慶應スポーツ新聞会

【ホッケー(女子)】SO戦の末、あと一歩及ばず悔し涙/関東学生ホッケー秋季リーグ 3位決定戦 VS東農大

接戦の末の敗北に悔し涙を流した

2008年以来の3位を目指し、東農大との3位決定戦に臨んだ慶大。第1Qから相手ペースに飲まれ先制点を献上するも、第2Qからは立て直し野村茉以(経4・慶應女子)のシュートで同点に追いつく。後半戦は互角の戦いを繰り広げると、試合はSO戦へ。慶大は最後まで望みをつなぐもあと一歩及ばず、リーグ戦4位が確定した。

関東学生ホッケー秋季リーグ 3位決定戦 VS東農大
10/17(土)12:00試合開始 @駿河台大学

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

東農大

 

SO戦

慶大

×加藤

×上口

×野村

○花田

○森田

東農大

×

×

 

スタメン
GK 高橋香織(経4・慶應女子)
DF 加藤ひより(環2・学芸大附属)、齋藤可奈子(経4・慶應女子)、中村愛咲(商4・晃華学園)、津田美友佳(理2・立命館)
MF 上口華(経4・慶應湘南藤沢)、花田ともみ(政4・慶應湘南藤沢)、佐藤玲(商3・成蹊)
FW 野村茉以(経4・慶應女子)、森田真衣(経4・慶應女子)、吉江莉理子(経4・慶應女子)

 

降りしきる雨と凍える寒さの下で始まった3位決定戦。慶大はチーム2008以来の3位を目指し、格上である東農大との決戦に挑んだ。第1Q、雨でボールが引っ掛かりパスやドリブルがしづらい状況のなか、両チームともに激しくボールを奪い合った。「第1Qは少し引いてしまった」(手嶋監督)と、自陣プレーが続くも、9分には慶大がPCを獲得。しかし得点とはならず、そのまま流れは東農大へ。すると12分、相手のサークル内へのパスが通り、そのままゴール。キーパーも隙を突かれた形で先制点を献上した。

素早いドリブルで相手を抜いた吉江

続く第2Q、肩の力が抜けてきた慶大は東農大と互角のボールキープを見せ始める。花田ともみ(政4・慶應湘南藤沢)や佐藤玲(商3・成蹊)らの中盤がプレスやカットで相手攻撃をかわし慶大の攻撃の起点を作ると、野村や吉江莉理子(経4・慶應女子)らFW陣が素早く駆け抜け敵陣へ攻め込みチャンスを演出する。フィールド上の呼吸が合ってきた第2Q終了間際、試合は動いた。花田がサークル内にパスを通すと、中にいた吉江がシュート。これは相手GKに止められるも、キーパーが前に出てゴールが空いた一瞬の隙にこぼれ球を拾った野村がすかさずシュート。終了のブザーが鳴る寸前で、慶大は東農大に見事追いついた。

FW陣が粘り強くゴールを狙った

同点で迎えた後半戦、勢いに乗る慶大は敵陣に果敢に攻め込むもなかなかシュートを打たせてもらえない。一方守備では幾度となく襲い掛かる相手の攻撃の波を耐え凌ぎ、森田真衣(経4・慶應女子)や花田を筆頭に、選手たちは必死にボールに食らいついた。4Qでは7分に農大のPCでヒヤッとする展開もあったが、GK高橋やDF陣が守り切り、結局1-1のまま決着はSO(シュートアウト)戦に持ち越された。

迎えたSO戦。各チーム選りすぐりの5人が一対一でGKと対戦し、より多くの人がゴールを決められた方に軍配が上がる。両者ともに3人目を終えた時点で0-1と東農大が優勢。徐々に重圧が増していくなか、慶大4人目の花田が正確なドリブルでゴールを決める。しかし続く東農大4人目も成功すると、慶大は次外せば負けのピンチに。選手たちが後ろからじっと見守るなか、5人目を任された主将・森田は冷静にキーパーをかわしゴールインに成功。プレッシャーをはねのけ、望みをつないだ。運命の東農大5人目。素早いドリブルから放たれたシュートは、キーパーの横をすり抜けネットを揺らした。
グラウンドに相手チームの歓声が響き渡るなか、悔し涙を流し重い足取りでベンチへ戻っていった選手たち。本当にあと一歩だった。

ここぞの場面でシュートを決めた森田

敗戦したとは言え、相手に飲み込まれそうになった第1Qから立て直し、見事に東農大と互角の戦いを繰り広げて見せたチーム2020。最後まで集中力を切らさず、耐え凌ぎ、走り続ける彼女たちの姿は、観ている私たちにも勇気や感動を与えてくれた。

SO戦を見守るメンバー

一戦目の早慶戦勝利も含め、チーム2020はたった3試合でここまでの実力を発揮してきた。「この舞台まで連れてきてくれた学生たちに感謝したい」と手嶋監督が涙ぐみながら語ったように、近年リーグ戦では5位や6位が行き来していただけに、今回の4位という結果は十分胸を張れるものだ。コロナ禍の逆境をはねのけ、チーム全員が一試合一試合に全力を懸けたからこそ、彼女たちの真の強さが発揮できたのだろう。

早いことに、次戦がチーム2020にとって泣いても笑っても最後の試合。今日の悔しさをバネに、最後は笑顔で幕を下ろしてほしい。今の彼女たちなら、きっとやってくれるはずだ。

(記事:澤田夏美/写真:國本葉月)

次戦

11/23(月) 女子第28回早慶ホッケー定期戦

 

以下、コメント

 

手嶋聖奈監督
――試合を振り返って
第1Qは少し引いてしまって、慶應らしさが出せてないかったかなと思うんですけど、2Qはしっかり得点もしたし、立て直して後半戦にもつなげられて、最後は慶應らしく試合できたんじゃないかなと思います

――今日の作戦は
とにかく今までやってきたことをしっかりとこういう舞台で出し切ろうというところで、相手がどうとかは関係なく、自分たちが今までやってきたことをしっかり出すだけだという心構えで臨みました

――リーグ戦4位という結果について
チーム2008以来の3位を目指してやってたので、正直なところ本当に勝ちたかったなという気持ちなんですけど、でも、この舞台まで連れてきてくれた学生たちに感謝したいなと思います

 

森田真衣(経4・慶應女子)
――今日の試合を振り返って
久しぶりに3位決定戦に出場できたので、絶対に勝って歴史を変えたいなという思いがありました。でも緊張もあってか第1Qはなかなか自分たちがやるべきホッケーができず、相手に飲み込まれてしまった部分があったと思います。第2Q以降は自分たちのペースを取り戻すことはできたと思います。結果としては負けてしまいまったんですけど、やるべきことはできたと思います

――リーグ戦を通して、チームの成長、強さを感じる所はありましたか
OB・OGの方々にたくさんの人々に支えられてて。昨日とかも、歴代のOGの方々からメッセージをいただいたりしました。たくさんの応援をいただく中で、良いチームが作れたなと思っていたので、自信を持って今日の試合に臨めました

――4位という結果については
悔しすぎて。本当に3位になりたかったですし、「このチームで」というのもありますし、私もずっと1年生の時からこのチームにいてずっと目指してきた順位だったので。そのチャンスが来て、3位になれなかったのは素直に悔しいです

――ご自身のプレーを振り返って
自分としては今までやってきたこと、守備という強みを生かすことができたと思います。自分一人で取れなくても、仲間と組んで相手ボールをマイボールにして攻めるというきっかけ作りはできたと思います

――早慶戦に向けて意気込みをお願いします
このチームでできる試合が最後、11月23日の早慶戦。全てをそこに捧げたいです。この前、早稲田には勝てたんですけど、その試合は勝たせてもらったというか、自分たちが全てを出し切った、(勝利を)掴み取ったという試合ではなかったので、大差で勝ちたいです

 

野村茉以(経4・慶應女子)
――試合を振り返って
この対戦のためにずっとみんなでトレーニングしてきたので、やっぱり特別な試合だったと思います

――雨が降る中での試合となりました
私たちの方にとってもスワーブなどしにくくて、ボールが着いてこなくて難しい部分があったんですけど、向こうは私たちより格上だったので、私たちにとっては良い点もあったと思います

――雨でゲームプランに変更などはありましたか
私たちのやることとしてはパスしてホッケーをするというのが自分たちのプランの一つだったんですけど、あまりパスが通らなかったというのもありますし、ドリブルも難しかったので、DFやMFから強いボールを打ってもらって敵陣で攻める時間を長くしようという風にしました

――第2Q終了間際に同点ゴールを決めました
FWがゴール前でしっかり決められるように上がっておけとコーチからの指示があって、実際に待っていたらMFとかがしっかり打ち込んでくれて。最後はもう一人のFWの吉江から折り返しが来て、絶対に来るなと思ったので信じて待っていました

――最後はSO戦になりました
SOには絶対したくないなという気持ちもあったんですけど、今までの練習でもSO戦に持ち込んだときを想定してSO練習してきたので、絶対勝ちたかったです

――リーグ戦4位という結果は
今日勝つためにやってきて自分も決めきれなかったので本当に悔しいですけど、次早慶戦で勝つしかないので、それに向けて切り替えて自分たちの課題をもう一回整理して頑張りたいなと思います

――早慶戦に向けて意気込みを
前回勝ったので、自分たちのホッケーをして絶対勝ち切りたいなと思います

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