【ソッカー(男子)】主将松岡の先制ゴールを守りきれず金星逃す 第15節 Vs明大

ソッカー男子

後期開幕以降苦しい試合が続く慶大は前期大敗を喫した明大と対戦した。試合開始から間もない7分、松岡瑠夢(総4・FC東京ユース)がゴール右隅を狙った鮮やかなシュートで、先制点を挙げる。その後は中盤でボールを細かくつなぐ相手の猛攻を受けながらもなんとかしのぐ。しかし後半終了間際86分、クロスをファーサイドで頭で合わせられ、同点に追いつかれる。さらに、90分にはPKを決められ逆転。慶大は1-2で悔しい敗戦となった。

 

2020/10/31(土)13:30ko @江戸川区陸上競技場

【スコア】

慶應義塾大学  1-2 明治大学 

【得点者】

1ー0 7分 松岡瑠夢(慶應義塾大学) 

1ー1 86分 須貝英大(明治大学)

1ー2 90分 須貝英大(明治大学)

◇慶大出場選手

GK小林将太(商2・海城)

DF酒井綜一郎(政3・慶應義塾)

DF日川優太(商3・高崎)

DF谷本竜一(総3・FCトリプレッタユース)

MF内桶峻(政4・國學院久我山)

MF勝俣昂亮(商4・清水東)

MF木南諒(経4・國學院久我山)→HT 小林誉貴(商3・清水東)

MF川野太壱(政2・横浜FCユース)→80分 小山内慎一郎(総3・青森山田)

MF松岡瑠夢(総4・FC東京ユース)→83分 熊澤維吹(文1・國學院久我山)

MF橋本健人(総3・横浜FCユース)

FW宮本稜大(商2・國學院久我山)→63分 古川紘平(政2・学習院)

前半開始早々、慶大は敵陣での素早いプレスでパスミスを誘い、橋本健人(総3・横浜FCユース)が頭でつないだボールはゴール正面に上がっていたキャプテンの松岡へ。松岡がペナルティエリア外から右足を振り抜き、ゴール右隅への値千金の先制ゴールを決める。

松岡のゴールで試合を優位に進めた

その後はパスを相手に細かくつながれるものの、ゴール前にしっかりと人数をかけ最終ラインは崩させない。20分には内桶峻(政4・國學院久我山)のミドルシュート、23分には橋本のCKからDF日川優太(商3・高崎)が折り返し、ゴール前でチャンスを迎えるものの追加点までは至らない。前半終了間際の44分には、相手のミドルシュートをリーグ戦初出場のGK小林将太(商2・海城)が落ち着いてキャッチし、得点は与えず、慶大が1-0と首位明大相手に理想的な展開で前半を折り返す。

満点に近い試合運びで前半を終えた

 

後半開始から、慶大は中盤の木南諒(経4・國學院久我山)に代えて、DF登録の小林誉貴(商3・清水東)を投入し守備を固めにかかる。開始直後から、相手がサイドを使って中盤でパスをつなぎボールを持たれる時間が続くも、DF陣が粘り強く守る。62分、相手がミドルシュートを放つも、ここは小林が飛びつきゴールは割らせない。慶大は松岡、橋本を起点にチャンスを作る。63分、橋本の駆け上がりからのクロスを松岡がヘディングシュート、65分にも同じく橋本から松岡に渡り、松岡がシュートを放つ。しかし、ゴールを奪うことはできない。

追加点を取ることができなかった

その後は相手にボールを支配されるもゴール前の最終ラインの突破は許さず、決定的なチャンスは作らせない。ところが勝利が見えてきた86分、右サイドからの相手のクロスをファーサイドで頭で合わせられ失点を喫する。さらに90分には、同点後、動きが活発になった相手の勢いを止められずCKの混戦でPA内で痛恨のファール。PKを献上し、逆転を許し、そのまま試合終了。善戦したものの、リーグ戦後期初勝利はまたしてもお預けとなった。

1点を守り切れなかった

 

今節は敗戦とはなったものの明大相手に一矢報いた試合となったことは間違いない。攻め込まれる中でも相手の攻撃を跳ね返し続けたDF陣やパスカットからの速攻の形は今後の試合での好材料となったであろう。次節は前期勝利しているものの、直近のアミノバイタル杯では敗戦を喫した立正大との一戦となる。残り試合が少ない中で、後期初白星をなんとしても飾りたい。

リーグ戦デビューを果たした小林

                              (記事:榎本大輝 写真:菅原千尋、室留裕介)

淺海友峰監督

ーー勝ちから遠ざかっていた中での首位との対戦でした

後期勝てていないのは、やはり分析されていることもありましたが、そこで逆に僕らもリスペクトしすぎて足がすくんでしまっている部分があったので、負けてもいいからやることをしっかりやろうと、全員で取りに行こうという話をして送り出しました。

ーー序盤の先制と終盤の失点までの評価は

ほぼ満点に近いというか、関東リーグデビューしたキーパーの小林将太(商2・海城高)含めて、よく体を張ってくれていたと思います。1点目の失点も相手が上手かったと思いますし、失点するまでのプランとしてはよくやってくれたなと思います。

ーー次節に向けて

もう後がないので、とにかく勝ち点を取りに行くために、部員と一緒になって、しっかりと挑んでいこうと思います。

 

松岡瑠夢主将(総4・FC東京ユース)

ーー前回は0ー4で敗れた相手ですが試合前のお気持ちは

最初から勝ちを諦める試合はないので、みんなもそういう話をしていて。前半に1点を取れると考えて、1点取れれば自分たちのゲームに持っていけるというプランだったので、ある程度そこがハマったし、全員で気を抜かずハードワークするというところは最後までできていたので悔しい敗戦でした。

ーーご自身の先制ゴールを振り返って

監督からシュートで終わるようにとずっと言われているので、立ち上がりだったし、思い切って打ってみたらいいところに飛んで入ったという感じです

ーー後期初ゴールですがその点については

自分の体的にもそろそろ(点が)取れるかな思っていて。そういう時は前期もそうだったのですけど予感が的中するのでまた当たったなと。明治相手に取れたのは自分としても良かったです。

ーー相手にボールを持たれている時に意識していたことは

(ボールを取ったあとの)カウンターの一つ目のパスが大体自分のところにくるので、そこで止まって足元で受けるのか、背後で抜けるのかという判断をしっかりすることです。背後に抜けたあとは自分の良さを出せるのですけど、止まって受けた時にどう起点になるのかを考えつつで。でも今日はずっと(ボールを)持たれていたのでまずは守備でチームに貢献しようとしました。

ーー今節の敗戦を主将としてどう捉えていますか

勝ち点3を持って帰れたと思いますし、最悪勝ち点1という試合だと思うのですけど、結果が0だと何も残らないので。悔しいですけどリーグ戦はまだ続くので、まずは残留するという強い気持ちを持って、また全員で立ち向かっていきたいなと思っています。

ーー次節に向けて意気込みをお願いします

立正戦は勝ちに行くって全員で決めているので、練習試合から全員で100パーセントで取り組んでいきます

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