慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(男子)】 最終節を勝って”最少失点での優勝”を有言実行! 第22節 vs日大

前節で昇格を決め勝てば自力で優勝となる最終戦。この大一番はあいにくの雨によって両チーム水がたまったフィールドでのプレーを強いられ思うようにボールを回すことができない。両チーム無得点で迎えた後半の57分、福本拓海(環4・済美)の低めのクロスを八田和己(総4・桐蔭学園)がダイビングヘッドで押し込み待望の先制点を挙げる。さらに74分には橋本健人(総2・横浜FCユース)のクロスを福本がゴールに沈め追加点を決める。その後もリードを守りきり試合終了。シーズン前からの目標であった最少失点での優勝を最後に達成して有終の美を飾ることに成功した。

橋本はアシスト王に輝いた

2019/11/23(土)11:30ko @中央大学グラウンド

【スコア】
慶應義塾大学 2-0 日本大学

【得点者】
1-0 57分 八田和己(慶應義塾大学)
2-0 74分 福本拓海(慶應義塾大学)

◇慶大出場選手
GK田原智司(環3・静岡学園)
DF酒井綜一郎(政2・慶應義塾)
DF沼崎和弥(商4・暁星)
DF野村京平(総4・國學院久我山)
MF八田和己(総4・桐蔭学園)→77分 渡邉舜(法4・常総学院)
MF落合祥也(商4・横浜FCユース)
MF橋本健人(総2・横浜FCユース)
MF佐藤海徳(政4・桐光学園)
MF山田盛央(総4・藤枝東)
MF多嶋田雅司(商4・國學院久我山)→82分 江本優貴(総4・大宮アルディージャユース)
FW福本拓海(環4・済美)→86分 松岡瑠夢(総3・FC東京ユース)

激しい雨が降りしきる中、関東2部リーグ優勝をかけた荒鷲軍団の最終戦が幕を開けた。開始直後は両者グラウンドのコンディションの悪さに翻弄され、ボールは転がらずに止まってしまい、思うようにパスが通らない中で普段のプレーを模索する時間が続いた。13分には丁寧にボールを運んだ福本のパスに山田盛央(総4・藤枝東)が合わせシュートを放つも跳ね返されてしまいゴールとはならなかった。

ロングボールに反応する山田

雨でボールが思うように転がらない中、水たまりで止まるボールを奪い奪われ、17分には単独で相手に抜かれゴール前で危機を迎える。しかし、野村京平(総4・國學院久我山)が足でブロックして制し、危機を回避した。リーグ最小失点を誇る慶大DF陣の守備は雨の最終節でも揺るがない。得点機会を窺う慶大は、23分、酒井綜一郎(政2・慶應義塾)から多嶋田雅司(商4・國學院久我山)への見事なロングクロス、27分、佐藤海徳(政4・桐光学園)の力強いシュートと、得点への期待が高まるプレーを続けて見せたがいずれもゴールネットは揺らせなかった。28分には相手にスピード感のあるシュートを放たれピンチかと思われたが、守護神・田原智司(環3・静岡学園)の見事なキャッチでゴールを守り切った。その後は橋本の度重なる積極的なボール運びがチャンスを生み、45分に橋本から福本に正確なクロスが渡ったが、ゴールとはならず、スコアレスで前半は終了した。

最後の試合でキャプテンマークを付けてプレーをした佐藤主将

最終節をなんとしても勝利で納め自力優勝を決めたい慶大は先制点を奪いに奔走する。48分に落合祥也(商4・横浜FCユース)のロングパスから山田にボールが渡りゴール前で競るも得点とはならず、直後50分にも多嶋田が浮かせた球でアシストし、そのまま山田がダイレクトボレーを放つが惜しくも相手GKに阻まれてしまった。55分にはゴール前に迫った相手を呈した田原が倒れてしまい、ゴールが空く事態が起こるが、DF陣が壁になり沼崎和弥(商4・暁星)が体でボールを弾いて最大の危機を回避した。するとようやく慶大に得点のチャンスが訪れる。57分、ゴール前にパスを出した八田が福本のアシストを受け、飛び込みながら自ら頭でボールを押し込み値千金の先制点を挙げた。

執念のゴールを決める八田

また、その後74分には橋本のクロスパスを正面で受けた福本がそのまま正確なシュートを放ち追加点を挙げた。後半2得点を挙げ、積極性を失わぬままに安定感のある守備を最後まで見せた慶大は、無失点で最終節を終え、リーグ最小失点での優勝を飾った。

リードを広げるシュートを放つ福本

 

4年にとっては最後の試合となる今季最終節で待望の優勝を決めた。

歓喜の胴上げが行われた

勝てば自力優勝というところで勝ち切る強さこそシーズン通して勝ち点を積み上げられた要因だろう。守護神としてゴールを守る田原、酒井と沼崎と野村のスリーバックを軸とした守備、両サイドからのチャンスを演出した左の橋本と右の佐藤。そしてボランチとしてグラウンドを駆け回った落合と八田。最後には福本、山田、多嶋田、内桶峻(政3・國學院久我山)、松岡瑠夢(総3・FC東京ユース)らのゴールゲッターと全ての要素が揃ったからこそ優勝という成果を得られたのだろう。しかし今季は4年主体のチームで、来季の顔ぶれは大きく変わるはずだ。来季の1部の舞台では、より強くなった荒鷲軍団の姿に期待したい。

 

 

(記事:菅原千尋、写真:室留裕介)

(以下優勝コメント)

 

淺海友峰監督

選手たちをほめたたえた

--最終節を勝って優勝を決めましたが率直な感想は
4年を中心に頑張ってくれたなと思います。今日の試合も初出場の4年がいたのですけど彼がしっかりと役割を果たしてくれて、今日の試合もですけど、試合ごとに成長をしてくれてそういう姿を見られて良かったです。

初出場を果たした渡邉舜(法4・常総学院)

--開幕前から目標として掲げていた”最少失点での優勝”を成し遂げましたが
目標は完全に4年生が作ってくれて、それは具体的なものだったし、僕らはどうしたら実現できるか一緒に作ってきたということなので、こちらが一方的にやって彼らが付いてきてくれなかったり、彼らが主体性を発揮しなかったら達成できなかったと思うので、彼らの主体性や最後の最後で一歩を踏み出せるところは本当に尊敬しています。

--来季からは1部でのプレーとなりますが1部でプレーをする3年以下に対して
先程も3年以下に言ったのですけど、来年は確実に強度が上がるし、厳しい戦いになると思います。とにかく練習で質と量の両方を追求していかなければ簡単じゃないと思うので4年生が残してくれた1部という舞台を継続してさらに発展できるように努力したいと思います。

 

佐藤海徳(政4・桐光学園)主将

主将としてピッチ内外でチームを支えた

--優勝して今の素直な気持ちを
慶應に来て一番嬉しい瞬間でしたし、優勝した後に野村とか沼崎とかと抱き合った瞬間は一生忘れないと思います。

--4年間を振り返って
1年の時も2年の時も3年の時も、ずっと苦しくて、降格を経験したり、残留争いをしたり。でも最後こうやって笑って終われたので、もうこの4年間に悔いはないです。

--主将としてチームをけん引した一年を振り返って
もっと活躍したかったし、もっとチームを引っ張れるような存在になりたかったというのはあるけれど、優勝したので、苦しい時もやってきて良かったなと思います。

--後輩の部員に向けて
来年は1部で、もっと厳しい戦いが続くし、もっと練習しないと優勝は難しいと思うので、その時も絶対に諦めずに頑張って欲しいと思います。

 

八田和己(総4・桐蔭学園)副将

走るサッカーを体現した

--優勝して今の素直な気持ちを
いやもうとにかく、最高に嬉しいです!

--4年間を振り返って
本当に色んなことがあった4年間で、特に2年の時に降格して、慶應は1部にいるべき存在だということをずっと示すために、3・4年でこうしてチャレンジしてきた中で、しっかりと自分が4年の時に昇格を果たせたのは本当に良かったなと思います。

--副将としてチームをけん引した1年間を振り返って
副将としてやってこられたのも本当にみんなのお陰ですし、海徳主将を中心にしっかりとチームを作りあげていけたことが大きいかなと思います。あとは、ピッチ外のところで学生トレーナーであったり、主務とか副務とかグラウンドマネージャーのみんなの支えがあったからこそ、この最高の結果に終われたと思っています。

--後輩の部員に向けて
また来年から1レベル上がるというか、また今までやってきたレベルよりも1つ上がると思うので、今年以上に最高の練習をして、絶対に1部でも優勝できるチームを目指して頑張ってほしいと思います。

--応援しているファンに向けて
本当にこんな雨の中、傘もささずに応援してくれて、毎試合遠いところにも来てくれますし、練習場にも来てくれて、応援してくださる方々がいて、本当にそういう人たちのお陰で自分たちがサッカーできているんだなと改めて思えた1年でしたし、そういった方々に結果という形で恩返しできたのは本当に良かったなと思います。

 

 

野村京平(総4・國學院久我山)選手、多嶋田雅司(商4・國學院久我山)選手、落合祥也(商4・横浜FCユース)選手

体を張った守備でゴールを守った野村

多嶋田は慣れない複数のポジションをこなした

献身的な守備で年間通してプレーをした落合

--優勝して今の素直な気持ちを
:素直に嬉しいです
:目標を達成出来たので嬉しいです。1失点未満(平均失点)も達成出来て良かったです
:最小失点で優勝というのを掲げていて、それが実現できたので嬉しかったです。

--4年間を振り返って
:今年以外は結構苦しいシーズンがずっと続いていたので、本当に今年こういう形で優勝出来て、最後2部から1部に昇格することが出来て本当に嬉しいです。

:個人とかチームでずっと苦しい期間が長かったんですけど、こうして最後自分たちの代で優勝と昇格で終われて、後輩たちにもいいものを残せたと思いますし、素直に自分たちの代で優勝出来たというのが、同期と頑張ってきて良かったなと思えて嬉しいです。

:1年生の時はインカレに出ていて、良いシーズンだったんですけど、2年生では降格して、3年生は自分が出られなくて、結構悔しいことが多かったんですけど、最後こうして自分たちにとっていい形で終えられたというのは本当に、4年間振り返って良かったです。

--後輩の部員に向けて
:1部っていうのは本当に2部よりも個々の強さというかレベルが1つ上がってくるので、そういったところで通用するように、日頃の練習から頑張っていってほしいなと思います。

:1部の相手は2部の相手よりも全然強いと思うので、今まで自分たちがやってきた走ることや球際というのは絶対に通用すると思うので、そういう軸の部分をぶらさせずに頑張ってほしいと思います。

:素直に1部でプレーできるというのは羨ましいので、その舞台を楽しんで、一戦一戦死に物狂いで戦えば結果はついてくると思うので、ぜひ頑張ってもらいたいです。

--応援しているファンに向けて
:こういう雨や天候の悪い中でも、ずっと応援し続けてくれる人もいましたし、部員の仲間たちも試合に出られず悔しい中で、ずっと声を出して応援してくれて力になったので、本当にありがとうございましたというのと、優勝を見せられて良かったと思います。

:OB含めて慶應に関わる全ての方がずっと遠い中や雨の中でも来てくれて、自分たちに声援を送ってくれたので、それが自分たちが最後まで頑張る原動力になったと思いますし、本当に感謝してます。最後こういった結果で恩返しできて良かったです。

野:本当に2部の中で絶対一番素晴らしい応援をしてくれていたと思うので、そういうのが本当に自分たちピッチにいる人の力になっていたので、本当にこう優勝という形で恩返しできて良かったなと思います。

 

 

沼崎和弥(商4・暁星)選手

最終ラインの要として何度もチームを救った

--優勝して、今の素直な気持ちを
リーグの最初から掲げていた、リーグ最小失点で優勝というのが達成できて凄い嬉しいです。

--4年間を振り返って
苦しい時期の方が多くて、結構部活を辞めそうになるという決断も迷った時期もあったんですけど、最後こういう結末で終えられたのは、大学サッカーを続けてきてよかったなと思います。

--後輩の部員に向けて
今日の試合を見ても分かると思うのですが、これよりどんどん強い相手がいるわけで、そういう相手に勝っていくには今よりさらにレベルアップしなければいけないので、現状に満足せず、一つ一つ目の前の練習を全力で取り組んでほしいなと思います。

--応援しているファンに向けて
高校の同級生であったり、大学で出会った人であったり、両親を含め、応援してくれている、サポートしてくれているというのは凄く試合でも力になったので、こうして結果という形で恩返しができて良かったです。

 

 

福本拓海(環4・済美)選手

ストライカーとして八田と並びチームトップの7ゴールを挙げた

--最終節で1ゴール1アシストを決めました
狙ってないというか、たまたまのクロスと偶然きたボールをいい感じに打ったのでラッキーかな、最終節でこのような結果を残せたのは。

--この1年を振り返って
4年の中で一番トップチームに関わらせてもらって、苦しい時期もありましたが、いい結果で終われてよかったです。

--4年の同期との最後の試合となりましたが
1年の時から同期と試合に出ることが多くて、それが終わってしまうのは寂しい部分もあるのですけど、最後に優勝で終われてよかったなと思います。

--来年から1部でプレーをする後輩たちに掛ける言葉はありますか
今年も練習試合とかで1部とやった中で勝てる試合もあったのですけど、やっぱりリーグ戦、公式戦だと全然雰囲気が違うと思うので、その雰囲気にまずは呑まれないように、自分たちのやってきたことを信じてやれば勝てない相手ではないのでその辺を頑張って欲しいです。

--最後に応援してくれたファンにメッセージをお願いします
今シーズンは1部とに復帰しようと一丸となって戦ってきた中で、苦しい時期も応援があったからこそ出ている選手は頑張れて、(応援を)力に変えて優勝できたので、この優勝は本当に皆さんのおかげだし感謝の気持ちしかないです。ありがとうございました。

 

 

山田盛央(総4・藤枝東)

強靭な肉体で何度も相手ゴールに迫った

--優勝を決めた率直な感想は
一つ一つ積み上げることができたなという実感があって、最後は走るところだったりタフな試合になったのですけど1年間を体現できた試合だったと思います。よかったです。

--1年を振り返って
本当にきついシーズンだったのですけど、練習とかハードさとかは例年と比べるときつかったのですけどそれをチーム全員で乗り越えた実感があってそれを最後結果につなげることができて本当に最高だなと思います。

--同期たちとの最後のサッカーとなりますが
やっている最中はいつも通りなのであまり気にしませんでしたが、やっぱり試合が終わったあとはだんだん実感が湧いてきたというか、最後なんだなと思い少し寂しい気持ちもありますけど、今まで一緒プレーしてきた4年と2部優勝を勝ち取れて本当に嬉しいです。

--1部でプレーをする後輩の部員に対して
やることは変わらないかなと思っていますし、慶應のしっかりと走るところだったり、真面目なところが1部でも通用するところをしっかりと見せてほしいなと思います。

--最後に今まで応援してきた方へのメッセージをお願いします
どんなに苦しい状況でも悪天候でもずっと応援してくださって、そういう方々には感謝しかないです。優勝という結果を勝ち取って恩返しできたのは本当に嬉しいです。ありがとうございました。

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