慶應スポーツ新聞会

【野球】対戦校インタビュー”LAST BOUT”⑤早稲田大学

2017年秋季・2018年春季と慶大が連覇した東京六大学リーグ。慶大史上2度目の3連覇という偉業を目指す慶大の前に、五大学が立ちふさがる。今季は対戦校各大学の主将と4年の選手2人にお話を伺い、ラストシーズンに向けての意気込みを伺った。神宮をこれ以上、慶大の独壇場にはさせない。

 

最終第8週で対戦するのはもちろん早大だ。春季リーグは打線がうまくつながらず早々に優勝戦線から離脱したものの、後半は調子を取り戻すと、早慶戦を制し唯一慶大から勝ち点を奪った。今季は開幕週に法大に勝ち点を奪われたが、以降は自慢の投手力で守り勝つ野球を続け、勝ち点3で優勝の可能性を残している。そんな早大の絶対的エース兼主将として本日千葉ロッテからドラフト3位指名を受けた小島和哉投手(スポ4・浦和学院)、早大の正捕手にのみ与えられる背番号6を今季から背負う岸本朋也副将(スポ4・関大北陽)、早慶戦で2ホーマーの慶大キラー・小太刀緒飛選手(スポ4・日本文理)にインタビューを行った。

小島和哉主将

インタビューに答える小島

--春のリーグ戦を振り返って

開幕をして1、2カード目を負け越してしまったのですが、そこからチーム的には上がっていってと思います。優勝はなくなりましたが、慶應には勝つことが出来ましたし、自分たちにとっては秋に繋がるような試合ではあったと思います。慶大戦のような試合を最初からできていれば優勝できたのかもと思うと悔しいシーズンでした。

 

--ご自身の成績を振り返って

防御率はできれば1点台が良かった(2.29)ですが、自分的には防御率もリーグよりも勝ち星の方がチームが勝つという意味で大事だと思います。冬に悔しい思いを持ちながら一生懸命走ったりとかしてきた成果が出ました。自分の成績に関してはよくやったんじゃないかなって思います。

 

--春の開幕前には投球回数を意識したいということで春の投球回数は63でした

1週目の立大戦で第3戦があったら70イニング行くか行かないかだったので、そこはチームの状況次第だと思いました。とはいえ、春のシーズンでは身体的にもあと1試合くらいは行ける余裕もあったので体力的には成長できたと思います。

 

--完投数も4でした

キャプテンなので1戦目は自分が最後まで投げ勝って、2戦目は下級生に頼むという意気込みで取り組んではいました。

 

--春のリーグ戦の開幕前に、主将兼エースの重圧があるため、開き直ってマウンドには上がりたいと仰っていました

立場上キャプテンという名目もあったのでそういう面では開き直って、マウンドに上がった時はキャプテンというの忘れてピッチャーに専念しようしていました。そういう意味では上手く出来たと思います。

 

--春はどんな課題が見つかりましたか
無駄な失点が多かったことです。配球などを振り返っても「なんであのときこんな攻め方したんだっけ」みたいなものがあったので、そういうのがなければもっと良い成績を残せたと思います。

 

--ご自身の中で攻め方として複数あると仰っていました

自分たちの中ではパターン通りの攻めをしたら、打ち取れると考えています。逆にマウンド上で冷静ではなくて違う球を選んで打たれてしまった場合っていうのもあったのでそこが課題に感じました。

 

--チームとしての投手力を振り返っていかがでしたか

固定して2戦目を投げる投手決められなかったのは反省点です。下級生なので仕方ないのですけれども、そこはもう少し4年生の自分が経験を伝えていきたいと思ってます。

 

--早慶戦での投球を振り返って

四球が多かったのが自分の中で納得いかないところがあったんですが、試合的にはパスボールと不運な当たりで負けたので勝てた試合だという悔しさが強かったので2戦目の志願に至りました。

 

--2戦目の先発登板は1戦目よりも気持ちが強かったですか

かなり気持ちが強かったです。

 

--春に結果を残した徳山壮磨(スポ1・大阪桐蔭)、今西拓弥投手(スポ2・広陵)は小島選手から見てどのような投手ですか

基本的にその二人は打たれたっていうイメージはなく、安定してピッチングができていたと思います。でも、本人の成長を考えるともっとイニングを投げないといけないですし、もっと試合を作れないといけないと思います。時期によって抑えを任されたり先発を任されたりという時期があると思うんですけれども、抑えたからこれでいいなのではなくてもっと高いところ目指してできる選手だと思うのでそういうところには期待したいです。

 

--大学日本代表として海外遠征に行きました。どのような収穫がありましたか

他のピッチャーの考え方などを学ぶことが本当に多かったです

 

--特にどの投手のどのような部分がすごかったですか

日体大の松本投手(航=体育4・明石商業)、東洋の甲斐野投手(央=営4・東洋大姫路)に関しては実力もそうなんですけれども、松本に限ってはすごく意識が高いと言いますか、細かいところの調整だったりがすごかったです。インナーだったりとか試合に入るまでの何分前のアップをして何分前に体感してっていう細かいところまでしっかり決めて行っていたりしたのしていたのでそういうところは上の世界に行った時にすごい大事なことなんだなっていう学びがありました。技術的にも甲斐野は少ない球数で追い込むことが出来る投手なのでそこらへんを自分も真似しようと思いました。

 

--大学日本代表の選手との交流で感じたことは

移動がすごい多かったんでその中で調整するというのがすごい難しかったです。他の選手も絶対身体的にはきつかったと思うんですけれども、試合に最高のパフォーマンスを持ってくるというところがすごかったです。そういうことができるから各リーグの代表として来ているんだなって思いました。

 

--野手に関しては何か感じたことはありましたか

立命館大学の辰巳(涼介=産業社会4・社)は技術的にはずば抜けています。ああ見えて実は天真爛漫と言いますか、やるときは目つきがありますけれども普段は関西人なんですよね。逆にその人柄が周りも付いて行きやすいですし、ここで一本欲しいっていうときに打ってくれる選手なのでそういうところはさすがだなという風に思います。

 

防御率トップの1.53を記録している

--高校日本代表とも対戦しました

木のバットを使って何日かしか経っていないのにあそこまで対応できるのはレベルが高いなっていう風に思いました。

 

--大学生と高校生のレベルの違いは感じましたか

高校生に関しては思いっきりのよさっていうのがあるかなっていう風に思います。詰まるのとか怖がらないで思いっきり振ってくるので甘い球が入ったりした時にちょっと怖いなっていうのはありました。大学生の場合は低めのボール球を振らなかったりとか高校生のピッチャーも良いのに手こずってるように見えたのでそれは四年間の差なのかなという風に思います。

 

--小島投手も高校時代を甲子園に出場しました。あの時と今の自分比べてどのような点が成長したと思いますか

体力とか技術などは4年間あれば絶対変わると思うんですけれども、それに加えて自分がキャプテンにやらせてもらったりしているからこそ学ぶことも多かったです。今まで自分のことしか考えてやっていなかったのですが、今は周りが見えてできているなって今は少なからず感じるので、まだ100%とは言えないんですけれどもそういうところの成長はあると思います。

 

--夏の取り組みを振り返って

遠征が多かったので、練習不足気味なところはありますが、しょうがないと割り切っています。

 

--早慶戦の2日前にドラフト会議があります。早慶戦への影響はあると考えていますか

自分の中で考えることはありますけれども、チーム的に言ったら自分のドラフトなんてどうでもいいのでドラフトのことは忘れて一球一球全力でプレーしたいと思います。

 

--ソフトバンクの大竹投手の活躍を見てると刺激は受けますか

かなり刺激になるといいますか、自分負けてらんないなっていう気持ちが強いです。

 

--慶大の中で警戒する選手は誰ですか

柳町(達=商3・慶應)、郡司(裕也=環3・仙台育英)です。

 

--どのような点を注意しますか

柳町に関しては先頭でも長打がありますし、郡司は得点圏の粘り強さが慶應の中でも抜きん出ているのでそこに注意したいと思います。

 

--秋のリーグで期待する選手はいますか

ピッチャーだと早川(隆久=スポ2・木更津総合)です。去年だったり春があんまり良くないシーズンだったので本人もその気持ちが強いと思うのでこの秋は本当に期待したいと思います。そうすれば早稲田の優勝も自然と近づいてくると思いますし。バッターに関しては三番、四番を打つ福岡(高輝=スポ3・川越東)、加藤(雅樹=社3・早稲田実業)は当たり前なんですけれどもそれより前にランナーを貯めて2人に回せるようにしたいので、そうなってくると瀧澤(虎太朗=スポ2・山梨学院)に期待したいです。

 

--秋の目標は

個人的にはキャリアハイを出したいというのがあります。チームとしては自分たちが入ってきて1年の時に優勝して以来優勝がないので下級生のためにも優勝を目標に取り組んでいます。

 

--最後に意気込み

自分たちの大学野球のシーズンもこの秋で終わってしまうので、優勝してみんなと喜べるようにしたいです。

 

岸本朋也副将

インタビューに答える岸本

――春のリーグ戦を振り返って

3位という結果に終わり悔しい気持ちが一番です。それでも、後半の3カードで勝ち点が取れたのは秋につながる試合ができたのかなと思います。

 

――副将として迎えた、どんな取り組みをしましたか

今年のチームは小島を中心に話し合いをしています。4年生を中心に下級生の話を聞きていくという面で、去年と比べて意見交換はよくできていると思います。自分もそこに副主将としてチームを上手くまとめられるようにやってきました。

 

――開幕カード以外はスタメンマスク、何がレギュラー奪取につながったと思いますか

投手とコミュニケーションをとるのは意識的にやってきたので、そこは捕手としてスタメンで起用してくれる要因の一つではあったと思います。あとは、打撃で結果を残せたのでそれはうまくスタメンにつながったと思います。

 

――打率.375でリーグ4位、初HRもありましたが、好調の要因は

センターから右方向に打つことや、来た球を素直に打ち返すことができたのがうまくつながったのかなと思います。

 

――捕手として投手陣を振り返ると

第1戦は小島が先発して、しっかり試合を作って勝つことが多かったんですけど、第2戦をだれが投げるかを確立できていなかったので、そこは秋に向けての課題になってくると思います。その中で、早慶戦では徳山、西垣(雅矢=スポ1・報徳学園)、今西がしっかり投げてくれたので、下級生の投手がしっかり投げてくれたら秋も良くなるかなと思います。早川も春は調子が悪かったんですけど、オープン戦でしっかり投げてくれているので、その辺が出てきてくれれば、第2戦もしっかり戦えると思います。

 

――春で印象的な試合はありますか

良かった試合は早慶戦です。勝ち点を取れて、チームとしても一つになれたかなと思います。逆に悪かった試合は、立教戦です。2連敗したのはチームとして話し合ったりもしたので、自分たちの課題をもう一度見つめ直すことはできたかなと思います。でも、このカードで勝ち点を獲れていれば後半戦で優勝争いに絡めたのではないかと思います。

 

――夏の間の取り組みですが、打撃での取り組みは

練習内容は特に変わらなかったんですけど、試合の中でどんなに調子が悪くても試合の中で修正できるように心がけてやってきました。

 

――捕手としては

キャッチングとストップをもう一度見直しました。審判にストライクと言ってもらえるように、ボールを止められるように、キャッチングがレベルアップしていたら良いなと思います。

 

――副将としては

自分ひとりの力では何もできないので、チームが一つになるように練習してきました。それぞれがチームのためにどうするかというのを考えて、意見を出し合ってやれたかなと思います。

 

――オープン戦について。まずは自身の打撃については

この夏はあまり調子が良くなかったので、そこは少し不安です。その中でも、自身の課題であった1試合にどんなに調子が悪くても、後半で修正するというのはできてきていた実感はあります。修正能力という面で、成長は実感できました。

 

――投手陣については

小島以外の投手が何人も出てきているので、状態としては悪くないのかなと思います。

 

――1年の投手陣の成長は実感しますか

成長というよりもリーグ戦での経験を経て、良いピッチングができてきているのではないかと思います。

 

――背番号6を背負うことについて。いつ頃決まりましたか

オール早慶のときです。

 

決まった時の心境は

「6」という背番号をつけさせてもらえることに喜びを感じました。でも、早稲田で「6」をつけるということは結果を出さなきゃいけないということでもあると思うので、その面に関しては責任をもってプレーしていきたいと思います。

 

正捕手として投手陣を引っ張る

――春の慶大の印象は

チーム力があり、組織的に攻撃してくる感じがあったので、そこはやりにくいなと思っていました。

 

――慶大から勝ち点を取れた要因は

勝ちへの気持ちがより強かったのかなと思います。

 

――秋の早慶戦はどのように戦っていきたいですか

絶対に接戦にはなってくると思うので、チャンスでクリーンナップに回さないことに気をつければおのずと早稲田のペースになってくるのかなと思います。

 

――慶大の中で意識する選手はいますか

主将の河合(大樹=総4・関西学院)選手とかは、オール早慶の時もそうですけど、打つとチームの雰囲気は変わってくると思うので何としても打たせないように攻めていきたいですね。

 

――慶大の中で仲の良い選手はいますか

河合はオールスターの時、部屋が一緒だったので多く話せましたし、内田(蓮=総4・三重)とも話したことがあります。オールスターで慶大とは同じチームだったので、比較的色々な選手と話すことができました。

 

――ラストシーズンに向けて。ここまでを振り返って

1年の時に春秋優勝してそこから優勝できていないので、年を重ねるごとに優勝への気持ちが増しています。逆に1年の時の4年のすごさというものを実感しています。1年の時は生活に慣れることが大変でしんどい部分もありましたが、今は野球だけに集中して、チームがどうしたら良くなるかを考えられています。4年間の中で、様々な立場を経験できたと思います。

 

――秋のリーグ戦に向けてまずはチームとしての目標は

早慶戦で勝って、リーグ優勝を果たして、日本一になることです。

 

――個人的な目標は

ベストナインを取りたいと思っています。優勝したチームの捕手がベストナインを取ることが多いので、ベストナインを取って優勝できたら自分にとっては良い終わり方になると思います。

 

――最後に秋に向けての意気込みをお願いします

優勝して、最後良い形で大学生活終われるように頑張りたいと思います。

 

小太刀緒飛選手

インタビューに答える小太刀

――春季リーグをチームとして振り返って

春のオープン戦の時からなかなか勝てない試合が多くて、不安があるままリーグに入ってしまいました。最後の早慶戦では勝つことができましたけど、あのような試合が最初からできていたら、また違った結果になっていたかなと思います。

 

――前半に波に乗り切れなかった要因は

メンバーを固定しきれていなかったというのは、少なからずあると思います。その日その日に調子のいい選手を使うという状態が続いて、あまり試合で形にならなかったのかなと思います。

 

――そのような状態は、投手陣でも野手陣でも、といった感じでしょうか

そうですね。野手が主にそうだったと思います。打てる人打てない人がはっきり分かれてしまっていて、各々仕事ができなかったなと思います。

 

――後半戦は調子が上がってきましたが

東大に勝ってから勢いに乗れたというのがあって、やはり気持ち的な部分が多かったと思います。あのカードをきっかけにもう一回やっていこうと全員で話し合ってやれたので、チームとして調子も上がっていったと思います。

 

――終盤での気持ちの部分以外での変化はありましたか

リーグ戦の序盤は自分がなんとかしなきゃという感じで固くなっていたと思いますが、後半になって自分にできることをしっかりやろうというのが全員に見えてきて、心に余裕ができて落ち着いたプレーができていたのかなと思います。

 

――個人として振り返るといかがでしたか

打てない試合の時に、最後まで対応しきれなかったことが多くて、打てない中でどうしていくべきかというのが課題だと思いました。六大学のピッチャーはいいピッチャーばかりなので、秋はなんとかして攻略したいなと思います。

 

――春はどういった打撃をしていたのでしょうか

タイミングに重点を置いてやっていたのですが、いいピッチャーになると変化球でタイミングを外されて、手も足も出ないという状態でした。

 

――後半戦ではスタメンでの出場が増えました

自分は打撃よりは守備に集中しようと思っていて、守備から流れを作って打撃も段々と調子が上がっていったという感じでした。

 

――打撃よりは守備で貢献しようという気持ちの方が強かったのでしょうか

そうですね。チームとしても打てるチームではないので、守備からリズムを作ろうという中で、初回からしっかり守備をしていこうという気持ちでいました。

 

――早慶戦では2本の本塁打がありました

ホームランはたまたまで、ぱっとひらめいた部分があって結果的に良かったという感じでした。それよりも早慶戦ではピッチャーがよく投げてくれて、そういう面で気持ちが入って、自分だけの力で打てたホームランではなかったなと思います。

 

――ひらめいたというのは

色々と試しながらやっていて、相手の配球とかも見えてきて、次真っ直ぐかなとかそういったひらめきです。

 

――1本目はリーグ戦初本塁打でしたが

早慶戦という舞台で打たせてもらって、素直に嬉しかったです。点差はありましたけど、次の試合に繋がる一本になったかなと思います。

 

――2本目は延長戦での勝ち越し本塁打になりました

あの試合では自分が散々チャンスを潰してしまってピッチャーに苦労をかけてしまっていたので、ホームランという形にはなりましたけど、試合の序盤とか中盤のチャンスで一本出ていればと思いました。

 

――勝ち越し本塁打の感触などはいかがでしたか

感触的には良かったですけど、ちょっと上がりすぎたかなと思いました。あの試合はレフトに風が吹いていたので、もしかしたらあるかなとは思いながら、全力で走っていました。

 

――本塁打などを通して、打撃面で得たことなどはありますか

フォームを固定することができたと言いますか、今までは少し打てなかったらフォームを変えてみたりしていたのですが、フォームを固定して前よりは成績の波が少なくなってきたかなと思います。

 

――逆に個人として見つかった課題などはありますか

守備だと外野からバックホームしたりする時の思い切りの良さとか送球の安定性とかは突き詰めなきゃいけないことだと思いましたし、六大学の選手は隙の無い走塁をしてくるので、隙を突かれないような守備が必要だと思いました。打撃だと、いいピッチャーだと三振が増えてしまうので、三振を減らしたいなと思います。

 

慶大にとって一番嫌な打者かもしれない

――この夏に取り組んできたことは

夏はスタメンで使っていただくことが多いのですが、一試合しっかりとプレーしてけがをすることなく、好不調の波を少なくすることを意識してやっています。

 

――キャンプなどではどういった練習をしましたか

数を振り込むことは意識していました。ブラジルへの遠征などもありましたし、時間の確保が難しい中で、空いている時間を見つけてしっかりと振るようにしていました。

 

――スイングの数などにノルマなどは設けていましたか

それは無かったですね。自分は、自分の形が見つかって納得するまで振ることを特に意識していました。

 

――現時点で取り組みの成果などはいかがでしょうか

けがなくやれているので、自分としては手応えを感じているのですが、自分の調子が落ちてきたときに、自分ができることをやるという気持ちの切り替えをできるようにしています。

 

――早大に入ろうと思ったきっかけは

もともと大学は六大学でやりたいと思っていて、その中で高校の監督が早稲田出身の方だったので、入るなら早稲田かなというふうに漠然と思っていました。自分は高校時代に甲子園に3回行かせていただいたのですが、そういったレベルの高いところで野球をやっていく中で、大学でもレベルの高い早稲田に入りたいなと思うようになりました。

 

――この4年間早大で野球をしてきていかがですか

入ったときは、「4年間試合に出れずに終わるんじゃないか」と思いましたが、こうやって諦めずにやってきて、今早稲田のユニフォームを着て試合に出れる喜びや幸せを感じます。その中でも試合に出る一人として優勝を目指さなければいけないと思いますし、早稲田で優勝を目指せるのもラストチャンスなので、集大成として悔いの無いようにやりたいと思います。

 

――これまでの大学野球4年間で最も印象に残っていることは

やっぱり早慶戦でホームランを打てたことですかね。3年生まで試合に出ていなかったですし、春のリーグ戦でもホームランを打てるとは思っていなかったので、素直に嬉しかったです。

 

――春季リーグで慶大が優勝できた要因はどう感じていますか

チーム力だと思います。飛びぬけた選手はいないと思いますが、チーム全体で勝とうという気持ちが見えますし、早稲田にはないものだと感じます。束になって戦うという結束力が一試合一試合の勝利につながって優勝につながっているのかと思います。

 

――自チームと比較して違うところは

声ですかね。早稲田も4年生から率先して声を出すようにしているのですが、やはり慶應には劣る部分があると思います。試合前のバッティング練習とかでも補助の下級生がしっかりと声を出していますし、慶應にあって早稲田にはないものかなと思います。

 

――春の早慶戦は慶大の完全優勝を止める形となりましたが、どういった気持ちで臨んでいましたか

負けたら5位で勝てば3位という状況で、なんとしても勝たないといけないと思っていましたし、慶應の優勝は決まっていましたけど、完全優勝させるわけにはいかないとチーム全体で声をかけていました。慶應のピッチャーが良いのは分かっていたので、1点勝負になると考えてなんとか1点取ろうと試合に臨んでいました。

 

――勝ち点を取れた要因はどう捉えていますか

これがあったから勝てたというのはないと思います。ただ、普段出ない力が出たなと思います。逆に言えばこれだけやれるということも分かりましたし、何が要因かは分からないですが気持ちが勝ったのかなと思います。

 

――今季はどんな戦いをしたいですか

春も優勝していますし、ピッチャーもすごくいいので、本当に慶應は強いと思います。個人ではなくてチームでどう戦っていくか考えながら、1点でも多く点を取れればと思います。

 

――警戒したい選手は

柳町(達=商3・慶應)と郡司(裕也=環3・仙台育英)は、打たれると相手が乗ってくるので、そこは注意したいです。ピッチャーだと、菊地(恭志郎=政4・慶應志木)が投げた試合は手も足も出なかった印象があるので、菊地をどう攻略するかが鍵になるかなと思います。

 

――現状でチームと個人の状態は

チーム状態としては悪くないと思います。大敗する試合も少ないですし、格上の相手とやることも多いですが、あともう一歩という試合も多くて、春よりもリーグ戦への入りはいいかなと思います。個人的には良いとは言えないですが、チームのためにできることを必死にやっていきたいと思います。

 

――リーグ戦で注目してほしい部分は

足を使ったプレーですかね。積極的に盗塁もしていきたいと思いますし、外野でも守備範囲を広げていきたいと思っているので、そういった部分に注目していただければと思います。

 

――今季がラストシーズンとなりますが

自分たちが1年生の時以来優勝していなくて、髙橋監督をなんとかもう一度胴上げしたいですし、それができるラストチャンスなので、なんとしても優勝したいです。

 

――改めて秋季リーグへの意気込みを

4年生がチームの先頭に立って引っ張って、チーム全体が束になって相手の大学を倒したいと思いますし、負けていい試合は一つもないと思うので、完全優勝と日本一を目指して頑張っていきたいと思います。

 

(取材:小林歩、菊池輝、重川航太朗)

ご協力いただいた早稲田大学野球部の方々、ありがとうございました。

なお3名への取材は9月1日におこないました。

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