慶應スポーツ新聞会

【アメフト】秋季リーグ第4節 格上相手に好戦するもあと一歩及ばず vs 法大戦

リーグ戦も折り返しとなり、1勝2敗で後半戦に突入した慶大には、焦りと緊張が漂っていた。今試合の相手は、昨年度リーグ2位の好成績を残した法大だ。厳しい試合が予想されていたが、選手たちは力強いファイトで好戦を繰り広げた。先制点は法大にとられるも、その後はディフェンス陣の息のあった守備でゲインを抑え、また着実に得点を重ねていき、格上法大にプレッシャーをかける場面も見られた。しかし、法大の突破力に及ばず、18―21と、あと一歩のところで勝利を逃した。

ホームカミングデーとなったこの日は、多くの観客が集まった

関東学生アメリカンフットボールリーグ戦 第4節vs法大

10月14日(日)@富士通スタジアム川崎 13:30KO

 

慶大

 

法大

1Q

2Q

3Q

10

4Q

18

TOTAL

21

 

 

 法大のレシーブでスタートした1Q、自陣38ヤードまでリターンした法大は、ランを中心にプレーを組み立て、2ndダウンでフレッシュを獲得。敵陣に入ってから速いテンポでプレーを展開する相手に、慶大は対応しきれず、開始3分であっという間にタッチダウンを許してしまう。キックも決まり、格上の強さを見せつけられる。だがしかし、慶大も負けてなかった。オフェンスでは、RB薮田大登(商4・慶應義塾)のランやQB西澤巧馬(理3・清風)からRB篠田健人(政3・慶應志木)へのパスが成功し順調にフレッシュを更新し続けると、敵陣25ヤードで3rdダウンを迎えた。残り8ヤードだったが、ここでファンブルのアクシデントが起こり、大きく後退してまった。だが、次のプレーでパントを選択し陣地回復した慶大は、気迫のこもったデェフェンスをみせる。相手のプレーを素早く察知し、LB後藤理基雄(政4・慶應義塾)やDB萩原巧巳(商4・慶應湘南藤沢)がタックルを仕掛ける場面や、DL並木琢朗(政3・慶應義塾)がファンブルを誘う場面など、相手のゲインを最小限に抑え、1Qを終えた。

粘り強いタックルを見せるディフェンス陣

 2Qは慶大の攻撃から始まったが、敵陣に入ることができないまま4thダウンを迎えてしまう。パントを蹴って、会場中が攻守交替と思っていたが、法大のリターナーが走り出したところをDB渡邊充(商2・慶應義塾)がタックルし、ボールが地面に転がった。これをTE荒井浩介(政4・慶應義塾)が拾い上げ、敵陣19ヤードのところから再度、慶大が攻撃権を得た。ゴールラインを目前にして、法大の固いディフェンスがあったものの、K廣田祐(理4・慶應志木)によるフィールドゴールが入り、慶大はこの日初めての得点を決めた。その後、慶大ディフェンスが法大の攻撃ターンで力強いタックルを繰り返すと、続く慶大の攻撃ではゲインを阻止する法大ディフェンスに苦しみ、試合は拮抗していた。しかし先にこの状態を打破したのは、法大だった。敵陣43ヤードからパスの失敗が続いていたものの、3rdダウンでロングパスが成功。そのままゴールラインまで一気に突破され、トライフォアポイントと合わせて7点の追加点を許した。 

 

 前半を3−14で折り返した慶大だが、逆転のチャンスは大いにある。そんな状況のなか3Qは、最初のシリーズでWR佐藤凱輝(経3・慶應義塾)がビッグリターンし、好調にスタートした。このシリーズは4thダウンでパントを選択し、攻守交代となってしまうが、慶大は続く法大の攻撃で、思わぬチャンスを得る。自陣5ヤードから攻撃を始めた法大を固い守備で押さえ込むと、3rdダウンでLB平岡峻(環3・南山)がQBサックを決めた。こぼれ落ちたボールを拾った平岡は、目の前のゴールラインに走り込み、セーフティの2点を獲得した。この得点で勢いのついた慶大は、その後の攻撃シリーズで、ランプレーで突破し、敵陣20ヤードまで詰め寄る。そして4thダウンを迎えると、フィールドゴールを選択し、3点の追加点を得て、一気にワンタッチダウンの差まで点数を縮めた。しかし、3Q終盤は法大が盛り返し、徐々に迫ってくるようになるが、DB田中瑛(経3・慶應義塾)のパスカットなど素早い対応でディフェンス陣が守備を固め、法大を射程圏内に抑えたまま、最終Qへ突入する。

 

タッチダウンを決めたDB田中瑛(経3)

 ところが、4Q開始2分で、法大が敵陣41ヤードからのロングパスを成功させ、そのままタッチダウンを決めると、得点を突き放してきた。負けじと慶大もここからファイトを見せる。WR佐藤が85ヤードのビッグリターンに貢献すると、続くプレーでRB薮田大登(商4・慶應義塾)が今試合で初のタッチダウンを決めた。トライフォアポイントも入り、慶大に勢いが増してくる。ディフェンス陣の集まりもよくなり、DB萩原巧巳(商4・慶應湘南藤沢)がインターセプトをする場面もみられた。残り3分になると、K廣田がフィールドゴールを成功させ、18―21まで迫り、逆転の可能性が見えてきた。しかし、法大が戦略的に時間を使い、慶大に攻撃のチャンスを与えないまま、試合は終了となった。

 

 今回は格上相手ということもあり、厳しい試合が予想されていたが、ディフェンス陣の素早いタックルで、きちんと法大のプレーを制御できていた場面が多かった。またコンスタントに得点を重ね、さらに後半には15点を獲得し、逆転の可能性まで考えられる試合展開となった。「パススローミスがあって、ドライブが全然できなかった」とQB西澤は振り返ったが、リーグ戦後半になり、着実にチームが成長しつつある様子がみられた。「試合で出たミスを修正し次の試合に向けてアグレッシブに練習していきたい」と、LB平岡はとても前向きな姿勢だ。次戦は日体大戦となる。慶大UNICORNSの次なる進化を期待したい。

(記事 佐野ちあき)

 

以下選手インタビュー

 

B西澤巧馬(理3・清風)

今日の試合を振り返って

この試合に向けてミーティングとかは結構していて、頭の整理はできていたのですが、イージーパスだったりのパススローミスがあって、ドライブが全然できなかったです。

今日の作戦、プレーの組み立ては

基本はランで攻めていって所々でショートパスを決めるという作戦でした。

相手ディフェンスからかなりプレッシャーがかけられましたか

そうですね。ブリッツが入ってきた時の対策とかも考えていたのですが、全部が全部うまくいったわけじゃなかったです。

—TDのシーンを振り返って

リターンであそこまで持っていってくれたので、決めるべきところを決められてよかったです。

次の日体大戦に向けて

日体大は今回の法政とはディフェンスが全然違ったりするので、ミーティングとだけでなく、メカニックなども改善していきたいです。

次戦に向けての意気込みは

3敗してこれ以上負けられないので、次は絶対に勝てるよう頑張ります。

 

LB平岡峻(環3・南山)

今日の試合を振り返って

今日は相手に決められるべきところをしっかりと決められたというとこで、そこが相手と自分たちとの差だったかなと思います。

立ち上がり早々の失点シーンについて

早いテンポのオフェンスが来ることは準備していたのですが、思っていたより早くて相手のテンポに呑まれてしまったかなと思います。

その後のディフェンスではまとまっていた印象でしたが

今週は一体感というものを意識して練習してきたので、ばらけることばくできていたのかなと思います。

ご自身で獲得したセーフティについて

狙っていたというよりは、自分の役割だったので、相手の動きに合わせてやれたかなと思います。

次回の日体大戦に向けて

もう恐るものはなにもないので、今日の試合で出たミスを修正してアグレッシブに取り組んで、次の試合に向けて練習していきたいです。

Comments are closed.