慶應スポーツ新聞会

【フィギュアスケート】鈴木、最後のインカレ。アクシデントに負けず演技を披露/第92回日本学生氷上選手権大会②

学生日本一を決める日本学生氷上選手権大会の大会最終日。女子7・8級クラスには慶大から鈴木星佳(総4・慶應湘南藤沢)がフリーに進出した。アクシデントに見舞われるも最後となるインカレでフリープログラム『篤姫』を演じきった。

1月5~7日 第92回日本学生氷上選手権大会

@日本製紙アイスアリーナ

 

☆大会結果

クラス

選手名

学部学年・出身校

FS得点

最終得点

最終順位

女子

鈴木星佳

総4・慶應湘南藤沢

78.23点

124.81点

21位

前日のショートプログラムでほぼノーミスの演技を披露し、最後のインカレでフリー進出を決めた鈴木。しかし、フリー当日の公式練習後にエッジが折れるというアクシデントに見舞われる。周囲からは棄権を勧められたが、鈴木は「どうしても出る」とフリーの演技に臨んだ。冒頭、トリプルサルコウ、ダブルトゥーループのコンビネーションジャンプとダブルアクセルを綺麗に着氷。続くトリプルトゥーループ、ダブルトゥーループのコンビネーションジャンプもなんとか着氷させる。しかし、演技後半ではジャンプの抜けが目立ち本人も納得の演技とはならなかった。

去年のインカレでは同様にフリー進出を決めたものの、フリーではジャンプがはまらず涙を流した。そこから1年、主将として「めちゃくちゃ練習して、練習したら絶対いいことがあるんだというのを演技で見せたかった」という鈴木。直前の思わぬアクシデントもありこのインカレで練習の全てを出し切ることは叶わなかったが、それでも去年よりも安定感の増したジャンプや余裕のある表現は確実に1年間の成長を表しているだろう。鈴木は次の国体でついに引退試合を迎える。これまでのスケート人生の集大成へ、悔いの残らない演技に期待したい。

(記事:相川環 写真:高井真衣)

 

 

以下、選手インタビュー

 

鈴木星佳(総4・慶應湘南藤沢)

――今日の演技を振り返って

後半のジャンプが抜けてしまったのがすごく悔しかったです。

 

――6分間練習中もコーチとよく話していましたがどのようなことを話しましたか

公式練習が終わったあとにエッジが折れてしまって、それで「棄権しろ」とか「滑るな」とかいろいろ言われたんですけど、「いやどうしても出る」ってなって色んな先生が協力して下さってなんとか出れる状態になったので、エッジが結構危なかったのでエッジの感覚がどうかとか徐々に慣らしていく感じを一緒に確認していました。

 

――エッジを変えたということですか

いえ、替えもなくてもうどうしよもなかったので、色んな先生が専用のネジを探してくれたり、近くのリンクで溶接してもらえるところを探して下さってなんとか溶接して、これならもつだろうっていうので出ました。

 

――最後のインカレでの演技となりましたが緊張などはありましたか

自分では適度に緊張していて試合に向かううえである程度緊張していたんですけど、そんなにガチガチではなかったと自分では思います。

 

――演技前名前のコールでは多くの応援の声がありましたがそれについてはいかがでしたか

すごく嬉しかったです。最後まで続けて来たからこそたくさんの人が応援してくれているんだなと思ってすごく嬉しく聞いていました。

 

――主将としてインカレを振り返っていかがでしたか

1年目は補欠で繰り上がりで出て2年目はショートで落ちて3年目はフリーでボロボロになってというので主将になった時にこんな本番に弱い自分でどうしようと思ったんですけど、本番に弱くていつも上手くいかない自分だからこそ1年間めちゃくちゃ練習して毎日練習を大事にしたら本番でも強くなれるというのを後輩に見せたくて、この1年間それを見せるんだという気持ち、皆見ているんだというのがすごく自分の毎日の練習の力になっていたので4年目のインカレで練習したら絶対いいことがあるんだというのを演技で見せたかったんですけど、それが出し切れなかったのが一番悔しかったです。でもこんなにレベルの高い試合に出てフリーが滑れたのは良かったなと自分でも思います。

 

――次の国体が引退試合になりますか

そうです。バレンタインカップにも出るんですけどエキシビションで試合ではないので国体が最後の試合です。

 

――国体に向けて

こんなに何かに一生懸命になって出来るという機会もなかなかないと思うので、国体までの時間は本当に毎日練習を大事にして引き続き毎日毎日最高の練習をして、本番ではこうやって悔いの残らないように全部出し切りたいなと思います。

 

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