慶應スポーツ新聞会

【野球】全勝優勝へ、真夏の早慶戦が幕を開ける! 早慶戦展望

明日は、神宮球場にて東京六大学野球春季リーグ戦早慶戦が実施される。ここまで3連勝と勢いに乗る慶大は、開幕戦こそ東大に対し厳しい試合を強いられたが、その後は投打がかみ合い、立大、明大と連勝を収めた。一方の早大は法大にタイブレークの接戦の末、惜敗したものの、巻き返しを目指し死に物狂いで早慶戦での勝利を掴みに来るだろう。今季は一回勝負となる異例の早慶戦だが、両チームの間に漂う火花は例年通り、いや、それ以上かもしれない。

主将としてチームをけん引する瀬戸西

エース・早川攻略なるか

早大の先発は早川隆久(スポ4・木更津総合)が予想される。開幕戦の明大戦では最速155キロの直球と多彩な変化球を武器に12個の三振を奪い完投勝利。主将とエースを兼ねるチームの大黒柱が慶大の前に立ちふさがる。対する慶大打線は3戦目の明大戦では16安打11得点と勢いに乗る。なかでも主将の瀬戸西純(政4・慶應)はここまでリーグ戦初本塁打を含む、14打数7安打、打率5割と打線をけん引している。早慶の主将対決に注目したい。さらに慶大は新美貫太(政3・慶應)が今季、チームに欠かせない働きをしている。2戦目の立大戦に途中出場し、レフトへの二塁打を放ち、リーグ戦初安打を記録。そして明大戦では1番センターでスタメンに抜擢され、パワフルなプレーでチームを盛り立てた。スタメンはもちろん、控えの選手も一丸となりエース・早川を攻略できるかが勝負のカギとなりそうだ。

早川を打ち崩せるか

 

中軸を封じ込められるか

もう一つ、勝負を分けるのは慶大投手陣がここまでチーム打率リーグ2位としている早大打線をどう封じ込めるかだ。特に警戒すべきは4番・岩本久重(スポ3・大阪桐蔭)と5番・蛭間拓哉(スポ2・浦和学院)。チームの中軸である2人はここまで好調で、蛭間に至っては明大戦で2打席連続本塁打を放つなど、素晴らしい活躍を見せている。ここに3番・瀧澤虎太朗(スポ4・山梨学院)が復調すれば、早大打線は止められなくなるだろう。対する慶大の先発はエース・木澤尚文(商4・慶應)が予想される。先発した立大戦では、8回途中までに16個もの三振を奪うなど圧巻の投球を披露した。早慶戦でも力強い直球と鋭い変化球を武器に奪三振ショーを期待したい。また、慶大は増居翔太(総2・彦根東)をはじめとした救援陣も豊富だ。今年から就任した堀井哲也監督の継投策にも注目したい。

(記事:菊池輝)

 

◆慶大予想スタメン

1中堅手新美貫太(政3・慶應) 開幕戦の東大戦では出番が無かったもののリーグ戦初出場となった立大戦では途中出場ながら活躍を見せた。小柄ながらもパンチ力のある打撃と俊足を生かした広い守備範囲が魅力である。新リードオフマンが早大投手陣から突破口を切り開く
2遊撃手瀬戸西純(政4・慶應) アマチュア界屈指の守備力を持つものの昨年までは打撃が課題とされてきた。しかし今季は東大戦でリーグ戦初本塁打を放つなどここまで打率.500。六大学ナンバーワンショートストップに成長した頼れる主将がグラウンドの内外で存在感を示す
3三塁手下山悠介 (商2・慶應) 昨季は1年ながら首位打者争いに加わる活躍でベストナインを獲得しチームに大きく貢献した。 巧みなバットコントロールで安打を量産する新安打製造機。先発が予想される早川隆久 (スポ4・木更津総合)とは昨年11打数4安打と好相性。 真夏の早慶戦でも下山のバットが火を吹くか
4右翼手正木智也(政3・慶應) 力感のない構えから鋭い打球を放つ右の大砲。長打力だけでなく選球眼も良く打撃のレベルは六大学でもトップクラスといえる。今季は打撃三部門で好成績を残しており三冠王も視野に入る。誰もが認める陸の王者の新たな4番が勝負の鍵を握るのは間違いないだろう
5左翼手萩尾匡也 (環2・文徳)  高校通算43本塁打を誇る強打の外野手。明大戦でリーグ戦初出場を果たすと、竹田祐(政経3・履正社)からリーグ史上26人目となる初打席本塁打を放つという鮮烈デビューを飾った。初めての早慶戦でどんな仕事をやってのけるか。慶大の持ってる男に刮目せよ
6二塁手宮尾将(商2・慶應) 昨秋は主に代走で出場していたが、今季は熾烈なレギュラー争いを制して正二塁手の座を手に入れた。チーム屈指のイケメンとして知られ、その端正なルックスに注目が集まりがちだが、今季は打撃でも猛アピール中。スター選手・宮尾将の勝負強さに要注目だ
7一塁手嶋田翔(環4・樹徳)  フルスイングが持ち味の一塁手。リーグ戦通算5本塁打は立大・三井健右(コミュ4・大阪桐蔭)に次いで現役2位だが、明大戦ではしっかりと犠打を決めるなど勝利のためにチームプレーに徹する姿を見せた。誰もが認める熱血漢が声とプレーでチームを鼓舞する
8捕手福井章吾(環3・大阪桐蔭)  慶大投手陣をまとめ上げる頼れる女房役。選球眼やコンタクト力に優れた空振りの少ない打者である。徳山壮磨(スポ3・大阪桐蔭)や岩本久重(スポ3・大阪桐蔭)などライバルが在籍する早大には負けられない。エース・木澤を好リードし、チームを勝利に導けるか
9投手木澤尚文(商4・慶應) 最速155キロを誇る威力抜群の直球にカットボールやスプリットといった高速変化球を交えて打者を幻惑する慶大の本格派エース。 奪三振能力は六大学随一であり、立大戦では8回途中16奪三振と打者を圧倒した。早大打線をねじ伏せるエースの熱投に期待が高まる

◆早大予想スタメン

1二塁手金子銀佑(教4・早実) 昨季はシーズン途中からセカンドのレギュラーの座を再奪取し、打率.286を記録。特に早慶3回戦ではサヨナラ打を放つ勝負強さを見せた。今季ここまで好調で1番打者としての役割を果たしている。高校時代から注目された華麗な守備も必見だ
2三塁手中川卓也(スポ2・大阪桐蔭) 高校時代、甲子園春夏連覇に大きく貢献したこの男もルーキーイヤーの昨年は六大学野球の壁にぶつかり春は打率.128、秋は.208と苦しんだ。しかし今年の春季オープン戦の駒大戦では本塁打を放つなど確かな進化を見せている。成長した姿を神宮で見せることができるか
3左翼手瀧澤虎太朗(スポ4・山梨学院) 昨春は早慶1回戦で本盗、決勝本塁打を記録するなど野球センスを随所に光らせ、初のベストナインを獲得する好成績を収めた一方で秋は怪我での調整不足の影響もあり打率0割台の大不振に陥った。副将に就任したラストイヤー、チームの中心としてワセダを引っ張る
4捕手岩本久重(スポ3・大阪桐蔭) 昨秋の立大戦からレギュラーに定着し、早慶3回戦では4打数4安打1本塁打の大活躍を見せオフには大学日本代表の選考合宿のメンバーにも選出された。コースに逆らわず逆方向にもホームランを打てる長打力を持つ。打っては主砲、守っては扇の要としてワセダを勝利へとけん引する
5右翼手蛭間拓哉(スポ2・浦和学院) 走攻守、全てのレベルが高い左の強打者。昨季は肺炎による途中離脱もあり悔しいシーズンとなった。ベストナイン獲得を目標に掲げて臨んだ今季は開幕戦の明大戦で2打席連続本塁打を放つなど活躍を見せている。成長著しいスラッガーに慶大バッテリーは要注意だ
6一塁手吉澤一翔(スポ4・大阪桐蔭) 苦しみ抜いた男がラストイヤーを迎える。昨年は高校の後輩である中川卓也(スポ2・大阪桐蔭)にレギュラーの座を奪われるなど悔しいシーズンとなった。捉えた際の飛距離は凄まじいだけに求められるのは確実性。努力を惜しまない男の一振りに期待がかかる
7中堅手鈴木萌斗(スポ3・作新学院) 六大学でもトップクラスの俊足を誇る野球センス抜群な外野手。広大な守備範囲を生み出す類まれな脚力は攻撃面においても脅威であり、隙あらば次の塁を狙う走塁意識や判断力の高さで塁をかき回す。この男が塁に出るか否かが勝敗の行方を左右することだろう
8投手早川隆久(スポ4・木更津総合)  最速155キロを誇る直球と多彩な変化球を武器に三振を量産する本格派左腕。明大戦では9回12奪三振完投と、課題であったスタミナ面でも確かな成長を見せた。エース、そして主将として王座奪還に闘志を燃やすワセダの大黒柱が神宮で輝きを放つ
9遊撃手熊田任洋(スポ1・東邦) 1年ながら早大の遊撃手を担う大物ルーキー。広角に打ち分けるバットコントロールもさることながら、選球眼も優れている三振の少ない打者である。U-18W杯では打率.318の高打率を残すなど対応力は抜群。脚力と強肩を生かした守備にも要注目だ

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