慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】開幕4連敗も、魅せた底力――次週へつなげ/春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦 第4戦 vs東海大

第3セットには2本連続SAを決めた富澤

 

前日、悪い流れを断ち切れなくなり、惨敗を喫した慶大。全員が気持ちを切り替え、この試合に臨んだ。2セットを先取されて窮地に立たされるも、ボールに必死に食らいついてラリー戦をものにし、第3セットを取り返す。だが、第4セットは力及ばず。1-3で敗れ、開幕4連敗となった。

 

 

2019年4月14日(日)

春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦

第4戦 慶大×東海大

@東海大学湘南キャンパス総合体育館

 

得点

慶大

セット

東海大

22

25

14

25

26

24

22

25

 

出場選手(サーブ順)

ポジション

背番号

名前(学部学年・出身校)

WS

23

小出捺暉(環2・駿台学園)

MB

降小雨(商1・慶應)

OP

21

富澤太凱(経4・慶應)

WS

マルキナシム(総4・川越東)

MB

12

清水柊吾(総3・広島城北)

吉田祝太郎(政3・慶應)

Li

永田将吾(総2・高松)

 

17

加藤真(商3・慶應)

途中出場

宮川郁真(総2・松本県ヶ丘)

 

前日の中大戦、慶大は途中から自分たちを見失ってしまった。「すべては気持ちを出すところから始まる」(富澤太凱副将=経4・慶應)。気持ちを切り替え、全力でこの試合に臨む。相手は東海大。慶大に負けず劣らずの高さを誇るチームだ。

 

 

安定した守備力でチームを支える小出(23番)

第1セット、「出だしが課題」とマルキナシム主将(総4・川越東)が振り返るように、慶大は細々と失点を重ねてしまう。だが、降小雨(商1・慶應)の「切り替えよう!」という明るい声が響く中、マルキや小出捺暉(環2・駿台学園)らが確実にスパイクを決めていき、悪い流れをすぐに断ち切っていった。17-18の場面から、相手エースのサービスエースなどで3連続失点を喫するも、直後には、清水柊吾(総3・広島城北)のクイックやブロックポイントで3連続得点。慶大も必死に食らいついていた。だが、最後は東海大に逃げ切られ、22-25でこのセットを落とした。

 

 

Li加藤真のジャンプトス

続く第2セット、慶大は清水と降のクイックを中心にサイドアウトを切っていく。だが、相手が10点台に乗ってから、相手のジャンプサーブにレシーブが乱れ、思うような攻撃に繋げられなくなってしまった。10-12からはスパイクも乱れて4連続失点。その後も、一度もサイドアウトを1回で切れなかった慶大。14-25の大差で、このセットも落としてしまった。

 

 

得点が決まり、全力で喜びを表現する慶大

セットカウント0-2、あと1セット落とせば敗戦。慶大は「もう一回頑張ろうっていう声掛け」(加藤真=商3・慶應)で気持ちを入れ直し、勝負の第3セットに臨んだ。その気持ちの強さが、セット序盤から好プレーにつながる。5-4の場面では、相手の強力なスパイクを5度も阻んでみせ、最後は富澤が鮮やかにスパイクを決めた。この大きなラリーを制した慶大は、その後もブロック&レシーブの形で相手エースを封じてブレイクを重ねていき、一時4点のリードを奪った。終盤、ブロックなどで逆転を許してしまうが、富澤の2本連続サービスエースで再逆転。慶大のエースが意地を見せ、相手に流れを渡さなかった。慶大は最後までリードを守り切り、1セットを取り返した。

 

 

何度も円陣を組み、声を掛け合う

第4セットも、慶大は好調を維持した。4-5の場面からは相手クイックをワンタッチで繋ぎ、Li永田将吾(総2・高松)のジャンプトスから小出がスパイクを決めるなどして3連続得点。慶大は、得意のブロック&レシーブの形に持ち込み、得点を重ねていく。だが、高さがあるのは東海大も同じ。15-14の場面から、2度のブロックポイントを含む5連続失点を許してしまった。その後もなんとか追いつこうとした慶大だったが、ほとんどブレイクを奪えず。22-25でこのセットを落とし、セットカウント1-3で敗戦となった。

 

 

この日も本多の声がコート中に響いていた

残念ながら開幕4連敗となった慶大。だが、同じ「負け」でも、この日は大きな収穫があったように感じる。選手たちはもちろん、タイムアウト中に選手に声を掛ける控えメンバーも、応援席にいるベンチ外のメンバーも。全員が、明るい笑顔で声を出し続けていた。雪崩のように何かが崩れ、大量失点が止まらなくなってしまった前日と比べ、これは大きな変化だ。何度も円陣を固く組み、1つずつ丁寧に得点を重ねていっていた慶大。彼らの結束は、確実に強くなっている。次週こそチームマルキ全員で初勝利をつかみとり、笑顔の輪を広げてほしい。

 

 

(記事・写真:藤澤薫)

 

 

以下、コメント

 

 

マルキナシム主将(総4・川越東)

 

――今日の試合を振り返って

ここ1~4戦と、良い雰囲気がずっと続いて勝ち切れるケースがなくて。そんな中で、今日3、4セット目ですごく良い流れをつかめた、そういう試合だったなと思うんですけど、逆に1、2セット目はそういう雰囲気を作り切れなくて、同じように落としてしまった。そういう悔しい思いが強いです。

 

――昨日から変えようと意識したことは

自分も伸び伸びプレーしたほうが絶対に良いので、それを何回もやろうとしているんですけど、なかなか上手く乗れない。で、表情も落ちてる。それで周りに迷惑をかけることも多かったので、周りと一緒に盛り上がってやっていこうということを意識してやっていました。

 

――以前、出だしが課題と話されていました

そうですね、今日も正直出だしのところが良くなくて。それが1セット目落とした原因だと思っています。相手の対応の部分はすごくできていたし、僕もできているところもあったので。練習で詰めてやっていけたらいいなと思います。

 

――第2セット、サイドアウトが一度で切れなくなった要因は

やっぱりサーブレシーブ。サーブで押されているときに、サーブレシーブ引いてしまって、コートの真ん中から(吉田)祝太郎がトスを上げなきゃいけないっていう展開が続いて。そうなってくると、相手のブロックも高いですし、プレッシャーもある。そういうプレッシャーもあってミスが連発したのかなと思うので、改善すべきはサーブレシーブだと思います。

 

――直後の第3セットは取り返しました。それまでと何か変化が?

気持ちですね。気持ちがすごく全面に出ていたので、そうなってきたら周りの人も乗ってくるし。慶應の一番良いときってすごく気持ちが乗っているときだと思うので、あの試合をずっと続けられるようにやっていきたいと思います。

 

――今日の慶大のブロックについて

相手のトスが高いっていうのもあったんですけどしっかりついて。上から打たれて決められるっていうケースもあったんですけど、ディグも今日上がっていたと思います。ああやってしっかりブロック振らずに、しっかり前に出して、あとは課題の攻撃のところを克服できれば、ああいうチームにも大差で勝てるんじゃないかなと思います。

 

――次週に向けて

上位6チームと最初当たる中でもう4つ落としてしまっています。もう失うものは何もないので、気持ちを出して、全員で頑張っていきたいと思います。

 

 

 

清水柊吾(総3・広島城北)

 

――今日の試合を振り返って

全体としては昨日より全然良かったんですけど、勝ち切れなかった。個人的にはサーブが全然ダメだったので、そこが来週までの課題かなと思います。

 

――昨日から切り替えたこと、意識したことは

個人的にはあんまりないんですけど、まあいつも通り自分のやるべきことをやる。あんまり昨日と変えたことはないんですけど、昨日よりは盛り上げようかなという気持ちはありました。

 

――たくさん声が飛び交っていました

ミスした後とかでもしっかり雰囲気落とさないような声掛けとか、プレーの反省っていうよりは、次どうするかっていう話が多かったと思います。

 

――相手も高さがあるチームでした

いつもよりブロック跳んでいたつもりなんですけど、それでも上から打たれてしまいました。すごく高かったです。

 

――クイックをたくさん決めていました

クイックは、わりと満足のいくクイックができたんじゃないかなと思います。中盤くらいから、自分でブロック見て打つのが上手くいったので、もっと練習していこうと思います。

 

――次週までに修正していきたいことは

1週間では技術的なことっていうのはあんまり変わらないと思うので、チーム力っていうか。個人個人の技術とかはみんなすごくあるので、そこを繋げられるように、1週間練習したいと思います。

 

 

 

加藤真(商3・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

昨日良くなかったので、今日は立て直そうということで、団結してやろうっていうテーマでやっていたんですけど、まあ良い形も見えたのかなという感想ですね。

 

――今日のチームの雰囲気は

最初からみんな声出して頑張っていたのかなと思います。

 

――今日の慶大のサーブレシーブを振り返って

僕はフローターしか担当していないので何とも言えないですけど、多分(小出)捺暉中心に結構場所とか指示していました。そこまで悪い数字ではなかったと思うんですけど、やっぱりジャンプサーブに対するサーブカットの精度をもうちょい上げないといけないかなと思いました。

 

――第2セット途中からサイドアウトが取れなくなりました

そんなにきつくないサーブに対して、もっと積極的にこっちが攻めのサーブレシーブをしていかないと、返せるボールも返らなくなっちゃうので、気持ちの面でも結構弱かったのかなと。一回自信を失っちゃうと結構すぐ崩れやすいチームではあるので、いかにそこを声掛けして団結していけるのか、そこが大事だと思います。

 

――第3セットは取り返しました

次のセット取られたら負けっていう状況で、ベンチでもう一回頑張ろうっていう声掛けをみんなしていて。それが良い形になったと思います。

 

――次週までに修正していきたいところは

1、2本目は、良い形で上がることが増えてきています。まあただ1本目の精度が上がらなかったときに結構きついので、サーブレシーブ含めて1本目の精度。あとはフィニッシュ。2段トスにしろコンビにしろ、もっと精度を上げていけたらなと思います。そこを詰めて、来週勝ちます。

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