チームとして雰囲気も良かったですし、戦っていて強いなと思わせるようなチームだったと思います。

 

――実際に最後の早慶戦で戦った時はいかがでしたか

本当に勢いがありましたし、打線も清水さん(翔太=H30総卒)とかに本領を発揮されて、守っていて外野にどんどん来るなという印象でした。

 

――打線の印象の方が強かったのでしょうか

打たれた印象も強いですけど、佐藤くん(宏樹=環2・大館鳳鳴)がワセダ打線を完璧に抑え込んだので、そっちの印象も強いです。

 

――慶大に対しての対策などは何か考えていますか

慶應とは最後にやるので、そこに行きつくまでにどうかというのもあります。もちろん慶應をイメージして練習するときもありますけど、佐藤くんを打てないと勝つことはできないと思うので、どう打つかというのを考えてはいます。

 

――具体的に警戒したい選手はいますか

ピッチャーの佐藤くんと、打線でいうと柳町(達=商3・慶應)、郡司(裕也=環3・仙台育英)。あの二人は安定していい成績を残している選手なので、注意しなければいけないと思います。

 

――早慶戦について、得意だったり苦手だったりという印象はありますか

早慶戦では苦い経験しかしていないというか。1年の時は加藤拓也さん(H29政卒・現広島東洋)に手も足も出ず三振して、春も三冠王かかった中で全然打てなくて、秋は最下位が決まって目の前で胴上げされて、早慶戦には悔しい思い出が多いので、今年は自分にとっていい早慶戦になるといいなと思っています。

 

――大学入学前に早慶戦をみたことは

ありますね。早実は高校1年生の時に学校行事として早慶戦を見に行くので、それで見たりとかして、他のリーグ戦と違ってどういう雰囲気なのかとかは知っていて、入る前からすごいものだなと思っていました。

 

――印象に残っている試合などはありますか

自分が高校1年生の時に、有原さん(航平=H27スポ卒・現北海道日本ハム)が1安打完封とかで、重信さん(慎之介=H28教卒・現読売)が右中間にツーベースとか打って、接戦で勝った試合があって、その試合を見たときにレベル高いなと思いましたね。本当にそつがなくて、ミスが無いし、球も早いし、それを勝負どころで弾き返せるいいバッターがたくさんいて、本当に自分がやっていけるのかなとか思ってました。

 

――ご自身の今後のプランというのは見据えていますか

とにかくワセダで優勝する、というのがぶれてはいけないと思っています。個人的にはもちろん来年のドラフトで指名を受けたいとか、プロで活躍するんだという思いもありますけど、とにかくリーグ戦で優勝する、ワセダでやり切るという気持ちが強いです。

 

――チームと個人での今年の目標は

チームの目標は優勝。優勝と言うのは簡単なんですけど、一戦一戦勝つという気持ちで戦うつもりでいます。個人としては、三冠王獲りたいとか、ベストナイン獲りたいとか、目標としてはなんとなくありますけど、一打席一打席の積み重ねなので、その打席でのベストを尽くし続けることを意識したいなと思います。

 

――今季に向けて意気込みを

去年は本当に悔しい思いをして、いろんな人の期待を裏切ったというのが自分の中であるので、それをはね返したい。最下位の4番ではなく、優勝した時の4番と言われるように頑張りたいと思います。

 

檜村篤史選手

インタビューに答える檜村

――昨年を振り返って

昨年は自分が始めてスタメンで出る試合になって、自分の思ったようなプレーができなかったなと思います。

 

――春と秋それぞれで振り返って

春は全試合出ることができて、エラーなどもありましたがしっかり終えることができたんですけど、秋はバッティングの不調とかもあって、途中交代やスタメンじゃない試合もあったりして、少し不甲斐ない気持ちはありました。

 

――印象に残っている試合は

秋の立大戦で、勝っていた試合なのですが、自分が送球ミスをして出たランナーで点が入って、逆転負けという試合があって、それが一番印象に残っています。

 

――良い印象だった試合は

春の法大戦です。初戦でヒットも打てて、チームも勝てたので、よかったなと思います。

 

――昨年チームとして足りなかったものは

1点差で負ける試合が多く、監督も試合後のミーティングとかで何度も言っていたのですが、何かがこのチームに足りないと。必死さだったりとか、あと1点取るために必要なものはこれといって決まったものはないのですが、何か足りなかったのだなと思いました。

 

――足りなかったものに対して行なっていることは

練習一つにしても、しっかり意識を持ってやるということと、ボール回しをやっていて、タイムを決めて10周という感じでやっているのですが、1人がミスするとタイムを切れないですし、一球一球の大切さというのはそういうところで身についているのではと思います。

 

――新チームの雰囲気はいかがですか

入りたては昨季同率最下位ということで、チーム自体を変えていかないといけないということで、元気を出してやっていこうとなったのですが、途中少しマンネリ化のようになってしまって、あまり元気が出ていない時があったのですが、またリーグ戦近づくにつれ、チームは元気がある感じになってきていると思います。

 

――自身のオープン戦の調子は

打撃はあまり良くないです。守備は問題ないです。

 

――チームとして戦う方向性は

オープン戦を重ねていく上でも、あまり打撃面で打てていないので、ロースコアなゲームでどう勝っていくかというのがすごく大事だなと思います。

 

――スローガン「捲土重来」への思いは

昨年最下位ということで、今年はそれをリベンジするという形で、優勝、日本一というのを掲げてやって、やはりそのくらいの目標でやらないと、自分たちは変われないと思うので、その目標に向けて頑張りたいと思います。

 

――今年期待する選手はいますか

今セカンドで出ている1年の丸山という選手は、沖縄キャンプの試合で4安打打っていて、また自分がショートをやって、もしかしたら丸山がセカンドで出るかもしれないので、二遊間ということでしっかりサポートしながらということは考えてます。

ここまで打率3割ちょうどとバットでも結果を残す

――慶大の印象は

沖縄でのオール早慶戦とかを見ていても、雰囲気が明るい感じがあって、でもやるところはしっかりやるというのが自分の印象としてはあります。

 

――慶大が昨年優勝した要因はどう考えていますか

雰囲気としても押せ押せな感じがあって勝ってやるぞという気持ちがすごく伝わってきて、そういったところが優勝に繋がったのではないかと思います。

 

――春の早慶戦では打点もありましたが、早慶戦の印象は

最初は緊張すると思ったのですが、グラウンドに入ってアップをしている時にすごい観客で、試合中も楽しかったです。

 

――今年は慶大に対してどのように対策したいか

昨年負けていて、打てていないというのがあるので、しっかりチームでピッチャーの傾向とかをベンチ前で集まった時に話し合って、試合中でも対策を立てていくというのが重要かなと思います。

 

――他チームで警戒する投手は

対戦してみたいのは、今年山下(輝=経営1・木更津総合)という自分の高校の後輩が法大に入るので、その投手と対戦してみたいと思います。

 

――もし対戦が実現したらどうしますか

やはり先輩として打ちたいなと思います。

 

――個人での目標、まず打撃について

打撃面では学生コーチの方からもすごく期待されていて、今オープン戦ではそんなに打てていないのですが、しっかり打つべきところで打って、またランナーを進める場面だったらバントであったり逆方向へのバッティングであったりをして、最低限の仕事を果たして貢献したいと思います。

 

――守備についての目標は

昨年はノーエラーというのを目標にやったのですが、エラーがあったので、今年こそはノーエラーを達成できるようにやっていきたいと思います。

 

――それぞれ目標に対してやっていること、やっていきたいことは

打撃では、やはりどうしても打てない時もあるのですが、その打てない打席をどういう打席にするかというのは監督もおっしゃっていて、先程言った、逆方向に打って二塁ランナーを三塁に進めるとかそういったところを意識してやっています。

守備に関しては、一つ一つノックで意識をしっかり持って、ただ受けるだけではなく、どこをこうするとか考えてやっていればできると思います。

 

――今年のチーム目標は

日本一です。まずは優勝することですかね。

 

――最後に意気込みを

昨年最下位という結果に終わってしまったので、今年はしっかり一つ一つ試合を勝ち上がって、慶大にも勝って、優勝したいと思います。

 

ご協力いただいた早稲田大学野球部の方々、ありがとうございました。

なお4名への取材は3月22日におこないました。

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